「おでこのシワが気になる」「眉間のシワで怒って見られる」「目元の小ジワをなんとかしたい」そんな悩みを持つ方に効果的なのが、シワ取りボトックスです。
韓国では日本の半額以下の価格でシワ取りボトックスが受けられるため、アンチエイジング目的で訪韓する方が増えています。
本記事では、部位ごとの効果・値段・持続期間・注意点を詳しく解説します。韓国でシワ取りボトックスを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
なお、韓国ソウルでおすすめのボトックスクリニックについてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、クリニック選びの際にご活用ください。
💉韓国のシワ取りボトックスとは？
| ✅️シワ取りボトックスは、筋肉の過剰な動きを一時的にゆるめることで、表情ジワを改善する治療です。 |
「表情を作るたびに刻まれるクセ」をリセットするイメージで、シワが浅くなり、新しいシワが入りにくい肌状態へ導いてくれます。
仕組み：筋肉の動きを弱めてシワを改善
ボトックスの有効成分であるボツリヌストキシンは、神経から筋肉へ送られる信号を一時的に抑えることで、表情筋の過剰な動きをコントロールします。
その結果、笑った時・眉をひそめた時などに入りやすい“表情ジワ”が寄りにくくなり、すでにできている浅いシワもなめらかに見えるようになります。また、将来刻まれる深いシワを予防する効果も期待できます。
切開などの外科的な処置は必要なく、注射のみで完結するため、身体への負担が少ないのも特長です。施術時間は部位によって異なりますが、10〜20分程度と短時間で終わります。
対応部位の多さ（おでこ・眉間・目尻・首など）
シワ取りボトックスは、顔のさまざまな部位に対応できます。
✅️おでこ（額）：横ジワを改善
✅️眉間：縦ジワを改善し、険しい表情を和らげる
✅️目尻（カラスの足跡）：笑いジワを浅くする
✅️目の下：細かいちりめんジワを目立たなくする
✅️鼻根部（バニーライン）：鼻の横にできるシワを改善
✅️口周り：ほうれい線や口角下がりを軽減
✅️顎：梅干しジワを改善
✅️首：縦ジワや筋張りを目立たなくする
このように、気になる部位に合わせてピンポイントで施術できるのが、シワ取りボトックスの大きな特徴です。複数の部位を同時に施術することも可能で、全体的に若々しい印象を作ることができます。
持続期間の目安
シワ取りボトックスの効果は、注入後2〜3日から徐々に現れ始め、1〜2週間でピークに達します。持続期間は部位や個人差がありますが、一般的に3〜6か月程度です。
理想的な状態を保つためには、効果が完全に切れる前に再施術を受けるのがおすすめです。年に2〜3回のペースで定期的にメンテナンスすることで、常に若々しい表情を維持できます。
韓国シワ取りボトックスの値段相場
韓国が人気な理由の一つが、日本よりリーズナブルに施術を受けられる点です。韓国製製剤を選ぶと、1部位3,000〜7,000円ほどで受けられるクリニックも珍しくありません。
アラガン（ボトックスビスタ）など海外大手メーカー製も扱われており、その場合でも日本よりも安く収まることが多いです。
▶製剤の違いや安全性が気になる方はこちら『韓国製ボトックスは広がる？効かない？危険とアラガンとの違いを正しく理解しよう』の記事で詳しく解説しています👇️
製剤別の基本料金
🔸韓国製ボトックス（ナボタ、コアトックスなど）
部位ごとの相場は以下の通りです。
| おでこ | 5万〜10万ウォン（約5千〜1万円） |
|---|---|
| 眉間 | 2万〜8万ウォン（約2千〜8千円） |
| 目尻（両側） | 2万〜8万ウォン（約2千〜8千円） |
| ほうれい線周辺 | 5万〜12万ウォン（約5千〜1万2千円） |
| 首 | 8万〜15万ウォン（約8千〜1万5千円） |
韓国製ボトックスは価格が抑えられているため、複数部位を同時に施術しても比較的リーズナブルです。
🔸アラガン製ボトックスビスタ
部位ごとの相場は以下の通りです。
| おでこ | 10万〜20万ウォン（約1万〜2万円） |
|---|---|
| 眉間 | 8万〜15万ウォン（約8千〜1万5千円） |
| 目尻（両側） | 10万〜18万ウォン（約1万〜1万8千円） |
| ほうれい線周辺 | 12万〜20万ウォン（約1万2千〜2万円） |
| 首 | 15万〜25万ウォン（約1万5千〜2万5千円） |
アラガン製は韓国製の約1.5〜2倍の価格ですが、世界的に認められた安定性と効果の持続期間から、顔への施術ではアラガン製を選ぶ方も多くいます。
セット料金とお得なプラン
多くのクリニックでは、複数部位をまとめて施術する場合のセット料金を用意しています。例えば、「おでこ+眉間+目尻」のセットで、単品で施術するよりも20〜30％お得になるケースもあります。
また、定期的にキャンペーンを行っているクリニックもあり、特定の時期に予約すればさらに割引が受けられることもあります。ただし、あまりに安すぎる価格には注意が必要です。
日本との価格比較
日本でシワ取りボトックスを受ける場合、1部位あたりの費用は 1〜5万円前後が一般的です。一方、韓国では同じ施術が半額以下で受けられることも多く、複数部位をまとめて施術したい方や、継続的にメンテナンスを考えている方にとっては、コスト面で大きなメリットがあります。
そのため、旅行に合わせて美容施術を取り入れる“美容渡韓”を選ぶ人が増えているのも自然な流れと言えます。
製剤ごとの違いや、安全性についてより詳しく知りたい方は、👉『韓国製ボトックスは広がる？効かない？危険とアラガンとの違いを正しく理解しよう』の記事も参考にしてみてください。
納得して製剤を選ぶためのポイントが詳しくまとまっています。
部位別の効果と特徴
シワ取りボトックスは部位によって効果や注意点が異なります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
おでこのシワ
おでこの横ジワは、眉を上げたり驚いたりする表情を繰り返すことでできるシワです。年齢とともに深くなりやすく、老けて見える原因の一つになります。
おでこにボトックスを注入することで、額の筋肉の動きが抑えられ、横ジワが目立たなくなります。表情を作ったときにシワが寄りにくくなり、すでにあるシワも浅くなっていきます。
さらに施術後は、おでこが滑らかになり、ハリもでるため若々しい印象になります。
注意点：打ちすぎると眉が下がる
おでこのボトックスで最も注意すべきは、打ちすぎによる眉下がりです。おでこの筋肉を使って目を開く癖のある方は、過度にボトックスを注入するとまぶたが重くなり、以前の様に目を開くことが出来ず眉が下がったように見えることがあります。このリスクを避けるためには、医師のデザイン力と経験が非常に重要です。
経験豊富な医師であれば、患者さんの顔の筋肉の動きや骨格を見極めて、適切な量を適切な位置に注入できます。カウンセリングで、眉の位置やまぶたの状態についてもしっかり相談しましょう。
眉間のシワ
眉間の縦ジワは、眉を寄せるクセや考え事をするときに入りやすいシワで、怒っているように見えたり、固い印象を与えやすいのが特徴です。ここにボトックスを注入すると、眉をひそめる動きが自然と抑えられ、シワが目立ちにくくなるため、表情がふんわり柔らかい印象に。「不機嫌そうに見られる」「怖く見えると言われる」といった悩みのある方に特に向いている施術です。
少量でも効果を実感しやすい
眉間は比較的小さな範囲のため、少量のボトックスでも十分な効果が得られます。他の部位と比べても、費用を抑えながら確実な変化を実感できるため、初めてボトックスを試す方にもおすすめです。
効果も比較的早く現れ、1週間程度で明らかな変化を感じられることが多いです。
目元（目尻）のシワ
目尻のいわゆる“カラスの足跡”は、笑うたびに同じ場所に力が入り続けることで、徐々に刻まれていくタイプのシワです。最初は笑ったときだけ出ますが、そのまま放置すると表情を戻しても跡が残りやすくなります。
ボトックスを目尻に少量注入すると、笑ったときの筋肉の動きがやわらぎ、今あるシワが浅くなるのはもちろん、これ以上深く刻まれるのを防ぐ予防効果も期待できます。
自然な笑顔はそのままに、“くしゃっと寄るシワ”だけを軽くすることも可能です。
デリケートな部位だからこそ慎重に
目元は皮膚が薄く繊細なため、わずかな注入量の違いでも仕上がりが変わりやすい部位です。位置や量を誤ると、笑顔がぎこちなくなったり、左右で表情の出方が変わってしまうこともあります。
自然な笑顔を残しつつシワだけを和らげるには、医師の技術とデザイン力が欠かせません。
カウンセリングでは「どのくらいシワを軽くしたいか」「笑ったときの表情はどう見せたいか」を具体的に伝えることで、より満足度の高い仕上がりにつながります。
ほうれい線
ほうれい線は加齢サインの中でも特に目立ちやすい部分です。ほうれい線が目立つメカニズムは複雑で、“たるみ”や“ボリュームロス”“肌の老化”など複数の要因があるため、ほうれい線に対して直接ボトックスを打つことは一般的ではありません。
ボトックスが役立つのは「原因となる筋肉」をゆるめたいケースです。
ほうれい線そのものを薄くする治療としてはヒアルロン酸などが適していますが、ボトックスが効果を発揮するのは、以下のように筋肉がシワを強調しているタイプです。
- ガミースマイルの方に多い、上唇鼻翼挙筋（じょうしんびよくきょきん）が強いケース
- 笑った時に鼻横の皮膚がキュッと引き上がり、ほうれい線が深く見えるタイプ
この筋肉が強すぎると、笑った時にほうれい線が折れグセとして刻まれやすくなります。
そのため、上唇鼻翼挙筋に少量のボトックスを注入すると、笑った時の引き上げがマイルドになり、結果としてほうれい線が浅く見えることがあります。
ただし、これは“ほうれい線を直接改善する施術”ではなく、あくまで 「ほうれい線が濃く見える原因を軽くする」補助的アプローチ という位置づけです。
深いほうれい線の場合は、ボトックス単独での改善は難しく、ヒアルロン酸・HIFU・スレッドリフトなどとの併用を検討する必要があります。
首のシワ・筋張り
首は顔よりも年齢が出やすいパーツで、特に縦に入るスジ状のシワや筋張りは、広頚筋（こうけいきん）の強い緊張が原因です。ここにボトックスを注入すると筋肉の引っぱりがやわらぎ、縦ジワが軽く見える・首ラインがすっきりするといった変化が期待できます。
効果：首の縦ジワ・筋の張りを改善
首のボトックスで気をつけたいのが、ボトックスで改善できるのはあくまで“縦ジワ”のみという点。
スマホ姿勢や皮膚の折れグセでできる横ジワ（輪ジワ）は筋肉ではなく皮膚の問題が大きいため、ボトックスだけでの改善は限定的です（横ジワにはヒアルロン酸や肌質改善系の施術が向いています）。
「顔は若く見えるのに、首だけ年齢が出る」という悩みは多く、広頚筋ボトックスは30〜50代を中心に人気の施術。服からちらっと見える首元の印象が変わるため、縦ジワが気になる方には取り入れやすいケアと言えます。
効果の持続期間と回数目安
シワ取りボトックスの効果を最大限に活かし、若々しい状態を維持するためには、適切なタイミングでの施術が重要です。
持続期間の目安
部位によって多少異なりますが、一般的にシワ取りボトックスの効果は3〜6か月程度持続します。
部位別の持続期間の傾向
- 眉間・おでこ：3〜5か月程度。表情筋の使用頻度が高いため、やや短めです
- 目尻：3〜4か月程度。笑顔を作る機会が多い方は、やや早く効果が薄れることがあります
- ほうれい線周辺：4〜5か月程度。話したり食事をしたりと、常に動く部位のため個人差が大きいです
- 首：4〜6か月程度。他の部位に比べてやや長持ちする傾向があります
ただし、これらはあくまで目安です。筋肉の発達具合や代謝の速さ、生活習慣などによって個人差があります。
繰り返し施術による効果
ボトックスは繰り返し施術を受けることで、より良い結果が得られます。
・1〜2回目
初回の施術では、効果の持続期間は3〜4か月程度のことが多いです。筋肉の動きが抑えられることに慣れていないため、やや早めに効果が薄れていきます。
・3〜4回目
繰り返すことで、筋肉自体が弱くなり、シワを作る習慣も改善されていきます。持続期間が4〜5か月程度に延びることが多く、効果も安定してきます。
・5回目以降
定期的に施術を受け続けることで、筋肉の動きが抑えられた状態が維持され、シワ自体も浅くなっていきます。半年程度効果が持続することもあります。
理想的な施術スケジュール
シワ取りボトックスで若々しい状態を維持するには、効果が完全に切れる前に再施術を受けるのが理想的です。
📌推奨スケジュール
| ・初回施術から3〜4か月後に2回目 ・その後も3〜4か月ごとに定期的に施術 ・効果が安定してきたら、4〜6か月ごとに調整 |
年に2〜3回のペースで定期的にメンテナンスすることで、常に最良の状態を保てます。「今月は韓国旅行に行くから、ついでにボトックスも」というように、旅行のスケジュールと合わせて計画するのも良いでしょう。
まとめ：未来のシワを増やさないための“今できる一手”が韓国ボトックス
シワ取りボトックスは、今ある表情ジワをなめらかにするだけでなく、これから深く刻まれるシワを予防できる“先回りの美容医療”です。おでこ、眉間、目尻、首など気になる部位ごとに細かく調整できるため、無理のない範囲で自然な変化を求める方にとって、とても取り入れやすい施術といえます。
韓国では日本よりリーズナブルに受けられるクリニックが多く、1部位数千円から試せる価格帯は、美容医療へのハードルをぐっと下げてくれます。複数の部位をまとめてケアしたい方や、定期的なメンテナンスを考えている方にとっても、韓国のコストパフォーマンスは大きな魅力です。
ただし、ボトックスは一見シンプルな施術に思えても、仕上がりは医師の経験やデザイン力によって大きく差が出る繊細な治療です。韓国で受ける場合は、製剤の種類や医師の症例数、日本語対応の有無、そして施術後のフォロー体制までしっかり確認しておくことが大切になります。
