新大久保で韓国のコンビニをコンセプトにした居酒屋が人気を博しているなど、令和になってから韓国のコンビニに注目が集まっていることをご存知でしょうか?
毎日経済の記事では、「昨年CU·GS25·セブンイレブン·イーマート24など4社の海外決済利用件数は前年対比2倍以上増加している」と報じられているように、海外の観光客が韓国のコンビニを利用するケースが増加しています。
韓国ではコンビニ文化が発達しており、日本と同じく韓国全域でコンビニが展開している一方で、日本のコンビニとは違う点も少なくありません。
この記事では、2024年度最新版の韓国のコンビニに関する情報をまとめました。
おすすめのコンビニはもちろんのこと、日本のコンビニにはない韓国のコンビニならではの魅力も紹介しています。
韓国観光でコンビニに立ち寄りたいなと考えている人は、ぜひ最後までご覧ください。
【2024年最新版】韓国旅行で立ち寄りたい!おすすめのコンビニ4選
ここでは、渡韓した際に立ち寄りたい、おすすめのコンビニを5つ紹介します。
韓国のコンビニは日本のコンビニと同様に高水準な品揃えを有しており、少し立ち寄るだけでも韓国独自の美味しいグルメを味わえるでしょう。
おすすめの韓国のコンビニ紹介では、韓国限定のチェーンから日本でも有名な大手チェーンまで、様々なコンビニを紹介しています。
それぞれの強みや特徴が異なるので、以下の紹介文を参考に自分の好みに合ったコンビニに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
1.GS25
「GS25」は大手流通企業GSリテール傘下の韓国独自のコンビニチェーンです。
2023年1月時点で1万5499店舗と韓国全土で圧倒的な店舗数を展開している人気のコンビニエンスストアで、韓国のコンビニ業界において常に最前線にいるブランドと言えるでしょう。
店内には三角キンパプやカップ麺など、お手軽に食べられる韓国フードを多数取り扱っています。
店内にはセルフ調理器と立ち飲みカウンターも設置しているので、時間がない時でも直ぐにお腹を満たすことができるでしょう。
2.CU
「CU」はBGFリテールが運営する韓国独自のコンビニチェーンです。
1万3000以上の店舗があり、韓国国内でも最大規模のコンビニエンスストアであると言えるでしょう。
元々はファミリーマートのフランチャイズでしたが、2014年にフランチャイズを解約し、独立しています。
キャラクターやアイドルとコラボしている商品を頻繁に展開している特徴があり、クレヨンしんちゃんやちいかわなど日本でもお馴染みのキャラクターとコラボした商品があります。
店舗によっては外貨両替できるなど、独自のサービスを実施していることも強みの1つです。
3.セブンイレブン
「セブンイレブン」は現在全世界の20ヶ国で、8万5千以上の店舗が展開されている世界的に有名なコンビニチェーンです。
1989年にオープンした韓国初のコンビニエンスストアでもあり、2024年4月までに店舗数を1万4,000店舗に拡大すると言われています。
俳優イ・ジャンウと共に発売した「マッジャンウ弁当」と「マッジャンウキンパ」など、日本で販売していない差別化商品も多く販売されています。
他にも新鮮な済州ミルクをたっぷりと詰めた「セブンセレクト・済州ミルクシリーズ」など、日本のセブンイレブンとは違う魅力を有しているため、渡韓の際でも訪れる価値が十分あると言えるでしょう。
4.emart24
「emart24」は韓国で有名な大型スーパー「emart(Eマート)」が運営しているコンビニチェーンです。
もともと同じ新世界グループのコンビニ「With me」をリニューアルして生まれたコンビニであり、大手コンビニチェーンの中でも比較的新しいブランドであると言えるでしょう。
プライベート商品に力を入れているコンビニであり、取り扱っている商品がどれも低価格であることが特徴として挙げられます。
加えて、スナック菓子や飲料はもちろん、コスメやキッチン用品まで幅広い商品ジャンルを取り扱っているため、店内の見ごたえが抜群です。
忠武路2号店は3階建てとなっており、2階、3階、屋上はフリーカフェゾーンになっているなど他のコンビニにはない試みも実施されているので、明洞と忠武路に訪れた際には立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
【渡韓の前に知っておこう】韓国と日本のコンビニの違い
ここでは、渡韓の時に役に立つ、韓国と日本のコンビニの違いについて紹介します。
日本のコンビニと同様、韓国のコンビニも食品や日用品を取り扱っているだけでなく、日常生活で便利なサービスも提供してくれます。
ただ、日本のコンビニでは一般的なサービスでも、韓国のコンビニでは実施していないケースも少なくありません。
韓国のコンビニで戸惑わないためにも、初めて渡韓する人は違いを把握しておくことをおすすめします。
基本的にトイレがない
韓国ではコンビニでトイレが借りられないため、注意が必要です。
韓国のコンビニではトイレを併設していない場合も少なくありません。
韓国でトイレを借りる際には、駅やカフェ・百貨店、大手商業施設でトイレを探すように心がけましょう。
「コネスト韓国地図」や「Naver Map」などの地図アプリをインストールしておくと、周辺地域のトイレ情報を即座に収集できるのでおすすめです。
コピー機に関する設備がない
韓国のコンビニではコピー機を置いていないので、コンビニでファックスや書類をコピーできません。
文具店に行くとコピー機が設置してあることが多いので、韓国でファックスや書類をコピーする際には文具店を利用するようにしましょう。
なお、コピー機はコイン式でなく、レジで会計してから使う形式が一般的なので、利用方法の違いにも注意しましょう。
雑誌はほとんど置いていない
韓国のコンビニは、日本の店舗と違い、雑誌や書籍などがあまり取り揃えていない傾向があります。
新聞を置いているコンビニはありますが、多くのコンビニは書籍や雑誌を取り扱っていないと考えても問題ないでしょう。
韓国で新聞や雑誌を買いたい場合は、日本と同様に書店を利用するか駅の売店などで探すようにすると良いでしょう。
箸や商品の温めはセルフサービス
日本のコンビニとは違い、韓国のコンビニでは、箸やスプーンの受け取りや商品の温めはセルフサービスになります。
多くのコンビニではレジの横かイートインスペースに箸やスプーン、電子レンジが置かれているため、商品をレジで会計した後に自分で必要なものを取ったり、商品を温めます。
お弁当の中には、フォークやスプーンがついているものも多いので、商品を買う際に確認しておくと良いでしょう。
お惣菜やサラダ類のレパートリーは少なめ
韓国のコンビニではあまりお惣菜やサラダ類などが売られていない傾向があります。
韓国でお惣菜を買う際には、市場やスーパーの中にあるパンチャンカゲ(お総菜屋さん)を利用するのがおすすめです。
なお、お弁当コーナーの周辺にはキムチや燻製たまご、スンデ、トッポッキなど韓国独自の食材が販売されています。
「韓国のソウルフードをおつまみにお酒を飲みたい」と考えている人は、利用してみてはいかがでしょうか。
1+1、2+1などのイベントが開催されていることも
韓国では日本のコンビニではなかなか見ることのできないイベントを実施していることもあります。
中でも、「1+1」「2+1」のイベントは多くのコンビニチェーンで実施されているイベントです。
1+ 1は「1つ買ったら1つオマケで付いてくる!」、2+ 1は「2つ買ったら1つオマケで付いてくる!」という意味であり、これらのキャンペーンと利用することで、商品をお得に購入できます。
コンビニや月によって対象商品は違うので、渡韓する際には調べておくと良いかもしれません。
薬の販売がされている
2012年の11月から、24時間営業のコンビニで薬の販売ができるようになったこともあり、韓国のコンビニでは薬を購入できます。
家庭用常備薬が対称なうえ、1回の購入につき1日分のみ購入が可能など、購入に関してのルールが設けられているので、事前に把握しておくと良いでしょう。
韓国の薬局は日曜日には閉まっていることが多いため、薬局が開いていない際には重宝することになるでしょう。
お店前に椅子やテーブルが設置されている
多くの韓国のコンビニの前には、椅子やテーブルが設置されています。
これらの椅子やテーブルは周辺住民に良く使われており、コンビニで買ったものを外の椅子やテーブルを使って食べていることも少なくありません。
明洞などエリアによっては椅子やテーブルが設置していない傾向が強いエリアもあります。
また、コンビニによっては店内に立ち食い、立ち飲みカウンターを併設していることもありますので、気になる人は利用してみてはいかがでしょうか。
【渡韓した際に試したい】コンビニの利用方法3選
ここでは、渡韓した時に試したい、韓国のコンビニの利用方法を3つ紹介します。
以下の方法を活用することで韓国の新たな魅力を感じられたり、韓国観光をより快適にできるので、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
飲食スペースを使って韓国のソウルフードを楽しもう
多くの韓国のコンビニ内には飲食スペースが設けられています。
そのため、買った商品をその場で落ち着いて食べることも可能です。
移動の空き時間や、待ち時間など飲食スペースを利用して、お手軽に韓国のソウルフードを楽しんでみてはいかがでしょうか。
お土産を購入しよう
韓国のコンビニには韓国独自の商品が売られているため、お土産を買う場所としてもピッタリです。
韓国限定のカップラーメンやスナック菓子は日持ちもするため、なかなか会うのが難しい友人に渡すお土産として検討する価値は十分あります。
ただ、ヨーグルトやスイーツなど消費期限が短いものはお土産に適していないので、選ぶ際には注意しましょう。
ホテルで足りないアメニティをコンビニで補充
韓国のコンビニには食品や飲料だけでなく、歯ブラシや衛生品も販売しているので、ホテルでアメニティが足りない場合は利用してみると良いでしょう。
加えて、韓国のコンビニでは薬も販売していますので、お腹を壊してしまった時や気分が悪い時には薬を買いに行くのも有効です。
【韓国のコンビニに行ったら食べてみたい】おすすめ商品
ここでは、韓国のコンビニに行ったら食べてみたい、おすすめの商品を5つ紹介します。
海外観光客に人気の商品を厳選しましたので、訪れた際にチェックしてみてください。
ヨーグルト
韓国のコンビニには多彩な種類のヨーグルトが販売されています。
ビヨットやトッピンなど、ヨーグルトにチョコやフレークをトッピングするヨーグルトは韓国ならではの商品になります。
塩パン商品
韓国では塩パンブームが長らく到来しています。
塩パン味のスナック菓子まで登場しているので、韓国のトレンドを押さえたい人におすすめです。
韓国ではCUの「405」シリーズが菓子パンブランドとして、人気が高いです。
スナック菓子
コンビニでは韓国独自のフレーバーが楽しめるスナック菓子も購入できます。
特にノガリ味(スケトウダラの稚魚の干物)が韓国では人気のため、購入してみてはいかがでしょうか。
プリンねこ
2023年に大流行した「プリンねこ」も韓国のコンビニで購入できます。
GS25ではゼリーを原料とした「プリンねこ」も登場し、人気はまだまだ続きそうです。
お土産として喜ばれる商品ですので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
パウチドリンク
韓国のコンビニには様々な種類のパウチドリンクが販売されています。
パウチドリンクと氷が入ったカップを購入することで、美味しいドリンクを安く購入できるのでおすすめです。
日本とは違う魅力が盛りだくさん、韓国のコンビニに注目してみよう
この記事では、韓国のコンビニに関する情報を紹介しました。
日本のコンビニにはない、独自の魅力を有しているうえ、多くのエリアに店舗が展開していますので、渡韓した際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。