韓国にはさまざまな公共交通機関がありますが、なかなか旅行の時は「地下鉄以外使いにくい…!」と感じる方も多いですよね。
そこで今回は地下鉄以外の公共交通機関の利用方法についてご紹介します!
公共交通機関を利用する時に知っておくべきことは?
公共交通機関を利用するときに日本では『Suica』や『PASMO』を利用する人が多いですよね。実は韓国にも似たようなものがあるんです!
乗り方の前に韓国の公共交通機関でよく使われるアイテムについて、詳しくご紹介します。
1)T-moneyカード
韓国旅行で『T-money』という言葉をよく聞きませんか?これは日本で言う『Suica』や『PASMO』のことです。
日本のようにオートチャージも可能ですが、韓国で発行されたクレジットカードや韓国の口座を持っている人が使える方法です。
そのため、旅行者が使用できるのは一般的に『チャージ型カード』となっており、チャージされている金額分だけ使用できます。
どこで買えるの?
T-moneyカードは一般的にコンビニで売っている場合が多いです。特に駅や空港に併設されているコンビニには必ず売っていますよ。
昔はデザインが限定されていましたが、最近ではカカオフレンズキャラクターやK-POPアイドルとコラボしたものまで販売されています。
また、最近では自分の好きなようにデザインできる機械も登場していますよ!
使える場所は?
日本のSuicaやPASMOのように使える場所はとても多いです。
地下鉄やバスはもちろんのこと、コンビニでの支払いやタクシー料金の支払いまで可能ですよ。
どうやってチャージするの?
チャージの仕方は2通りに分かれます。1つずつ詳しくご紹介します!
①駅構内 駅構内には必ず改札の近くに券売機があり、そこでチャージをすることが可能です。日本語での案内もありますので、案内に従って購入すればOK。 チャージしたい金額をタップし、その後に現金を入れれば終了です。駅でチャージする際には、支払いはほぼ現金なので注意してくださいね。 また日本とは異なり、紙幣は1枚ずつ入れないと戻ってきてしまうので、ゆっくり入れましょう! |
②コンビニ 実はコンビニでもT-moneyカードのチャージが可能です。 この場合は現金だけでなく、クレジットカードでのチャージもOK。店員さんにチャージしたい金額を伝え、好きな決済方法で支払えば大丈夫ですよ。 「地下鉄に乗らないけどチャージしたい!」という場合も多いと思うので、その場合はコンビニに向かいましょう。 |
バスに乗る時は注意!
T-moneyカードはバス乗車の際にも利用することができます。
ただしバス停にはT-moneyカードをチャージする機械がないため、チャージすることは出来ません。
バスに乗ってからチャージすることも出来ないので、必ず乗車前にコンビニか地下鉄駅でチャージしておきましょう。
2)気候同行カード
T-moneyカードよりも認知度は高くないカードですが、2024年7月から外国人向けに開始されたサービスです。
『気候同行カード』と呼ばれ、なんと地下鉄とバスが定額で乗り放題になるんです!
ソウル市内を走る地下鉄、ソウル市内バス、マウルバス、深夜バスで利用することができ、ソウル地域外で下車したとしても不足分を払えばOKです。
また、券によってはタルンイ(自転車)の利用も可能ですよ!
仁川空港利用者の注意点
実は仁川空港で気候同行カードを使用する場合は、ある一定の条件下でしか使用が出来ません!それは、「ソウル市内にある空港鉄道駅(一般列車)から乗車し、仁川空港駅で下車する場合のみ」ということ。
つまり韓国に到着して、ソウルに向かう際には使えないということです。そのため仁川空港を利用する方がソウルまで行く際には、残念ながらT-moneyカードなどを利用する必要があります。
空港鉄道の直通列車は利用が出来ませんので、注意してくださいね。
実は仁川空港ではチャージもできません。まだ新しいサービスなので徐々に利便性は高くなるかと思いますが、現時点では仁川空港での利用には制限があることを覚えておきましょう!
どこで買える?
気候同行カードはT-moneyカードよりも取り扱い場所が少ないです。
現在では地下鉄1~8号線の駅構内にある、下記の場所で購入することが可能です。
- 顧客安全室
- 金浦空港駅にあるコンビニ(GS25)と『顧客安全室』
- ソウル観光プラザ観光情報センター
- 明洞観光情報センター
また最近ではコンビニでも取り扱い店が増えてきたので、コンビニを見つけたらぜひ探してみてくださいね!
仁川国際空港では今まで購入することが出来ませんでしたが、2024年下半期より空港内のコンビニなどで取り扱いが開始されました。
ただし人気が高く完売の場合もまだ多いので、心配な方はCUアプリで確認しましょう。
☆CUアプリでの確認方法☆
STEP 01
CUのアプリをダウンロード
まずはCUのアプリをダウンロードします。韓国語で『포캣CU』となっており、『CU』と検索すればすぐ出てきますよ。
全て韓国語ですが、在庫管理だけであればこれからご紹介する方法通り進めば難しくないので、頑張ってダウンロードしてみてくださいね。
STEP 02
『재고조회』をタップ
ホーム画面に入ったら一番左にある『재고조회』をタップしましょう。
『재고조회』は在庫照会という意味です。
STEP 03
『기후동행카드』と入力
画面が切り替わったら検索に『기후동행카드』と入力します。
『기후동행카드』は気候同行カードという意味です。
STEP 04
『티머니서울기후동행해치』をタップ
関連する商品がたくさん出てくるのですが、『티머니서울기후동행해치』を探してタップしましょう。
ほとんどの場合、1番上に出てくることが多いですよ。
STEP 05
地域を入力
画面が切り替わると地図が出てきます。
購入したい地域『명동:ミョンドン』や『성수:ソンス』などと入力すればその地域にあるCUの在庫状況が確認できます!
また、地域名を入力しなくても下にある地図を動かすこともできるので、購入したい場所を探してみることもできます。地図は全て韓国語なので、グーグルマップなどと照らし合わせてみればOKですよ。
- ただし在庫状況は刻一刻と変化するので、在庫ありとなっていても「行ってみたらなかった!」という場合もあるので注意してくださいね!
発売中のカードの種類&価格は?
カード自体の価格は3,000ウォンとなっています。
カードの種類 | ①長期旅行者用の『30日券』 ②『短期券(1日・2日・3日・5日・7日)』 |
---|
1日券 | 5,000ウォン |
---|---|
2日券 | 8,000ウォン |
3日券 | 10,000ウォン |
5日券 | 15,000ウォン |
7日券 | 20,000ウォン |
30日券 | 62,000ウォン |
定額制なので、購入日にチャージするだけですぐに乗り放題になるのが非常に大きなメリットになっています(1日券を4月1日にチャージした場合、4月1日の終電まで利用可能)。
- ただし購入日からカウントが開始されるので、夜にチャージ購入してしまうと、逆に損してしまうことも。
到着時間が遅い場合は、その後の予定を考えて次の日に購入するのもおススメです!
気候同行カードのチャージ方法
気候同行カードは地下鉄駅のみでチャージが可能です!
カード本体を購入後、自動券売機で買いたい券をタップし、金額をチャージすればOKです。日本語対応もしているので、案内に沿って操作すれば問題なく購入することができますよ。
3)WOWPASS
WOWPASSとはプリペイドカードのことで、最近よく使用されているカードです。
WOWPASSは決済が出来るだけでなく、T-moneyカードの機能もついている優れもの。
またWOWPASSの利用者同士であれば銀行口座に送金することも可能ですよ!
どこで買える?
WOWPASSは現地で購入するか、事前予約をすることができます。
1つずつご紹介します!
①現地で購入
韓国の空港や駅、ホテルなどには『WOW EXCHANGE』という機械が設置されています。この機械からWOWPASSを購入することが可能ですよ。
パスポートと外貨(ウォン含む)を用意すれば、即時発行が可能。日本語での対応もありますので、安心して利用することが可能です。
ちなみにカード自体は5,000ウォンかかるので、チャージ分以外に用意するのをお忘れなく!
②事前予約
WOWPASSはアプリや公式HPを利用して事前予約が可能です。
この場合は「空港セット」と呼ばれ、現地でWOWPASSカードのみを購入するのとは異なり、SIMカードも付属しています。
基本セットの内容は下記の通りとなっており、現地で購入するよりもお得に利用することが可能です。
空港セット | ①WOWPASSカード発行費が1,000ウォン引き ②SKTのSIMが20%引き ③T-moneyカードの残高10,000ウォンチャージ |
---|
ただし、1つ注意しなければならないのは受け取りが現地ということ。とはいえ難しくはなく、韓国の空港(到着ロビー)で受け取ればOKです。
③Amazonで事前購入
実はAmazonでも購入することが可能です。カード本体を800円で購入することができますが、現地でチャージなどをする必要があります。
とはいえ、現地では発行場所が混んでいる場合も多いので、「事前に購入しておきたい!」という方にはおススメです。
WOWPASSの使い方!
STEP 01
チャージする
WOWPASSを使うにはまず、チャージをしなければなりません。方法は2つあり、『WOW EXCHANGE』か『アプリ』を利用します。
WOW EXCHANGEでチャージする場合は、日本円でもチャージが可能です(16種類の外貨に対応)。
アプリから行う場合は、事前にWOWPASSアプリをダウンロードしておいてくださいね。アプリにクレジットカード等を紐づけておけば、いつでもどこでもチャージすることができますよ。
STEP 01
決済する
決済の方法はとても簡単で、クレジットカードのようにお店で利用すればOKです。
クレジットカードが利用できる場所はWOWPASSも利用可能です。
電車・バスに乗る時の注意点!
WOWPASSの残高とは別にT-moneyカードにもチャージが必要です。
以前は駅などでチャージをする必要がありましたが、現在はWOWPASSアプリからT-moneyカードのチャージも可能となっていますよ。
残高の引き出しはできる…?
WOWPASSカードの残金を引き出すことは可能です。その場合は、WOW EXCHANGEを利用してくださいね。
ただし、残高を引き出す場合はウォンのみ。また出金手数料が1,000ウォンかかりますので、注意してくださいね。
地下鉄以外の電車の乗り方は?
韓国には地下鉄以外に、高速鉄道(KTX)や空港鉄道(A’REX)などさまざまな電車が存在します。
少しずつ乗り方が違うので、1つずつ細かくご紹介します!
①空港鉄道(A’REX:エーレックス、アレックス)
空港鉄道には直通列車と一般列車の二つが存在。
一般列車の場合は、地下鉄と同様に『T-money』カードを利用して乗車することができるので、それほど難しくはありませんよ。一般列車から地下鉄に乗り換えるのも『T-money』カードがあれば問題ありません!
また特殊な事をしなくても移動ができますので、地下鉄の乗り方とほぼ同じと考えておいて大丈夫です。
☆直通列車とは?☆
空港鉄道の直通列車とは『仁川国際空港』と『ソウル駅』をノンストップでつなぐ鉄道のことを指します。
残念ながら金浦空港には繋がっていないため、金浦空港を利用する方は地下鉄や空港鉄道の一般列車を利用しましょう。
直通列車はなんと最短43分で移動が可能なため、「観光時間を長くとりたい!」という方におススメです。
しかし、普通の地下鉄の乗り方とは違うところが初めての方にとっては難しいところ。
徹底的にご紹介します!
1)チケットの買い方
韓国旅行の必需品である『T-money』は使用できません。A’REXに乗る場合は専用のチケットが必要です。
仁川空港もソウル駅の場合も『A’REX乗り場』の近くに無人券売機と有人カウンターがありますので、どちらを利用して購入してもOKです。
実は、事前に購入することも可能なのをご存じでしたか? 公式HPとコネストのサイトから事前購入することが可能。 またQRコードでの発券ができますので、現地であたふたしなくていいというメリットがあります! ぜひ確認してみてくださいね。 |
2)乗り方は?
A’REXの場合、専用の改札・乗り場が存在します。A’REXはイメージカラーがオレンジ色なので、改札も同様にオレンジ色。そちらにチケットやQRコードをかざせば改札が開きます。
その後はホームまで移動し、地下鉄と同様に電車が来るまで待ちましょう。
またA’REXは全席指定席。チケットに書かれている号車を確認して、電車が来たら間違えずに自分の席に座ってくださいね。
3)荷物はどうする?
大きなキャリーケースの場合は、号車の前と後ろに専用の置き場がありますので、そちらを利用してください。
大きな荷物でない場合は自身の座席まで持っていき、おいておきましょう。降りるときの忘れ物が多発していますので、下車時は確認をお忘れなく!
②高速鉄道(KTX)
韓国国内を高速で移動する高速鉄道で、日本の新幹線のような位置づけです。
ソウルから釜山(プサン)を最短2時間17分で結び、その他にも大田(テジョン)や慶州(キョンジュ)、全州(チョンジュ)など、韓国の大都市にも行くことが可能。
さらには浦項(ポハン)などの地方都市にも次々と路線を拡大しており、韓国全国を移動しやすくなっています。
1)チケットの買い方
KTXも専用のチケットが必要です。有人カウンターと券売機があるので、どちらかを利用しましょう。
有人カウンターの場合は日本語が伝わらない場合も多いので、どうしても利用しなければならない場合は行き先と人数を紙やスマホに書き留めて置き、スタッフに見せると間違いが減るのでおススメです。
券売機の場合も残念ながら日本語対応はしていませんので、韓国語か英語ができる方におススメです。
では、どうやって購入すればいいかというと…ネットの利用がおススメ! 現在、コネスト・KORAILからもチケットが購入できます。 どちらも日本語対応していますし、事前購入もできるので旅行の時は安心ですよね。 |
2)乗車まで
駅内にある電光掲示板に出発30分前から出発ホームが表示されますので、自分が乗車するホームが何番なのか必ず確認しましょう。
日本とは違い韓国のKTX乗車ホームには改札がありませんので、そのまま乗車ホームまで行くことができますよ。
- 長時間乗車するので、駅内で飲み物や食べ物などを買っておくのがおススメ。
KTX内にも飲み物と軽食の自動販売機がありますが、韓国の駅にも日本の駅と同様にさまざまなショップが駅の中にはありますので、早めに到着したらお店を巡ってみるのもおもしろいですよ。
3)乗車から下車まで
電車が来たら、自分のチケットを見ながら号車・席を確認し、着席します。
電車内には荷物置き場がありますので、大きな荷物はそちらに置いておけばOKです。ただし、それほど大きく場所が取られていないので、確実に置いておけるという保証はありません。
また、KTX内は全面禁煙ですので、喫煙者の方は乗車前に済ませておくことをおススメします。
KTX内はWi-Fiが通っていますので、無料でインターネットを利用することも可能ですよ。
4)下車後
目的地に到着したら下車します。その後は出口に向かって進めばOK。
出口も入口と同様に改札はありませんので、そのまま出てしまって問題ありません。
実際にどうやって行けばいい!?
仕組みは分かっても「結局どうやって行けばいいの!?」と不安になりますよね。
ソウルまでは非常に多くのパターンを利用することができ、地下鉄・高速鉄道・リムジンバス・タクシーが主な移動手段になります。
仁川空港からソウルの主要地域への行き方を1つずつ詳しくご紹介します。
☆気候同行カード使用者の注意点
先ほどご紹介した気候同行カードの乗り放題の範囲に仁川国際空港の利用は含まれていません。※
そのため、気候同行カードはソウル市内に入ってから使用してくださいね。
※ソウル駅から金浦空港間の空港鉄道から乗った場合は、下車のみ有効
1)仁川空港からソウル駅
ソウル駅に「一刻も早く楽に着きたい!」という方は高速鉄道の直通列車がおススメ。
先ほどお伝えした通り最短43分で到着出来るので、移動時間を短縮したい方にはもってこいの方法です。
2)仁川空港から明洞まで
①高速鉄道+地下鉄
時間を有意義に使いたい場合はこの方法がおすすめです。
ソウル駅には地下鉄1・4号線が通っているので、乗り換えは1度だけで済みますよ。ただし乗り換えるまでには構内を結構歩くので、注意が必要です!
乗車 高速鉄道の直通列車 ↓ 下車 ソウル駅 ↓ 乗り換え 地下鉄4号線 ↓ 到着 明洞 |
高速鉄道の一般列車を利用する場合も同様にソウル駅で乗り換えればOK。時間は多少かかりますが、安くいけるのでおススメです。
②リムジンバス
こちらは乗り換えなしで到着することができます。
明洞エリアまで行くリムジンバスはかなりの本数がありますので、時間的にもロスは少なくて済みますよ。
乗車 リムジンバス6015 ↓ 到着 明洞 |
3)仁川空港から聖水(ソンス)まで
①リムジンバス
一番楽に着く方法です。ただし聖水駅までは下車後、しばらく歩かなければいけないので注意が必要です。
乗車 リムジンバス6013 ↓ 下車 성원중성수동이마트앞(ソンウォン中聖水洞イーマート前) ↓ 到着 聖水エリア |
②リムジンバス+地下鉄
乗車 リムジンバス6015 ↓ 下車 忠正路(チュンジョンノ)駅前 ↓ 乗り換え 地下鉄2号線 ↓ 到着 聖水駅 |
③高速鉄道+地下鉄
「安く行きたい!」という方にはこの方法がおススメです。
乗車 高速鉄道(一般列車) ↓ 下車 弘大入口(ホンデイック)駅 ↓ 乗り換え 地下鉄2号線 ↓ 到着 聖水駅 |
4)仁川空港から弘大入口(ホンデイック)まで
この場合は高速鉄道の一般列車に乗るのが一番おススメです。
最短&最安でいけるのがこのパターンで、乗り換えも無いので楽ちんです。1時間弱で到着でき、4,950ウォンしかかかりません!
リムジンバスもあるのですが高速鉄道に比べると高い&時間がかかるので、あまりおススメ出来ません。
5)仁川空港から江南(カンナム)まで
実は仁川空港から江南エリアは地下鉄や電車のアクセスが不便なんです。
そのため一番のおススメはリムジンバス。途中で地下鉄などに乗り換える必要もなく、一度で江南エリアまで向かうことが可能です。
金額は17,000ウォンと高めですが、地下鉄では2回以上乗り換えなくてはならないので、体力温存も兼ねて必要出費と考えても良いでしょう。
バスはどうする?
韓国は日本以上にバスを利用する習慣があります。そのため、韓国では地下鉄と同じくらい、利用頻度が高い公共交通機関と言われていますよ。
また、韓国のバスは路線が非常に多く、近郊都市までを結ぶ長距離路線や同じ町内を細かく回るマウルバスなど、どこへでもバスを利用すれば便利に行くことができるんですよ。
1)乗車券は?
韓国のバスは地下鉄のように「一回分だけの乗車券を買う」ということはできません。
必ず『T-moneyカード』や『気候同行カード』、『WOWPASS』などの利用が必要です。
また先ほどご紹介した通りバス停に券売機はありませんので、「バスに乗る前にチャージしよう!」ということはできません。
必ず乗車前にチャージをしましょう!
2)乗り方
バス停にある電光掲示板を見て、自分が乗りたいバスがあと何分で来るのか確認しましょう。韓国のバスには全て番号が振られており、その番号を見つければ大丈夫です。
目的のバスが来たら前から乗りましょう。韓国のバスは基本的には『前乗り後ろ降り』です。バスに乗り込んだら必ずT-moneyカードや気候同行カードタッチしてくださいね。
- 韓国のバスは乗客が全て乗り込んだらすぐに出発してしまいます。
日本のバスのように「全員が着席してから…」ということはありませんので、必ずつり革などにつかまっておいてくださいね。
3)下車時
目的地が次の停留所となったら、下車ボタンを押します。その後、目的地に到着したら下車する時にT-moneyカードや気候同行カードをタッチすることを忘れないでくださいね。
- 実は韓国ではバスと地下鉄の乗り換え(合計2回まで)が30分以内であれば無料!
そのため、下車時も必ずカードのタッチが必要なのです。気候同行カードの乗り放題を正しく利用するためにもタッチは必須ですので、お忘れなく!
タクシーの利用方法は?
価格改正をしたとはいえ、韓国のタクシー料金は日本に比べるとかなり格安。そのため、旅行の際に乗る方も多いと思いますが、日本のタクシーとは異なる部分も多々あります。
細かくご紹介します!
1)タクシーの捕まえ方
流しのタクシーを捕まえるのは日本と同様です。道端に立ち、片手を挙げてアピールすればOKですよ。
韓国語で赤く『빈차(ピンチャ)』と表示されているのが、『空車』という意味。その他の色になっている場合は乗れませんので注意してくださいね。
ただ、最近では流しのタクシーを捕まえるのは難しくなってきており、アプリを利用するのが一般的。『Kakaoタクシー』などは日本の電話番号でも登録することができるため、旅行時の利用が可能ですよ。事前にダウンロードするのをおススメします!

카카오 T – 택시, 대리, 주차, 바이크, 항공, 퀵
2)乗車
韓国のタクシーは日本のタクシーとは異なり、自動でドアは開きません。自分で開ける必要がありますので、注意してくださいね。
また行き先を伝えるときは、できるだけ紙に書いて渡すのがおススメです。韓国のタクシー運転手さんは短距離でもナビを入れる方が多いので、スムーズにやりとりが行えるよう、韓国語で書いておくとさらに良いでしょう!
3)乗車中
最近は少なくなってきましたが、未だにぼったくりの被害に遭ったという方が少なくありません。
そのため、自分でも目的地までの地図やおおよその乗車料金を確認しておき、「遠回りされていないか」、「メーターのあげ方が変ではないか」などを確認しておくとよいでしょう。
4)支払い
韓国のタクシーの場合はカード支払いが基本です。またT-moneyカードでも支払うことができるようになりましたので、タクシーに乗る予定がある場合は多めにチャージしておくのも良いでしょう。
- 現金も可能ですが、お断りされる場合もありますので基本的には避けるのがベター。
どうしても現金で支払いたいときは、お釣りが大きくならないように準備しておく方が良いです。
5)下車
乗車時と同様に下車時もドアは自動で開きません。周りの環境に注意しながら、自身で行ってくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は地下鉄以外の公共交通機関の乗り方や気をつけるべきことなどについてご紹介しました。
公共交通機関を上手く利用すれば、旅行がスムーズに効率よくできますので充実した旅行を行えるでしょう。
ぜひ旅行をする際には、地下鉄以外の公共交通機関もトライしてみてくださいね!