韓国旅行10月の服装・気温・費用まとめ|秋夕(チュソク)は危険?

韓国旅行10月の服装・気温・費用まとめ|秋夕(チュソク)は危険?

10月の韓国は爽やかな秋晴れが続き、紅葉も楽しめる絶好の旅行シーズン!暑さも落ち着き、観光やショッピング、カフェ巡りにぴったりな時期です。

一方で朝晩はひんやりと肌寒くなることもあり、服装選びには少し注意が必要となるでしょう。また、韓国の連休である秋夕(チュソク)の影響や、連休中の営業状況も気になるところ。

本記事では2025年10月に韓国旅行を検討している方に向けて10月の気温や服装の目安、旅行費用の相場などの韓国旅行の基本情報を紹介します!また、秋夕による影響や注意点、快適に過ごすためのポイントもわかりやすく解説。

韓国が初めての方もリピーターの方も、10月の韓国旅行をもっと楽しむためのヒントをお届けするので最後まで読んでくださいね。

10月の韓国はどんな季節?【気温・天気・特徴】

韓国の10月は秋真っ盛り。9月と比べると気温も落ち着き、日中でも秋風が涼しく感じられるため過ごしやすい日が続きます。

ソウルでは紅葉が徐々に色づき始め、街路樹や公園が赤や黄色に染まる美しい景色も見どころのひとつ。とくに10月中旬から下旬にかけてが紅葉の見頃で、韓国らしい秋を満喫できる時期といえるでしょう。

それでは、ソウル市の10月平均気温を見ていきます。

出典:AccuWhether

10月は上旬と下旬で体感温度が大きく変わるのが特徴です。上旬は日中25℃前後まで上がる日もありますが、下旬は一気に肌寒くなり、朝晩は10℃前後まで冷え込むことも。

旅行の日程に応じて、重ね着や羽織りものを準備しておくと安心です。昼間は快適でも朝晩の寒暖差には注意し、服装でしっかりと調整しましょう。

2025年の秋夕(チュソク)はいつ?旅行への影響は?

2025年のチュソク連休は、10月5日(日)から7日(水)。チュソク当日は10月6日(月)で、前後1日が休みになります。さらに他の祝日とも重なり、10月3日(金)から10月9日(木)まで7日間の連休です。

チュソクは、日本のお盆のような存在。

韓国旅行をする人にとってどのような影響があるのかを紹介します。

秋夕(チュソク)は韓国旅行に影響あり!?

チュソクを含む前後の数日間は多くの韓国人が帰省や家族行事のために移動するため、旅行者にもさまざまな影響が出ます。普段は休みのないお店でも、チュソクの前後は休みとなる場合も。

チュソク期間中は、以下のような店舗や施設が休業または時短営業になる可能性があります。

  • 百貨店
  • 大型マート
  • カフェ
  • 美容クリニック
  • ローカル飲食店 など

近年、観光地などにあるお店や施設はチュソクの影響を受けないところが多くなってきています。

しかし、油断は禁物。せっかくの旅行でお店が営業していなかった…とならないように、次に紹介する対策を確認しましょう。

秋夕(チュソク)のための対策は?

  • 営業時間の確認
  • ソウル市内の観光にとどめる
  • 早めの予約を

営業時間の確認はNAVERマップを確認した上で、お店や施設のSNSも確認してみましょう。

また、せっかくの韓国旅行だからとチュソク期間中に地方都市まで足を伸ばすのは注意。ローカルすぎるお店だと、NAVERマップにも営業時間が記載されていない可能性があります。ソウル市内の観光地周辺であれば、比較的営業している店も多いので不便を感じにくいでしょう。

旅行の計画を立てる際には営業時間を確認しつつ、ホテル近辺で開いている施設やお店を多くピックアップしておくと安心です。またソウル郊外まで足を伸ばしたい場合、鉄道や車の混雑状況に注意して行動するようにしましょう。

そしてなによりチュソク期間中は、韓国人も旅行をする人が多くなります。そのため航空券、ホテル代ともに高騰しやすく満室になるのも早いため、早期予約が鉄則。万が一に備えて、キャンセル可能なプランを選ぶと安心です。チュソク期間の始まりや終わりを少しずらして旅行することもおすすめですよ。

チュソク期間中は景福宮などの古宮や韓屋村などで伝統体験イベントが行われることもあります。期間限定の行事に出会えるのは、まさにこの時期だけの特権ですね。

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紅葉はどこで見れる?ソウルの紅葉スポットを紹介

10月の韓国は紅葉が美しい季節。

ソウルでは例年10月上旬に色づきはじめ、10月中旬〜下旬ごろに見ごろを迎えます。

さっそく韓国の紅葉スポットを見ていきましょう!

秋の韓国を彩る風景をぜひ現地で体感してみてくださいね。

景福宮(キョンボックン)

出典:景福宮インスタグラム

ソウル観光の定番スポット「景福宮」は韓国を代表する古宮のひとつで、季節によっていろいろな姿が見られます。紅葉シーズンになると石造りの建物や韓屋と美しく染まった木々が調和し、まるで絵画のような景色に。

とくに人気なのが、韓服レンタルをして紅葉の中で写真を撮る楽しみ方。敷地も広く、朝の時間帯は比較的人も少ないため、ゆっくりと紅葉を楽しむことができますよ。

徳寿宮(トクスグン)

出典:Visit Seoulインスタグラム

ソウル市庁前にある「徳寿宮」は、洋風建築と韓国伝統建築が共存する独特な雰囲気が人気のスポット。秋になると敷地内の木々が色づき、紅葉が見事に調和します。

とくに有名なのが宮殿沿いに続く「徳寿宮石垣道(トルダムキル)」。黄色いイチョウ並木が美しく、散策や写真撮影にぴったり!アクセスも良いため、旅行の合間に立ち寄りやすい紅葉スポットです。

ソウルの森

聖水エリアにある若者に人気のおしゃれ紅葉スポット。

芝生広場やカフェなども整備されており、自然と都会の調和が楽しめます。木々の紅葉に囲まれたベンチでのんびり過ごしたり写真映えする風景を撮影したり、ゆったりと秋を感じたい方にぴったり。カフェ巡りとセットで訪れるのもおすすめです。

南山(ナムサン)/Nソウルタワー

出典:ソウルタワーインスタグラム

ソウル中心部にありながら、自然に囲まれた南山(ナムサン)は紅葉スポットとしても人気。

ケーブルカーや登山道を歩きながら、木々が色づく山道を楽しめます。頂上にあるNソウルタワーからは紅葉に染まるソウルの街並みを一望でき、昼と夜で異なる表情を見せてくれるでしょう。

南怡島(ナミソン)

出典:Visit KOREA

ソウルから日帰りで行ける人気の郊外スポット「南怡島(ナミソン)」も、秋になると紅葉で彩られます。

イチョウ並木やカエデ並木などドラマのワンシーンのような風景が広がり、写真好きな方にもおすすめ。実はここ、韓国ドラマ「冬のソナタ」のロケ地としても有名なんです。市内とはまた違った自然豊かな紅葉が楽しめるため、日程に余裕がある方はぜひ訪れてみてくださいね。

10月におすすめの服装コーデ【シーン別】

10月の韓国は日中20℃前後で過ごしやすい日が多い一方、朝晩は一気に冷え込むことも。そのため、寒暖差対策が服装選びのカギ。旅行の目的や訪れる場所に合わせて、重ね着しやすいアイテムを上手に取り入れるのがポイントです。

ここでは、シーン別におすすめの服装コーデをご紹介します。

観光・ショッピング用|明洞・弘大・東大門

韓国で観光やショッピングの定番スポットといえば、明洞(ミョンドン)や弘大(ホンデ)、東大門(トンデムン)です。観光やショッピングでたくさん歩く日は、動きやすさと温度調節のしやすさがポイント。

日中は長袖のTシャツやブラウスに、薄手のカーディガンやシャツジャケットを羽織るスタイルがおすすめ。少し温度が高めなら、半袖のシャツにしても良いでしょう。ただし、夜まで楽しむ場合は羽織ものが必須!朝晩の気温差に対応でき、室内では脱いで調整も可能です。

足元はクッション性のあるスニーカーがベスト。日差しが強い日には帽子やサングラスもあると快適です。

カフェ巡り・写真映えコーデ

おしゃれなカフェ巡りやSNS映えを狙いたい日には、秋らしい色合いを取り入れたコーデがおすすめ。

ベージュやカーキ、ブラウンなどのアースカラーをベースに、スカートやワイドパンツで柔らかい印象にまとめてみるのはいかがでしょうか。昼間は過ごしやすくても、夕方以降は一気に冷えることも。カフェでは日中でも寒いと感じることもあるため、軽めのカーディガンやジャケットを持参すると安心です。

布バッグやレザーポシェットなど小物にも秋らしさをプラスしてみても良いでしょう。

雨や台風に備える装い

10月上旬までは、台風が接近することもあります。そのため、悪天候に備えた装いを準備しておくと安心です。撥水加工のジャケットやウィンドブレーカー、折りたたみ傘はマスト。靴は防水スニーカーや濡れても大丈夫なサンダルなどを選ぶと快適です。

長時間歩く日には、ナイロン素材の軽いリュックやショルダーバッグがおすすめ。突然の雨でも中の荷物を守れて、両手が空くのもポイントです。

しかし日本から持ってくることは、荷物の重量制限などがあり大変…。雨対策グッズは日本から最低限のものだけを持ち込み、実際の天気の模様に合わせて現地での購入がおすすめですよ。

10月の韓国旅行費用はいくら?【相場と節約ポイント】

10月は紅葉やチュソクなどのイベントが多く、旅行がしやすい気温でもあるため人気のシーズンです。

そのため航空券やホテル価格の変動も大きく、10月の中でも日によって様々。「秋のシーズンは高いからやめておこうかな…」と秋の韓国を諦めてしまう人もいるんだとか。

ここでは10月の航空券やホテルの目安価格と、韓国旅行での節約のコツを紹介します。ポイントを押さえれば、比較的お得に楽しむことができますよ。

航空券の価格目安

10月の韓国行き航空券はチュソクのピークがあるため、とくに10月前半は価格が高騰する傾向にあります。LCC(格安航空会社)でも往復で5万円を超えることも珍しくありません。

一方、チュソク明け〜月末にかけては比較的安くなり、セールなどを狙えば片道8,000〜12,000円台のチケットが見つかることも。2024年の実績をもとにすると、羽田・関空〜仁川の片道が約8,000〜25,000円程度が目安。

いずれにしても、旅行を検討しはじめたら早めに航空券をチェックして予約するのが良いでしょう。

ホテル宿泊費の目安

ホテルもチュソクや週末を中心に価格が上がるため、1泊1.5万円前後がスタンダードとなるでしょう。とくに人気エリア(明洞・弘大・東大門など)や日系ホテル、デザイン性の高いホテルは早期に満室になる傾向です。

一方でゲストハウスなどの安価な宿泊施設を選べば、1人あたり5,000〜8,000円程度に抑えることも可能。

安価でも清潔でアクセスの良い施設も増えているため、価格よりも立地と清潔感で探すのがおすすめですよ。

おすすめの節約方法

旅行費用を少しでも抑えたい人は、以下のポイントを意識してみましょう。

✅️チュソクシーズンを避ける日程を選ぶ
✅️旅行予約サイトのクーポンを活用
✅️レートのいい両替所で円からウォンに
✅️WOWPASSやT-moneyを活用

少しでも安く韓国旅行にいきたい場合は、チュソクシーズンを避けるのが無難でしょう。チュソクの連休が終わってすぐのタイミングや10月中旬〜下旬の平日だと、航空券やホテルの費用が安くなりがち。気候もよく混雑も緩やかになっていくので、コスパも良いでしょう。

Trip.comやKlook、エアトリなど、様々な旅行予約サイトがありますが、クーポンを活用するとさらにお得になります。航空券は航空会社のキャンペーンでお得に買えることも。しかし燃油サーチャージなどを含めるとそこまでお得ではない場合もあるので、合計金額で比較するようにしましょう。

韓国現地での節約方法は、レートの良い両替所で円をウォンにしてWOWPASSなどのプリペイドカードで支払うこと。日本のクレジットカードは不便なく利用できますが、レートが低い上に海外決済手数料も発生します。韓国ではキャッシュレスが普及しており、現金が利用できないところも。そのため両替をした後は、プリペイドカードにチャージしてカード払いにすることがおすすめです。

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10月の韓国旅行を楽しむためのアドバイス

  • チュソク関連情報をしっかりと確認
  • チュソク期間中の韓国旅行は韓国文化体験のチャンスでもある
  • 混雑回避・営業店舗の事前リサーチがカギ
  • 無理な詰め込み旅程よりも「ゆるめのプラン」がおすすめ

韓国旅行を成功させるカギは、「情報収集」「余裕ある計画」に尽きるでしょう。

とくにチュソク連休の時期と重なる場合は、旅行前にいきたいお店の情報をしっかり確認しておきましょう。チュソクは多くのお店が休業する可能性がある一方で、韓屋村や古宮などでは伝統文化を体験できる特別イベントが行われることも。チャンスととらえて楽しむのもひとつの方法です。

混雑や渋滞も予想されるため1日に予定を詰め込みすぎず、ゆったりめのスケジュールで組むのがおすすめ。お店が休みだったなどのトラブルにも柔軟に対応できる心の余裕がある旅が、10月の韓国をより楽しいものにしてくれるでしょう。

まとめ|10月の韓国旅行は快適だけど“計画力”がカギ!

10月の韓国は気候が安定していて朝晩はひんやり。日中は爽やかな秋風が吹く、とても過ごしやすい季節です。10月上旬からは紅葉も徐々に色づき始め、ソウルの都会の中でも自然の美しさを感じられる旅が楽しめます。

ただし秋の大型連休である「秋夕(チュソク)」があるため、渡韓の日程によってはお店の休業や混雑に巻き込まれる可能性も。

チュソクだけの特別なイベントがあったりと、いつもとは違う観光ができる10月の韓国をぜひ満喫してくださいね。