韓国への旅行や留学、お仕事に行く予定のみなさん、現地で地下鉄を利用する予定はありませんか?
地下鉄は、値段の交渉や渋滞もなく、安い運賃で目的地に移動できる便利な交通手段です。とはいえ、不慣れな国で地下鉄に乗るということへ、不安を覚える方もいらっしゃると思います。時刻表の調べ方や運賃、乗り換え方法などアプリで調べられたら安心しますよね。
そこで今回は、韓国の地下鉄に特化したアプリ、「Subway Korea」をご紹介します!時刻表や乗り換えルートもすぐに調べられる、おすすめのアプリです。使い方を画像つきで説明しますので、ぜひ、韓国旅行や韓国での生活の参考にしてください。

韓国の地下鉄のアプリなんてあるんだ。どうやって使うんだろう?
Subway Koreaアプリとは?
📱「Subway Korea」は、無料で利用できる韓国の地下鉄アプリのことです。 |
路線図から、時刻表、運賃、目的駅までのルートまで、この1つのアプリで簡単に知ることができます。
どんなアプリ?対応エリアと特徴
「Subway Korea」は、ソウル市内の地下鉄だけでなく、釜山、大邱、大田、光州など、広い範囲をカバーしています。そのため、釜山などソウル市外に行きたい方にとっても使い勝手のいいアプリとなるはずです。
また、ダウンロードしたアプリが、韓国語や英語しか対応しておらず、使いづらいなぁと思った経験はありませんか?その点、「Subway Korea」アプリなら駅名が日本語で表示され、検索なども日本語のまま利用できます。
韓国で地下鉄を使いたい方々には、とても役に立つアプリといえるでしょう。

日本語で駅名をそのまま打てるの、地味だがありがたいよな。
旅行者におすすめの理由
韓国旅行でおすすめの理由は広告が少なめで、路線図が見やすい点、ルートや時刻表の確認はオンラインでもできる点です。数日しか滞在できない旅行では、わずらわしい広告に付き合う暇はないでしょう。また、「Subway Korea」は路線が色ごとに一目で分かりやすいため、乗り換えの心配も減ります。
さらに、wifiの電波が弱い場所でも、ルートや時刻表が確認できれば、予定を立てることができるでしょう。
Subway Koreaアプリのダウンロードと初期設定
ダウンロード方法

Subway Korea
⚠️類似アプリに注意⚠️ App Storeのアイコンだと類似アプリがあるため、アプリ名をしっかり確かめてからダウンロードしましょう |


初期設定
ダウンロード後に以下の画面(左)が映ります👇️必要な項目をチェック ✓ します。(※右は日本語訳👇️)



言語設定を日本語にする手順
日本でアプリをダウンロードすると、ほとんどの場合、始めから日本語表記になっていると思います。
万が一、韓国語や英語表記になっていた方のために、言語設定変更方法を説明します。(画面はAndroid)

電車マークをタップ

歯車マークをタップ


これで言語設定は完了です。
基本的な使い方|乗換案内・路線図の見方
駅の検索方法、ルート検索、時刻表の見方など、基本的な使い方について説明していきます。
出発駅・到着駅の検索、設定方法
💡「Subway Korea」アプリの利便性の高い点は、日本語やローマ字で駅名を検索できるところです。 |
その方法を画像付きで説明していきます。
①弘大入口駅を検索してみます。「弘大」と入力した時点でサジェストされました。
②目的の駅をタップします。(この時点で「出発」「経由」「到着」のどれかを選んでもOK)

③路線画面に戻ると、以下のように表示されます。
ちなみに、ローマ字(Hongik UnivもしくはHongdae-entrance)でもサジェストされます。

ルート検索の方法
例えば、「出発」駅を弘大入口に、「到着」駅を明洞に設定します。
①出発駅(弘大入口駅)のメニューから「出発駅指定」をタップ

②次に到着駅(明洞駅)のメニューから「到着駅指定」をタップ

設定すると、以下の画面となります。

画面上部に所要時間・停車駅・乗り換え・料金が表示されます。
路線図には経由駅がポイントされるので、一目でルートを理解できる仕様になっています。
詳しい乗り換え方法を知りたい場合
右上の「乗り換え案内」をタップしましょう。
すると、このような画面になります。

①は最速で乗り換えできるドア ②は発着時間 ③は電車到着時刻のアラームセットボタン |
が表示されています。
②の発着時刻をタップすると、乗り換え案内画面から、発着時間を変更することが可能です。

③をタップし、乗り遅れや乗り越し予防として、アラームを設定してもいいでしょう。

さらに、「Subway Korea」は、電車の位置をリアルタイムで案内してくれます。
旅行に限らず、日常的に使用するにも、とても重宝する機能です。(iOSでは、画面下に表示されています。)

なお、画面の一番下までスクロールすると終電時間と始発時間を見ることができます。
時刻表の画面右上にある「終電に乗る」ボタンをタップしてもOK!
駅の詳細情報の見方
「Subway Korea」アプリでは、駅の詳細情報も検索できます。
メニューから「駅の案内」をタップします。

すると、このような画面となります。
最速で乗り換えられる、ドアの案内がここにも表示されています。
加えて、出口の方向やトイレ、授乳室、バリアフリー対応といった施設情報も載っています。

また、駅のメニューから「出口案内」をタップすると、地図上で、地下鉄の出口を教えてくれます。目的地へ向かうために、どの出口を利用したらいいのか、探すことができるでしょう。

このように「Subway Korea」は、発着時刻やルート検索、乗り換え方法と目的地、駅情報がつまった、とても便利なアプリです! |
韓国の地下鉄には急行(快速列車)も走っており、「Subway Korea」アプリでは時刻表に「急行(快速)」と表示されるため、間違えて乗ってしまうことも防止できます。
日本に居ながら操作もできるので、気になった方は、ぜひダウンロードしてください。

乗りたい電車が簡単に調べられて便利!日本にいる間にダウンロードして、使ってみようかな
他の地下鉄アプリとの違い
韓国旅行で利用されるアプリには、NAVER Map、Kakao Metroなど、いろいろなアプリがあります。
「Subway Korea」との機能の違いはなんでしょうか?
・NAVER Map |
日本語にも対応している、韓国で人気の高い地図アプリ。韓国国内の詳細な地図情報が手に入り、Googleマップより便利と言われています。
地下鉄を検索することも可能ですが、駅を選んだ際に、路線図ではなく地図上の駅が表示されます。地下鉄利用時には、路線図で表示された方が使いやすいでしょう。
・Kakao Metro |
「Kakao Metro」は、「Subway Korea」と同様に、駅の時刻表や路線が視覚的に分かりやすいアプリとなります。しかし、対応言語は韓国語と英語だけとなっています。
・コネスト韓国地下鉄路線図・乗換検索 |
こちらも、「Subway Korea」や「Kakao Metro」と同じように、駅やルートが見やすいです。
日本語に対応していますが、駅情報は「Subway Korea」の方が充実しています。
また、電車のリアルタイム配信は行っていません。
各アプリと比べて、「Subway Korea」は
✔ 日本語に対応 ✔ 一目で路線図が分かる ✔ 駅に関する情報量が多い ✔ 電車のリアルタイム案内がある |
この4つの点が揃っており、地下鉄利用時におすすめのアプリといえるでしょう。
Subway Koreaが使えない?よくある疑問・不安を解消!
Subway Koreaが使えない時の原因は?
・インターネット回線の問題により、オフライン状態になっている。 「Subway Korea」のリアルタイム案内を利用するためには、インターネット接続が必要です。 一度、WiFiなどの電波状況をお確かめください。 |
・アプリのバージョンが最新ではない。 Google Play StoreまたはApp Storeでアプリを更新し、再起動してください。 |
・アプリ側に問題が生じた。 アプリ自体が一時的に停止している可能性や、サーバーがダウンしている可能性があります。 時間をおいて、再度利用してみましょう。 |
・デバイス側に問題がある。 自分の持っているスマホなどの、OSやアプリの動作異常の可能性も考えられます。 スマホの再起動や、OSのアップデートを試してみてください。 |
オフラインでも使える?
「Subway Korea」はオフラインでも、使える機能はたくさんあります。
図にまとめてみました。
【オフラインでも使える機能】 ・路線図の確認 ・出発駅と到着駅の選択 ・乗り換え数 ・乗車賃の表示 ・選択した駅の時刻表 ・駅の詳細情報 |
【オフラインで使えない機能】 ・電車位置のリアルタイム案内 ・出口案内 |
空港鉄道A’REXにも対応してる?
「Subway Korea」は空港鉄道A’REXにも対応しています。
空港鉄道A’REXには、仁川空港からソウル駅までノンストップで走る直通列車と、各駅停車で運航する一般列車があります。そのどちらの時刻表も、「Subway Korea」には表示されます。(直列列車の場合、時刻表に「急行(快速)」と表示)
⚠️ なお、直通列車は、T-moneyといった交通系ICが利用できないので注意しましょう。
また、全席指定ともなりますので、あらかじめ指定の乗車券の購入が必要です。直通列車に乗られる方は、時間に余裕を持って駅に移動しましょう。

直通列車は便利だが、注意点も多いな。
T-moneyカードやWOWPASSと連携をはかる
T-moneyカードとは、韓国の交通系ICカードのことで、バスや地下鉄で利用できます。またWOWPASSにもT-moneyカードの機能がついています。
「Subway Korea」で目的地までの運賃を調べておくと、事前にチャージする金額が分かり、安心して地下鉄を利用できるのでとても便利です。
ちなみに、ICカードを利用すると、現金利用時に比べて100w運賃が安くなります!使わない手はないでしょう。
そんな韓国旅行のマストアイテムの1つ、T-moneyとWOWPASSの詳しい情報はこちら!
Subway Koreaを使うときの注意点
アプリを使用する際の注意点について、説明していきます。
駅名の表記揺れ
韓国の地下鉄の主要な駅では、駅名に漢字(簡体字)、カタカナ、英語で表記されています。
そのため、駅名が読めずに困ることは、あまりないでしょう。しかし、駅によってはハングルとローマ字表記しかない場合もあります。
「Subway Korea」アプリ上で日本語検索しても、現地の駅名が読めないので、駅が合っているのか心配になってしまうことも。そんなときに、どう対応したらいいでしょうか。
韓国の地下鉄の便利なところは、路線が色によって別れているところです。そのため、出口や入口の表示の色に従って移動すれば、目的の場所にたどり着く仕組みとなっています。
💡「Subway Korea」アプリに路線番号が色とともに表示されているので、それを参考にするとよいでしょう。
また、翻訳アプリの利用や、現地の方に質問してもいいかもしれません。
路線番号や出口番号の確認の重要性
韓国の地下鉄では、行き先の方向別にホームが分かれている点に、注意が必要です。
日本では、改札を抜け、ホームに入ってから行き先の路線を選択できます。
しかし、韓国の地下鉄では、同じ路線でも行き先の方向によって改札が分かれていることがあります。つまり、うっかり、目的地と反対の方面のホームに入ってしまうというアクシデントが生じてしまうのです。そのアクシデントを防止するために、路線番号の確認が重要となります。
💡「Subway Korea」に表記されている路線番号や、改札手前の案内板をよく確認しましょう。
また、改札の出口も、目的地と近い場所を選ぶと、歩く距離が減り時間を無駄にせずにすみます。

アプリに表記されている路線番号や、改札手前の案内板をよく確認するんだぞ。
混雑時間や乗換に要注意
地下鉄利用時の注意点も紹介します。
⚠️ラッシュ時間
日本にもあるように、韓国にもラッシュ時間が存在し、地下鉄内はとても混みあいます。
7:00~9:00と16:00~20:00頃まで、とても混みますので、できれば地下鉄での移動を避けたい時間です。
大きな荷物を抱えている場合には、乗車時間をずらしたり、ほかの交通手段を使ったりと工夫が必要かもしれません。
⚠️改札とホームが遠い場合も
こちらも、日本の首都圏と同様に、改札とホームの距離が遠いパターンがあります。乗車時間ぎりぎりに改札を抜けると、ホームまで思ったよりも距離があり、乗り遅れる原因に。
例えば弘大入口駅の改札から、空港列車のホームへも距離があります。
飛行機に乗り遅れるのは避けたいところですよね。

旅行の計画は、時間に余裕を持って立てるといいぞ。
まとめ|Subway Koreaがあれば韓国の地下鉄移動はもう怖くない
ここまで、「Subway Korea」アプリの使い方や注意点などを説明していきました。
知らない場所で公共交通機関を利用するのは、不安があるでしょう。
「Subway Korea」は、日本語で路線が検索できて、乗り換えや駅の案内など、機能が充実しています。
初めて韓国の地下鉄を利用する方でも、安心して使用できるアプリといえるでしょう。
ぜひ、ダウンロードして、ご活用ください。
韓国で良い思い出を作れますように✨️