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美容整形や美容医療を受けると必ず訪れる「ダウンタイム」。
腫れやむくみなど不安になりやすい時期ですが、正しい知識と過ごし方で快適に乗り切ることができます。
本記事では、施術別のダウンタイム目安やおすすめの過ごし方、注意点までまとめました。
ダウンタイムってどんな状態?症状の例と目安期間
美容整形や美容医療を受けると、多くの施術に「ダウンタイム(回復期間)」があります。
「ダウンタイム」とは…施術後に体が回復し症状が落ち着くまでの期間のこと。 |
症状は施術内容や体質によって異なりますが、代表的な例は以下の通りです。
腫れ | 数日〜1週間程度がピーク。顔や体の一部がふくらんで見える。 |
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内出血 | 青紫色や黄色に変化しながら、1〜2週間で自然に消える。 |
むくみ | 血流やリンパの流れが滞ることで起こる。食事やケアで軽減可能。 |
赤み・熱感 | 炎症のサイン。冷却や鎮静ケアが効果的。 |
これらの症状は時間とともに落ち着きますが、完全な仕上がりには数週間〜数か月かかることもあります。
施術別のダウンタイム期間目安
ダウンタイムの期間は施術ごとに大きく異なります。
下記は代表的な施術と整形手術をした場合のダウンタイム期間をまとめたものです。
予定を立てやすくするためにも、目安を把握しておくといいでしょう。
二重 | 埋没 | 腫れは2〜3日で落ち着き、1週間でメイク可能。 |
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目頭切開 | 目頭切開:抜糸まで約1週 | |
前切開 | 腫れ・内出血は2週間程度、自然になるまで3〜6か月。 | |
脂肪吸引 | 強い腫れやむくみは1〜2週間。圧迫下着は1か月以上必要。 最終的なライン完成は3〜6か月。 | |
脂肪注入 | 腫れは1週間程度、定着まで3か月ほど。 生着率により仕上がりが変化する。 | |
ヒアルロン酸注射 | ダウンタイムは短く、腫れや赤みは数日。 内出血が出ても1週間程度で消失。 | |
骨切り | ダウンタイムが最長クラス。腫れは2〜3週間、食事制限あり。 完成までは半年以上。 | |
豊胸 | 腫れ・痛みは2週間前後、日常生活に戻れるのは1か月程度。完全な仕上がりは3〜6か月。 | |
糸リフト | 腫れや引きつれ感は数日〜1週間。内出血が出ても2週間程度で落ち着く。 |
【暇なダウンタイムを快適に】おすすめの過ごし方リスト〜ホテル編〜
ホテルや自宅で安静に過ごす時間は、意外と「暇」でつらく感じるもの。
リラックスしつつ楽しめる過ごし方をご紹介します。
YouTubeやNetflixでおすすめの「横になって見られるコンテンツ」
- 映画や韓国ドラマ、気軽に見られるバラエティ。
- 短時間の動画やASMRもおすすめ。
音声コンテンツ(Voicy・Spotify・Podcast、オーディオブックなど)
- 目を休めながら情報収集やリスニング。
- 笑えるトークや学び系コンテンツで気分転換。
韓国語や英語のオンラインレッスン
動画教材やオンライン授業を活用すれば、横になりながらでも勉強が進められます。
足のセルフケア
- 着圧ソックスやあったかルームウェアでむくみ対策。
- 軽いストレッチで血流を促進。
美容ノート作成/SNS用の記録や施術記録まとめ
- ダウンタイムの経過を写真と共に記録すると振り返りやすい。
- SNSでシェアすることで情報交換も可能。
【暇なダウンタイムを快適に】おすすめの過ごし方リスト〜軽い外出編〜
無理は禁物ですが、気分転換に軽い外出をするのも◎。
オリーブヤングや現地ドラッグストアでコスメ散策
- 鎮静パックやむくみケアアイテムをチェック。
- 外出は短時間&日焼け止め対策を忘れずに。
むくみ対策向けの食事を意識して外食
- カリウムが豊富な韓国料理(テンジャンチゲ・豆腐料理など)。
- 脂っこい料理は避け、体にやさしいものを選びましょう。
韓方薬局で相談&漢方サプリ探し
- むくみや体質改善に合わせた漢方を提案してもらえる。
- 韓国滞在中に体調ケアを兼ねた買い物がおすすめ。
【むくみ&回復編】おすすめのサプリ・漢方・食べ物・飲み物
ダウンタイム中に多くの方が悩むのが「むくみ」と「回復の遅さ」です。
適切な栄養素や食べ物を取り入れることで、体の治癒力を高め、余分な水分や炎症を和らげるサポートができます。ここでは、サプリ・漢方・食事・控えるべきものまでまとめてご紹介しているので参考にしてみてください。
おすすめサプリ
ビタミンC | コラーゲン生成を助け、傷の治りを促進する。 |
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亜鉛 | 細胞修復に必須。免疫力をサポートする。 |
コラーゲン | 皮膚や血管の再生を助け、仕上がりをきれいにする。 |
グルタチオン | 抗酸化作用が強く、肌の透明感や回復を助ける。 |
シトルリン | 血流を良くしてむくみ改善に効果的 |
カリウム系サプリ | 余分なナトリウムを排出し、むくみを軽減。 |
乳酸菌サプリ | 腸内環境を整え、体調回復を助ける。 |
おすすめ漢方(韓国・日本で買える)
五苓散 (ごれいさん) | 水分代謝を整え、むくみに有効。 |
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当帰芍薬散 (とうきしゃくやくさん) | 女性に多い冷えや水分滞り体質向け。 |
防已黄耆湯 (ぼういおうぎとう) | むくみや倦怠感のある体質改善に◎。 |
💡韓国では漢方薬局で体質チェックを受けてから購入でき、日本でも医師の処方や漢方薬局で相談可能です。
回復を助ける食べ物
たんぱく質 | 鶏肉・豆腐・魚など。細胞の修復に欠かせない。 |
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フルーツ | キウイ・パイナップルは消化酵素があり、炎症や消化をサポート。 |
発酵食品 | キムチ・ヨーグルト・納豆で腸内環境を整える。 |
緑黄色野菜 | ビタミンA・C・Eが豊富で抗酸化作用あり。 |
控えるべき食べ物&飲み物
塩分の多い食事 | むくみを悪化させる原因に。 |
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脂っこい料理 | 炎症や消化不良を招く。 |
カフェイン | 利尿作用が強すぎると逆に脱水を招くことも。 |
アルコール | 血行を乱し、内出血や腫れを悪化させる可能性もあり。 |
【スキンケア編】鎮静パック&保湿ケアで回復促進
ダウンタイム中の肌はとても敏感で、ちょっとした刺激でも赤みやかゆみが出やすい状態です。普段以上に「低刺激」と「保湿」を意識したスキンケアが大切になります。
以下で紹介しているスキンケア方法を試して回復促進の参考にしてください。
鎮静パックの選び方:シカ成分/ツボクサ/アラントインなど
シカ (ツボクサエキス) | 韓国スキンケアの定番。炎症を抑え、赤みを沈める効果。 |
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アラントイン | 肌荒れを防ぎ、バリア機能をサポート |
パンテノール | 保湿しながら肌の修復を促す。 |
ティーツリー | ニキビや赤みにも対応できる鎮静成分。 |
💡敏感肌用・医療施術後に使える低刺激タイプを選びましょう。
保湿重視、刺激ゼロが鉄則
- アルコール・香料・強いピーリング成分は避ける。
- セラミドやヒアルロン酸入りの保湿剤でバリア機能を高める。
- 乳液よりもジェルやクリームタイプでやさしくフタをしてあげると安心。
スキンケアは最小限・低刺激で
- 化粧水+保湿クリーム程度で十分。
- 摩擦を避け、ハンドプレスでやさしく浸透させる。
- クレンジングはオイルやバームより、低刺激のミルクタイプやジェルを選ぶ。
おすすめ鎮静パック
メディヒール | 医療施術後でも使える定番の鎮静パック。 |
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アヌア(ANUA) | ドクダミ成分で赤みをやさしくケア。 |
トリデン(Torriden) | 低刺激で保湿力の高いシリーズ。 |
アビブ(Abib) | 密着感のあるガーゼタイプでしっかり鎮静。 |
💡これらは韓国現地のオリーブヤングや日本の通販でも購入可能で、ダウンタイムのお供におすすめです。
持っていくべきダウンタイム用アイテムリスト
初めて韓国で美容施術をする方にとっては、何を持っていくべきか、何があると便利か分からない方が多いかと思います。
下記は、持っておくと便利なアイテムをチェックリストにまとめたものです。
術後のケアに必要な回復サポートグッズ
✅️保冷ジェルパック・・・顔の腫れ・むくみ対策に必須 ✅️鎮静シートパック・・・肌の赤みや熱感を和らげる ✅️ワセリン/保湿クリーム・・・保湿ケア用(敏感肌用を選ぶ) ✅️使い捨てマスク・・・外出時の紫外線・雑菌・人目対策に ✅️サングラス/帽子・・・腫れや内出血のカバー・紫外線ブロック ✅️飲むサプリ・・・回復促進・むくみ軽減に ✅️着圧ソックス・・・足のむくみ対策 |
スキンケア&身だしなみ系アイテム
✅️拭き取り用クレンジングシート・・・水洗顔NG期間や汗拭き用として ✅️敏感肌用化粧水/乳液・・・保湿ケア用 ✅️綿棒/コットン・・・ケアや部分清拭に使用 ✅️ネイルシール/ハンドケア用品・・・美容を楽しみたい・気分転換したい方に |
滞在中を快適にする便利グッズ
✅️折り畳み枕/首枕・・・上半身を起こすと腫れが引きやすいため ✅️前開きパジャマ・・・着替えがラク ✅️お湯が飲める水筒・・・体を冷やさないため ✅️カロリー控えめの軽食・・・食欲が落ちる術後にも食べやすい |
上級編:あるとさらに快適なもの
✅️ワイヤレスイヤホン/タブレット・・・映画や音楽を楽しむため ✅️湿布/冷却スプレー・・・広範囲施術やボディ系手術後の回復補助に ✅️小さめの加湿器・・・ホテルの乾燥対策に ✅️ジップロック・・・術後グッズや衛生用品を小分けに持ち歩ける |
【注意!】やってはいけないNG行動一覧
ダウンタイム中は、施術の効果を最大限に引き出し、トラブルを防ぐために「やってはいけないこと」がいくつかあります。つい普段通りに過ごしたくなりますが、この時期は少しの油断が腫れや仕上がりに影響してしまうことも。
代表的なNG行動をチェックしておきましょう。
過度な運動・サウナ・飲酒・辛い食べ物・長時間スマホ
- 激しい運動やサウナは血流を過剰に促進し、腫れ・内出血が悪化する恐れがあります。
- アルコールや辛い料理は炎症を助長しやすく、むくみの原因にも。
- 長時間のスマホやPC使用は前かがみ姿勢で血流を悪くし、回復を妨げます。
メイクのタイミングを守らない
- 傷口が完全にふさがる前にメイクをすると、雑菌が入り込み感染リスクが高まります。
- 医師に指示された「メイク再開可能日」を必ず守ることが大切です。
マッサージ・圧迫行為(顔を触りすぎる)
- 注入系の施術(ヒアルロン酸や脂肪注入など)は、触りすぎると定着に影響します。
- 切開や骨切りなどの手術後も、マッサージや圧迫は腫れや変形の原因になるため控えましょう。
無理な外出やカフェめぐりも注意(紫外線&疲労)
- 紫外線は色素沈着を引き起こすリスクがあり、術後のデリケートな肌には大敵です。
- 長時間の外出や人混みは疲労や感染のリスクを高めるため、必要最低限にとどめましょう。
【まとめ】正しい過ごし方でダウンタイムを有意義に!
ダウンタイムは「我慢の期間」ではなく、体をいたわりながら自分磨きに集中できる時間です。
施術別の目安期間を理解し、ホテルでのリラックス時間や軽い外出を計画的に取り入れることで、心身ともに快適に過ごせます。
サプリや食事で回復をサポートし、スキンケアやNG行動に気をつければ、仕上がりもより美しく✨️
正しい過ごし方を意識して、ダウンタイムを前向きに活用しましょう。