韓国はコスメやグルメ、美容品など、魅力的なものが多くあるため、旅行のお土産に韓国の名物や商品をたくさん持ち帰りたいと思う人も少なくありません。
韓国で物を買いすぎてキャリーケースに入りきらず、手荷物として飛行機内に持ち込み、日本に持って帰ろうとする人も多いです。
ただ、手荷物としてお土産を持ち帰る際には、注意しなければならないポイントがいくつもあります。
そこで、この記事では、韓国旅行で注意したい機内持ち込みNG品の没収事例と対策ガイドを解説します。
コスメなどのお土産を持ち帰る際に、没収されないためにも、この記事の注意事項をぜひ参考にしてみて下さい。
機内持ち込みが可能な荷物の規定とは?
飛行機内に持ち込みが可能な荷物の規定は、以下の通りです。
- サイズ: 通常、3辺の合計が115cm(55cm × 40cm × 25cm以内)が一般的です。
- 重量: 多くの航空会社では7kgから10kg程度が上限とされています。
- 個数: 通常、エコノミークラスでは1個の機内持ち込み手荷物が許可される場合が多いです。ビジネスクラスやファーストクラスでは、2個まで許可される場合があります。
重量やサイズが規定を超えた場合、超過料金が発生することがありますので、荷物の大きさに注意しましょう。
なお、上記の規定は航空会社や路線、クラスによって若干内容が異なることが多いため、自分が使用する航空会社の規定を確認することが重要です。
座席の前の収納スペースに収まるサイズのハンドバッグ、ラップトップバッグ、小型のリュックサックなどを使用すれば、多くの航空会社や路線の規定に反することは少ないでしょう。
【初めて韓国に旅行する人は必見!】機内持ち込みNG品を没収例と共に解説!
ここでは、機内持ち込みNG品を没収事例とともに解説していきます。
安全な運航を実施するためにも、飛行機内に持ち込む荷物には、細かく規定が定められています。
機内持ち込みNG品も多く定められており、行きの飛行機で問題なく持ち込めても、帰りの飛行機でお土産を持ち込んでしまったために、没収されてしまうことも少なくありません。
韓国旅行の最後で悲しい思いをしないためにも、以下の機内持ち込みNG品をしっかりと把握しておくことをおすすめします。
ライター・マッチ
以下のような喫煙用のライターやマッチは、1人につき1個まで持ち込めます。
- 液化ガスライター(使い捨て/ガス充填式)
- オイルライター(吸収材入りのもの)
- 安全マッチ(小型のもの)
2個以上持ち込んでしまうと没収対象になりますので、注意しましょう。
ライターやマッチは預け手荷物には一切持ち込めないので、預け手荷物に入れないように心がけましょう。
なお、充填用の燃料類は持ち込み、預け手荷物に入れられないので、旅行先で買わないように注意が必要です。
ハサミ、カッター、工具(刃物や尖ったもの)
ハサミ、カッター、工具(刃物や尖ったもの)は持ち込みNG品になります。
ハサミ、カッター、工具(刃物や尖ったもの)を持って帰る際には、預け手荷物に入れて持ち帰るようにしましょう。
なお、眉毛切りや爪切りなど、小さいものは機内に持ち込めますが、航空会社によっては没収されるケースも少なくありません。
韓国コスメに関する道具を買った際には、優先的にキャリーケースに入れ、預け手荷物として持ち帰ることをおすすめします。
ゴルフクラブ・サーフボードなど長いもの
ゴルフクラブ・サーフボードなど全長が長いものは、規定のサイズ(3辺の合計が115cm)を超えてしまうため、持ち込みNG品になります。
日用品・スポーツ用のスプレー
引火性ガス、毒性ガスが使われていない除菌スプレーや冷却スプレーなど、日用品・スポーツ用のスプレーは持ち込みNG品になります。
日用品・スポーツ用のスプレーを持って帰る際には、預け手荷物に入れて持ち帰るようにしましょう。
なお、引火性ガスや毒性ガス、酸化性物質が使用されている製品は、預け手荷物としても、持ち帰ることが不可能です。
韓国でスプレー商品を買う際には、成分表を確認して買うように心がけましょう。
コードレスヘアアイロンなど、熱を発生する電池器具
コードレスヘアアイロンなど、熱を発生する電池器具で熱源と電池の回線を切断する機能がないものは、機内持ち込み、預け手荷物として持ち帰ることが不可能です。
電池を取り外すなど、熱源と電池の回線を切断する機能があるものは機内持ち込み、預け手荷物として持ち帰ることが可能であるため、ヘアアイロンなどを持っていく際には、電池式の物をおすすめします。
ただ、使用している電池がリチウムイオン(金属)性の場合は、取り外した電池は預け手荷物にできないため、機内持ち込みの対応を取るように心がけましょう。
消毒用アルコールや除菌製品
消毒用アルコールや除菌製品は、機内持ち込み、預け手荷物として持ち帰ることが可能ですが、以下の条件を満たしている必要があります。
- 1容器あたり:0.5リットル又は0.5キログラム以下
- 1人あたり2リットル又は2キログラム以下
- 手指の消毒液など皮膚や金属に触れても問題のないもの
コロナ対策で除菌製品を持っている人も多いかと思いますが、容器の容量には注意しましょう。
液体物
機内持ち込み品で最も注意すべきものは、液体物と言っても過言ではありません。
液体物を機内に持ち込む際には、以下の条件を満たしている必要があります。
- 100ml以下の容器に液体物をいれること
- ジッパー付きの透明プラスチック袋に入れること(縦横合計40㎝以下のサイズで1人1袋のみ持ち込み可能)
液体物の例としては、クリーム類やジェル、ヘアワックス、マスカラなどのコスメ品から、キムチやコチュジャン、ヨーグルトなどの食品まで、幅広いものが含まれています。
化粧水などのコスメ品は容量が多いため、液体物はなるべく預け手荷物として持ち帰ると良いでしょう。
また、液体物をキャリーケースに入れる際には、タオルやジップロックで入念に包むなど、液漏れ対策を万全に施しましょう。
持ち込み品の対策とは?
ここでは、韓国旅行に行く前に実践したい、持ち込み品の対策を2つ紹介します。
持ち込みNG品を把握するだけでなく、持ち込み品の対策を講じることで、持ち込み品に関するトラブルを避けられるでしょう。
実践しやすい対策をピックアップして解説していますので、初めて韓国旅行に行く人は実践してみると良いでしょう。
1.物品のチェックリストを作っておく
機内持ち込みNG品や預け入れNG品のチェックリストを作成しておくと、注意すべき品目を一目で把握できるためおすすめです。
チェックリストの例を以下にまとめていますので、参考にしてみて下さい。
預け手荷物NG・機内持ち込みNG
- スプレー缶(酸素スプレーやガスボンベ殺虫剤など)
- ライター用燃料
- パイプユニッシュ等の塩素系液体
- 瞬間冷却材
- 花火やクラッカー
預け手荷物OK・機内持ち込みNG
- ハサミ、カッター、工具(刃物や尖ったもの)
- ゴルフクラブ・サーフボードなど長いもの
預け手荷物NG・機内持ち込みOK
- スマートフォンなどの充電器
- ライター(一人につき1つまで)
- リチウム電池・リチウムイオン電池
- ハンディー扇風機
- 電子タバコ
- 液体バッテリー
2.保安検査の流れを把握しておく
保安所の流れを大まかに把握しておくことで、スムーズに手荷物検査などを済ませられます。
- 検査エリアへの移動:チェックイン後またはオンラインチェックインの場合、搭乗券を持って保安検査場へ向かいます。
- 搭乗券と身分証明書の提示:保安検査場の入口で、係員に搭乗券(電子チケットも可)と有効な身分証明書(パスポートなど)を提示します。
- 検査用トレイの準備:検査用のプラスチック製トレイを取り、持ち物を整理します。
- 手荷物のX線検査:手荷物やトレイに置いた持ち物は、X線検査装置を通過します。
- ボディスキャンまたは金属探知機の通過:指定された通路を通り、ボディスキャナーまたは金属探知機を通過します。
- 追加検査:不審な物品や不明瞭な画像が検出された場合、手荷物の中身を開けて確認する追加検査が行われます。
- 検査終了と持ち物の回収:全ての検査が完了したら、トレイから持ち物を回収します。
機内持ち込みNGを持ち込んだ場合どうなるの?
機内持ち込みNG品を持ち込んだ場合は、違反品を没収されます。
没収された物品は返却されない場合がほとんどです。
なお、機内持ち込みが許可されないが、預け入れが可能な物品(例えば、容量が大きい液体や鋭利な物品など)については、預け入れ荷物として扱うよう求められることがあります。
韓国行き飛行機の手荷物ルール一覧表
ここでは、各航空会社別で韓国行き飛行機の手荷物ルールをまとめています。
格安航空会社を中心にまとめていますので、低価格で韓国旅行に行きたい人は必見の内容になっています。
航空会社を選ぶ際には、手荷物ルールの観点も判断材料に加えてみてはいかがでしょうか。
ピーチ・アビエーション
「ピーチ・アビエーション」は、2011年に創業した航空会社で、関西国際空港を拠点として運航しています。
ピーチは「空飛ぶ電車」をコンセプトとしており、チェックインの簡略化などによってコストカットし、低価格を実現しているなど、電車に乗るような気軽な気持ちで空の旅ができることを目指しています。
ピーチ・アビエーションの手荷物ルールは以下の通りです。
- 3辺の合計が115cm以内
- 身の回り品を含め1人2個まで
- 1人あたり合計7.0kgまで
ZIPAIR
「ZIPAIR」は、2018年に創業した日本航空(JAL)の100%子会社で、ソウルやバンコク、ロサンゼルスなど、海外9都市への運航に対応しています。
大人と子どもという2パターンの料金体系になっているため、6歳以下は定額運賃になるため、子供持ちの家族から非常に評判が良いです。
ZIPAIRの手荷物ルールは以下の通りです。
- 1個目は40×25×55㎝
- 2個目は35×25×45㎝(合計2個まで)
- 重さは7㎏まで
AirJapan
「AirJapan」は、2024年に運航を開始した、ANAグループの国際定期旅客便を運航する航空会社です。
機内の座席はすべてエコノミークラスであり、手荷物預けオプションや座席指定要望、ドリンク・機内食サービスの提供などをオプションで選択できるため、個人のニーズに合わせた運用が可能です。
AirJapanの手荷物ルールは以下の通りです。
- 1人2個まで
- 1人あたり合計7kgまで
- 3辺(縦・横・高さ)の合計が115cm以内、かつそれぞれの長さ55cm×40cm×25cm以内
チェジュ航空
「チェジュ航空」は、韓国の済州島(チェジュ島)を拠点とする、2005年に設立された格安航空会社です。
ソウル(仁川)−新千歳、成田、中部、福岡、那覇など多数の空港に路線を展開しており、日本に最も多く乗り入れている海外LCCの一つになっています。
チェジュ航空の手荷物ルールは以下の通りです。
- 3辺の合計が40×20×55cm(115cm以内)
- 追加手荷物は10kgまで
ジンエアー
「ジンエアー」は、2007年に大韓航空の子会社として設立された格安航空会社です。
グリーンを基調としたイメージカラーと蝶々のロゴがジンエアのトレードマークであり、格安航空なのに無料で軽食が出てくる強みがあります。
ジンエアーの手荷物ルールは以下の通りです。
- サイズ 40×20×55cm(115cm以内)
- 追加手荷物(ノートパソコン、書類カバン、ハンドバッグ1個)
- 総重量 10kg
エアプサン
「エアプサン」は、韓国の釜山を拠点とする格安航空会社です。
座席指定は4つのエリア別で、料金は600〜1,500円でオプションが追加可能など、格安航空なのに、カスタマイズ性が高いことが強みになります。
エアプサンの手荷物ルールは以下の通りです。
- サイズ 40×20×55cm(115cm以内)
- 追加持ち込み1個可能(ノートパソコン、ハンドバッグ)
- 総重量 10kg
【まとめ】韓国旅行で悲しい思いにしないためにも、機内持ち込みNG品を確認しよう
この記事では、韓国旅行で注意したい機内持ち込みNG品の没収事例と対策ガイドを解説しました。
韓国旅行で悲しい思いをしないためにも、この記事の情報を参考に、機内持ち込み品や預け手荷物の規定を守るように心がけましょう。