韓国でポテンツァを受ける前に知っておきたい基礎知識!日本との違いは?

韓国でポテンツァを受ける前に知っておきたい基礎知識!日本との違いは?

日本でもブームになっている美容施術のポテンツァ。あらゆる肌悩みに対応する、次世代のダーマペンとも呼ばれる美容施術です。近頃は韓国で美容施術を受ける方も増えていらっしゃいますが、ポテンツァは実は韓国発祥の美容施術であることはご存じでしたか?

こちらの記事では、ポテンツァを韓国と比較し、施術を受けるうえで必要な基礎知識を解説します。日本と韓国どちらでポテンツァを受けようか悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。

ポテンツァにおける韓国と日本の違い

韓国で行われているポテンツァと日本で行われているポテンツァの違いを以下の表にまとめました。

韓国日本
チップの種類14種類14種類
価格2万円~5万円5万円~15万円
治療の目的ニキビ・ニキビ跡小じわ毛穴の開き肝斑赤ら顔たるみ肌質改善リフトアップなどニキビ・ニキビ跡小じわ毛穴の開き肝斑赤ら顔たるみ肌質改善リフトアップなど
安全面日本の医療安全対策は適応にならない厚生労働省の設置する医療安全対策あり

ポテンツァの機械の製造は韓国でされています。そのため、価格が圧倒的に韓国の方が安くなってしまう特長があります。一方で、種類や治療目的などの機能面は韓国と日本とで大差はありません。

安全面では、トラブルや悩みが起きた場合、韓国で受けた施術は日本の医療安全対策の適応にならないため注意が必要です。

ポテンツァとは?

ポテンツァとは、ニキビ跡、毛穴の開き、シワ、肝斑など、様々な肌の悩みを改善する目的で開発された美肌治療機器です。ポテンツァの治療はマイクロニードルRF・ダイアモンドチップ・ドラッグデリバリーの3つに分けられます。マイクロニードルRFは、マイクロニードルを用いて皮膚に微細な穴を開け、高周波(RF)エネルギーを照射することで、コラーゲン生成を促し、肌の再生を促します。一方、ダイアモンドチップは、針を刺さずに高周波(RF)エネルギーを照射する治療法で、主にたるみ治療に用いられます。ポテンツァの中で一番人気なのは、様々な肌悩みに合わせて特定の薬剤を肌の奥、真皮層まで送り込むことのできるドラッグデリバリー機能です。

ポテンツァで解消できる悩み

ポテンツァでは、以下のような悩みを解消できます。

  • ニキビ・ニキビ跡
  • 毛穴の開き
  • 小じわ・たるみ
  • シミ・肝斑
  • 赤ら顔
  • 肌質の改善

解消できる悩み1:ニキビ・ニキビ跡の改善

ポテンツァ治療は、ニキビの原因となる皮脂腺を破壊することで、ニキビの根本的な治療を目指します。 高周波エネルギーを用いて皮脂腺に直接働きかけるため、ニキビの再発を防ぐ効果が期待できます。

さらに、ポテンツァ治療は、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの美肌成分の生成を促進するため、クレーターや凹みなど、改善の難しいニキビ跡にも効果的です。

解消できる悩み2:毛穴の開き

ポテンツァはコラーゲン生成を促進し、毛穴を引き締めます。少ない施術回数でも毛穴の悩みや肌全体の引き締まりを実感できます。

また、皮脂腺を破壊する効果もあるため、皮脂分泌を抑えて毛穴の黒ずみを軽減します。ただし、皮脂腺への作用は個人差が大きいため、場合によっては複数回の施術が推奨される場合もあります。

解消できる悩み3:小じわ・たるみ

ポテンツァは真皮層の線維芽細胞を活性化し、肌のターンオーバーを正常化します。その結果、コラーゲンやエラスチンなどの美肌成分が増加し、肌にハリが生まれ、シワやたるみが目立ちにくくなります。

解消できる悩み4:しみ・肝斑

シミや肝斑は紫外線やホルモンバランスの乱れが原因とされ、さまざまな治療法があります。一般的な治療法はメラニンの破壊を目指しますが、白抜けや色素沈着の副作用が懸念されます。一方、ポテンツァはメラニンの生産を抑えることで、これらの副作用を抑え、肌のトーンを均一化し、再発の可能性を減らす効果が期待できる治療法として注目されています。

解消できる悩み5:赤ら顔

赤ら顔の主な原因は、毛細血管拡張症である可能性が高いです。血流が低下し、毛細血管が拡張していることで、皮膚の下の血管が透けて見えてしまっている状態です。

ポテンツァは真皮層の毛細血管に熱を与え、新しい血管の形成を抑制することで赤ら顔を改善します。さらに、毛穴内の皮脂分泌を減少させ、炎症の原因を軽減する効果もあります。

解消できる悩み6:肌質の改善

ポテンツァは真皮層に熱を加えて、コラーゲンやエラスチンなどの美容成分の増産を促します。ターンオーバーの正常化や創傷治癒を促進させる働きがあるため、多様な肌トラブルを抱えている方でも肌質改善効果が期待できます。

ポテンツァのドラッグデリバリーシステム

ポテンツァ人気ナンバーワンのドラッグデリバリーシステムを紹介します。ポテンツァには、目的別に製剤を特定の部位に効率的に届けるドラッグデリバリーシステムがあります。マイクロニードルにより肌に細かい穴をあけ、表皮に塗った薬剤をその穴から真皮へと送り込む治療方法です。特に人気の製剤を3つご紹介します。

  • マックーム
  • エクソソーム
  • リジュラン

製剤1:マックーム

マックームは、はポテンツァ専用に開発された薬剤であり、体内で吸収される、安全性の高い物質です。コラーゲンの生成を促進し、凹んだ瘢痕組織を埋める働きがあるため、クレーターや凹みのあるニキビ跡に有効です。また、コラーゲンの増加により、毛穴やお肌のたるみにも効果的です。

製剤2:エクソソーム

エクソソームは、ダメージを受けた肌細胞の修復を促し、新しい細胞の生成をサポートします。また、美白成分や成長因子などの有効成分を細胞内に効率よく届けることで、しわやたるみ・傷跡・毛穴など幅広いトラブルを改善し、若々しい肌へ導きます。

製剤3:リジュラン

リジュランは、サーモンのDNAから抽出された有効成分「ポリヌクレオチド」を高濃度に含有した製剤です。

肌本来の自然治癒力を高め、加齢や外的刺激によってダメージを受けた肌を修復することで、肌本来の働きを活性化します。肌のキメを整え、若々しい肌へ導きます。

ポテンツァのダウンタイム中の症状と経過

ポテンツァのダウンタイムでは、以下のような症状が出る場合があります。ダウンタイムとは、施術後から日常生活に戻るまでの回復期間のことです。

  • 赤み、腫れ
  • 熱感、ヒリヒリ感
  • かさぶた
  • 内出血

通常ポテンツァは施術日当日はメイク・入浴・飲酒・運動などを制限していることが一般的です。

翌日以降からは通常通りの生活が可能なケースが多いですが、上記のような症状が強く出た場合には、医師の指示を仰いでください。

ほとんどのダウンタイム症状は数時間から数日で治まる場合が多いです。内出血やかさぶたの場合は、完全に消失するまで1~2週間ほど要する場合もあります。

最低でも、ポテンツァを受けた翌日までは韓国に滞在し、様子を見ることをおすすめします。

ダウンタイム症状1:赤み、腫れ

皮膚に針を刺す刺激や高周波による熱刺激により、赤みや腫れが出やすいです。施術後数時間~翌日には赤みが引くことが多いです。腫れは長くても2~3日で治まるケースが多いです。

個人差はありますが、翌日以降メイクでカバーできる程度の赤みです。

ダウンタイム症状2:熱感、ヒリヒリ感

個人差はありますが、肌に針を刺した刺激によりヒリヒリ感を覚える場合があります。

2~3日程度で治まるとされていますが、施術後は肌が敏感になっています。肌への刺激や日焼けにより症状が悪化する可能性があるため、紫外線対策を行い、肌への刺激は最小限にすることを心がけましょう。

ダウンタイム症状3:かさぶた

施術中お肌に微細な穴を開けているため、針を刺した部分に小さなかさぶたができる場合があります。見た目にはそれほど目立たなくても、触るとザラつきを感じることがありますが、約1週間でかさぶたは自然に取れます。

ダウンタイム症状4:内出血

施術後に内出血を起こす場合があります。

濃い紫色から黄色っぽく変化し、約2週間ほどで自然になくなります。

ポテンツァのリスク

ポテンツァには、以下のようなリスクがあります。

  • 毛嚢炎
  • 感染症
  • 炎症性色素沈着

リスク1:毛嚢炎

ポテンツァの施術後は一時的に皮脂の分泌量が増え、毛嚢炎になるリスクがあります。毛嚢炎とは、毛穴の奥にある毛根の部分で起こる炎症のことです。

期間は施術後数日〜1週間程度で、その期間に何もなければ毛嚢炎発症の可能性は低くなります。

患部を清潔に保つことが予防につながります。ポテンツァ施術の翌日以降しっかりと洗顔やクレンジングを行ってください。

リスク2:感染症

ポテンツァの施術で感染症を起こす可能性は、限りなく低いとされていますが0ではありません。

感染症は免疫力が低下していると発症しやすくなります。十分な睡眠や栄養を取り、施術前の体調管理にも気を配りましょう。

極度な赤みや熱感を伴う腫れなどの感染症状が起こった場合は、早急に医師に相談し、抗生剤の投与などを受けましょう。

リスク3:炎症性色素沈着

ポテンツァの治療では、まれに炎症性色素沈着が発生することがありますが、通常は3〜6ヶ月程度で目立たなくなります。そのため、過度に心配する必要はありません。

施術後にはかさぶたができることがありますが、これを無理に剥がすと炎症性色素沈着が発生しやすくなります。

また、洗顔やメイクで肌に強い刺激を与えることも色素沈着の原因となるため、常に肌に優しく接することが重要です。

韓国でポテンツァを受ける場合の費用

韓国でポテンツァを受ける場合の費用は、17万ウォン~43万ウォン程度(2万円~5万円相当)です。

韓国では麻酔代金が施術料金に含まれているケースが多いようです。

追加で支払いが発生しないため、安心して治療を受けられます。

一方、日本でポテンツァを受ける場合の費用は、5万円~15万円程度です。

日本では麻酔代金も別途必要な場合が多いため。そちらも合わせて事前に確認するのがおすすめです。

以下の表に、ポテンツァの費用について韓国の相場と日本の相場をまとめました。

韓国日本
ドラッグデリバリー43万ウォン(5万円相当)6万円~15万円
美肌17万ウォン(2万円相当)5万円~8万円
リフトアップ21万ウォン(2~3万円相当)5万円

韓国でポテンツァをするメリット

韓国でポテンツァを受けるメリットは次のとおりです。

  • 価格が安い
  • 旅行ついでにキレイが叶う
  • 施術の種類が多い

メリット1:価格が安い

ポテンツァの機械は韓国製です。そのため、輸入費用などがかからない韓国では日本よりお手頃価格で施術を受けることができます。

メリット2:旅行ついでにキレイが叶う

韓国は人気の旅行先です。ショッピングやグルメを楽しみながら、美容施術をお得に受けられるため、近頃旅行を兼ねて韓国で美容施術を受けることが流行っています。

また、美容施術が日常にある韓国では、ダウンタイム中も周りの目を気にすることなく観光を楽しめます。

メリット3:施術の種類が多い

韓国は美容大国と言われています。日本に比べ、美容クリニックの数も多く、美容施術の種類も大変豊富です。自分の悩みにぴったりな美容施術が見つかるほか、複数の施術をかけ合わせることが可能な点も嬉しいポイントです。

韓国でポテンツァのをするデメリット

韓国でポテンツァを受けるデメリットは次のとおりです。

  • 日本語が通じない
  • 帰国後にトラブルが起きた場合
  • アフターケアが不十分

デメリット1:日本語が通じない

最近は日本語が話せるスタッフが常駐し、日本語対応が可能なクリニックも増えています。しかし、施術中や施術後など、突発的に会話が必要になった時に韓国でのコミュニケーションが必要になる場面も0ではありません。

また、日本語通訳者がいたとしても、通訳の質によって言いたいことがうまく伝わらない可能性もあります。

デメリット2:帰国後にトラブルが起きた場合

韓国で安くポテンツァを受けることができても、帰国後に施術後のトラブルが発生すれば、また渡韓して診察してもらう事態になりかねません。

せっかく安い料金で施術を受けても、帰国後のトラブルにより旅費が余計にかかり、結局何倍も高くついてしまうことも。

日本であれば、自分のクリニックで起こったトラブルはその後も無償で診てくれるケースが多いですが、他院のトラブルの診察は有料になるため注意が必要です。

デメリット3:アフターケアが不十分

美容施術はアフターケアも大変重要です。韓国でポテンツァを受けても、ダウンタイムの期間に帰国をするというケースが多いと思います。ポテンツァは比較的ダウンタイムや副作用が少ないといわれていますが、事前に施術後の過ごし方や肌のケア方法を細かく教えてくれるクリニックを選びましょう。

韓国でポテンツァを受けて失敗・後悔しないためのポイント

韓国でポテンツァを受ける場合に、失敗や後悔しないためのポイントは次のとおりです。

  • 理想のイメージをしっかり伝える
  • 日本語が通じるか、通訳方法を事前に確認
  • アフターケアやリスクの事前確認

ポイント1:理想のイメージをしっかり伝える

わざわざ韓国に渡り、ポテンツァを受けるのであれば、仕上がりにはこだわりたいですよね。求める治療効果を予約の段階からしっかりと伝えましょう。

当日も、自分の悩みや求める美容効果に認識のずれがないか、事前にきちんとチェックしてから施術に臨んでくださいね。

ポイント2:日本語が通じるか、通訳方法を事前に確認

日本語がどこまで通じるかは、韓国で美容施術を受ける上で重要です。日本語を話せるスタッフが常に付き添ってくれるのか、カウンセリング時のみなのかも気になるポイントです。

細かいニュアンスを翻訳アプリなどで伝えるのは難しく、仕上がりに差が出る可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。

ポイント3:アフターケアやリスクの事前確認

ポテンツァはダウンタイムのある治療です。術後の赤みや腫れ、痛みなどの副作用は事前にチェックしておきましょう。

また、アフターケアの内容や予期せぬトラブルが起こった場合の対応などを事前に確認しておくと安心です。

韓国でポテンツァを受ける場合の流れ

韓国でポテンツァを受ける場合、以下のような流れになるのが一般的です。

  1. クリニック公式のXアカウントからLINEorカカオトークorHPを選択し予約
  2. パスポートを持参し予約した時間に受付
  3. メイクオフが必要であればクリニックでクレンジング
  4. カウンセリング
  5. カードor現金でお会計
  6. 施術
  7. アフターケア

韓国でポテンツァがおすすめのクリニック

アクセスが良く、日本語の通じるクリニックをピックアップしました。ポテンツァ施術の口コミもよいクリニックばかりなので、ぜひチェックしてみてくださいね。

vs lineクリニック

VS LINEクリニックではDIAチップ(ダイヤモンドチップ)での施術が可能です。DIAチップのメリットは、モノポーラーRFとバイポーラーRFをクロス照射でき、強さの異なるエネルギーを表皮層と真皮層へ届けられることです。DIAチップには針先がついていないので、マイクロニードルの痛みが避けられるのも利点のひとつ。DIAチップが気になる人は、VS LINEクリニックへ相談してみてください。

レアージュソウル皮膚科

狎鴎亭にある完全予約制の美容クリニックです。ジェイシス社の機器を導入し、ポテンツァの施術前には必ず純正品チップを使っていることを患者さんに確認してもらっているという徹底ぶり。自分の目で確認できる安心感があります。ポテンツァ+リジュランHB機械打ちや、ポテンツァ+リジュランヒーラーDr.手打ちなど、ポテンツァと組み合わせた施術も人気です。

YOU&I CLINIC(江南/新村)

YOU&ICLINICは、肌管理やボトックスが手軽に受けられることで有名な韓国でも人気の大手美容皮膚科です。日本語通訳が常駐しているため、日本語対応が可能です。

店舗は、江南(カンナム)エリアの新論峴(シンノンヒョン)と西大門エリアの新村(シンチョン)の2つです。事前予約が必要なため、公式LINEやメールで問い合わせをしてみてくださいね。

ラミンクリニック(光化門)

ラミンクリニックの代表であるキム・ヨンウン院長は、韓国のテレビ番組への出演経験があり、K-POPアイドルや俳優が肌のメンテナンスに通っていると言われています。

口コミの満足度が非常に高く、患者のほとんどがリピートになるといわれています。丁寧なカウンセリングと満足度の高い施術が人気の理由のようです。

明洞から徒歩圏内の市庁駅近くにあるため、ソウル都市部中心の旅行の際におすすめです。

リエンジャン美容外科(江南/明洞/弘大)

リエンジャン美容外科は、患者との関係性を大切にし、誠実な診療が特徴のクリニックです。各分野の専門医を集めているため、経験豊富な医師が揃い、安心して施術を受けることができます。

施術後に不安なことがあった場合、公式ラインで相談できるので帰国後でも安心できます。

まとめ:日本よりもお手頃価格でポテンツァを受けたい場合は渡韓を視野にいれよう

これまで、韓国でポテンツァを受けるうえでの日本との違いについてご紹介しました。ポテンツァの施術内容は韓国と日本で大きな差はありませんが、価格が大きく異なることが分かりました。コストパフォーマンスを重視する方は、渡韓してポテンツァを受けるという選択肢がおすすめです。

韓国でのポテンツァを検討する際には、施術費用だけでなく、クリニックの評判やアフターケアなども比較検討し、自分に合った場所を選びましょう。事前に十分な情報収集を行い、安全に韓国での美容医療施術を受けてくださいね。

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