美容大国である韓国では、歯を白くするホワイトニングが人気です。
韓国のアイドルやモデルのようにきれいな歯を手に入れたいと思う方は多いかと思います。
しかし言葉の通じない国、はじめてのホワイトニング、となるとクリニック選びは慎重になりますよね。
この記事では、ホワイトニングを行うことでどんなデメリットがあって、何に注意するべきかを詳しく解説していきます。
ホワイトニングを行って後悔することがないように、是非参考にしてみてください。
ホワイトニングのデメリット
はじめに、ホワイトニングのデメリットを解説します。
ホワイトニングを行うことで、歯が白くなること以外にも表情が明るくなったり自信がでたりとメリットがたくさんありますよね。
しかしデメリットもあることをしっかり覚えておいてください。
こんなはずではなかったと失敗しないためにも、知識を身につけておきましょう。
デメリット | 解決方法 |
---|---|
歯への刺激が強く痛むことがある | 虫歯や歯周病が原因のため、治してからホワイトニングをする。または痛み止めの処方。 |
歯並びによって効果に個人差がある | 歯の凹凸によって色ムラがでるため、矯正をしてからホワイトニングをする。 |
即効性はあるが色が戻りやすい | ホワイトニング直後は色が吸収しやすくなるため、コーヒーやしょうゆなど濃い飲食物は控える。 |
天然歯以外の歯には効果がない | 色ムラが分かりづらい程度のトーンにする。 |
施術後は食事制限をする必要がある | 24〜48時間は色の薄い食事に気をつける。 |
下記で詳しく解説します。
歯への刺激が強く痛むことがある
ホワイトニングは、歯や歯茎に痛みを感じる方がいます。
「まったく痛くなかった」という方も中にはいるので個人差があるようです。ただし、歯の状態によって痛みの感じ方は変わるので健康な歯でホワイトニングをすることを勧めます。
⚠️ はじめに歯の状態を見てから開始しますが、虫歯や歯周病があると基本的にはホワイトニングができません。なぜなら、その虫歯や歯周病によってホワイトニングに使用する薬剤が染みて激しい痛みを感じるからです。 |
また痛みを感じる他の理由としては、エナメル層が薄い方や、知覚過敏の方も痛むことがあります。これらは、24時間〜48時間以内には痛みがおさまることが多いです。
治らない場合は痛み止めを処方してもらうなどの対処が必要なので、すぐに診てもらうようにしましょう。
歯並びによって効果に個人差がある
ホワイトニングは、歯並びによって効果が均一に現れず、白くならない部分が出てしまうことを覚えておきましょう。
薬剤を歯の表面に塗布し、光照射をして白くさせますが、凹凸があると薬剤が均一に広がらず塗れない部分が出てしまいます。歯並びが悪くてもホワイトニングはできますが、ムラのない仕上がりにしたいなら先に矯正をしてからの方がきれいです。
また、歯並びが悪いと歯の色素も溜まりやすくなります。
このままホワイトニングをするよりも、歯並びの状態を整えることでさらに効果を高めることが可能です。さらに、矯正後にホワイトニングをした方がセルフケアもしやすくなり効果を長く維持することができるでしょう。
即効性はあるが色が戻りやすい
韓国のホワイトニングは1日で白くなる1dayコースがあります。
日本のホワイトニングは3〜6ヶ月間かかるので、比べると韓国の方が即効性が高いです。1日でしっかり効果も感じることができるので早く白くしたい方にはおすすめします。
しかし、即効性がある分色が戻るのも早いです。
ゆっくりと白くしていく日本は、即効性はないものの持続性があります。
⚠️ 残念なことにホワイトニングで歯が白くなるのは一時的なもので永久的ではありません。 希望のトーンまで明るくなったとしても時間が経てば元の色に戻ってしまいます。 |
しかし、戻る期間を延ばすことは可能です。なるべく白さを持続させるためにも、着色しやすい食事や飲料は控えるようにしてください。
さらにホワイトニングをした24時間以内は特に注意が必要です。食事をした後は口をゆすいだり、ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使うなど試してみてください。
それでも気になる場合は定期的にホワイトニングを受けることで白さを維持することができるでしょう。
天然歯以外の歯には効果がない
ホワイトニングは全ての歯にできるわけではありません。
たとえば、被せ物やブリッジなどの人工歯は光照射をしても効果がないのです。
歯は、表面にあるエナメル層が薄くなり黄ばみの原因ともいえる象牙質が透けて見えることで黄ばんでみえます。
ホワイトニングは、象牙質が透けないように表面に薬剤を塗布して上から曇らせている、といったイメージです。さらに神経が通っていない失活歯もまた効果が期待できません。
ホワイトニングで歯が白くなるのは神経が通っている健康な天然歯です。
施術後は食事制限をする必要がある
ホワイトニングが終わった後は食事制限をするように説明があるかと思います。これは、施術後の歯は着色しやすくなっているからです。
通常、歯の表面にはエナメル層を保護するペリクルという膜が張られています。
💡施術後はペリクルが一時的に剥がれた状態になり着色しやすくなるため、色の濃い食べ物は控えたほうがいいです。 |
ペリクルが再び元に戻るのは24〜48時間後といわれています。完全に再生されるまでは、色の濃いものは控えるようにしましょう。
食事制限に悩んだら以下の表を参考にしてみてください。
ホワイトニング後に食べて良いもの | ホワイトニング後に控えた方が良いもの |
---|---|
・白米 ・白身魚 ・クリームパスタ ・ヨーグルト ・大根 ・バナナ ・りんご ・牛乳 | ・トマトソース ・カレー ・ケチャップ ・醤油 ・キムチ ・チョコレート ・コーヒー ・赤ワイン |
ホワイトニングの注意点
ホワイトニングではいくつか注意点もあります。
下記のような点に注意しながら、事前に確認しておきましょう。
信頼できるクリニックを選ぶ
信頼できるクリニックをしっかり調べてから選ぶように注意してください。
💡専門家による施術が行われているか、アフターケアのサービスがしっかりされているか、知識や技術のレベルをみて信頼できるか判断することが大切です。 |
韓国でホワイトニングをするならなおさら、日本人を施術した実績があるかなども知っておいた方が安心できるかと思います。
価格だけで選んだりして後悔することがないように、口コミや公式サイトなどをチェックしましょう。
施術中に痛みを感じたらすぐに伝える
施術中に痛みを感じる場合はすぐに先生に伝えましょう。
この薬剤は歯を白くするために、歯の色素を分解するものです。その際に知覚過敏のような症状が起こることがあります。
痛みの感じ方は人それぞれですが、「鈍痛」と感じることが多く、すぐに痛みは治ることがほとんどです。
とはいえ我慢せずにすぐに伝えるようにしましょう。
日本語対応しているかチェックする
韓国のクリニックを選ぶときにまず確認して欲しいのが、日本語対応をしているかを調べることです。
日本語を話せないクリニックを選んでしまうと、先生やこちらの意思をうまく伝えられません。専門用語が多いので、曖昧な伝わり方をしてしまってトラブルの原因になることもないとは言いきれません。
日本語対応、または日本人が在籍しているかなどを事前にチェックしておくことをおすすめします。
スケジュールに余裕を持って渡韓する
韓国のホワイトニングでは、スケジュールに余裕を持たせておきましょう✈️
前述したようにホワイトニングでは痛みを感じる方がいます。施術中ならすぐに先生に伝えればいいですが、施術後に痛みを伴った場合、再度クリニックに行くことがあるかもしれません。
ホワイトニングが終わってすぐに日本に帰ってしまうと、簡単にみてもらうことができなくなってしまいます。
旅行のついでにホワイトニングをする方も多いですが、韓国についたら初日に行うくらいのスケジュールでも良いかもしれませんね。
ホワイトニングは自宅でも可能?
ホワイトニングにはオフィスホワイトニングと、ホームホワイトニングがあります。
🦷「オフィスホワイトニング」は… クリニックで専門家によって薬剤を塗布してLEDライトで白くする方法です✨️ |
🦷「ホームホワイトニング」は… クリニックでマウスピースを作ってもらって自宅でホワイトニングができます✨️ |
自分で薬剤を塗って白くすることができるので、自分のペースでホワイトニングができるのがメリットです。
ではどのようにして白くしていくのでしょうか。
下記で詳しく解説します。
手軽に白くできるホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、その名の通り家でできるホワイトニングです。
ホワイトニング中も自由度が高いのがクリニックとの違いですね。
① まずはクリニックでカウンセリングと検査を受けます。 ② 問題なければ、自分の歯型をとりマウスピースを作成。 ③ 処方された薬剤をマウスピースに塗ってしばらくの間、装着します。 ④ マウスピースを外したあとはブラッシングをして洗い流します。 |
これを白くなるまで毎日、または週4回以上を目安に続けて、効果が見えてきたら徐々に減らしていきましょう。
クリニックによって違うところもありますが、1回につき30分〜2時間以内を目安に装着します。
価格や持続期間など、下記の表を参考にしてみてください。
価格 | マウスピース:15000円〜40000円 薬剤(7日分):約5000円 |
---|---|
装着時間 | 毎日30分〜2時間 |
効果発揮時期 | 約2週間〜1ヶ月 |
持続期間 | 1〜2年 |
ホームホワイトニングのメリット・デメリット
ホームホワイトニングは手軽に自分で行えるメリットがありますが、オフィスホワイトニングとは違う点がいくつかあります。
以下はメリットとデメリットをまとめたものです。
メリット | デメリット |
---|---|
通院の手間が省ける→忙しい人にぴったり | 効果がでるまで時間がかかる →2週間〜1ヶ月かかる |
自分のペースで行える→自由度が高い | マウスピースの装着時間が必要 →1回30分〜2時間 |
色素の分解が細かい→自然な透明感が出る | 色の濃い食事やタバコはNG→色が吸収しやすい |
効果の持続性が高い→約1〜2年もつ人もいる | マウスピースの管理が必要→使用後は水で洗浄 |
奥歯まで白くなりやすい →LEDライトだと光の当たる部分のみが白くなる | 天然歯以外には効果がない →詰め物や被せ物などの人工歯 |
ホームホワイトニングは、マウスピースを長く装着しながらも効果が出るまで時間がかかってしまう点は、即効性を重視している方にあまり向かない方法です。
しかしオフィスホワイトニングよりも白さを持続させる力はあります。
ただし定期的に経過観察が必要になるので、自分に合った方法をよく考えましょう。
クリニック選びはデメリットで決まる
韓国でホワイトニングをするなら、デメリットをしっかり受け入れることが必要です。
歯への刺激が強く痛むことがあるデメリットには、安全性の高い薬剤を使っているか、痛み止めやアフターケアはあるかなどを調べましょう。
効果に個人差がでるなら、最終的にどのくらいのトーンになるかなど、はじめのカウンセリングが丁寧なクリニックを選ぶようにするといいかと思います。
韓国ではホワイトニングのクリニックは競合店が多いです。
デメリットをしっかり把握したうえで、納得できるクリニックを選びましょう。
まとめ
韓国でホワイトニングをするということは、デメリットがつきものです。
安くてすぐに白くなる、といった所が日本と違ういいところですが、持続性が低かったり日本語が伝わらなかったり問題もあります。
選択肢として自分でできるホームホワイトニングで白くする方法もありますが、いずれにしてもマウスピースによるデメリットがあったりと意見も様々です。
まずは、日本との違いや韓国で行うメリットをしっかり調べてからクリニックを選ぶようにしましょう。
後悔しないクリニック選びをして綺麗な歯を手に入れてくださいね。