韓国は日本に近く、治安も良いため、子どもでも安心して海外旅行を楽しめます。
ただ、幼い子どもがいるからこそ、旅行のスケジューリングは慎重に考える必要があるでしょう。
この記事では、子どもも一緒に楽しめる、韓国旅行でおすすめの観光スポットについて紹介します。
韓国で子どもと旅行する際に注意したいポイントも解説しますので、子どもとの海外旅行先に悩んでいる保護者の方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
子どもの海外旅行デビューに韓国はぴったり!!
ここでは、なぜ韓国が子どもでも楽しめる海外旅行先として、最適なのかを解説します。
子どもの海外旅行デビューの行き先に悩んでいる保護者の方は、以下のメリットを参考にして、他に候補が挙がっている国と比べてみてはいかがでしょうか。
治安が良い
韓国はアジアの中でも治安のよい国として知られています。
特にソウルや釜山といった主要な都市は、警察の存在感が強いため、昼夜を問わずに一人旅の女性でも歩けるなど、家族連れでも安心して観光を楽しめます。
ただ、治安の悪いエリアも存在していますので、夜はなるべく出歩かないようにするなど、海外であることを常に意識して行動しましょう。
飛行機の搭乗時間が短い
韓国は日本に近い位置にある国のため、飛行機の搭乗時間が短いです。そのため、飛行機に慣れてない子供でも国内旅行に行く感覚で、韓国に到着できるでしょう。
海外旅行には時差ボケがどうしても付きまといますが、韓国では時差ボケがほとんどないことも嬉しいポイントです。時差ボケが酷いと子供が体調を崩してしまうことも考えられますので、子どもの体力に自信がないケースでも、韓国なら旅行を楽しめるでしょう。
【子どもと一緒に楽しめる】おすすめ観光スポット10選
ここでは、子どもも大人も楽しめる、韓国のおすすめ観光スポットを10箇所紹介していきます。
テーマパークや自然あふれる公園はもちろん、韓国の歴史を感じられるスポットまで、韓国には幅広いジャンルの観光スポットが多くあります。
ただ多くの観光スポットがあるゆえに、なかなか旅行のスケジュールを決められない方も少なくありません。
以下で紹介する観光スポットは王道のものから、子どもの学びになる場所まで子ども目線でも楽しめる施設を厳選してまとめています。
初めての家族で韓国旅行に訪れる際には、ぜひ観光地の候補に入れてみてはいかがでしょうか。
1.ロッテワールド
「ロッテワールド」は、ソウル中心部からわずか30分の距離に位置し、地下鉄蚕室駅からも徒歩約8分というアクセス抜群の場所にあるテーマパークです。地下鉄の駅から地下連絡通路でスムーズにアクセスできるため、初めて韓国に訪れる家族でも迷うことなく到着できるでしょう。
ロッテワールドには、国内最大級の室内アトラクションがあるため、雨の日や暑さ寒さに影響されず、1年中快適に楽しめます。そのため、突然雨になって外に出かけるのが難しくなった際にも、気兼ねなく訪れられるでしょう。
2.Nソウルタワー
「Nソウルタワー」は、ソウルの中心部にある南山の頂上に位置し、南山ケーブルカーや循環バスなどで訪れる、韓国でも知名度の高いテレビ塔です。
Nソウルタワーからは四季折々の景色が楽しめ、春には桜、秋には紅葉、冬には雪に覆われたロマンチックな風景が広がります。Nソウルタワーの展望台では、ソウル市内と漢江を360度パノラマで見渡せるめ、子どもでも十分にソウルの街並みを楽しめるでしょう。
また、展望レストランやカフェなどが併設されているため、良い景色を堪能したのちにお腹を満たすことも可能です。
3.オリニ大公園
「オリニ大公園」はソウル東部に位置する大規模な公園です。
入園料は無料でありながらも、動物園では大型動物から小動物まで多様な生き物に触れ合えるため、自然豊かな環境で海外旅行を楽しみたい家族連れにピッタリなスポットであると言えるでしょう。
動物園だけでなく、公園内には遊園地や植物園などの複数の施設があるため、一日中遊べます。子どもと韓国で長期間旅行する際には、のんびりとする時間を作るためにも、オリニ大公園を訪れて見てはいかがでしょうか。
4.エバーランド
「エバーランド」は、京畿道龍仁市に位置する「ロッテワールド」と並ぶ韓国の代表的なテーマパークです。
エバーランドは、スリル満点のジェットコースターやウォーターライド、家族向けのものまで幅広い年齢層が楽しめるアトラクションが揃っています。エバーランドで最も人気のアトラクション「Tエクスプレス」は、韓国最大級の木造ジェットコースターで、スリル満点の体験ができます。
さらにテーマパークでは珍しく、動物園も併設しており、エバーランド内にある動物園「ズートピア」は、エバーランドの中でも人気のエリアです。ズートピア内の「ロストバレー」では、ゾウやキリンなどの動物たちを水陸両用車から間近で観察できるなど、他のアトラクションエリアに負けない魅力を秘めています。
そのため、絶叫マシンが苦手な小さな子供でも、安心して楽しめるでしょう。
5.国立中央博物館
「国立中央博物館」は、ソウル市内の龍山区に位置し、地下鉄4号線および京義・中央線の二村駅から徒歩約5分でアクセス可能な博物館です。
先史時代から朝鮮王朝時代まで、さまざまな時代の遺物が展示されているだけなく、国宝級の文化財が多く見られるため、韓国の歴史や文化を学ぶ場としてぴったりな観光スポットであると言えるでしょう。
入場料が無料なうえ、展示室だけでなく屋外の庭園や公演場なども完備、さらには子ども向けの「オリニ博物館」もあるため、子どもでも飽きずに博物館内を楽しめます。
6.ソウル子ども大公園
「ソウル子ども大公園」は、ソウル特別市クァンジン区にある、56,552平方メートルの広大な敷地に自然が広がる魅力的な公園です。
園内には動物園や植物園があり、公園を散策しながら家族でのんびりと過ごせます。広々とした芝生エリアや遊具広場も完備されており、大型遊具や砂場などのアクティビティが広がる遊具エリアがあるなど、子どもが大喜びすること間違いなしの場所であると言えるでしょう。
さらに、「ソウル想像の国」では、科学的な目線を通じて子供たちが五感をフルに使って学べる体験型の展示もあるため、子どもの学びに大きな刺激を与えられます。
7.松月洞童話村
「松月洞童話村」は仁川のチャイナタウンのすぐ隣に位置しており、地下鉄1号線の「仁川駅」から徒歩約10分で訪れられる観光スポットです。
松月洞童話村では、町全体がカラフルな童話の壁画で彩られており、訪れるだけでまるで絵本の中に入り込んだような気分を味わえます。壁画だけでなく、立体的なオブジェやアートも多いため、子どもが楽しめるだけでなく、撮影スポットとしてもピッタリです。
入場料が無料なうえ、カフェや軽食の屋台も点在しているため、ゆっくりと町全体を散策できるでしょう。
8.molang gallery
「molang(モラン)」はぽってりとしたウサギのような見た目が特徴の韓国発のキャラクターで、カカオトークを中心に世界でも人気が高いキャラクターです。
そんなmolangのグッズを多く展開している公式ショップ「molang gallery」は、ソウルの弘大エリアにあります。6階がショップ、7階は庭園風のスペースになっていて、写真撮影やプリクラ撮影ができるフォトスポットが設けられています。
molang galleryにしかない限定グッズも販売しているため、molangが好き、もしくは可愛いキャラクターが好きな子どもがいたら、ぜひ訪れてあげたいスポットであると言えるでしょう。
9.雪岳山ケーブルカー
「雪岳山ケーブルカー」は、標高1,700mの雪岳山の山頂にアクセスするためのロープウェイです。
雪岳山は世界的に知名度が高い山として韓国客に人気であり、山の周りの壮大な景色は韓国旅行に訪れた際にはぜひ見ておくべきでしょう。
雪岳ケーブルカーは、バスや車でのアクセスが容易で、束草市内からも容易に訪れられるため、気軽に雪岳山を登れます。ケーブルカーを利用すれば、標高約800mの権金城まで簡単に登頂できるため、小さな子供でも安心して、雄大な自然を感じられるでしょう。
10.弘大
「弘大」は、ソウル市麻浦区に位置し、仁川空港や金浦空港からのアクセスも良い観光エリアです。
芸術系の名門「弘益大学」を中心としたエリアであり、韓国のアートやサブカルチャー、音楽の中心地として発展してきました。そのため、ストリートアートや即席ライブ、フリーマーケットなど、街全体がアートで彩られています。
個性的なカフェやショップが立ち並び、夜にはクラブやライブハウスで賑わいを見せる活気のあるエリアですが、延南洞や京義線ブックストリートなど、静かでおしゃれなエリアもあるため、家族連れにも優しい観光スポットになります。
子どもに韓国のカルチャーを肌で感じて欲しい場合は、ぜひおすすめのエリアであると言えるでしょう。
【子どもを訪れる前に確認したい】韓国の注意事項
ここでは、子どもと韓国旅行をする前に確認しておきたい、韓国の注意事項を解説します。
韓国がいかに子どもとの海外旅行に向いている国であれど、体調や文化の違いには注意しないといけません。
以下の注意事項に気を配ることで、旅行に関するトラブルを未然に防ぐことが可能です。
初めて子どもと韓国旅行に訪れる方は、入念に確認しておくことをおすすめします。
アレルギー対策を行う
韓国にはキンパやヤンニョムチキンなど美味しいグルメが盛りだくさんなため、旅行する際には韓国料理を食べる機会も多いでしょう。ただ、子どもが食べ物に関するアレルギーを持っている場合は、誤ってアレルギーの食材を食べないように注意が必要です。
子どもの体調を守るためにも、事前に韓国語でアレルギー食材を伝えるフレーズを覚えておき、店員さんに説明しておくと、アレルギーによる事故を防げるでしょう。韓国語を覚えるのが難しい際には、アレルギーを説明するカードを準備しておくと便利です。
また、韓国には辛い食べ物も多いです。辛い食べ物が苦手な子どもがいる場合は、辛味を抑えた料理を提供してもらえるレストランを利用するなど、事前に利用するレストランをリサーチしておくと良いでしょう。
観光先の薬局や病院を確認
子どもが急に体調を崩してしまうことに備えて、観光地周辺の薬局や病院を確認しておくと良いでしょう。
日本で常備薬を準備し、韓国旅行で常に携帯しておくことも有効です。
ただ、韓国の水道水は飲用に向いていないため、現地のコンビニやスーパーで飲用水を買っておくことを忘れないように注意しましょう。
トイレの文化の違いには注意が必要
韓国のコンビニではトイレがないため、とっさにトイレが使いたくなったら大型の商業施設や観光地、地下鉄などの公共機関を利用するとよいでしょう。なお、場所によってはトイレットペーパーを流してはいけないなどの注意点もあります。
韓国のトイレ事情を事前に知っておきたい方は、以下の記事に情報をまとめていますので、確認してみてはいかがでしょうか。
【初めての渡韓】知っておくと便利!韓国のトイレ事情完全ガイド
飛行機の移動時間に気を配る
赤ちゃんや幼い子供と旅行に行く際には、お昼寝の時間を利用して飛行機に乗るなど、飛行機の移動時間に気を配るように心がけましょう。
福岡の空港を利用すれば、55分ほどで韓国に到着できますので、飛行機の搭乗時間を減らしたい場合は、国内で搭乗する空港を工夫してみるのも有効です。
【まとめ】子どもの初海外旅行は、韓国がおすすめ
ここでは、子どもも一緒に楽しめる、韓国旅行でおすすめの観光スポットを紹介しました。
韓国にはテーマパークなど刺激溢れるアクティビティから、のんびりできる博物館などの施設まで、色んな楽しみ方ができる観光スポットが揃っています。
家族でどんな観光地に訪れたいか話し合って、最高の韓国旅行の旅を計画してみてはいかがでしょうか。