劇映画「孤独のグルメ」で紹介された韓国料理。お店の情報やロケ地などを詳しく深掘り!

劇映画「孤独のグルメ」で紹介された韓国料理。お店の情報やロケ地などを詳しく深掘り!

映画版の「孤独のグルメ」はご覧になりましたか?

映画内では、海外出張する内容だったので、料理が気になった方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、映画に出てきた韓国の料理やお店の情報などを紹介していきます。

韓国料理が好きな方はぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

劇映画「孤独のグルメ」とは

2025年1月10日に、劇映画「孤独のグルメ」が公開されました。

井之頭五郎演じる松重豊さんが美味しそうに食事をするので、見ているだけでお腹が空いてしまうシーンがたくさんあります。

映画の孤独のグルメは、世界のスープを求めて、フランス、韓国、長崎、東京を駆け巡るグルメドキュメンタリー。行く先々で様々な人物や事件に遭遇し、次第に大きな何かに巻き込まれていきます。

もともと孤独のグルメは、原作・久住昌之、作画・谷口ジローによる人気アニメ漫画でした。単行本は全2巻と意外と少ないですが、2012年からテレビ東京系でテレビドラマとしてシリーズ化されています。

深夜枠でひっそりと放送され、気づけば10年以上も続く人気ドラマとなりました。

中年男性がひとりでお店に入ってひたすらご飯を食べる姿を映したドラマの、なにが人気になったのか不思議ですよね。

それは、劇的な展開がなく、アンチカタルシス的な要素が革命的だったのだと思います。また1話完結型なのでどのシリーズからみても楽しめる点も良かったのかもしれませんね。

さらに、松重豊さんの個性あふれる役柄がはまり役だったのは大きなヒットの要因のひとつだといえます。

そんなドラマ 『孤独のグルメ』が、ついに映画化となりましたが今までと違うのがストーリー性があるところです。

内田有紀さん杏さん、オダギリジョーさんなどの豪華俳優の出演も!また松重豊さんオファーの奇跡のコラボが実現したザ・クロマニヨンズさんによる主題歌も要チェックです。

▼主題歌をチェック

日本の俳優、韓国で人気沸騰中

ドラマ「孤独のグルメ」で長年主役を務めた、井之頭五郎役の松重豊さんが、実は韓国で人気を集めています。

韓国でも「孤独のグルメ」のドラマが人気で、2019年には韓国を舞台にしたスペシャルドラマが放送されたこともありました。

今回の映画でも、韓国の旧助羅(クジョラ)がロケ地として使われており、松重豊さんは映画公開に伴って韓国のメディアにも多数出演をしています。

世界的スターのBTSメンバー、ジンさんとの共演!

特に支持を集めたのが、世界的スターのBTSメンバー、ジンさんとの共演です。

BTSオフィシャルYouTubeチャンネルの「Run Jin」ではジンさんオリジナルコンテンツの26話で、松重さんと「チムジルバン」の完全征服に乗り出した、とされています。

韓国の歌手ソン・シギョンさんと配信をスタート!

また、日韓のグルメを紹介し合うNetflixの「隣の国のグルメイト」では、韓国の歌手ソン・シギョンさんと配信をスタートしました。ソン・シギョンさんは2019年に放送された、韓国が舞台のスペシャルドラマにも出演しています。

韓国ではゲストと司会が食事をしながらトークを繰り広げる「モッパン」番組が多いです。「モッパン」などの食コンテンツが人気の韓国では「孤独のグルメ」との相性がいいのかもしれませんね。

このようなことから、「孤独のグルメ」を通して松重豊さんが韓国で人気となり、今では名台詞「腹が…減った」を道ゆく人が返してくれるほどになりました。

韓国に広がる「1人飯文化」

韓国では、食事を家族や友人と食べることが多く、1人で食べてる人は「友達がいない人」と冷たい視線が送られるそうです。

複数人で食べる習慣が根強くついており、お店でも2人以上からしか注文できないメニューも少なくありません。

しかし、1人世帯が増えてきたことから韓国でも1人で食べる人が多くなりました。

孤独のグルメの人気が広がり始めた時期にも重なるため、1人飯を広げたルーツにもなっているのかもしれませんね!

ドラマseason7〜韓国出張編〜

孤独のグルメseason7の9話・10話では、韓国がロケ地として使われています。

今回訪れたのは、全州(チョンジュ)と首都のソウルです。韓国語ができない井之頭五郎は、身振り手振りでメニューを伝えるなど四苦八苦します。

全州(チョンジュ)ではビビンパを、ソウルでは焼肉を注文しました。

さらにゲストで、韓国の歌手・俳優のソン・シギョンさんや韓国アイドル「ジュエリー」の元メンバーで女優のパク・チョンアさんが出演しているのも注目です。

2019年大晦日スペシャル〜釜山弾丸出張編〜

2019年の大晦日に、釜山弾丸出張編が放送されました。撮影が行われたのは、釜山の大淵洞にある「オリュクドナクチポックン」というお店です。

お店の代表的なメニューのナッコプセを注文していました。イイダコ、ホルモン、エビを辛いソースで炒めたもので、釜山では一般的な韓国料理です。

お店の片隅には調理する場所があり、セルフで目玉焼きを作ることができます。実際に、井之頭五郎も焼いた目玉焼きをご飯とナッコプセの上にのせて食べていました。

現地のお客さんに聞いた食べ方を参考に、最後の締めはうどん。韓国料理は、辛い料理が好きな人にはたまらないですね!

▼オリュクドナクチポックン の店舗情報
住所釜山広域市 南区 UN平和路 13番キル 6
アクセス地下鉄2号線「大淵駅」から徒歩5分

映画に出てくる「ジニの食堂」

映画の中では、実在するお店を使って撮影しています。

もちろん、お店の従業員も本当に働いている方達です。

映画に出てきた韓国のお店、「ジニの食堂」について、下記で詳しく紹介します。

ジニの食堂はどんなお店?

ジニの食堂は巨済(コジェ)市にある島の、旧助羅(クジョラ)という街にあります。海がすぐ近くにあるので、海鮮チゲや刺身など、新鮮な魚介料理が人気。

お店はアットホームな雰囲気でコスパも良く、地元の方から愛されている小さなお店です。いかにも井之頭五郎が好きそうなお店という感じがしますよね。

ちなみに、店内には絵が飾ってあり、どれも店主の娘さんが描いたものだそうです。かなりの腕前なので、聖地巡礼で訪れた際は絵もチェックしてみて下さい。

ご飯がなくなり次第終了で、いつもは15時くらいまで営業しているそうです。

▼ジニの食堂 の店舗情報
住所巨済市一運面亀佐里69番地
アクセス釜山からバスで約2時間
巨済市からバスで約30分
旧助羅海水浴場近く

ロケ地になった静かな町「旧助羅(クジョラ)」

ジニの食堂がある旧助羅(クジョラ)は、昔ながらの漁村の雰囲気が残る静かな街です。

近くには自然に囲まれた、旧助羅海水浴場があります。サラサラの砂浜と透明度の高い海は、地元の人に人気のビーチです。

観光客は少なめなので、ゆっくり過ごしたい方にぴったりでしょう。

新鮮で美味しい魚介料理や、海沿いの散歩釣り海水浴などが楽しめる街です。

映画に出てくるスープ料理

映画の中では、井之頭五郎が究極のスープを求めて海を渡ります。

韓国のジニの食堂で食べたものは、ファンテヘジャンクという韓国の定番料理として親しまれているものでした。

ファンテヘジャンクってどんな料理?

ジニの食堂で井之頭五郎が食べた料理が、ファンテヘジャンクという料理。

干したタラをじっくり煮込んで作るスープで、韓国では代表的なスープ料理です。

あっさり系のスープなので、二日酔いの朝に食べると良いみたいですよ。

  • ファンテ=スケトウダラの干物
  • へジャン=胃腸を醒ます
  • =汁

具材は、タラ、豆もやし、たまご、長ネギなどが入っていて胃に優しい味付けになっています。

さらにキムチやコチュジャンで辛さの調節もできるので、その日の体調や気分で味変を楽しめるでしょう。

ファンテヘジャンク、プゴクとの違い

ファンテヘジャンクの他にプゴクというスープがあります。

どちらも干しダラを使ったスープですが、1番の違いはタラの種類です。

ファンテヘジャンクファンテと呼ばれる黄色っぽい干しダラ
プゴクプゴと呼ばれる一般的な干しダラ

ファンテヘジャンクは、ファンテと呼ばれるスケトウダラを寒風で凍らせたり溶かしたりを繰り返すことで黄色っぽい干しダラに変わります。

ファンテはプゴクよりも干す工程が複雑で手間がかかるため高価なのだそうです。

その分、プゴクよりも出汁が効いていて魚を丸ごと食べているかのような感覚だとか…

また高タンパク質でビタミン、カルシウムなど豊富に含まれており、美容や健康に効果が期待されていることから美肌のスープとも呼ばれています。

韓国コンビニとのコラボ商品を発売

実は韓国でも「劇映画 孤独のグルメ」が公開され、現地で話題を集めています。

そこで、公開記念としてさまざまな企業とコラボ商品を展開しました。

中でも人気だったのが、「孤独のグルメ」と韓国を代表するコンビニ「CU」のコラボ商品です。

ジニの食堂にでてきたファンテヘジャンクをベースに、メプテンファンテ(辛い干しダラ)ラーメンというカップラーメンが発売されました。お好みで赤い粉末をかけると辛さを追加できるそうです。

他にソーセージたっぷりのナポリタンパスタ、ジューシーなバターハンバーグ丼など全部で3種の商品を発売しました。

パッケージには松重豊さんの顔が大きく載っているので日本人ならすぐに見つけられそうです。

他にも、ロッテシネマとコラボのカップコンボを発売。

井之頭五郎さんのシグネチャーシルエットがプリントされています。映画ファン達にとって特別な記念品として好評を得ました。

MEGABOのポップコーン缶は、購入者限定にキーホルダーのプレゼント付きです。

さらに驚きなのが、CGVシネミールとのコラボ。

映画鑑賞と一緒に日本の食べ物を味わおうと、特別な体験を提供しました。

その食べ物はというと、屋台で代表的な「たこ焼き」です。なかなか映画館でたこ焼きは食べられないので、不思議な感覚ですよね!

劇映画 孤独のグルメを観た感想・口コミ

劇映画 孤独のグルメを見た方はどのように感じたのか、みんなの声を見てみましょう。

今年初めての★5!

今年初めての★5です。ストーリーも良くて体感90分くらいで、あっという間でした。このシリーズは、松重さん演じる井之頭五郎が、営業のために各地に行きその土地のグルメを食べるという話なので、初見の方でも十分楽しめます。

お腹が減った状態で…

お腹が減った状態で観てしまった…本当に楽しみたいならお腹いっぱいの時よりお腹減った状態で観てみるといいですよ!

ドラマと違ってストーリー性がある。

映画になるとストーリーも気になって、テレビ版よりも食事の印象が薄くなったのは否めない。しかし、いつもの「孤独のグルメ」のテイストはしっかりと堅持していて、意外にも違和感なく楽しめた。

ドラマ同様、食事のシーンはやはり見ている側もお腹が空いてしまうという感想が多くありました。

ただドラマと違うのがストーリーがあるところ。

面白いと感じる意見や、内容がやや現実離れしていると気になる方もいるそうです。

のんびり観れるので、疲れた時にちょうどいい映画になっています。

まとめ

劇映画 孤独のグルメに出てくる韓国料理について紹介しました。

映画に出てくるジニの食堂は、韓国の旧助羅(クジョラ)にある、ゆったりと過ごすのにはぴったりな港町です。昔から漁業が盛んな街で、魚介料理はどれも新鮮でおいしいことで知られています。

海水浴場もあるので夏は地元の方に人気の場所なんだとか。ジニの食堂は、小さなお店でこじんまりとしています。

海鮮料理が人気のお店で、映画で出てきた「ファンテヘジャンク」も干しダラを使った海鮮スープです。コクがありながらもすっきりとした出汁で、韓国では二日酔いに効くとしてよく飲まれています。

店内には娘さんの描いた絵が飾ってあったり、松重豊さんと一緒に撮った記念写真も飾られているそうです。

アットホームな雰囲気漂うジニの食堂、行ってみたくなりますよね。

また映画公開を記念して、さまざまなコラボ商品もあるのでそちらも要チェック。

この映画は、ドラマを見ていなかった方も楽しめる内容なので、是非お腹を空かせて見てみてください!

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