韓国はアジア有数の観光地として知られ、美しい自然や文化だけでなく、エンターテイメント施設も充実しています。その中でも、観光客に特に人気なのがカジノです。韓国には、外国人専用のカジノが多く存在し、旅行者でも安心して楽しむことができます。
この記事では、韓国のカジノ事情から、初心者でも気軽に訪れることができるおすすめのカジノスポット、そして楽しく安全にカジノを楽しむためのポイントまで、徹底解説します。
初めてのカジノ体験でも不安なく、充実した時間を過ごせるよう、ぜひ参考にしてみてください。
韓国のカジノ事情
韓国のカジノは、1969年に外国人を除く自国民のカジノ入場を禁止する法令が改定されて以降、外国人専用として発展してきました。現在、韓国国内にあるカジノのほとんどが外国人観光客向けに運営されており、その背景には韓国政府の政策的な意図があります。具体的には、以下の4つの目的で外国人専用カジノが設置されています。
まず第一に「外国人観光客の誘致」です。韓国は国際的な観光地としての地位を高めるために、カジノをエンターテインメントの一環として活用しています。特に中国や日本をはじめとするアジア地域からの観光客にとって、韓国のカジノは人気の高いアクティビティの一つです。
第二に「外貨獲得」が重要な目的となっています。カジノでの外国人利用者からの収益は、外貨を国内に取り込むための大きな手段となっています。この外貨収入は、韓国経済にとって重要な資源として機能しており、観光業全体の発展にも寄与しています。
第三に「雇用創出」です。カジノは大規模な施設であり、運営にあたっては多くの人材を必要とします。ディーラーやホテルスタッフ、エンターテイメント関連の職種など、カジノ関連の産業は国内の雇用を支える重要な柱となっています。
そして最後に「基金を通じた社会貢献」です。韓国のカジノ運営会社は、その収益の一部を社会基金として還元しており、地域社会の発展や福祉活動に役立てています。こうした取り組みにより、カジノ業界は単なる娯楽産業にとどまらず、社会的な意義を持つ存在となっています。
このように、韓国のカジノは外国人専用であることが特徴的ですが、その背後には観光、経済、雇用、社会貢献といった多面的な目的があり、韓国の重要な産業の一つとして位置づけられています。
韓国のおすすめカジノ
韓国にある外国人専用カジノをご紹介します。
ソウル、釜山のほか、韓国のリゾート地・チェジュ島にも多くのカジノがあります。日本人利用者が多いおすすめカジノをピックアップしてそれぞれの特徴をまとめました。
パラダイスカジノ ウォーカーヒル
「パラダイスカジノ ウォーカーヒル」は、ソウルを代表するラグジュアリーカジノであり、漢江と峨嵯山に囲まれた「ウォーカーヒルホテル」内に位置しています。
1968年に開業したこのカジノは、韓国で最も歴史のある外国人専用カジノのひとつとして、多くの国際的なゲストを迎え入れてきました。
リニューアルを重ねて、常に最新の設備と快適な環境が整えられているのが特徴。750坪におよぶ広大なフロアには、スロットマシンやブラックジャック、バカラなど、315台以上のゲーム機が並び、初心者からベテランまで、幅広いプレイヤーが楽しめるラインナップが揃っています。
セブンラックカジノ ドラゴンシティ店
「セブンラックカジノ ドラゴンシティ店」は、まるでラスベガスのような華やかさをテーマにした、エレガントで洗練されたカジノです。
豪華なインテリアに囲まれながら、落ち着いた大人の雰囲気を楽しむことができます。また、カジュアルな服装でも気軽に入場できる点や、日本語対応が可能なスタッフがいることも、観光客にとって大きな魅力です。
以前はソウル駅近くの「ミレニアムヒルトンホテル」で営業していましたが、ホテルの閉鎖を機に、2023年1月に龍山駅・北口の「ドラゴンシティホテル」の5階に移転しました。駅からのアクセスも抜群で、観光の合間に気軽に立ち寄ることができます。
セブンラックカジノ COEX店
「セブンラックカジノ COEX店」は、ソウルの複合施設「COEX)」のすぐ裏手に位置するカジノです。
このカジノの魅力は、「韓国的な伝統美」をテーマにしたインテリアです。ゴージャスでありながら、東洋の美を感じさせる落ち着いた空間が特徴で、エンターテインメントとともに韓国文化のエッセンスも感じることができます。
COEXモールや免税店、高級ホテルが隣接しているため、観光客にとって抜群のロケーションにあります。韓国でのショッピングや観光の合間に気軽にカジノを楽しむことができます。
パラダイスシティカジノ
「パラダイスシティカジノ」は仁川の統合型リゾート「パラダイスシティ」内にある外国人専用のカジノです。
仁川国際空港からわずか約3分という絶好のロケーションにあり、韓国への旅行者にとって非常に便利な立地です。2017年4月にオープンし、30,000平方メートルにおよぶ広大な敷地を誇ります。
最高級のホスピタリティを誇るパラダイスシティカジノは、広々としたプレイエリアにバカラやブラックジャック、スロットなど多彩なゲームを揃えており、初心者から上級者まで楽しむことができます。
インスパイアカジノ
「インスパイアカジノ」は、仁川国際空港の近くに位置する「インスパイアリゾート」内に2024年2月にオープンしたばかりの外国人専用カジノです。
インスパイアカジノでは、ポーカーやブラックジャックなど13種類のテーブルゲームが揃っており、さらに50種類以上のスロットマシンや、ETG(電子テーブルゲーム)スタジアムで最新技術を駆使したゲームも楽しめます。多様なゲームの選択肢があるため、カジノ初心者から経験豊富なプレイヤーまで満足できるラインナップです。
リゾート内には高級ホテルも併設されており、宿泊しながらゆっくりとカジノを楽しむことができます。
パラダイスカジノ 釜山
「パラダイスカジノ 釜山」は、韓国屈指の観光地である釜山の「パラダイスホテル釜山」内に位置する外国人専用カジノです。
1981年に海雲台のリゾートエリアにオープンして以来、釜山を代表するカジノとして長年にわたり国内外の観光客から愛されています。
マリンリゾートの美しいロケーションを活かし、特にVIPルームからは海を望む素晴らしい景色を楽しむことができます。リゾートの雰囲気とともに、最新のスロットマシンやテーブルゲームを満喫できる環境が整っています。
また、40年以上の歴史を持つパラダイスカジノ 釜山は、熟練のディーラーやスタッフによる質の高いサービスでも知られ、世界中から訪れる観光客から信頼され続けています。
ドリームタワーカジノ
「ドリームタワーカジノ」は、済州島の新たなランドマークである「済州ドリームタワー」内に位置する、外国人専用カジノです。
2020年にオープンしたこの38階建てのツインタワーには、「グランドハイアット済州ホテル」が併設されており、リゾートとエンターテイメントが融合したスポットとなっています。カジノは建物の2階にあり、バカラ、ブラックジャック、ルーレットなどのテーブルゲームを中心に、幅広いゲームが用意されています。
また、済州ドリームタワーにはレストランやカフェ、ショップが多数併設されており、カジノを楽しんだ後に食事やショッピングも楽しめます。
セブンスターカジノ
「セブンスターカジノ」は、済州島のリゾートエリア・中文に位置する、外国人専用カジノです。
中文のランドマーク的な存在である「ロッテホテル済州」の6階に「セブンスターカジノ」が入っています。
政府公認のこのカジノは、日本をはじめとする多くの外国人観光客に人気があり、バカラやブラックジャックなどのテーブルゲームから、スロットマシンまで、幅広いゲームを楽しめます。さらに、済州国際空港からのリムジンバスがロッテホテルに直行するため、アクセスも非常に便利です。空港からホテルまでの移動に困ることはなく、旅行者が気軽にカジノを楽しむことができる環境が整っています。
韓国のカジノの楽しみ方
韓国のカジノを楽しむ際、まず忘れてはいけないのは「パスポート」です。外国人専用のカジノでは、入場時に必ずパスポートの提示が求められるので必ず携帯しましょう。ちなみにパスポートのコピーではカジノへの入場はできないので注意してください。
また、ゲームで遊ぶための現金(韓国ウォン)も準備しておく必要があります。クレジットカードが利用できる場所もありますが、スムーズにゲームを楽しむために現金を持っておくと安心です。
服装については、特に厳しいドレスコードはありませんが、極端にラフすぎる格好は避けるべきです。Tシャツやジャージ、サンダルなど、カジュアルすぎる服装だと入場を断られることもあるため、適度に整ったセミフォーマルな服装で訪れるのが無難です。
韓国のカジノは満19歳以上であれば入場できますが、18歳未満の子どもや赤ちゃんを同伴しての入場はできませんので注意が必要です。
また、ゲームフロア内での写真や動画の撮影は原則として禁止されています。特定のメディアやテレビ、インターネット番組が事前に許可を得ている場合を除き、一般の利用客はカジノ内での撮影が制限されます。
まとめ
今回は韓国のカジノ事情とおすすめカジノスポット、韓国のカジノの楽しみ方についてご紹介しました。
韓国のほとんどのカジノは外国人専用であるため、英語や日本語で対応が可能です。ホテル併設のカジノも多いので、ホテルを利用するついでにカジノにチャレンジしてみるのも良いかもしれません。
韓国でカジノに行ってみたいという方は是非この記事を参考にしてみてくださいね。