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「ソウルのブルックリン」とも呼ばれる「聖水(ソンス)」。
おしゃれなカフェやセレクトショップなどが集まり、毎週さまざまなポップアップストアが次々と登場している人気エリアです。再開発によって倉庫街がアートとトレンドの発信地へと生まれ変わり、近年では韓国旅行で欠かせないスポットのひとつになっています。
そんなソンスまでは明洞から電車で15分ほど。ある方法を利用すれば乗り換えなくスムーズに到着することができます。
この記事では、明洞駅から聖水(ソンス)駅までの行き方を、地下鉄・バス・タクシーの3つの方法で徹底解説。初めての韓国旅行でも迷わず行けるようわかりやすく紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
【明洞エリア⇔聖水駅】地下鉄での行き方
明洞エリアから聖水(ソンス)駅へは、地下鉄を使うのが最も定番の移動方法です。運賃は1,550ウォン(IC利用時)と安く、15分〜20分ほどで到着できます。
実は明洞エリアには、最寄りの地下鉄の駅がふたつあるのをご存じですか?
明洞駅ではなく乙支路入口(ウルチロイック)駅を利用すると、乗り換えがなくスムーズに行けるんです。
この章では2パターンの方法で、明洞エリアからソンスまでの地下鉄を使った行き方を紹介します。
明洞駅から聖水駅への地下鉄経路

乙支路入口駅から聖水駅への地下鉄経路

【画像つき】明洞駅→聖水駅までの地下鉄移動をやさしく解説

4号線の明洞駅には1〜10の地下出口があります。その中でも3番と7番出口にはエスカレータあり。荷物が多い場合は、こちらの出口を利用しましょう。
では、今回は7番出口からスタートします!

地下に入ったら、地下鉄マークの看板に沿って進みましょう。
明洞の地下街には洋服屋さんや靴下屋さん、K-POPアイドルグッズ店など様々なお店があります。

こちらが4号線明洞駅の改札です。
改札内に入ると左右に階段がありますが、行き先にかかわらないのでどちらから降りてもOK。
トイレは改札を入って右側、階段の奥にあります。

階段を2回降りると、地下鉄のホームがあります。
乗り換え駅である東大門歴史文化公園駅には、階段を降りて右側のジンジョプ(진접)方面に乗車。

次の駅は忠武路(チュンムロ/충무로)です。
矢印の方面がチュンムロになっているかを確認して電車に乗車しましょう。

東大門歴史文化公園駅までは明洞から2駅です。
では2号線に乗り換えます。

ホームに降りたら、緑色の看板や矢印を探しましょう。
駅には5号線も乗り入れているので、路線番号である「②」が指す方向に進めば大丈夫ですよ。

乗り換え先である2号線は、行き先によってホームが異なります。
写真のように「신당(シンダン)」に矢印が向かっているか確認して乗車しましょう。
聖水は6駅目。10分ほどで到着します。

聖水(ソンス)駅に到着です。
ソンスは地上駅。車両の最前・もしくは最後尾のそれぞれに改札へ向かう階段があります。
早く改札をでたい方は、中間車両ではなく最後・最前車両に乗車するとスムーズですよ。
【画像つき】乙支路入口(ウルチロイック)駅→聖水駅までの地下鉄移動をやさしく解説

明洞エリアに近い乙支路入口(ウルチロイック)6番出口からスタート!
ロッテホテル明洞やイビスアンバサダーソウル明洞に宿泊される方は、特にウルチロイック駅の利用が便利です。

2号線ウルチロイック駅の改札は、行き先によって異なります。
을지로3가(乙支路3街)方面の改札を通りましょう。
次の駅は「ウルチロサムガ」駅になります。

2号線に乗車したため、乗り換えなしで聖水(ソンス)駅まで行くことができます。
所要時間は15分ほど。9駅目で下車しましょう。
お疲れ様でした。
【明洞エリア⇔聖水エリア】のバスでの行き方
明洞からソンスまではバスでも行けますが、おすすめはできません。直接行くバスは日中にはなく、乗り継いで行くことになります。
万が一、終電を逃してしまった場合は深夜バスがあるので安心です。
この章では、明洞エリアと聖水エリアを通る深夜バスを紹介します。
明洞エリアから聖水エリア行きの深夜バス停留所はどこ?

深夜バスの番号は「N73」。青色のバスです。
バス停は乙支路入口(ウルチロイック)駅5番出口をまっすぐ進んで3分ほど歩いたところにあります。
⚠️韓国の車道は右車線。間違って反対方向に乗らないように注意しましょう。
下車駅は聖水駅4番出口(성수역 4번 출구/ソンスヨッサボンチュルグ)です。
ソンスから明洞に向かう場合も同様で、深夜バス「N73」に乗車可能です。
乗車場所は道を挟んだ反対車線。駅名は異なり、聖水駅1番出口(성수역 1번 출구/ソンスヨッイルボンチュルグ)で乗車。乙支路入口(을지로입구/ウルチロイック)で下車です。
明洞エリアから聖水エリアへのバス料金
所要時間はおおよそ30分、料金は2,500ウォンです。バスの通常料金は1,500ウォンほどですが、深夜バスは料金が上がります。
一方で気候同行カードの場合は、深夜バスの乗車も可能なのでよりお得に感じるでしょう。気候同行カードはソウル在住者から旅行者まで、誰でも利用できるソウルのバス地下鉄乗り放題カードです。コンビニなどでカードを購入後、駅の券売機で利用日数分をチャージ。
特にソウル市内のあちこちを回りたい方に便利なカード。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ソウルを走るバスの基本情報
韓国のバスは色ごとに分かれており、下記のバスが走っています。
- 幹線バス(青色)
- 支線バス(緑色)
- マウルバス(緑色・小型)
- 広域バス(赤色)
ソウル市内での移動で利用するバスは、おもに幹線バスと支線バスになるでしょう。
| 大人 | |
|---|---|
| 幹線バス | 1,500ウォン | 
| 支線バス | 1,500ウォン | 
| マウルバス | 1,200ウォン | 
| 広域バス | 3,000ウォン | 
※2025年10月現在の料金です。
近年、多くのバスで現金が使用できなくなっています。
T-moneyなどの交通カードを持っていない場合、乗車拒否される場合があるのであらかじめ交通カードを購入しましょう。交通カード(T-moneyなど)はコンビニで購入可能。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
韓国バスの乗り方と降り方は、以下の通りです。
1️⃣バス停で待機
韓国のバス停は歩道側にあるタイプと、車道の中央にあるタイプがあります。
バス番号によって停車場所が異なるので、NAVERマップなどのアプリで確認して待機しましょう。
2️⃣バスに乗車
多くのバスが乗り入れるバス停の場合、一番前で待っていても通り過ぎてしまう場合があります。後に乗りたいバスが待機している場合は、バスの方まで向かって乗車しましょう。
バスが目の前に近づいた場合は、乗る意思を示すように運転手さんを見ると通り過ぎてしまうことが減りますよ。
バスに乗車したら、交通系カードを端末にタッチしましょう。
3️⃣降りたいバス停が近づいたら
次のバス停になるとアナウンスが流れます。前のモニターにもバス停の表示がされているので確認しましょう。
次のバス停が近づいたら、下車ボタンを押します。
4️⃣バスを下車
韓国のバスは、後ろ扉から下車。
バスから降りる際にも、交通カードをタッチします。
韓国ではバス停に近づく前からカードをタッチして、扉の前でスタンバイ。
揺れが大きいバスが多いので注意して降りる準備をし、速やかに下車しましょう。
韓国初心者には難しい移動手段と言われている韓国のバス。しかし乗り方や降り方をあらかじめわかっていれば、とても便利に効率よく移動できます。
地下鉄だけでなく、バスにも挑戦してみても良いでしょう。
【明洞エリア⇔聖水エリア】のタクシーでの行き方
明洞からソンスへは、タクシーを利用すれば目的地までゆったり移動できます。
スーツケースを持っているときや、地下鉄の階段・混雑を避けたいときにも便利な手段です。ショッピングや観光を終えたあと、疲れた身体でホテルの前まで帰れるのも嬉しいポイント。
ここでは、明洞エリアから聖水(ソンス)エリアまでのタクシー料金の目安や所要時間などをわかりやすく紹介します。
明洞駅から聖水駅までのタクシー料金の目安と移動時間
明洞エリアから聖水(ソンス)駅へは、タクシーで25分ほど。
料金は10,000ウォン〜15,000ウォンほどなので、グループでタクシーに乗車する際には比較的安く乗車できるでしょう。ただし、深夜(0時〜4時)は割増料金が加算されます。日中よりも料金が上がってしまうため、アプリなどを利用して確認しておくと安心です。
タクシーを利用する際には、カカオタクシーが便利。韓国へ出発前に登録していれば、到着後すぐにアプリを使用することができますよ。
一般タクシーと模範タクシーについて
韓国のタクシーには、一般タクシーと模範タクシーの大きく分けて2種類があります。
一般タクシーは車体がオレンジや白色、シルバーのものが主流。サービスは運転手によって異なります。
一方、模範タクシーは黒い車体で高級感のあるタクシーです。一般タクシーよりもサービスがよく日本語対応可能な運転手も多くいますが、料金が少し高くなってしまいます。
日本語対応でないタクシーに乗車しても目的地に辿り着けるように、到着場所である韓国語表記の住所や駅名を準備しておきましょう。
明洞エリア⇔聖水エリアのアクセス比較まとめ
明洞エリアから聖水エリアへ向かう方法は主に3つ。
それぞれ料金や所要時間、利便性に特徴があります。
ここでは地下鉄・バス・タクシーの3つの主要ルートを比較し、自分の旅行スタイルに合ったアクセス方法を選べるようにまとめました。
| 手段 | 所要時間 | 料金目安 | 荷物対応 | おすすめ度 | 
|---|---|---|---|---|
| 地下鉄 | 約15分 | 1,550ウォン | △ | ☆★★★★ | 
| (深夜)バス | 約30分 | 2,500ウォン | △ | ☆☆☆☆★ | 
| タクシー | 約25分〜 | 約10,000ウォン〜 | ◎ | ☆☆☆★★ | 
💡明洞エリアからソンスエリアまでは、地下鉄が断然おすすめです。気候同行カードなら乗り放題で利用でき、所要時間も短いのが特徴。
しかし地下鉄を利用すると階段が多く、移動時間は短いものの電車の乗り降りに時間がかかってしまうのはデメリット。足腰に不安のある方との旅行である場合は、タクシーの利用が安心でしょう。
聖水エリアは深夜にはほとんどのお店が営業を終了します。そのため地下鉄の終電前には、明洞に移動するのがおすすめ。
万が一地下鉄に乗れなかった場合、深夜バスが不安な方はタクシーを利用しましょう。
まとめ
近年トレンドの発信地として注目を集める聖水(ソンス)は、明洞からも気軽に行ける人気エリア。
アクセス方法を知っておけば、ソウル観光の幅がぐっと広がります。
それぞれの交通手段の特徴を理解して、時間帯や目的に合わせた最適な移動方法でソウル観光を楽しみましょう。
ぜひこの記事を参考に、話題のカフェやショップが立ち並ぶ聖水の街を散策してみてください。



 
							 
						