ふわふわの氷とたっぷりのトッピングが絶妙なバランスの韓国のかき氷。日本のものとはまた違った食感やフレーバーが魅力です。
今回はそんな韓国のかき氷について詳しくご紹介していきます。韓国で人気のかき氷のフレーバーや、韓国へ行ったら訪れたいおすすめのかき氷店をまとめました。
韓国でかき氷を食べてみたいという方は是非参考にしてみてくださいね。
韓国のかき氷の特徴は?
韓国のかき氷は、ふわっと軽い氷の上に、あずきやフルーツ、アイスクリームなどを豪快に盛りつけているのが特徴です。
韓国語では「ピンス」と呼ばれ、個人経営のカフェや、全国にチェーン展開するピンス専門店などで販売されています。
日本のかき氷と比べると、ボリューム感があり、一皿にぎっしりと詰まった具材が魅力。上から順番に食べても美味しいですが、しっかり混ぜて食べると一度にさまざまな味を楽しむことができて、より美味しくなります。また、韓国のかき氷は一つがとても大きいので、友人や家族とシェアしながらいただくのが一般的です。
韓国で人気のかき氷のフレーバー
韓国のかき氷で人気のフレーバーをご紹介します。
日本のかき氷ではあまり見かけないユニークなフレーバーもたくさん。それぞれの特徴をまとめました。
パッピンス
韓国のかき氷「パッピンス」は、韓国語で「パッ(팥)」が指す小豆を主役にした、昔から愛され続けている伝統的なスイーツです。
上品で控えめな甘さの小豆が、ふわっとした氷と絶妙に絡み合い、飽きのこない味わいが特徴。幅広い世代に人気がある韓国の定番かき氷です。
マンゴーピンス
夏に人気があるマンゴーを使ったピンス。
甘酸っぱいマンゴーのほか、バニラアイスがトッピングされているのが主流です。マンゴーがたっぷりでフルーツ好きに特におすすめなフレーバー。爽やかな味わいが魅力です。
きな粉ピンス
きな粉をたっぷりとトッピングしたピンス。
氷には練乳がかかっていて、甘い氷と香ばしいきな粉の組み合わせが絶妙です。上記でご紹介したパッピンスにきな粉が入っているものもあり、甘いものが好きな方はそちらもおすすめです。
とうもろこしピンス
日本では野菜のイメージが強いとうもろこしですが、韓国ではスイーツにもよくとうもろこしが使われます。
とうもろこしピンスは素材の味を生かしたやさしい甘みがポイント。一度食べるとハマってしまう美味しさです。
韓国の人気かき氷店7選
韓国・ソウルでかき氷を食べてみたいという方に向けておすすめのお店をご紹介します。かき氷の専門店から、かき氷が特に有名なカフェなど7店をピックアップ。
それぞれのお店の特徴や人気メニューをまとめました。
ソルビン
「ソルビン」は、2013年に釜山で1号店をオープンして以来、韓国全土で急速に人気を集めたかき氷専門のカフェチェーンです。
ソルビンの看板メニューは、韓国の伝統的なお餅ときなこをたっぷり使ったかき氷。香ばしい風味とふわふわの氷が絶妙なバランスで、きな粉ピンス人気の火付け役ともなりました。黒ゴマやチーズ、季節のフルーツを使ったかき氷など、その他のメニューも充実しています。韓国の主要駅には必ずあるといっていいくらい店舗数が多く、夏だけでなく年間を通して人気があるかき氷店です。
住所 | 【ホンデ入口駅店】 ソウル特別市 麻浦区 東橋洞 162-3, 2F (서울특별시 마포구 동교동 162-3, 2F) |
営業時間 | 12:00~翌2:00 |
定休日 | なし |
アクセス | 地下鉄2号線弘大入口(ホンデイック)駅 9番出口 徒歩2分 |
東京ピンス
「東京ピンス」は、新鮮なフルーツをふんだんに使ったかき氷で人気を集めるチェーン店です。
日本式かき氷に影響を受けたお店であることから店名には”東京”とついています。そのため日本と韓国の両方の魅力があるかき氷を楽しむことができます。ふわふわに削られた氷の上に自家製ソースがたっぷりとかかっている豪華なビジュアルがSNSで話題になりました。
人気メニューはトマトかき氷。他では見かけないユニークさと甘酸っぱくフレッシュな味わいが魅力となっています。
住所 | 【望遠本店】 ソウル特別市 麻浦区 望遠洞 414-56 (서울특별시 마포구 망원동 414-56) |
営業時間 | 12:00~22:00 |
定休日 | なし |
アクセス | 地下鉄6号線望遠(マンウォン)駅 2番出口 徒歩8分 |
付氷
ソウル北部、北岳山の麓に位置する静かなエリア、付岩洞にある人気かき氷カフェ「付氷」。付岩洞の「付」と韓国語でかき氷を意味する「ピンス」の「氷」から名付けられています。
こちらのかき氷は手作りのソースやシロップが魅力で、小豆は契約農家から、抹茶は日本の静岡から取り寄せるなど素材にもとことんこだわっています。かき氷は1人前と2人前が用意されているので、一人でも友人や家族と一緒にでも気軽に楽しめるのが嬉しいポイント。
丁寧なサービスも評判で、おすすめの食べ方をスタッフが親切に説明してくださいます。
住所 | 【本店】 ソウル特別市 鐘路区 付岩洞 254-2 (서울특별시 종로구 부암동 254-2) |
営業時間 | 13:00~19:30 |
定休日 | 月・火曜 |
アクセス | 地下鉄3号線景福宮(キョンボックン)駅 3番出口 タクシー約7分 |
北海氷水
東大門エリアにある「北海氷水」は、新食感のかき氷「ヌンコッピンス(雪花氷)」が大人気のお店です。
独自に開発されたこの氷は、練乳やメープルシロップなど8種類の材料を混ぜて瞬間冷凍し、パウダーのようにサラサラとした軽やかな食感を生み出しています。そのふわふわで口どけの良い食感と、奥深い甘さが話題となり、多くのファンを集めています。
看板メニューの「雪花ミルク氷」は、まずそのままで味わい、一般的なかき氷とは異なる独特の食感を楽しむのがポイント。後半はトッピングやシロップで自分好みにアレンジしてみましょう。
東大門のファッションビルがあるエリアにあるのでショッピングの休憩に立ち寄るのにもぴったりなお店です。
住所 | ソウル特別市 中区 興仁洞 158-9 (서울특별시 중구 흥인동 158-9) |
営業時間 | 日~木曜 11:30~翌6:30 金曜 11:30~22:00 |
定休日 | 土曜 |
アクセス | 地下鉄6号線新堂(シンダン)駅 10番出口 徒歩2分 |
MARTRE
望遠洞のカフェ通り「望理団通り」にあるかき氷カフェ「MARTRE」。繊細でやわらかい糸のような氷「糸ピンス」で有名なお店です。
ふわふわの氷が口の中でさらりと溶け、一瞬で消えてしまう軽やかな食感が特徴。驚くほど繊細な食感が魅力です。メニューのほとんどは牛乳をベースにしたミルク氷ですが、豆乳を使った「ヴィーガン豆乳ピンス」や、香り高い「緑茶ピンス」なども展開。ヘルシー志向のかき氷も楽しむことができます。
店内のインテリアや器にもこだわりがあり、かき氷を楽しむだけでなく、目でも楽しめるおしゃれな空間が魅力。取り皿もかわいらしく、SNS映えするポイントがたくさん詰まった小さなお店です。
住所 | ソウル特別市 麻浦区 望遠洞 414-17 (서울특별시 마포구 망원동 414-17) |
営業時間 | 火~木・日曜 11:00~21:00 金・土曜 11:00~22:00 |
定休日 | 月曜 |
アクセス | 地下鉄6号線望遠(マンウォン)駅 2番出口 徒歩8分 |
CAFE CHLORIS
「CAFE CHLORIS」は、韓国では珍しい紅茶専門のカフェ。
紅茶マイスターが厳選した茶葉を使用し、豊富な種類のミルクティーを楽しむことができます。その中でも看板デザートとなっているのが「ミルクティーかき氷」です。ふわふわの氷にミルクティーをたっぷりとかけ、その上に濃厚なミルクティーアイスが乗せられています。口に入れた瞬間、アールグレイの上質な香りが広がり、至福のひとときを味わえます。
店内はアンティーク家具で統一されたヨーロッパ風の空間が魅力。まるで異国に来たかのような落ち着いた雰囲気の中で美味しい紅茶やかき氷をいただくことができます。新村といえば学生街として有名ですが、こちらのお店は新村の喧騒から離れてゆったりと過ごせます。
住所 | ソウル特別市 西大門区 滄川洞 13-35 (서울특별시 서대문구 창천동 13-35) |
営業時間 | 月~土曜 11:00~23:00 日曜 13:00~23:00 |
定休日 | なし |
アクセス | 地下鉄2号線新村(シンチョン)駅 3番出口 徒歩5分 |
CAFE THE SNOW
「CAFE THE SNOW」は、ソウルの江南エリアにある有名なピンスカフェです。
水や練乳、生クリームを一切使わず、最高品質の牛乳のみで作る「甘ったるくない」ミルク氷が特徴。素材の純粋な美味しさを楽しめる、甘さ控えめでさっぱりとしたピンスが魅力です。
定番の「パッピンス」をはじめ、マンゴーやパッションフルーツなど、フルーツを使ったかき氷メニューも充実。フルーツ系のメニューには、塩を効かせた甘さ控えめの自家製小豆が添えられるのも、他の店にはないユニークなポイントです。
こちらのお店は芸能人にもファンが多く、東方神起のユンホはこのカフェの常連。特に彼のお気に入りメニューは「マンゴーかき氷」だそうです。
住所 | ソウル特別市 江南区 論峴洞 185-1 (서울특별시 강남구 논현동 185-1) |
営業時間 | 12:00~翌4:00 |
定休日 | なし |
アクセス | 地下鉄9号線新論峴(シンノニョン)駅 3番出口 徒歩6分 |
まとめ
今回は、韓国のかき氷について詳しくご紹介しました。
あずきやきな粉、とうもろこしなど日本ではあまり見かけないフレーバーが目白押し。ザクザクとした食感の日本のかき氷に対して、韓国のかき氷はふわふわとした口溶けが魅力です。日本との違いを探しながら味わってみても面白いかもしれません。
韓国でかき氷を食べてみたいという方は、是非この記事を参考にお気に入りのお店を探してみてくださいね。