韓国で銀行口座は開けるの?メリットや注意点を大解説!!

韓国で銀行口座は開けるの?メリットや注意点を大解説!!

韓国は手頃な価格と行きやすい立地、そして日本では味わえない刺激が楽しめることから、何度も旅行に訪れるリピーターになってしまうことも珍しくありません。

トラベルボイスの調査では、2017年時点で韓国旅行に訪れている人のうち、6割ほどが2回以上韓国に訪れたことがあるリピーターであることが判明しています。

そんな何度も韓国を訪れている人のなかには、もっと買い物を手軽にしたいがために、韓国の銀行口座を開こうか考えている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、韓国の銀行口座に関するメリットや注意点を解説しています。

韓国の買い物が簡単になる方法も紹介しているので、何度も韓国に訪れている人はもちろん、初めて韓国に訪れようと考えている人も参考にしてみてはいかがでしょうか。

韓国で銀行口座を開くには

韓国で銀行口座を開くには、日本とは異なる工程をクリアしなければなりません。

ここでは韓国で銀行口座を開くために知っておきたい、情報をまとめています。

基本的に海外国籍の人が銀行口座を開くには、かなりの労力がかかる傾向が強いです。

韓国で銀行口座を開く場合も、手順や必要書類をしっかりと理解していないとうまく口座を開設できないことになりかねません。

自分が必要な手順をきちんとクリアできるか判断するためにも、以下の項目に目を通してみると良いでしょう。

必要書類

韓国の銀行口座を開設するためには、いくつか身分証明書となる書類を提出する必要があります。

必要な書類は以下のとおりです。

  • パスポート
  • 外国人登録書(91日以上滞在する場合)
  • マイナンバーカードや運転免許証(90日以下滞在している場合)

また銀行や個人の状況によっては、以下の書類を提出する場合もあります。

  • 入学許可書や在学証明書などの留学を証明する書類
  • 給料証明書や在職証明書などの就業を証明する書類
  • 公共料金の請求書や賃貸借契約書などの居住を証明する書類

パスポートのみでも口座は開けるの?

大手銀行などはパスポートのみでも口座を開設してくれる可能性があります。

韓国ではパスポートや外国人証明書が身分証として扱われます。

なお、一般的な観光目的で訪れている場合は、外国人登録証を申請せずに観光ビザを利用しているケースがほとんどです。

外国人登録証がない場合は銀行によって対応が異なるため、直接窓口で問い合わせる必要があるでしょう。

もしパスポートのみでも銀行口座が開設できる場合は、日本の身分証明書(マイナンバーカードや運転免許証)が必要になるので、あらかじめ準備しておくことをおすすめします。

日本で韓国の銀行口座を開けるの?

日本国内のやり取りのみでは、韓国の銀行口座を開設することは不可能です。

多くの韓国の銀行ではインターネットによるサービスを提供しています。

インターネットのサービスを活用すれば、オンラインで口座の開設を申請することも可能です。

しかし、口座を開設するには一度銀行の支店に訪れる必要があるため、日本国内で開設手続きを完了することはできません。

韓国の銀行口座を開設するためには、必ず韓国を訪れる必要があります。

韓国の銀行口座を開設する手順

韓国の銀行口座を開設する大まかな流れは以下のとおりです。

  1. 開設する銀行の窓口に行く
  2. 必要書類を提出する
  3. 口座開設申請書類を記入する
  4. インターネットバンキングサービスの申し込みをする
  5. 公認認定書を発行する
  6. セキュリティープログラムの設定をする
  7. スマートフォンで銀行の公式アプリをインストールする

なお、銀行によって細かな手順が異なるので、銀行窓口に問い合わせた時に再度確認することをおすすめします。

韓国の銀行口座を開く注意点

韓国の銀行口座を開設するには、どの銀行で口座を開設するか選ぶ必要があります。

しかし、信頼できる業者を見極めるポイントを把握しているなど、スムーズに選ぶためにはいくつかポイントを注意する必要があります。

ここでは、韓国の銀行口座を開く際の注意点を3つ解説します。

お金に関わる大切なやり取りであるため、以下の注意点を守って慎重に物事を判断しましょう。

信頼できる銀行かリサーチする

韓国には大手から中小規模までさまざまな銀行があります。

銀行によってサービス内容が異なることはもちろん、中小などマイナー銀行のなかには悪徳業者が紛れ込んでいる場合も珍しくありません。

開設しやすい、お得な費用で口座を開けるなど紹介されている内容ばかりに注目してしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。

お金に関わる大切な取引であるため、信用度を第一に注目して選ぶようにしましょう。

なお、信用できる銀行を把握したい際には「金融庁が発表している「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」の確認をおすすめします。

悪徳代行業者には要注意

代行業者によっては、韓国の銀行口座を代わりに開設してくれるサービスを提供している場合があります。

代行業務を適正な価格で実施してくれる業者が多いですが、なかには法外な手数料を請求してくる悪徳業者も存在します。

代行業者を利用する際には、悪徳業者でないかどうかホームページやサービス内容を良く確認することが大切です。

口座の種類を決めておく

外国人向けの口座の種類は、銀行によって異なる点がいくつもあります。

銀行によっては使用目的に応じた口座を開いてくれるサービスもあり、口座を開設する目的が明確な人は多くのメリットを得ることも可能です。

外国人向けのサービスの詳細は銀行のホームぺ―ジに記載されているので、気になる人はチェックしてみると良いでしょう。

韓国で銀行口座を開く3つのメリット

韓国で銀行口座を開設するのはそれなりの労力と時間がかかるため、事前にメリットを理解することが大切です。

ここでは、韓国で銀行口座を開設するメリットを3つ紹介します。

韓国を頻繁に訪れる人や韓国で多く買い物する人にとって、価値のあるメリットが多い傾向にあります。

韓国へ何度も旅行に訪れているようなヘビーリピーターの人は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

両替が必要ない

韓国では日本円が使用できないので、ウォンに両替する必要があります。

ウォンの両替は銀行や両替所にいく必要があるため、時間や労力がかかります。

さらに交換レートや手数料も発生するので、韓国で頻繁に買い物する人が支払うコストは無視できないものになってしまうでしょう。

韓国に口座を持つことで、口座に金額を振り込めばいつでもATMから現金が引き出せるようになるため、両替に時間と費用を費やす必要がなくなります。

デビットカードが使用できる

韓国の銀行口座を開設することで、日本の銀行と同じようにデビットカードを発行してもらえます。

デビットカードを活用すれば、現金を持ち歩かなくても多くの支払いに対応可能なため、買い物の手間を減らせます。

韓国はキャッシュレス大国であり、日本よりもキャッシュレスを利用する割合が多い国になっているので、活躍できる場面が多いサービスであるといえるでしょう。

サービスが充実している

韓国の大手銀行はインターネットサービスが充実しているなど、非常に使い勝手の良いサービスが多くあります。

銀行によってサービスは異なりますが、送金や給与の受取もインターネット上で完了できるので、支店に足を運ばなくてもさまざまなニーズを満たせます。

加えて金利が日本よりも良い傾向があるため、定期預金プランを活用する場合は、日本の銀行を利用するよりも効率よくお金を増やせるでしょう。

韓国で銀行口座を開く3つのデメリット

韓国で銀行口座を開設するのは、日本で銀行口座を開設するよりも手間と労力がかかります。

さらに、マネーロンダリングの対策や外国人国籍だからこそ生じるハードルが原因で、他にもいくつかデメリットを被る場合も少なくありません。

ここでは、韓国で銀行口座を開くデメリットを3つ紹介します。

銀行口座を開いて不便な思いをしないためにも、以下のデメリットをチェックしてみると良いでしょう。

申請を通すのに時間がかかる

窓口の対応スピードや銀行の込み具合にもよりますが、申請を通すのに必要な時間は最低でも30分以上かかると想定しておくと良いでしょう。

韓国の銀行システムは、外国人が登録することを考慮していない場合がほとんどであるため、外国人国籍でサービスを申請すると通常よりも時間がかかってしまいます。

加えて、スムーズに対応できる支店数も限られている傾向が強いので、事前に対応可能な視点をリサーチする手間が発生します。

韓国語が話せないと開設が難しい

申請の対応をしてくれる職員とやり取りするには、韓国語を話す必要があります。

日本語で対応してくれる窓口は存在しますが、かなり数が限られるため、移動に時間がかかるケースも珍しくありません。

また、日常会話レベルの韓国語に対応できる力を持っていても、申請には専門的な用語を理解する必要があるので、すべて理解するのは難しい傾向が強いです。

説明や契約の意味が理解できていないと、口座を開設できなくなってしまうので注意しましょう。

使えるサービスに制限があることも考えられる

外国人向けの口座は、一般的な口座と異なる区分になるので使えるサービスに制限がある場合がほとんどです。

また、韓国の銀行はオンライン送金に制限金額が設けられているなど、日本の銀行とは異なるポイントが多くあるので、日本の銀行と使い勝手が違う点にも注意しましょう。

韓国で銀行口座を開くのはメリットよりもデメリットの方が大きい

韓国の銀行は観光客でもパスポートを使って口座を開設できますが、開設して利用できるメリットよりも、開設するためにかかる時間や労力の方が大きい傾向が強いです。

韓国はキャッシュレス文化であるため、どこでも現金を引き落とせるメリットは実感しにくいです。

さらに、外国人向けのキャッシュレス支払いサービスが発達していたり、日本で発行できる一部クレジットカードも支払いに利用できるので、わざわざデビットカードを利用するメリットも薄いといえるでしょう。

韓国では便利な支払いサービスが多い

韓国は観光客が多く来る国であるため、外国人向けのキャッシュレス支払いサービスが多くあります。

ここでは韓国の買い物を便利にしてくれる、おすすめの支払いサービスを3つ紹介します。

支払いサービスによって強みが異なるので、韓国の楽しみ方や過ごし方に合わせてサービスを選んでみると良いでしょう。

WOWPASS

「WOWPASS」プリペイドカードと交通系ICカードのシステムをあわせもつ、キャッシュレスサービスです。

自動両替機を利用すれば、日本円のままお金をチャージできるだけでなく、ウォン紙幣の両替にも対応できます。

日本語で自動両替機を操作できるため、韓国語がわからない人にもおすすめです。

公式アプリをインストールすることで、残金を手元で把握できるようになるなど、使い勝手が格段に向上するので、スマートフォンを持っている人はアプリも併用してみると良いでしょう。

クレジットカード

韓国はキャッシュレス支払い文化が日本よりも浸透しているため、屋台など小規模な店舗を除くほとんどの場面でクレジットカードを使えます。

韓国で使用できる国際ブランドは以下のとおりです。

  • Visa
  • Mastercard®
  • アメリカン・エキスプレス®
  • JCB
  • 銀聯

盗難に遭ってもクレジットカードをすぐに差し止めることで、被害を防ぐことも可能なので、安心して買い物を楽しめます。

NAMANEカード

「NAMANEカード」好きな写真を使用してデザインを作成できる、プリペイドカードです。

自動販売機で購入できるため、気軽に利用できる強みがあります。

さらに、デザイン性の自由度の高さからお土産にもなるカードなので、韓国旅行の記念にぴったりです。

【まとめ】韓国の銀行口座を開くハードルは高い

この記事では、韓国の銀行口座に関するメリットや注意点を解説しました。

パスポートを使って開設できるので、観光客でも口座を持つことが可能です。

しかし、申請の手間やキャッシュレス支払い文化が浸透していることから、わざわざ高いハードルを超えてまで開設するメリットが少ないといえるでしょう。

WOWPASSなど他のキャッシュレス支払いサービスは、リピートして訪れるような観光客にも効果的なキャンペーンやサービスを展開しているので、買い物を便利にしたい人は他サービスを検討してみることをおすすめします。

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