COSRX「ビタミンC23」の使い方は?併用不可の成分やC13との違いを解説

COSRX「ビタミンC23」の使い方は?併用不可の成分やC13との違いを解説

COSRX(コスアールエックス)ビタミンC23は、純粋ビタミンC23%と高濃度の美容液です。美白、シワ、毛穴などお肌の悩みが多い人にも大人気のセラムで、韓国ビタミンC美容液の代名詞といってもよいでしょう。

大人気の商品ではあるものの、まだ使ったことがない人からすると使い方がわからないかもしれません。高濃度のビタミンCゆえ、併用に気をつけなければいけない成分もあります。また、同シリーズのビタミンC13との違いも知りたいところでしょう。

この記事では、ビタミンC23の使い方、併用できない成分について日本化粧品検定1級の資格を持つライターが解説します。また、ビタミンC13との違いを実際に使ってレビューしています。

COSRXのビタミンC23をスキンケアに取り入れてみたい人はぜひ参考にしてください。

COSRX(コスアールエックス)ビタミンC23の使い方

COSRX(コスアールエックス)ビタミンC23の使い方は以下のとおりです。

  1. 化粧水でお肌を整える
  2. ビタミンC23の容器を左右に1~2回軽く振る
  3. スポイトで適量を手のひらに取る
  4. くすみが気になる部分を中心に、顔全体に優しく指先でなじませる
  5. そのあとは通常のスキンケアへ

通常のビタミンC美容液と使い方は大きく変わりませんが、使用前に1~2回軽く振ることが大切です。ビタミンC23には、美容液の上に酸化速度を遅らせるためのオイルが膜を作っています。スポイトで吸い取る成分が偏らないようにするためにも、振る作業を毎回忘れないようにしましょう。

COSRXビタミンC23を使う順番

COSRX(コスアールエックス)ビタミンC23を使う順番は、化粧水の後です。

COSRXをライン使いするのであれば、以下の順番で使いましょう。

  1. 導入美容液:The 6 Peptide Skin Booster 
  2. 化粧水:PROPOLIS SYNERGY TONERやCICA TONER
  3. 美容液:The Vitamin C23
  4. クリーム:PROPOLIS LIGHT CREAMやCICA CREAM

ピュアビタミンCは、水に溶ける性質があります。ビタミンC23美容液が浸透しやすい状態にお肌を整えるためにも、導入美容液や化粧水でお肌をうるおしておきましょう。

「美容液は最初に使ったほうが成分がよく浸透する」という説もありますが、一概にはいえず、製品によって異なります。

COSRXのビタミンC23に関しては、公式情報でも化粧水のあとに使うことが示されています。公式情報の順番どおりに使うのがおすすめです!

COSRXビタミンC23を朝使うときの注意点

COSRX(コスアールエックス)ビタミンC23は朝のお手入れでも使えます。ただし、ビタミンCは紫外線に弱い性質があるため、日焼け止めを必ず併用してください。

ビタミンC23はじめ多くのビタミンC美容液は茶色の遮光ビンに入っています。遮光ビンに入っているのも、ビタミンCが紫外線に当たって品質が劣化するのを防ぐためです。

COSRXビタミンC23を朝使うとシミになる?

COSRXビタミンC23も含め「ビタミンC美容液を朝使って紫外線にあたるとシミになる」という噂は誤りです。

ビタミンC23やビタミンC美容液を朝に使ったせいでシミが増えるということはありません。

「ビタミンC美容液を朝使うとシミになる」といわれるのは、レモンなどの柑橘系に含まれる「ソラレン」や「ベルガプテン」が美容液にも含まれているという誤解が原因です。ソラレンやベルガプテンという物質は、日光にあたるとシミ(色素沈着)や炎症を起こすことがあります。ビタミンCが多く含まれる柑橘系の果物に含まれる成分のため、ビタミンC美容液を使うとシミになるという誤解が生じたと考えられます。

また、レモンエキスなど柑橘系のエキスが入っているスキンケアでも、基本的には朝も使えます。化粧品に使われる柑橘系のエキスには、ソラレンやベルガプテンが取り除かれているか、もし入っていたとしても影響がないくらいの微量です。

COSRX(コスアールエックス)ビタミンC23は冷蔵庫保管必須

COSRX(コスアールエックス)ビタミンC23は、開封後だけでなく未開封でも冷蔵庫で保管することが公式で推奨されています。

ビタミンCは熱に弱く、空気に触れると酸化が進んで品質が劣化します。3℃から10℃くらいの温度で保管するのがおすすめです。

ひとたび開封したら、品質劣化を遅らせるためにも冷蔵庫で保管しましょう。

ビタミンC23は未開封でも冷蔵庫保管が必要

公式情報に、未開封でも冷蔵庫で保管する旨が書かれています。デリケートな成分であるピュアビタミンCが多く使われているため、未開封でも徐々に品質の劣化が進んでいる可能性も考えられます。少しでも品質の劣化を遅らせるためにも、未開封であっても冷蔵庫で保管しましょう。

ビタミンC23を冷蔵庫に入れ忘れたら?

ビタミンC23を冷蔵庫に入れ忘れた場合、開封後と開封前とで対処が異なります。

開封後のビタミンC23を冷蔵庫に入れるのを忘れたまま長期間放置してしまったら、破棄することをおすすめします。品質が劣化した美容液を肌に塗ることで肌にトラブルが起きる可能性があるからです。

冷蔵庫に入れ忘れた時間が短時間であれば再度冷蔵庫に戻して保管し、早めに使い切りましょう。ビタミンCは温度の変化にも弱いため、ビタミンC23を冷蔵庫から出したらすぐに使う、使ったらすぐにしまう、を徹底したいですね。

開封前に冷蔵庫へ入れ忘れた場合は、開封後ほど神経質になる必要はないでしょう。なぜなら、店頭でも常温で保管されているほか、ネットで購入したときも常温便で届くためです。気づいた段階で冷蔵庫へ移しましょう。

COSRX(コスアールエックス)ビタミンC23の使用期限は?

未開封であっても長期保管を避けて購入後すぐの使用が推奨されています。使用期限はパッケージ側面に記載されていますが、期限にかかわらず早めに使用しましょう。

開封後は冷蔵庫保管であっても2ヶ月位内に使い切るようおすすめされています。

COSRX(コスアールエックス)ビタミンC23と併用不可の成分

COSRXビタミンC23と、お肌に刺激を与えやすい成分の入った製品は併用できません。以下は、ビタミンC23との併用や同時使用を避けたい成分の例です。

  • AHA(アルファヒドロキシ酸)
  • PHA(ポリヒドロキシ酸)
  • BHA(ベータハイドロキシ酸)
  • LHA(リポヒドロキシ酸)
  • サリチル酸
  • レチノール
  • 高濃度ナイアシンアミド

酸やピーリング作用のあるもの、お肌のターンオーバーを促すもの、高濃度のものなどが挙げられます。

ピーリング作用のある成分(AHA、PHA、BHA、LHA、サリチル酸など)については、ビタミンC23を使っている間は使用をお休みしましょう。

The Naiacinamide 15やRX The Retinolは同時使用不可

COSRXの製品内では、ビタミンC23とThe Naiacinamide 15やRX The Retinolとの併用不可とされていますが、朝と夜にわけて使うことは可能です。たとえば、夜にレチノールを使って、朝はビタミンC23を使うといった使い方であれば問題ありません。

ただし、単品使用で問題なかった製品でも、併用することで肌に刺激を感じたり荒れてしまったりする場合があります。その際は、お肌に負担がかかっている可能性があるため併用を中止しましょう。

リードルショットなどの針入り美容液との併用は注意

公式に出ている情報ではありませんが、リードルショットなどの針入り美容液との併用にも注意したほうがよいでしょう。

筆者がリードルショット100とビタミンC23を併用していたところ、赤みや小さな吹き出物が出てしまいました。なお、使う日にちを別にすれば問題ありませんでした。

一緒に使っても平気な人もいると思いますが、お肌に刺激がある成分との併用を避けるという意味では針入り美容液との併用や同時使用は慎重にすることをおすすめします。

COSRX(コスアールエックス)ビタミンC23とC13の違いをレビュー

COSRXビタミンC23とC13は、どちらもピュアビタミンCを高濃度で配合した商品ですが、濃度に違いがあります。ビタミンC23には23%のビタミンC、ビタミンC13には13%のビタミンCが含まれています。

ビタミンC23のほうが濃度が高く、短期間で効果を実感したいときのスペシャルケアに向いています。一方、ビタミンC13はビタミンC23に比べると濃度が控えめなので、毎日のケア向きです。

実際にビタミンC23とビタミンC13を使い比べて、違いをレビューします。

ビタミンC23のほうが匂いが濃い

どちらも、最初にビンを開封したときに「プシュッ!」という音がしました。

「ツナ缶のような匂い」といわれることもあるCOSRXのビタミンC美容液。ツナ缶といわれればツナ缶の匂いかもしれませんが、鉄のような、何かが焼けているような匂いにも感じられます。

匂いはビタミンC23のほうが強めに感じました。ビタミンC13のほうも若干同じような匂いはしますが、ビタミンC23ほど気になりません。

ビタミンC23のほうがオイル感が強い

ビタミンC23もビタミンC13もオイルっぽいテクスチャですが、ビタミンC23のほうがオイル感は強めです。ビタミンC13のほうが水に近くさらさらとしています。

セラムの色もビタミンC23のほうが若干濃く、ビタミンC13のほうが薄めです。

濃度の違いからもやはりビタミンC23のほうが「濃い」印象を受けます。

ビタミンC23はつけたあとに粘り気がある

ビタミンC23のほうは顔につけた後にペタペタした感じや、ねばねばとした感じがありました。製品の性質によるもので、使用前に瓶を振ると軽減されるようです。瓶を振っていましたが、あまり変わらないかも…。あとに使うクリームなどとの相性もあるかもしれません。

ビタミンC13はビタミンC23のように、ペタペタ感やねばねば感はありませんでした。よりライトなつけ心地です。

美容効果はビタミンC23、マイルドさはビタミンC13に軍配

ビタミンC23では使用後2~3日で以下のような変化がありました。

  • 毛穴が目立ちにくくなりキメが整う
  • お肌のトーンが明るくなる(くすみが取れる感じ)
  • お肌にツヤが出る
  • お肌がツルツルになる

毛穴が消えるわけではありませんが、いつもより目立ちにくく、メイクをすれば上手く隠れます。朝のメイク前に少し使うと、水光肌っぽいツヤ感も出ました。

ビタミンC23のイマイチだったポイントは、毎日使うとつるつるになりすぎてお肌への刺激が心配になってしまうこと。お肌が荒れ気味の時期は目のまわりや頬を中心にピリピリとした刺激も感じました。

そのため、ビタミンC23はお肌が安定しているときに、2~3日に1回の頻度にとどめ、使うときはたっぷりめに使うという方法が私には合っているようです。

一方、ビタミンC13は毎日使用してもつるつるになりすぎることもなく、ピリピリ感も感じませんでした。人によっては刺激を感じるかもしれませんが、やはりビタミンC13のほうがマイルドな感じがします。ビタミンC23ほどの美容効果は感じないものの、コツコツ毎日使い続けると調子のいいお肌がキープできそうです。

COSRX(コスアールエックス)ビタミンC23とC13どっちがおすすめ?

COSRXのビタミンC23とビタミンC13、どちらを使おうか迷う場合は以下の点を参考に決めましょう。

  • ピュアビタミンC使用経験
  • お肌の質
  • 使用感
  • 効果や即効性

ピュアビタミンCを含む美容液を今までに使用したことがない人はビタミンC13から試しましょう。ピュアビタミンC使用経験がある中級者~上級者はビタミンC23からトライしてもOKです。

COSRXのビタミンC美容液は濃度が高いため、お肌に対して刺激になることもあります。お肌の状態が安定していればビタミンC23を使ってみてもよいでしょう。反対にお肌が敏感だったり、季節によってゆらいでいたりする人はビタミンC13からの使用がおすすめです。

使用感に関しては、ビタミンC23のほうがオイル感が強く濃厚です。そのため、オイル感が苦手な人はビタミンC13を選び、濃厚な使い心地を求める人はビタミンC23を選びましょう。

美容効果の高さや、効果を実感できるまでの速さを求めるのであれば、ビタミンC23を優先的に検討するのがおすすめです。毎日使ってじっくりじわじわ美肌を目指す人は、ビタミンC13がぴったりです。

COSRX(コスアールエックス)ビタミンC23のよくある質問

COSRXビタミンC23に関するよくある質問と答えをまとめます。

ビタミンC23は妊娠中や授乳中にも使える?

妊娠中や授乳中の使用は推奨されていません。ホルモンバランスの変化によって刺激を感じやすくなるためです。
どうしても使用してみたい場合は、ビタミンC13から試すのがベターです。ピリピリ感がないか、お肌に赤みやかゆみなどがでないか確認しましょう。

ビタミンC23は敏感肌でも使える?

敏感肌でも使用可能です。ただし、ピュアビタミンCが高濃度で含まれているため、刺激を感じやすい可能性があります。また、お肌に合わない可能性もあるため、顔へ使用する前にパッチテストをしましょう。

ビタミンC23を使ったらニキビができる?

ビタミンC23を使用してニキビができる場合は、お肌に合っていない可能性が高いです。使用を中止しましょう。

ビタミンC23でお肌がピリピリするときの対処法は?

高濃度のビタミンCが配合されているため、ピリピリとした刺激を感じる人も少なくありません。多少のピリピリ感ですぐにおさまる場合は様子をみながら使用しましょう。ピリピリ感が強い場合や、刺激感が続く場合、赤みやかゆみなどが伴う場合は使用を中止してください。

まとめ

COSRX(コスアールエックス)のビタミンC23は、高濃度のピュアビタミンCを含んだ美容液です。より高い美容効果を求める人にはぴったりのセラムといえるでしょう。

一方で、ピュアビタミンC高配合の製品であるがゆえに、使い方や併用不可の製品に気をつける必要があります。また、人によってはピリピリとした刺激を感じたり、ニキビができてしまったりするかもしれません。

より使用感がマイルドなビタミンC13もあるので、効果や使用感のバランスを考えて合うほうを取り入れてみてくださいね!

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