韓国旅行で、周りの人の美しさに驚いたことはありませんか?実は、その美しさの秘訣の一つに「糸リフト」があるかもしれません。昨今韓国での美容整形が世界的に注目されている中、特に「糸リフト」は人気の施術の一つです。
切開が不要で、手軽に行える若返り治療の一つとして、旅行のついでに韓国で糸リフトを受ける方が増えてきています。日本との違いを含め、どちらで糸リフトを受けるかを検討する際に知っておきたいポイントがいくつかあります。
ここでは、韓国と日本での糸リフトの違いを詳しく解説しますので、糸リフトの施術が気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。
糸リフトにおける韓国と日本の違い
韓国で行われている糸リフトと日本で行われている糸リフトの違いを以下の表にまとめました。
韓国 | 日本 | |
---|---|---|
種類 | 糸の種類は大きく分けると2種類 ・溶ける糸 ・溶けない糸 その中でもコグと呼ばれる棘がついているものとついていない種類がある クリニックにより独自の名前をつけている場合が多い | |
価格 | 10万ウォン~300万ウォン (1万円~30万円相当) 日本に比べて安価で、施術費用が抑えられる | 3万円~50万円 韓国に比べると高め。 技術やクリニックによって価格の幅がある |
糸リフトとは?
糸リフトとは、特殊な糸を皮膚の下に挿入して、たるみやシワを引き上げる美容施術です。糸はコラーゲン生成を促し、皮膚の弾力を回復させる効果も期待できます。吸収性の糸は時間とともに体内で分解され、持続効果は6か月から1年程度です。非吸収性の糸は長期間にわたりリフト効果を持続させます。
糸リフトで解消できる悩み
糸リフトでは、以下のような悩みを解消できます。
- 顔全体のたるみ
- フェイスラインのぼやけ
- 深いほうれい線
解消できる悩み1:顔全体のたるみ
年齢を重ねるとともに、頬の脂肪や筋肉が重力に引っ張られ、頬全体がたるんできます。これにより、顔の輪郭がぼやけ、疲れた印象を与えてしまうことがあります。糸リフトは、皮膚の下に挿入された糸を使って、頬のたるんだ部分を引き上げることで、頬のハリを取り戻し、若々しい輪郭を再現する効果が期待できます。
解消できる悩み2:フェイスラインのぼやけ
顎のラインがぼやけてくると、顔全体が大きく見えたり、老けた印象を与えることがあります。糸リフトは、特にフェイスラインの引き締めに効果的で、顎下のたるみや「二重あご」の改善に貢献します。顎下から耳にかけて糸を挿入し、引き上げることでシャープなフェイスラインが実現できます。輪郭が明確になるため、顔全体が小顔に見え、すっきりとした印象を与えます。
解消できる悩み3:深いほうれい線
ほうれい線は、加齢とともに顔の皮膚がたるんでくると、深く刻まれるようになります。この線が目立つと老けた印象を強くするため、ほうれい線でお悩みの方は多いでしょう。糸リフトは、ほうれい線の周辺の皮膚を引き上げることで、線を浅くし、目立たなくする効果が期待できます。また、皮膚の内部でコラーゲン生成が促進されるため、時間とともにさらなる改善効果が期待でき、ほうれい線の予防にも役立ちます。
糸リフトの種類
韓国の糸リフトで圧倒的に人気なのは、テスリフトのようです。ほかにも以下のような種類があります。
- テスリフト
- アンカーリフト
- ボブリフト
- ミントリフト
- 金の糸
また、糸にはコグと呼ばれる棘のようなものがあり、それが組織に引っかかることでたるみを引き上げます。コグには様々な種類があり、それぞれ異なる形状のコグがあります。
なお、日本の糸リフトは人気が分散されている様です。
お悩みに応じて、適切な糸の種類を使い分けることが主流となっています。
韓国の糸リフトの方式と、日本の糸リフトの大きな違いは、韓国ではより多様な糸の種類と挿入方法が用いられているという点です。
ここからは、糸リフトの種類について詳しく解説します。
テスリフト
テスリフトは、韓国で開発されたトゲのついた糸の周りを。網目状の3Dメッシュで覆われた特殊な形状をした次世代の糸リフトです。従来の糸リフトよりも高いリフティング効果と持続性が期待できます。
特殊な形状の糸を使用し、少ない本数で広い範囲を引き上げることができます。また、脂肪燃焼効果や美肌効果も期待できる点が特徴です。
アンカーリフト
アンカーリフトは、強力な固定力でたるみを改善する糸リフトです。
糸の端にアンカーと呼ばれる固定部分が付いており、組織をしっかりと固定してくれる特徴があります。
ボブリフト
ボブリフトは、顔の下半分、特にあご下のたるみを改善するのに特化した糸リフトです。
あごの下に短い糸を複数本挿入することで、シャープなVラインを作ります。
ミントリフト
ミントリフトは、PDOと呼ばれる体内に吸収される安全性の高い糸の一種で、コラーゲン生成を促進し、肌のハリや弾力を改善する効果があります。
ミントの葉のような形状の突起が付いている糸で、組織を刺激し、コラーゲンの生成を促します。
金の糸
金の糸は純金を使用した溶けない糸です。金の糸はリフトアップ効果だけではなく、美肌効果が高い糸とされています。
注意しなければならないのは、CTやMRIなどの検査を受ける際に、金が反応してしまったり、レーザー治療が不可になってしまう可能性があることです。また感染のリスクも0ではありません。持続期間も永久的ではなく、2~3年とされています。
糸リフトダウンタイム中の症状と経過
糸リフトのダウンタイムでは、以下のような症状が出る場合があります。ダウンタイムとは、施術後から日常生活に戻るまでの回復期間のことです。
- 腫れやむくみ
- 内出血
- 引きつれ感
- 痛み
上記のような症状が見られる期間中は、メイク、入浴、運動などの行動に制限がかかることがあります。特に運動や長時間の入浴は控え、医師の指示に従いながら回復を待ちましょう。
腫れは1〜2週間ほどで収まることが多いですが、内出血は最大で2週間ほど続く場合もあります。また強く引きつれ感を感じた場合は、医師に相談する必要があります。
これらの症状がある間は、韓国での滞在を予定しておくと安心です。症状が軽減されれば帰国の目安となります。
ダウンタイム症状1:腫れやむくみ
施術部位に腫れやむくみが見られることがあります。これは糸を挿入したことによる一時的な反応で、通常1週間程度で軽減します。
ダウンタイム症状2:内出血
皮膚の薄い部分では、内出血が発生することがあります。紫色のあざが残ることもありますが、数日から2週間ほどで自然に消えることが多いです。
ダウンタイム症状3:引きつれ感
糸によるリフトアップ効果で、施術直後は皮膚が引っ張られている感覚がある場合があります。これも1〜2週間で徐々に馴染んでいきます。
ダウンタイム症状4:痛み
施術部位に軽い痛みを感じることがあり、数日間続くことが一般的です。
糸リフトのリスク
糸リフトには、以下のようなリスクがあります。
- 感染症
- 左右差
- 皮膚の凸凹
リスク1:感染症
糸を挿入する際に、細菌が入るリスクが考えられます。適切な消毒や施術後のケアを怠ると、感染症を引き起こす可能性があります。万が一、感染が発生した場合、抗生物質の投与や再施術が必要になることもあります。
リスク2:左右差
リフトアップの効果に左右差が生じることがあります。特に顔のバランスが繊細な部分なので、左右均等に引き上げられないケースも。必要に応じて後から調整が行われることがあります。
リスク3:皮膚の凸凹
糸が皮膚の下で浮いて見える、あるいは不自然な凹凸が生じることがあります。これは特に皮膚の薄い部分で起こりやすく、場合によっては追加の処置が必要になることもあります。
韓国で糸リフトを受ける場合の費用
韓国で糸リフトを受ける場合の費用は、10万ウォン~300万ウォン(1万円~30万円相当)です。金の糸のような溶けない糸は、1本40万円ほどかかるケースもあります。
一方、日本で糸リフトを受ける場合の費用は、1本3万円~10万円程度です。
金の糸のような溶けない糸は、1本70万円ほどかかるケースもあります。
以下の表に、糸リフトの費用について韓国の相場と日本の相場をまとめました。
韓国 | 日本 | |
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溶ける糸 | 10万ウォン~300万ウォン (1万円~30万円相当) | 3万円~50万円 |
溶けない糸 | 300万ウォン~400万ウォン (30万円~40万円相当) | 5万円~70万円 |
韓国で糸リフトをするメリット
韓国で糸リフトを受けるメリットは次のとおりです。
- リーズナブル
- 最新技術の利用
- ダウンタイムや痛みの少ない技術力
メリット1:リーズナブル
韓国は美容医療の競争が激しく、そのため日本と比較しても糸リフトを含む施術料金が抑えられているケースが多いです。特にモニター割引などを活用すると、さらに手頃な価格で施術を受けることができます。
メリット2:最新技術の利用
韓国は美容医療の最前線であり、最新の技術や材料を使用した施術が早期に取り入れられる傾向があります。特殊な糸や新しいリフト技術が多くのクリニックで採用され、短時間での効果的なリフトアップが可能です。
メリット3:ダウンタイムや痛みの少ない技術力
韓国のクリニックでは、少ないダウンタイムや痛みを伴わない施術が高く評価されています。糸リフトの技術が進化しており、施術後すぐに日常生活に戻れるケースが多く、短期間の滞在でも手軽に受けられることが魅力です。
韓国で糸リフトをするデメリット
韓国で糸リフトを受けるデメリットは次のとおりです。
- 情報収集の難しさ
- 施術後トラブルへの対応が遅れる可能性
- 渡航費用や滞在期間の負担
デメリット1:情報収集の難しさ
韓国での施術に関する正確で信頼できる情報を集めることが難しい場合があります。特に、口コミやクリニックの評判などが外国語で提供されているため、日本語での情報が限られています。信頼できるクリニックを見つけるには、しっかりとリサーチが必要です。
デメリット2:施術後トラブルへの対応が遅れる可能性
施術後、何かしらのトラブルが起きた際にすぐにクリニックへ行くことが難しいため、対応が遅れてしまうことがあります。特に術後の経過が不安な場合や再度の調整が必要な場合には、再び韓国へ渡航する必要があることも考えられます。
デメリット3:渡航費用や滞在期間の負担
施術の料金が安くても、渡航費や滞在費が追加でかかるため、総額が高くなることがあります。また、ダウンタイムが必要な場合は長めの滞在が必要になることもあり、日程の調整や費用の負担が大きくなることもあります。
韓国で糸リフトを受けて失敗・後悔しないためのポイント
韓国で糸リフトを受ける場合に、失敗や後悔しないためのポイントは次のとおりです。
- 徹底的な事前リサーチ
- 通訳の確保
- 十分な回復期間の確保
ポイント1:徹底的な事前リサーチ
クリニックや医師の技術、評判、症例実績をしっかりと調べることが大切です。信頼できる情報源から口コミを確認し、施術に関する詳しい情報を集めることで、期待通りの結果が得られる可能性が高まります。施術前にはカウンセリングを受け、リスクやダウンタイムについても詳細な説明を受けることを忘れずに。
ポイント2: 通訳の確保
施術前後のコミュニケーションが円滑に進むように、通訳の手配が重要です。多くのクリニックでは日本語を話せるスタッフがいる場合もありますが、そうでない場合は信頼できる通訳を同行させ、意思疎通に問題がないようにすることでトラブルを防げます。
ポイント3:十分な回復期間の確保
施術後のダウンタイムや腫れ、痛みなどを考慮して、余裕を持った回復期間を確保することが大切です。無理なスケジュールで帰国や旅行を計画するのではなく、現地でしっかりと回復できる時間を確保することで、術後のトラブルを回避しやすくなります。
韓国で糸リフトを受ける場合の流れ
韓国で糸リフトを受ける場合、以下のような流れになるのが一般的です。
- クリニック選びと予約
- 渡韓と術前カウンセリング
- 施術当日
- 術後のケアと経過観察
韓国で糸リフトを受ける際は、まず信頼できるクリニックをリサーチし、事前に日本から予約を入れることをおすすめします。
施術後は、クリニックから指示されたアフターケアを行い、経過観察を続けることで、腫れや痛みを軽減し、早期回復を図ることができます。
上記の流れを参考に、安心して糸リフトを受ける準備を整えましょう。
韓国で糸リフトがおすすめのクリニック
韓国で糸リフトがおすすめクリニックをより多く知りたい人は以下の記事も参考にしてください。
※内部リンク(ブログカード)
ビューティーライン美容整形外科
「ビューティーライン美容整形外科」は、顔の脂肪吸引や脂肪移植、糸リフトを専門に行うクリニックです。特に人気なのが、オリジナル施術「ナノVライン」と、脂肪吸引と糸リフトを同時に行う「ナノタイアップリフト」です。安全対策として、麻酔科専門医が常駐し、最新の医療機器も揃っているため、安心して施術を受けることができます。また、カウンセリングは一人一人に合わせた丁寧な対応で、納得のいくデザインを提案してくれます。術後のアフターケアも充実しており、日本語スタッフが常駐しているため、安心して治療を任せることができます。
ビリーフ(V.LIF)整形外科
頬のたるみやほうれい線、しわなど加齢に伴う悩みを解消するアンチエイジング手術「フェイスリフト」を専門に行うのが、「ビリーフ(V.LIF)整形外科」です。このクリニックでは、切開リフトやミニリフト、糸リフトなど幅広い施術が可能です。カウンセリングから手術、経過観察までを一貫して一人の医師が担当するため、丁寧に患者と向き合いながら進めていきます。SNSや動画を通じた情報発信も積極的に行っており、日本語コーディネーターが常にサポートしてくれるので、安心して施術を受けることができます。
ディーカラット(DICARAT)クリニック 新沙本院
糸リフトに定評のある「ディーカラット(DICARAT)クリニック 新沙本院」は、リフトアップやプチ整形に特化したクリニックです。インモードやフィラー、ボトックス、ウルセラなど、その他の施術メニューも豊富で、個々の美しさを引き出すための丁寧なケアが特徴です。日本語を話せるコーディネーターが常駐しており、カウンセリングから施術後のケアまで手厚くサポートします。地下鉄3号線の狎鴎亭(アックジョン)駅からのアクセスも便利で、近くにはおしゃれなカロスキルもあり、観光と施術を楽しめる好立地です。
まとめ:糸リフトに最新技術と高いコストパフォーマンスを求めるなら渡韓を視野にいれよう
これまで韓国と日本での糸リフトの違いを解説しました。韓国での糸リフトは、最新の美容医療技術と経済性の両立が大きな魅力であることが分かりました。
韓国は美容医療の最先端国として知られており、最新の糸リフト技術や、糸の種類、挿入方法など、日本ではまだ導入されていない技術を体験できる可能性があります。また、日本と比較して、同等以上の品質の施術をより安価に受けられることが多いです。
最近では、日本語のコーディネーターが常駐しているクリニックも珍しくありません。十分な事前リサーチと準備を行い、信頼できるクリニックを選ぶことで安心して韓国の糸リフト施術を受けることができるでしょう。最新の技術と高いコストパフォーマンスを重視する方はぜひ、韓国での糸リフトを検討してみてはいかがでしょうか。