韓国はGoogleに地図情報を提供していないこともあり、日本と同じようにGoogleマップを使用することが難しいです。
そのため、韓国観光で地図を活用したい場合は、事前に韓国で使用できる地図アプリをインストールしておく必要があります。
この記事では、韓国観光で役に立つ、おすすめの地図アプリの紹介や、韓国観光で地図アプリを使用する注意点まで、地図アプリに関する情報をまとめています。
地図アプリと併用して活用したいおすすめの交通アプリも紹介していますので、韓国観光を快適に楽しみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
【韓国観光で迷わない】おすすめ地図アプリ4選
ここでは、韓国観光で迷わず観光地を回れる、おすすめ地図アプリを4つ紹介します。
韓国で使用できる地図アプリは複数あり、アプリごとに性能も様々です。
地図アプリごとの特徴や強みを把握することで、韓国観光をより快適に楽しめるでしょう。
以下の紹介では、強みとともに大まかな使い方もまとめているので、初めて韓国観光に行こうと考えている方は、試しにインストールしてみて、使い勝手を確認してみてはいかがでしょうか。
1.コネスト韓国地図
「コネスト韓国地図 – 韓国旅行に必須の日本語版地図アプリ」は、完全日本語対応で韓国の地図を確認できる、地図アプリです。
日本語で行き先が検索できるなど、韓国語が分からない人でも簡単に使用できるシステムになっているため、韓国語がわからないけど韓国観光を楽しみたい人に、おすすめです。
観光スポット、レストラン、エンタメ施設などに関する日本語のレビューも確認できるので、事前に観光地を調べる際にも活用できます。
コネスト韓国地図の使い方
コネスト韓国地図はApple Store、Google Playからインストール可能です。
エリア検索をしたい場合は、虫眼鏡アイコンをタップするとキーワード、カテゴリ、住所から検索できます。
矢印アイコンをタップすることでルート検索もできるので、タクシー料金や地下鉄での生き方を調べたい人は、活用してみると良いでしょう。
2.Naver Map
「NAVER Map」は、韓国で良く使われているメジャーな地図アプリです。
360度回転可能な3Dビュー機能付きであるため、スマホのデータと実際の風景を見比べて位置検索ができる強みがあります。
日本語検索にも対応していますが、目的地を検索する際にはハングル語を活用して検索する必要があります。
Naver Mapの使い方
Naver MapはApple Store、Google Playからインストール可能です。
アプリをインストールしたい際に、言語設定が「韓国語」になっていることもあります。
その場合は以下の方法で日本語設定に変えられます。
- ハンバーガーメニュー(三本線)をタップする
- 設定マーク(歯車アイコン)を選択する
- 「言語(언어)」から「日本語」を選ぶ
- 右側の文字をタップし、再度アプリを開く
3.KakaoMap
「KakaoMap」は、韓国で利用者が増えつつある地図アプリです。
ルート検索の選択肢が他の地図アプリよりも多いため、自分のニーズに合った方法で目的地に到着できます。
ただ、日本語に対応していないアプリであるため、ある程度韓国語を勉強している人でないと利用するのが難しいかもしれません。
ただ、英語には対応しているので、英語の言語設定を駆使して利用すると、扱いやすくなるでしょう。
KakaoMapの使い方
KakaoMapはApple Store、Google Playからインストール可能です。
なお、KakaoMapを利用するためには、アカウントの作成が必須になります。
アカウントはKakaoMapだけでなく、Kakaoタクシーやカカオトークを使用する際にも必要になりますので、IDやパスワードをメモやスマートフォン内に残すように心がけましょう。
4.Visit Seoul
「Visit Seoul」は、ソウル市公式観光アプリで、ソウルの観光名所やグルメ情報を中心に取り扱っているアプリです。
観光に役立つ情報をまとめているアプリですが、天気予報や地図機能まで、活用できるシーンが多いことが特徴です。
現在位置からおすすめの観光スポットを確認できるので、ガイドブックの代わりとしてインストールしておくと良いでしょう。
Visit Seoulの使い方
Visit SeoulはApple Store、Google Playからインストール可能です。
下のメニューバーにある左から2つ目のアイコンをタップすることで、地図機能を利用可能です。
検索バーの下にある、Atrractions(観光地)、Shopping(お店)、Food(飲食店)のマークをタップすることで、簡単にジャンルごとの施設情報をチェックできます。
地図アプリのおすすめな使い方とは?
ここでは、地図アプリのおすすめの使い方について紹介します。
地図アプリは現在地や目的地の位置を調べる以外にも、多くのシーンで活用できます。
地図アプリの活用方法の幅を広げることで、新たな視点から韓国観光に有効活用できる情報を入手できるので、興味がある人は参考にしてみてはいかがでしょうか。
観光地や行きたいお店の情報収集に使う
地図アプリによっては、観光地や行きたいお店の位置だけでなく、口コミ情報や公式サイト情報が記載されている場合もあります。
特に、口コミ情報はより消費者に近い立場で、観光地やお店の情報を知れるので、ガイドブックやインターネット上の情報と合わせて活用すると良いでしょう。
経路や移動手段を確認する
地図アプリの多くには、現在地から目的地の行き方を示してくれる「ルート検索」を搭載しています。
ルート検索を利用することで、目的地にスムーズに移動できるでしょう。
ただし、アプリによっては提案してくれる手段に限りがありますので、アプリの特性を把握する必要があります。
待ち合わせ場所や現在地の共有に使用する
家族や友達と一緒に旅行に行っている際には、地図アプリの現在地設定をオンにしておくことをおすすめします。
自分の現在地を具体的に共有することで、迷った時のロス時間を短縮できることは勿論、待ち合わせ場所と自分の距離感を瞬時に理解できます。
グループで旅行に行く際は、待ち合わせ場所の設定は重要になりますので、待ち合わせ場所を決めた際には、地図アプリを介して具体的な位置情報を共有しておくと良いでしょう。
韓国観光で地図アプリを使う注意点とは?
ここでは、韓国旅行で地図アプリを使う際に注意したいポイントを3つ紹介します。
海外でスマートフォンを利用する場合、利用方法によっては多額の通信料金を請求される恐れがあります。
事前に以下のポイントを確認しておくことで、思わぬトラブルや費用を防止できますので、初めて韓国観光に行く人は、確認しておくことをおすすめします。
フリーWi-Fiはセキュリティが脆弱なことも
韓国などの海外でアプリを使用する際には、Wi-Fiに接続する手段を確保しておくことをおすすめします。
ただ、フリーWi-Fiの利用は場所が限定されるうえに、セキュリティに問題があることも考えられるので、おすすめできません。
ポケットWi-Fiを事前に用意しておくなど、海外のWi-Fiレンタルショップを活用してみると良いでしょう。
ローミング機能を確認する
海外でアプリを使用する際には、「ローミング機能」の設定を事前に確認するようにしましょう。
ローミング機能とは、携帯電話が自国の通信事業者のサービスエリア外で使用される際に、他国の通信事業者のネットワークに接続する機能です。
ローミング機能を活用することで、通話やデータ通信が国境を越えて利用可能になりますが、通信料金が高めに設定されているので、使わないときは設定をOFFにするなど、注意が必要です。
有料オプションに注意する
地図アプリはほとんど無料で利用できる傾向がありますが、アプリによっては一部サービスが有料オプションになっていることもあるので、注意しましょう。
特に、日本語対応がされていないアプリを利用する際には、アプリ内の料金請求に簡単に同意しないことが重要です。
翻訳アプリなどを駆使して、請求内容や有料プラン内容を把握することをおすすめします。
【地図アプリと合わせて使いたい】おすすめ交通アプリ3選
ここでは、おすすめ地図アプリと合わせて活用したい、おすすめ交通アプリを3つ紹介します。
地図アプリで目的地に行く方法を調べても、支払いがうまくいかなかったり、公共機関の利用に戸惑ったりしてしまうと、韓国観光を快適に楽しむことは難しいでしょう。
以下のアプリを活用することで、公共交通機関を利用する手間が短縮されますので、公共交通機関を使って観光地を回ろうと考えている人は、インストールしてみてはいかがでしょうか。
1.Subway Korea
「Subway Korea」は、電車の交通情報、時刻表、乗り換え情報などを確認できるアプリです。
韓国では地下鉄が発達しており、リーズナブルな価格で観光地を回れるため、韓国旅行で使用する人も多いです。
地下鉄を利用する上で便利な機能がまとまっているのはもちろん、日本語にも対応していますので、韓国旅行で電車を使う方はインストールすることをおすすめします。
Subway Koreaの使い方
Subway KoreaはApple Store、Google Playからインストール可能です。
初めて利用する時に、言語・地域・単位の設定をする必要があるので、日本語・主に刊行する都市・マイル表示を選択しましょう。
路線図が出てきたら希望出発駅をタップすることで、出発駅を選択できます。
2.TABA
「TABA」は、2023年12月からサービスを開始した外国人旅行者向けの配車アプリです。
登録時に日本の携帯電話番号が使えるほか、日本語での出発地や到着地の入力にも対応可能です。
支払い時には日本のクレジットカードも使用できるので、支払いの手間を大幅に削減できます。
TABAの使い方
TABAはApple Store、Google Playからインストール可能です。
タクシー配車の手順は以下の通りです。
- アプリを開いて、目的地を日本語で入力
- ルートとともに時間と料金が表示されるので、「おすすめ」「最短」「通行料無料」から選択
- タクシーの種類「普通」「高級」「広々した(大型)」から選択
- 決済のクレジットカードを選択
- 「今すぐタクシーを呼び出す」をタップすることで、近くのタクシーを検索する
- タクシーがキャッチできると、クレジットカードから自動決済される(タクシーのナンバープレートが表示されるので確認して乗車)
- タクシー到着までの時間が表示され、タクシーが到着
- 移動中は到着時間が表示される
- そのまま下車したら、アプリでドライバーを評価する
3.カカオバス
「カカオバス」は、韓国の57都市のバス停の情報を網羅しているアプリです。
出発アラーム機能や到着アラーム機能が付いているため、初めて使用するエリアでも安心してバスに乗れます。
なお、日本語に対応していないアプリであるため、ある程度韓国語を勉強している人でないと利用するのが難しいかもしれません。
ただ、英語には対応しているので、英語の言語設定を駆使して利用すると、扱いやすくなるでしょう。
カカオバスの使い方
カカオバスはApple Store、Google Playからインストール可能です。
設定ボタンから、GPSを利用した検索機能をONにできるので、近い停留所を利用したい場合は、活用してみると良いでしょう。
【まとめ】地図アプリを活用して、韓国観光を快適に楽しもう
この記事では、韓国観光で役に立つ、地図アプリに関する情報を紹介しました。
自分の現在地をリアルタイムで把握できる以外にも、観光地の行き方を簡単に調べることができるなど、便利な機能が多くあります。
地図アプリの情報を元に、公共交通機関を使うことで、自由かつお得な観光プランを組めるので、韓国観光に行く方は、ぜひインストールしてみてはいかがでしょうか。