韓国語検定とは?難易度や韓国旅行で役立つポイントを大特集!!

韓国語検定とは?難易度や韓国旅行で役立つポイントを大特集!!

SNSにおける韓流カルチャーや韓国コスメ、韓国グルメなどの魅力をきっかけに韓国へ旅行する人は多いです。

韓国は日本から地理的に近いこともあり、国内旅行と同じような費用で旅行を楽しめるので、何度も訪れるリピーターが多い傾向が強いです。

トラベルボイスの調査では、2017年時点で韓国旅行に訪れている人のうち、6割ほどが2回以上韓国に訪れたことがあるリピーターであることが判明しています。

そんなリピーターが多い韓国ですが、人によっては韓国語を日本で勉強して、より韓国の魅力を満喫したいと考えることも珍しくありません。

この記事では韓国旅行や韓国語の上達に役立つ、韓国語検定について解説します。

韓国の楽しみ方や推し活の幅が広がるきっかけになるので、気になる方はぜひ最後までご覧ください。

仕事にも趣味にも大活躍!!韓国語検定は複数ある

語学の勉強をするうえで検定を活用することは、目標に向けて効率よく勉強できるだけでなく、履歴書にも活かしやすいなど、多くのメリットがあります。

ここでは、日本で挑戦できる韓国語検定を3つ紹介します。

検定によって開催時期や問題の傾向など特性が異なるので、自分の学習ペースに合った検定を選んでみてはいかがでしょうか。

ハングル検定

「ハングル検定」日本語母語話者が韓国・朝鮮語を学ぶことに基準を定めている検定です。

1993年から開催されている検定であり、これまで累計46万人が検定に挑戦しています。

日本の協会が運営しているため、受験する級によっては日本語で問題が出題されているなど、韓国語を学び始めた人でも挑戦しやすい配慮が施されています。

検定を受けるにあたって、特に受験資格が設けられていないため、誰でも気軽に挑戦可能です。

難易度

ハングル検定は6つの級に分かれています。

各級の難易度は以下のとおりです。

5級60分授業を40回受講した程度のレベル。
約480語の単語、または基礎的な表現を理解している。
4級60分授業を80回受講した程度のレベル。
約1,070語の単語、または頻繁に使用される表現を理解している。
3級60分授業を160回受講した程度のレベル。
決まり文句以外の文章や自分の意図を大まかに表現できる。
準2級60分授業を240回以上受講した程度のレベル。
幅広い意味の単語を組み合わせて自分の意図を表現できる。
2級取扱説明書や契約書、平易な評論を理解できるレベル。
フォーマルな場面とカジュアルな場面の使い分けなど、意味だけでなくニュアンスも含めた表現ができる。
1級抽象度が高い文章や、やや複雑な評論を理解できるレベル。
単語やニュアンスを十分に理解し、自由に自分の意図を表現できる。

受験費用

受験費用は受ける級、単願か併願かで金額が異なります。

単願の費用は以下のとおりです。

5級3,700円
4級4,200円
3級5,300円
準2級6,300円
2級7,000円
1級10,000円

併願の費用は以下のとおりです。

4級、5級7,400円
3級、4級9,000円
準2級、3級11,100円
2級、準2級13,100円
1級、2級16,800円

試験日程

ハングル検定は年に2回実施されます。

時期は6月第1日曜日11月第2日曜日になります。

TOPIK

「TOPIK」韓国の教育相が実施している、世界的にも知名度の高い検定です。

世界70ヵ国以上で実施されているので、韓国の大学を外国人が受験する際に受験資格として採用している大学も多くあります。

難易度

TOPIKは6つの級に分かれています。

各級の難易度は以下のとおりです。

1級約800語の単語や日常でよく使う文法を理解しているレベル。
2級1,500〜1,800語の単語や公共機関で使う文法を理解しているレベル。
3級文章語と口語の基本的な特性を区分し、日常生活で問題なく会話ができるレベル。
4級一般的な業務をこなすのに問題のない表現力を身につけているレベル。
5級専門的な業務にもある程度対応でき、社会や政治・文化など身近なテーマに対する議論でも自分の意図を伝えられるレベル。
6級専門的な業務にも問題なく対応でき、複雑な概念を用いた議論でも自分の意図を伝えられるレベル。

受験費用

受験費用は受験科目によって異なります。

受験科目ごとの費用は以下のとおりです。

TOPIK Ⅰ(初級)5,000円
TOPIK Ⅱ(中・上級)7,000円

試験日程

TOPIKは年に3回実施されます。

時期は4月、7月、10月になります。

受付期間が3ヵ月間に設定されている傾向があるため、受験したい人は早めに受付をチェックするように心がけると良いでしょう。

全国通訳案内士試験

全国通訳案内士試験は、語学関連で唯一の国家資格になります。

外国人相手の観光業で有効な資格になっているため、学んだ韓国語のスキルを就活時の強みにしたいと考えている人におすすめの資格です。

しかし、趣味や旅行などあくまでもプライベートで韓国語を使いたいと考えている人には、日本の地理や文化の勉強も必要になるので、あまり向かない資格であるともいえるでしょう。

難易度

国家資格の中では平均的な難易度設定であるといわれていますが、2021年度の合格率は14.6%1割くらいの人しか合格できない資格になっています。

そのため、韓国語のスキルを磨くことはもちろん、面接や一般常識問題の対策など、全国通訳案内士試験用の対策を講じることが大切です。

  • ハングル検定1級やTOPIK6級を取得している場合、韓国語科目の筆記試験を免除できるため、ハングル検定やTOPIKを取得してから挑戦するのも有効です。

受験費用

受験費用は以下のとおりです。

一ヵ国語受験14,850円
二ヵ国語受験29,700円

試験日程

全国通訳案内士試験は年に1回実施されます。

2024年度は8月18日に筆記試験、12月8日に口述試験が実施される予定です。

韓国語検定を取得するメリットとは?

韓国語検定を取得するには時間と努力が必要です。

そのため、費やした時間と努力に見合ったメリットがないと、韓国語を勉強するモチベーションを維持できないでしょう。

ここでは、韓国語検定を取得するメリットを4つ紹介します。

メリットの大きさは人それぞれになるので、自分にとって価値を十分に感じるかどうか確認してみてはいかがでしょうか。

韓国語の上達が早くなる

韓国語のみならず、外国語の習得において明確な目標があった方が上達が早くなる傾向があります。

現地の人と話せるようになる、好きなアーティストの曲の意味を翻訳なしで理解できるようになるなど、人によって目標はさまざまです。

しかし、個人の尺度で考えた目標は明確さが欠けることが多いため、目標にたどり着く前にモチベーションが下がってしまう人も少なくありません。

検定には合格・不合格がはっきりしているため、自分が目標に届いているか分かりやすい特性があります。

さらに、合格のためのテキストや勉強法が確立しているケースも多いため、モチベーションが維持しやすく、結果的に韓国語を早く上達することにつながりやすいでしょう。

趣味だけでなく仕事にも使える

韓国のカルチャーは世界的に人気なうえ、韓国自体が先進国でもあるため、韓国語検定を所持しているとビジネスにうまく活かせるメリットもあります。

韓国は儒教の特性が色濃く残っている文化であるため、年上や身分が上の人と話す際は日常会話とは違うニュアンスを使用しなければなりません。

そのため、韓国語検定を取得する過程では、フォーマルな表現や言い回しを把握することが必要になります。

韓国語検定の勉強は効率的な学習に繋がるので、ビジネスでも韓国語を活用したい人は検定の活用をおすすめします。

韓国の新たな魅力を発見できる

韓国語検定を取得するには、韓国の文化や時事問題をある程度把握しなければなりません。

取得する級によっては韓国語の細かなニュアンスも学べるため、今まで見てきた韓国の風景ややり取りの中でも、新たな側面を見つけられるようになります。

また、検定を取得することで韓国語のレベルを向上できるので、韓国旅行に訪れた際に地元の人が行くような観光スポットにも、安心して訪れることが可能です。

推し活の幅が広がる

韓国語検定を取得すると韓国語のスキルを向上できるので、韓国アイドルやインフルエンサーなどに対する推し活の幅が広がります。

韓国の著名人はInstagramやYouTubeなど、多くのSNS媒体で活動している人がほとんどです。

韓国語をマスターすることで、推している有名人の配信に韓国語でコメントできるなど、より推し活のイベントに深く参加できるようになるでしょう。

韓国語検定の勉強が韓国旅行で役立つシーンとは?

韓国語検定の勉強モチベーションを維持するには、活用できるシーンを明確にイメージできることが重要です。

ここでは、韓国語検定の勉強が韓国旅行で役立つシーンを3つ紹介します。

韓国旅行を快適にできるシーンをまとめていますので、韓国旅行をより楽しみたい人は参考にしてみると良いでしょう。

不意のトラブルに対応できる

韓国語検定では日常的な会話から公共機関で使う会話まで、幅広いシチュエーションの会話を勉強できます。

そのため、公共交通機関で行き先を確認したい時や道に迷ってしまった時、落とし物をしてしまった時でも適切なフレーズを瞬時に思い浮かべることが可能です。

韓国語を話し現地の人に助けを求めやすくなると、安心して韓国旅行を楽しむことにもつながります。

マイナーな観光スポットに行ける

韓国語検定を取得すると韓国語のスキルを向上できるので、韓国のWebメディアや現地のSNS投稿もかんたんにチェックできるようになります。

日本のメディアやSNSにはない情報が多くあるため、今まで行ったことないような観光スポットを探せるようになるでしょう。

現地の人とコミュニケーションが取れる

韓国語検定ではリスニングや面接形式の試験もあるので、現地の人とコミュニケーションを取りやすくなる効果も期待できます。

観光スポットや名物などの表面的な情報だけでなく、韓国で生活している人の生の情報を収集できるようになるため、韓国の魅力をより深く楽しめるでしょう。

【韓国語検定で役に立つ】おすすめの韓国語の勉強方法3選

韓国語検定を取得できる可能性を上げるには、効果的な韓国語の勉強法を知る必要があります。

ここでは韓国語検定で活用したい、おすすめの韓国語の勉強方法を3つ紹介します。

初心者でも実践しやすい方法をピックアップしたので、これから韓国語を学びたい人はぜひ参考にしてみてください。

韓国ドラマやYouTubeを活用する

普段見ている韓国ドラマYouTubeで見ている韓国カルチャーの動画を、韓国語の勉強に活用すると良いでしょう。

セリフ・歌詞を書き出してみる、実際に自分で発音してみるなど、アウトプットを意識して活用することをおすすめします。

アプリを活用する

韓国語の勉強をサポートしてくれるスマートフォンアプリの活用も、勉強方法としておすすめです。

スマートフォンさえあれば気軽に活用できるため、電車やバスのスキマ時間も有効に活用できます。

アプリによっては音声で正しいイントネーションを教えてくれるものもあるので、面接対策にも効果的です。

ただし、プランによっては有料でないと活用できないアプリも多くあるので、事前に学習内容を確認してみると良いでしょう。

韓国語講座を利用する

短期間で韓国語を上達させたい人は、通信講座や雑誌媒体のラジオ講座など、プロのカリキュラムに沿った韓国語講座を利用してみると良いでしょう。

教材や講座によって、自分に合った受講時間や媒体を選択できるので、多くの教材を比較して自分に合ったものを探すことが大切です。

はじめは短時間でこなせる講座を選ぶなど、あくまでも無理のないスケジュールではじめることをおすすめします。

【まとめ】韓国語検定を活用して、韓国の魅力を深く知るきっかけを作ろう

この記事では韓国旅行や韓国語の上達に役立つ、韓国語検定について解説しました。

国内で受験できる韓国語検定は主に3種類ありますが、観光や趣味で韓国語を活かしたい場合はハングル検定をおすすめします。

韓国語検定の活用は効率的な韓国語の習得につながるので、韓国語をマスターして韓国をより満喫できるようになりたい人は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

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