切らない鼻整形「ハイコ（HIKO）」とは？韓国で人気の鼻の糸リフトを徹底解説

「低い鼻を高く見せたい」「平坦な印象を改善したい」と感じているものの、鼻にメスを入れることに抵抗があり、美容施術に踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。

そんな方から注目を集めているのが、韓国発の切らない鼻整形「ハイコ（HIKO）」です。糸を使って鼻の内部から形を整えることで、自然な高さと立体感を得られるとして近年話題になっています。

本記事では、ハイコで期待できる効果や鼻を整えられる仕組み、持続期間について詳しく解説しています。後半では、術後のダウンタイムや注意点についても触れていますので、切らずに鼻を整えたい方はぜひご参考ください。

ハイコ（HIKO）とは？韓国発の鼻専用糸リフト

✅️近年、韓国で注目を集めているハイコ（HIKO）とは、鼻に糸リフトを挿入する施術です。

切開せずにシャープな鼻を形成できることから、「アップノーズ（ブタ鼻）を改善したい」「鼻先に高さを出したい」といったお悩みの改善が見込めます。

ハイコは、いわば鼻の糸リフトの一種で、従来の鼻中隔延長術をメスは使わずに行うような施術です。糸を鼻筋や鼻先に挿入して形を整えることで、鼻に自然な高さと立体感を与え、鼻の穴を目立たなくしたり、鼻先をすっきりと長く見せたりする効果が期待できます。

また、HIKOという言葉は、韓国語で「鼻（ヒ）」と「高（コ）」を組み合わせた言葉で、その名の通り鼻を高く美しく整えることを目的としています。

切開を伴わないため手軽に施術を受けやすく、初めて韓国で鼻の施術を受ける方や、トレンドに合わせて鼻の形を整えたい方にも人気の高い施術の一つです。

ハイコの仕組み

韓国のハイコは、糸を使って鼻の内部を支えながら形を整える「鼻の糸リフト」です。
専用の針で糸を鼻筋や鼻先に挿入し、内側から軟骨や軟部組織を支えることで、切らずに鼻筋を通したような立体的なラインを形成しています。

使用する糸はクリニックによって異なるものの、主に通常のリフトアップ施術にも用いられる吸収性のPDO（ポリジオキサノン）が採用されています。このPDOを短く加工して、鼻の糸リフトとして設計されたものがハイコです。

糸を挿入すると、組織に微細なダメージが加わり、体は傷を修復しようとしてコラーゲンを多く作り出します。生成されたコラーゲンは束のようにまとまる（繊維化する）ため、糸の周囲を取り囲むようにして「土台」としての役割を果たします。
PDOが体内で吸収された後も、繊維組織が直線的に支えとして残るため、鼻筋のラインや高さが長期間保たれやすくなるのです。

📝PDO（ポリジオキサノン）とは‥ PDOは医療用のポリマー素材で、アレルギーや副作用のリスクが比較的低く、安全性が高いことから医療現場でも広く使用されています。時間の経過とともに体内で分解・吸収されるため、異物として残る心配がほとんどありません。

鼻の糸リフトの種類｜ハイコとミスコの違い

鼻の糸リフトにはいくつかの種類があり、韓国ではハイコと似た施術として「ミスコ」と呼ばれるものがあります。使用する糸の形状が異なるため、仕上がりや持続期間に違いが見られます。

	ハイコ	ミスコ
糸の形状	表面がなめらかなコグなしタイプ	コグ付きタイプ
仕上がり	ナチュラルな変化	引き上げ効果が高くはっきりした変化
持続性	約6ヶ月～1年程度	約1年～1年半程度

ハイコでは、表面がなめらかな糸を使用しており、コグ（トゲ）がないため皮下への刺激が少なく、自然な変化を得やすいのが特徴です。ラインがなめらかで不自然さも出にくく、ダウンタイムや痛みが少ないため、初めて鼻の糸リフトを受ける方にも適しています。

一方、ミスコはコグ付きの糸を使用しており、挿入する際に組織へ引っかかるため、高いリフトアップ効果が期待できます。ブタ鼻改善など引き上げを必要とする症例には適しているものの、コグによる刺激でダウンタイムはやや長くなる傾向にある点は注意が必要です。

💡自然でナチュラルな変化を重視する場合は「ハイコ」、よりしっかりとしたリフトアップを求める場合は「ミスコ」が適しています。

施術の流れ

韓国でハイコを受ける場合、主に以下の流れで施術が行われます。

施術直後から変化を実感できるケースが多く、腫れや痛みも比較的少ない傾向にあります。ただし、まれに腫れや痛みが強く出ることもあるため、気になる症状がある場合は早めに医師へ相談してください。

ハイコで期待できる効果とメリットや持続期間

具体的に韓国のハイコではどのような効果が期待できるのか、メリットや持続期間と合わせて解説します。

自然で立体的な鼻が期待できる

ハイコで期待できる効果として、自然で立体的な鼻が期待できる点が挙げられます。

鼻の軟骨や皮下組織を無理に引き上げるのではなく、糸による支えとコラーゲンの線維化によって、内部に「支柱」のような構造が作られるため、仕上がりが自然になりやすいのも特徴です。

術後はスッと通った鼻のラインを形成できるため、自然な陰影も生まれ立体感のある垢抜けた印象に近づきやすくなります。整形感のある大きな変化は期待できないものの、顔全体のバランスに調和したナチュラルな仕上がりになるのがメリットの一つです。

糸が吸収された後も形状が維持されやすい

ハイコは、糸が吸収された後も鼻の形がすぐに戻ることはなく、比較的効果が持続しやすい施術です。

時間の経過とともに糸は体内で少しずつ吸収されていきますが、その過程で糸のまわりにコラーゲンが生成され、鼻の内部に新しい支えが形成されます。糸の代わりとなって鼻筋のラインや高さを安定させるため、吸収後も自然な形を保ちやすくなるのです。

効果の持続期間はおよそ6ヶ月〜1年ほどですが、コラーゲン生成による支えが残るため、形が急に崩れることはほとんどありません。

ダウンタイムや持続期間が短く手軽に受けやすい

ハイコの特徴であるダウンタイムと持続期間の短さは、手軽に美容施術を受けたい方にとって魅力的なメリットの一つです。

ハイコは切開を伴わないため、大きく目立つ腫れや内出血がほとんどなく、昼に施術を受けて夜には外出できるほど回復が早いとされています。痛みも軽度で済むケースが多いため、手軽に施術を受けられるのがメリットといえるでしょう。

また、近年は美容意識の高まりとともにトレンドの移り変わりも早くなり、半永久的な効果を求めるよりも、その時々の理想や流行に合わせて変化を楽しみたい方が増えています。ハイコは、こうしたニーズに合った「短期間で自然な変化を得られる施術」として、韓国で高い人気を集めています。

ダウンタイムと持続期間が短い分、生活スタイルやトレンドに合わせた鼻の形を手に入れられるのは、ハイコならではの魅力です。

ハイコは糸リフト？ヒアルロン酸注入との違い

「韓国 ハイコ」と検索すると、フィラー（ヒアルロン酸注入）の施術が一緒に紹介されていることもあり、糸リフトとの違いに迷う方も少なくありません。

結論からお伝えすると、ハイコは基本的に糸を使用して鼻の形を整える「鼻の糸リフト」の一種です。ただし韓国の美容クリニックでは、より理想的な仕上がりを目指すために、フィラーを併用する「フィラー併用型ハイコ」を提供している場合もあります。

鼻筋に高さが出ると、根本の部分（鼻根）の高低差に違和感が生じるケースもあるため、ボリュームを補うためにフィラーが併用されています。場合によっては、鼻筋や鼻先にフィラーを追加し、より高さを出すケースもあり、比較的デザインの自由度が高い施術です。

あくまで鼻のラインを形成するのはハイコであり、最終的な微調整（オプション）がヒアルロン酸注入となります。

ハイコの費用相場（韓国・日本比較）

韓国でハイコを受ける場合、日本よりも3万～5万円程度費用が安い傾向にあります。

コストパフォーマンスも優れており、ダウンタイムも短く一日の滞在でも施術を受けられる点から、韓国では観光中に受けるケースも多く見られます。

	韓国	日本
ハイコ1本あたり	5万～10万ウォン （5千～1万円程度）	4万～6万円
ハイコ+フィラー併用	20万～60万ウォン （2万～6万円程度）	12万～30万円

また、韓国ではクリニックによってメニュー名が異なり、「ノーズリフト」や「ミント糸リフト」として提供されている場合もあります。フィラー併用の場合は「魅力鼻」など、独自の名称で案内されていることもあるため、クリニック選びの際はご参考ください。

また、ハイコとフィラーを併用する場合、糸の本数やヒアルロン酸の注入量によって料金に大きな差が出ます。事前のカウンセリングで理想の仕上がりを共有したうえで、ある程度の費用感を事前に把握しておくと安心です。

ハイコはこんな人におすすめ

ハイコは、以下のお悩みを持つ方におすすめの施術です。

✅️鼻筋を自然にスッと整えたい
✅️鼻のヒアルロン酸注入で満足できなかった
✅️鼻を高くしたいけれど切開には抵抗がある
✅️鼻筋から鼻先まで自然につながるカーブを出したい

ハイコは切開を伴わないため、ダウンタイム期間を抑えながら鼻の形を整えられる施術の一つです。整形感を避けながら鼻筋や高さを整えたい方や、のっぺりとした印象を改善し立体感のある鼻を目指したい方に向いています。

ハイコ施術後の注意点・副作用リスク

ハイコはダウンタイムが短いとされているものの、以下のようなダウンタイムが生じる可能性もあります。

施術時間	5～20分程度
ダウンタイム	2～3日程度
リスク・副作用	痛み、腫れ、内出血、浮腫、感染
持続期間	3～6ヶ月

ダウンタイムには個人差があるものの、軽い腫れや針穴の赤みは2〜3日程度で落ち着つく方が多いです。飲酒・喫煙・激しい運動は、腫れや内出血を助長する可能性があるため、術後3日程度は控えましょう。

また、糸を挿入した部位に軽度の痛みや違和感を覚える場合もありますが、ほとんどは1〜2週間で自然に落ち着きます。必要に応じて処方された鎮痛剤を服用すれば、日常生活に支障をきたすことはほとんどありません。

施術後1週間ほどは強い圧迫やマッサージ、サウナ・長時間の入浴を避け、鼻への刺激を最小限に抑えることが大切です。

⚠️注意点として、糸の入れすぎや挿入角度によっては、鼻の違和感や突っ張り感が気になる場合もあります。経験豊富な医師に執刀をお願いしていればこのようなリスクは避けられるため、事前に症例や保有資格をよく確認しておくようにしましょう。

なお、鼻整形を得意とする医師を下記の記事にまとめていますので、クリニック選びで迷われた際はこちらもあわせてご覧ください。

▶韓国で鼻整形が上手い名医＆おすすめクリニック6選｜失敗しない選び方も解説

韓国で鼻整形が上手い名医＆おすすめクリニック6選｜失敗しない選び方も解説

まとめ｜ハイコは切らずに鼻筋を整える韓国発の糸リフト整形

ハイコは、韓国で生まれた切らない鼻整形で、糸を使って鼻筋や鼻先を整える「鼻の糸リフト」の一種です。切開を伴わずに立体的で自然な鼻のラインを形成できることから、近年は日本でも注目を集めています。

ダウンタイムが短く、効果も6ヶ月〜1年ほどと手軽に受けられる点が魅力の一つです。術後は自然な高さが生まれ、立体感のある鼻筋や鼻先が期待できるため、ナチュラルな仕上がりを求める方に適しています。

「切らずに鼻を整えたい」「のっぺりとした印象を改善したい」とお悩みの方は、ぜひコストパフォーマンスが高い韓国での施術を検討してみてはいかがでしょうか。