韓国旅行の際、必ず立ち寄るといってもいいほど人気なのが『韓国のスターバックス(以下スタバ)』なのではないでしょうか。日本とはまた違う魅力があり、限定グッズや限定ドリンクなどもありますよね。
そこで今回は『韓国のスタバ』について徹底的にご紹介します!
韓国のスタバとは?
韓国にスタバが誕生したのは1999年のこと。現在のソウル・梨大に第一号店をオープンさせました。その後、2004年には100号店を突破。2003年以降は急激に店舗数を増加させ、2012年には500号店、2016年には大台の1,000号店をオープンさせています。
世界各国にスタバがありますが、現在韓国は店舗数が世界第三位。アメリカ・中国に続き、店舗数が多くなっています。カフェ大国と呼ばれる韓国でもスタバは非常に人気が高く、現在1,800店舗以上あっても昼時には常に人で店内がいっぱい。いかに愛されているかが分かりますよね。
また、日本では『スタバ』と略しますが、韓国では『스타벅스:スタボックス』の発音を生かし、『スボッ』と略して話すことが多いです。
韓国のスタバの特徴
①無人券売機(以下:キオスク)がない
韓国のカフェに行ったことがある方ならば、キオスクを見たことがあると思います。韓国ではコロナ渦以降、対人接触の機会を減らすためキオスクを導入する企業が多くなり、コロナが落ち着いた今ではキオスクメインの店舗も増えています。
そのため、旅行の際に「どうやって注文したらいいの?」と困惑する方も多いと思いますが、韓国のスタバではそんな心配はご無用です。
スタバは個人カフェを除き唯一、キオスクを全店舗で導入していません。そのため、スタバでは有人でのオーダーかサイレントオーダーでの注文方法のみ。サイレントオーダーは在韓者向けなので、旅行時には店舗での有人オーダーをおススメします。
②タンブラーを利用する人が多い
日本でも限定タンブラーなど可愛らしいタンブラーが販売されていますが、店内ではあまり利用している人は多くない印象ですよね。しかし、韓国ではタンブラー持参者がとても多いです。5人に1人程度はタンブラー持参で利用していますし、店内にはタンブラーを洗える機械が設置してあることも。
韓国でも日本と同様にタンブラーを持参すれば割引を受けることができますので、ぜひタンブラーを持参して訪れてみてくださいね(会計時にタンブラーを店員さんに渡せばOK)。
③ショートサイズはない!
日本ではショートサイズから注文をすることが可能ですが、残念ながら韓国にはありません。そのため、注文可能な一番小さいサイズはトールとなっています。
韓国にはBIGSIZEのコーヒー店も多く、普段からBIGSIZEを飲んでいることが多いせいか、グランデやベンティサイズを購入する人も多いんですよ。
韓国スタバのおススメメニュー
韓国スタバのドリンクは日本と同様のドリンクも多く販売しています。しかし、フードは韓国限定ものがとても多く、人気商品が豊富。
そこで韓国のスタバを訪れたらぜひ食べてほしいフードを厳選してご紹介します♪
①サンドイッチ類
韓国のスタバはサンドイッチ類が非常に豊富。具材に合わせパンの種類も変えており、自分の好きな味を見つけられると思います。また、店内で食べる場合には温めてもらうことも可能ですよ。
②リアルスイートポテト(Real Sweet Potato)
こちらはパックで販売している商品。韓国ではサツマイモを食べることが多いのですが、この商品は干し芋を一口サイズにカットしてあり、非常に食べやすくなっています。
現地の方にも大人気で、よく食べている人を見かけますよ。小腹が空いた時などにおススメの商品です。
③ハートパイ(Heart Pie)
日本では販売していない商品で、お土産にもおススメの一品。「源氏パイに似ているかな?」と思う方も多いと思いますが、源氏パイよりも大きめで食べ応え十分です。
友達とシェアして食べるのも良いと思いますよ。筆者は韓国スタバに立ち寄った際、必ず購入するほどお気に入りの一品です。
④オーガニックヨーグルト(Organic Greek Yogurt)
ご存じの方も多いかもしれませんが、このヨーグルトは絶品。なめらかで程よく酸味のある味が特徴的で販売開始後、現在まで継続して人気の一品です。
また、ガラスの瓶も可愛らしいのでお土産としてもおススメですよ。
ソウルで行くべき店舗3選
①梨大R店
韓国のスタバの第一号店でもある梨大R店。こちらはリザーブ店なので、普通のスタバとは違ったドリンクやフードを楽しむことができます。また、梨大R店限定のバニラビーンラテやカフェラテなど、この店舗でしか楽しめないドリンクもありますよ。
店構えは他のリザーブ店と大きな違いはありませんが、実はこの梨大R店でしか買えない限定グッズがあるんです。白とベージュのカラーをメインに、花をモチーフにしたタンブラーやマグカップ、PCケースなどが常時置いてあります。韓国のスタバで唯一、この梨大R店でしか購入できませんので気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
【基本情報】
- 住所:ソウル特別市 西大門区 大峴洞 54-4 1~3F
- 電話番号:1522-3232
- 営業時間:月~土8:00~20:00、日9:00~20:00
- 休業日:なし
- アクセス:地下鉄2号線梨大(イデ)駅から徒歩約4分
②圜丘壇(ファングダン)店
韓国の伝統家屋『韓屋(ハノク)』作りの店舗。韓国らしさを感じられる店舗になっています。
また、店内も韓国らしさが全開。歴史を感じられるモニュメントなどが設置されていますよ。友達や家族と写真撮影するのにも最適な店舗です。
【基本情報】
- 住所:ソウル特別市 中区 小公路112
- 電話番号:1522-3232
- 営業時間:月-金7:00 – 20:00、土8:00-20:00、日/祭日8:00-19:00
- 休業日:なし
- アクセス:地下鉄1.2号線市庁(シチョン)駅から徒歩約12分
③ソウルウェイブアートセンター店
ソウルの漢江(以下ハンガン)を一望できる比較的新しい店舗です。ハンガンに沿って歩いていると発見できる店舗で、近くの地下鉄駅から行く場合は公園内を通りすぎると見つけることができます。
1,2階が全て店舗となっていますが人でいっぱいのことも多いので、時間に余裕のある方は朝早い時間帯に行くことをおススメします。筆者も朝に店舗を訪れましたが、他の時間帯に比べ人が少なく回転もはやいので、ハンガンを一望できる席でゆっくりすることができました。
また、夕方は夕焼けとハンガンという素晴らしい景色を一望することができますよ。時間帯に合わせて様々な景色を見ることができるので、スタバのドリンクやフードと共に楽しんではいかがでしょうか。
【基本情報】
- 住所:ソウル特別市 瑞草区 蚕院洞 149-2
- 電話番号:1522-3232
- 営業時間:月~金8:00~21:30、土7:30~21:30、日7:30~21:00
- 休業日:なし
- アクセス:地下鉄3号線蚕院(チャムォン)駅から徒歩約20分
【番外編】野球好きならここ!仁川SSGランダースフィールド店
野球が好きならぜひ訪れて欲しいのがこの店舗。韓国プロ野球チーム『SSGランダース』の本拠地として知られている『仁川SSGランダースフィールド』内に店舗を構えています。試合や行事の際、チケットがないと入れませんが、ここでしか味わうことのできないドリンクやフードが豊富。
また、必ずチェックしてほしいのがグッズたちです。野球チームの本拠地ということもあり、野球とコラボした商品が常時販売していますので、訪れた際には必ずチェックしてみてくださいね。
こちらの店舗はテイクアウト専門で、店舗も大きくはないので常に行列が出来ています。時間に余裕を持って訪れてみてください。
【基本情報】
- 住所:仁川広域市 弥鄒忽区 文鶴洞 482
- 電話番号:1522-3232
- 営業時間:試合、行事によって異なる
- 休業日:試合、行事によって異なる
- アクセス:地下鉄仁川1号線文鶴競技場(ムナッキョンギジャン)駅から徒歩約8分
済州(チェジュ)島のスタバに行ったらこれをチェック!
韓国のスタバの中でも済州島(以下チェジュ島)は限定ものがとても多く、チェジュ島の特産品を使用したドリンクやフードが豊富。
またタンブラーなどのグッズもチェジュ島でしか手に入らないものも多いので、訪れた際には必ずチェックしてみてください。
①チェジュブラックセサミクリームフラペチーノ(Jeju Black Sesame Cream Frappuccino)
モチモチした黒ゴマ餅とソボロをトッピングし、済州の石『トルハルバン』をイメージしたドリンクとなっています。香ばしくて甘い黒ゴマの味をふんだんに堪能できるドリンクです。
②ハルラボンチェニョンヒャンブレンディード(Hallabong Cheonhyehyang Blended)
チェジュ島の名産品である『ハルラボン』をふんだんに使用したドリンク。ハルラボンとはオレンジのような味で柑橘系の酸っぱさと甘酸っぱさを併せ持ったフルーツです。爽やかさいっぱいの一品となっており、暑い夏にはもってこいの一品ですよ。
③ピーナッツヨモギ餅スコーン(Peanut Mugwort Rice Cake Scone)
もっちりした餅を入れたヨモギスコーンの上に、ピーナッツを混ぜ合わせたソボロを乗せた甘くて香ばしいスコーン。なかなか出会うことのない特別な味わいです。
④ブラックマウンテンクロワッサン(Black Mountain Croissant)
済州島の玄武岩をクロワッサンでイメージ。その上にアーモンドペーストが乗っており、見た目もインパクト大の一品。1つ食べれば大満足のボリュームですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は韓国のスタバについてご紹介しました。
同じスタバでも日本とは異なるドリンクやフード、限定グッズなど、様々な違いがあります。
また、期間限定のドリンクなども販売していますので、旅行の度に新しい味に出会えるはずです。
韓国を訪れた際にはぜひチェックしてみてくださいね。