韓国で最適な服装を季節ごとに徹底解説

韓国で最適な服装を季節ごとに徹底解説

韓国は日本と近い立地にありますが、季節ごとの特徴においては、日本と異なる点がいくつもあります。

そのため、日本の気候と同じ感覚で韓国へ出向いてしまうと、思わぬ寒さや暑さから、快適に観光を楽しめなくなる事態を引き起こしかねません。

本記事では、韓国の季節における特徴を解説するとともに、最適な服装を紹介します。

韓国人気エリアの気温推移や韓国でタブー視されている服装など、ファッションを考えるうえで有効な情報をまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。

最適な服装を着こなすために知りたい!韓国の季節ごとの気候・服装

韓国観光に最適な服装を考えるには、季節ごとの特徴を把握しなければなりません。

ここでは、韓国観光をおしゃれかつ快適に楽しむために知っておきたい、季節ごとの特徴と最適な服装を解説します。

最適な服装の解説では、おしゃれに着こなすためにファッションポイントも合わせて解説します。

韓国旅行の服装に悩んでいる人は、ファッションポイントとともに参考にしてみてはいかがでしょうか。

韓国の春は、日本における3〜5月の期間を指します🌸

平均気温は0〜20℃と日本よりも寒暖差が激しく、さらに強風によって黄砂や花粉が飛散しやすい傾向があります。

春シーズンの初めは少し厚めなコートを着るなど、寒さ対策に重点をおくと良いでしょう。

逆に春シーズン後半は徐々に気温は高くなっていくので、薄めの羽織ものを用意しておきましょう。

また、強風の日はサングラスやマスクを着用して、花粉や黄砂に備えておくことをおすすめします🕶️

おすすめファッション

春におすすめの服装は以下のとおりです。

長袖
長ズボン
ジャケット
薄手のコート
上着なしの厚手長袖
半ズボン
薄手の上着

基本的に日本の春コーデをベースにして問題ありませんが、日本よりも夜と昼の寒暖差が激しいので、厚めの上着を使用する期間が長い傾向にあります。

春コートを3月中に着たい場合は、カーディガンや薄手のトレーナーをコートの下に着ておくなど、重ね着でカバーすると良いでしょう。

韓国の夏は、日本における6〜8月の期間を指します🌊

平均気温は20〜38℃と暑い日も多く、日本と同じく梅雨の影響でジメジメとした暑さになりやすいです。

特に6月下旬は土砂降りの雨が、連日続くケースも珍しくありません。

梅雨シーズンに韓国に訪れる人は、傘やサンダルを準備しておくと雨に困らずに済みます。

⚠️ただし、梅雨が明けた7月から9月初めまででも、記録的なゲリラ豪雨に見舞われるケースが、年々増加しているので、梅雨が明けたからといって雨対策を怠らないように注意しましょう☔

おすすめファッション

夏におすすめの服装は以下のとおりです。

半袖
半ズボン
薄手の上着

基本的に日本の夏シーズンと同じ服装で問題ありません。

日差しが気になる場合は、薄手の上着を羽織るか、日焼け止めクリームを使用すると良いでしょう。

💡なお、室内はクーラーが効いており、外との寒暖差が激しい傾向がありますので、薄めのカーディガンやストールを取り入れると、体調を崩しにくくなるでしょう。

韓国の秋は、日本における9〜11月の期間を指します🌾

平均気温は3〜25℃と肌寒い日も多いですが、他のシーズンよりも過ごしやすく、観光にピッタリなシーズンだといえるでしょう。

ただし、夏との変わり目である9月は昼は30℃、夜は15℃になるなど温暖差が激しく、服装の選択が難しい傾向があります。

逆に10月から全体的に気温が下がり始め、昼と夜の寒暖差が少なくなるので、過ごしやすい気候だといえるでしょう。

おすすめファッション

秋におすすめの服装は以下のとおりです。

半袖
半ズボン
薄手の上着
長袖
長ズボン
ジャケット
コート

秋の前半シーズンは、夏のファッションをベースに、軽い上着を着こなす格好を意識すると良いでしょう。

💡秋の後半シーズンは、日本の秋シーズンのファッションをベースにして問題ありませんが、日本よりも寒い場合が多いので、少し暖かめの格好を意識することをおすすめします。

韓国の秋は、日本における9〜11月の期間を指します⛄

平均気温は-15〜7℃と日本の冬よりも寒い傾向が強く、大雪とともに何度も寒波が韓国全域を覆います。

12月から雪が降り始め、1〜2月にはソウルなど韓国都市部でも雪が見られるでしょう。

冬の後半は氷点下の気温になる日が珍しくないため、しもやけ対策が必須です。

💡ただし、室内は床暖(オンドル)で温められている場合が多いので、体温調節しやすい服装を意識することをおすすめします。

おすすめファッション

冬におすすめの服装は以下のとおりです。

長袖
長ズボン
厚手のコート
ダウンジャケット

床暖(オンドル)で室内が温かいこともあり、韓国では何枚も重ね着するよりも、防寒性の高いダウンやコートを一枚羽織る着こなしをおすすめします🧥

手や首など露出している部分が、しもやけにならないようにするためにも、マフラーや手袋をすることも忘れずに実施しましょう🧤🧣

ヒートテックなど機能性の高いインナーを使用すると、氷点下の気温でも体温を維持しやすいのでおすすめです。

韓国人気エリアの気温推移

韓国は地域によって気候推移の傾向が異なってきます。

そのため、より気温に最適な服装を考えるためには、訪れる予定のエリアに範囲を狭めて、気温推移を把握しなければなりません。

ここでは、韓国観光でよく訪れる人気エリアを5つピックアップし、エリアごとの気温推移をまとめています。

韓国旅行で訪れる場所が決まっている人は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

ソウル

韓国の首都「ソウル」は歴史的な建物はもちろん、韓国カルチャーの中心地になっているなど、多くの海外観光客が訪れるエリアです。

Weather Sparkの調査から判明した、ソウルの気温推移は以下のとおりです。

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
平均
気温
(℃)
0261318232626211582

韓国の大都市にもかかわらず、冬の平均気温は氷点下になることも珍しくありません。

⚠️秋後半から春先まで寒い日が続くので、11〜3月に訪れる人は防寒対策を充分に施しましょう。

釜山

釜山は韓国最大の港町で、屋台料理や市場など韓国の生活感をリアルに感じられる観光エリアです。

Weather Sparkの調査から判明した、釜山の気温推移は以下のとおりです。

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
平均
気温
(℃)
0261318232626211582

冬の寒さがソウルほど厳しくないうえ、晴れの日も多いため、冬シーズンに韓国旅行する際にはぜひ立ち寄りたい観光エリアです。

⚠️ただし、海が近い地形ということもあり、風が強い傾向があるので花粉や急ななどに注意しましょう。

済州島

済州島は韓国最南端の島で、韓国ならではの自然の美しさを感じられる観光スポットが集まっている観光エリアです。

Weather Sparkの調査から判明した、済州島の気温推移は以下のとおりです。

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
平均
気温
(℃)
0261318232626211582

他のエリアよりも夏シーズンが短い傾向があります。

大邱

大邱は韓国の若者に人気がある観光エリアで、アーティスティックな街並みや遊園地など他のエリアにはない魅力が多く詰まっています。

Weather Sparkの調査から判明した、大邱の気温推移は以下のとおりです。

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
平均
気温
(℃)
0261318232626211582

⚠️秋シーズンと冬シーズンは晴れている日が多くなる一方で、乾燥するため肌荒れや風邪には注意が必要です。

光州

光州は韓国の南西に位置する街であり、K-POPファンに人気の観光エリアとして注目を集めています。

Weather Sparkの調査から判明した、大邱の気温推移は以下のとおりです。

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
平均
気温
(℃)
0261318232626211582

年間を通して曇りの日が多いため、他のエリアよりも気温が年間を通して低くなる傾向があります。

韓国の服装を考える時に意識したい3つのポイント

韓国は日本と文化が異なるため、服装においても独特なマナーがあります。

服装のマナーや気候の特徴を把握していないと、トラブルや体調を崩す原因となってしまうので、韓国観光を充分に楽しむにはいくつかポイントを意識しなければなりません。

ここでは、韓国の服装を考える時に意識したいポイントを3つ解説します。

室内外での寒暖差

韓国の冬は日本の冬よりも寒さが厳しいですが、室内はきちんと温かいことが多いです。

そのため、中に何枚も服を着こんでしまい体温調節がしにくい状態だと、暖房の熱さによりストレスを感じやすくなってしまいます。

夏も同様で室内と屋外の温度差で体調を崩してしまうことも珍しくないため、インナーを重ね着するのではなく、アウターを何枚か羽織るコーディネートを意識しましょう。

タブー視されている服装

韓国では特にタブー視されている色やファッションアイテムはありません。

日本のコーディネートと同じような感覚で、服装を考えると良いでしょう。

しかし、マナー違反にならないためにも、TPOに気を配る意識を持つことは大切です。

ビジネスの場は控えめな色・柄の服装を選択するなど、正式な場所では自分の着たい服装を着るだけでなく、場や相手に失礼のない格好を意識するように心がけましょう。

ファッションの傾向

韓国では大人っぽいコーデが人気であるため、ミニスカートやスキニーパンツが好まれているなど、日本よりもタイトな服装をしている傾向が強いです。

タイトな服装に合わせて、大人っぽいメイクやヘアスタイルも人気が高く、特に若い世代の間では、強めのアイラインやロングヘアーの巻き髪が流行しています。

そのため、韓国でコスメやファッションアイテムを購入する場合は、大人っぽさを取り入れたアイテムを購入すると、韓国ならではのトレンドを取り入れることが可能でしょう。

韓国の服装に関するよくある質問

ここでは、韓国の服装に関するよくある質問をQ&A方式でまとめています。

韓国旅行に行く服装を決めるヒントとなる、質問を多くまとめているので、気になる人はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

韓国はどんな服装だと快適ですか?

韓国における快適な服装はシーズンによって大きく異なります。

各シーズンの快適な服装は以下のとおりです。

・春シーズン日本よりも夜と昼の寒暖差が激しいので、カーディガンやベストなど軽めのアウターを組み合わせる
・夏シーズン通気性の良い服装をベースに、室内の温度差に対応できるように薄い羽織りものを組み合わせる
・秋シーズン秋の前半は夏のファッションをベースに、軽い上着を着こなす格好を意識し、秋の後半は日本の秋コーデよりも暖かめの服装を意識する
・冬シーズン何枚も重ね着するよりも、防寒性の高いダウンやコートを一枚羽織る着こなしを意識する

韓国でNGな服装は?

韓国では比較的ファッションの自由度が高いので、特にNGとなる服装はありません。

ただし、旅先でトラブルに遭わないためにも、以下の服装は避けることをおすすめします。

肩出しや胸元が大きく開いた服
ダメージが激しすぎる服やヨレヨレの服
旭日旗や戦争に関するデザインの服
室内での帽子やサングラス

💡お寺や伝統的な場所では、短すぎるスカートや派手なデザインの服は避けるなど、TPOに配慮することが大切です。

韓国と日本の服装の違いとは?

特に大きな違いはありません。

ただし、若い世代の間では、日本よりも大人っぽい服装の人気が高いため、ボディラインが出るようなタイトなファッションコーデが流行しています。

【まとめ】季節の特徴を把握して韓国で最適な服装を着こなそう!

本記事では、韓国の季節における特徴を解説するとともに、最適な服装を紹介しました。

韓国旅行を最大限に楽しむためには、季節ごとの気候に合わせた服装を選択することが大切です。

日本のコーディネートと大きく異なることはありませんが、季節ごとの違いがいくつかあるので、事前に把握し、旅行で着て行く服装に反映させることをおすすめします。