韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の配信情報|あらすじ・キャストは?

韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の配信情報|あらすじ・キャストは?

母国・韓国だけでなく日本でも話題沸騰中の韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』がNetflixで配信されています。

自閉スペクトラム症という特徴を持った新米女性弁護士が、法廷や私生活で、壁にぶつかりながらも成長する物語です。

法廷ドラマでありながらも温かな展開を見せる本作の、あらすじや配信情報を詳しく紹介します。

韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』はどこで見られる?

韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は、Netflixで見られます。

Netflixは賞を受賞したドラマをはじめ、映画、ドキュメンタリーなど幅広い作品が楽しめるストリーミングサービスです。

Netflixはスマートフォンのほか、タブレットやパソコン、スマートテレビでも視聴が可能です。2024年8月現在、月額790円から利用可能で追加料金はありません。

ドラマや映画は毎週追加されるため、ぜひNetflixで『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』を楽しみましょう。

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韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』のあらすじ

韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』のあらすじは次のとおりです。

一流弁護士事務所「ハンバダ法律事務所」で働き始めた、新米弁護士のウ・ヨンウ。彼女は「自閉スペクトラム症」を抱えながらも、ソウル大学を首席で卒業する実力を持っていました。

特異な個性を持ちながら、女性として、法廷で、私生活で、さまざまな壁にぶつかりながらヨンウは成長します。

本作は弁護士ものでありがなら、特異な個性を抱えての生きづらさや、人々の温かさが印象的なドラマです。もちろん法廷でのシビアな舌戦や裁判までの捜査過程も、引き込まれるストーリー展開となっています。

第1話から第5話までのあらすじ

以下に『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の第1話から第5話までのあらすじを紹介します。

第1話

自閉スペクトラム症を持つウ・ヨンウは、ソウル大学を首席で卒業したものの、面接試験に合格できず、就職できません。しかし「ハンバダ法律事務所」の代表ハン・ソニョンと出会い、インターンとして採用されました。出社初日、ヨンウは同僚や上司、以前の知り合いとも出会います。そして、老夫婦の間で起こった暴行事件を担当します。

特異な個性を抱えたままでの就職の難しさ、そして職場の仲間たちが紹介されるエピソードです。ヨンウの初仕事の話でもあり、視聴者はヨンウの魅力に引き込まれます。

第2話

新婦のドレスがずれ、背中にあった新婦のタトゥーが見える出来事が起こります。結果、結婚は破談になってしまいました。「結婚式での出来事は、ホテル側の責任だ」と、新婦側がホテルを訴えます。新婦の父の依頼を受けたヨンウたちは、式場に潜入捜査を行います。

嘘とはいえ、ヨンウのウエディングドレス姿に、イ・ジュノはときめきます。ジュノのヨンウに対する思いが変化する、重要な話です。

第3話

大手薬品会社の子息である兄弟のうち、自閉症を持つ弟が、兄を殴打して殺害した事件が起こります。弟側についたヨンウは裁判で、担当となった検事から「ヨンウも自閉症だ」と言われてしまいます。

依頼人との意思疎通に、ヨンウは苦労します。またヨンウにとって、特異な個性が弱点となってしまう、切ない話でもあります。

第4話

ヨンウの親友の父親が、2人の兄たちにだまされて、祖父の土地を不平等な配分で受け取る契約を結んでしまいました。親友に相談されたヨンウは、自分がいた事務所を紹介します。しかし、対応したチョン弁護士から「自力で解決しなさい」と断られてしまいます。

第3話を機に、退職願を提出したヨンウ。しかし親友の相談を機に、改めて自信を取り戻します。特異な個性を抱えていても、自分で人生を切り開くヨンウの強さが見られるエピソードです。

第5話

「イファATM」は、自分たちの技術が競合会社「クムガン」に流失したとして、製品の差し止め訴訟を起こします。担当になったのはヨンウと、ヨンウをライバル視している同期のクォン・ミヌでした。裁判ではクムガン側が「イファの技術はアメリカの展示会で発表されていた」と主張し、どちらが嘘なのかわからない事態に陥ります。

弁護士は依頼側を信じることが前提です。しかし、依頼側が本当に正しいことを言っているのかは、判断が難しいところです。苦い後味となったこのエピソードは、ヨンウにも視聴者にも強い衝撃を与えます。

第6話から第10話までのあらすじ

以下に『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の第6話から第10話までのあらすじを紹介します。

第6話

強盗傷害の罪で起訴されたのは、女性の脱北者でした。弁護をスヨンが担当し、補助としてヨンウがつきます。2人は「執行猶予の判決を」と気合を入れました。しかし、事件後5年間も逃走していたこと。また、重い罪だったことから雲行きが怪しくなります。さらに裁判中に嘘をついた被害者に対して、脱北者の女性が怒りをあらわにしたことで、印象は悪くなる一方でした。

北朝鮮から韓国に逃れて来る、いわゆる「脱北者」をテーマとしたエピソードです。裁判での印象がどんどん悪くなる中、執行猶予付きの判決は勝ち取れるのでしょうか。裁判の行方をハラハラしながら見守りましょう。

第7話

都市開発のため、ソドク洞に道路建設の話が持ち上がります。しかし説明会で初めて知った住人たちは怒り、行政を相手に訴訟を起こします。行政側についたのは、ハンバダ最大のライバルである「テサン法律事務所」。担当はテサン事務所の創立者の娘であるテ・スミでした。一方、ヨンウの父グァンホは、ハンバダの代表ハン・ソニョンと会っていました。

ハンバダのトップであるソニョンと、ヨンウの父グァンホの関係が垣間見えるエピソードです。テサン事務所のテ・スミを、純粋に尊敬するヨンウの姿勢は、私たちも見習いたい部分です。

第8話

ミヌが行った行動により、社内で「ヨンウは不正採用だ」という噂が広がります。そして道路建設の裁判では、テサンが補償する資金を増やしたことで、住人たちが態度を大きく変えてしまいます。また、テサン事務所のスミから「テサンで働かないか」と持ち掛けられたヨンウは、父グァンホに「テサンで働く」と告げるのでした。

とうとうヨンウの出生の秘密が明かされます。ヨンウの母親は誰なのか?グァンホはどうしてヨンウと共に母親の元を去ったのか?これらの疑問が解決するエピソードとなっています。

第9話

「子ども解放軍総司令官」を名乗る人物によって、小学生が拉致されます。しかし「総司令官」を名乗る人物は、12人の小学生と山へ行き、日が暮れるまで遊んでいただけでした。未成年者略取誘拐の罪で逮捕、起訴された「総司令官」の弁護を、ヨンウが担当します。そしてジュノとの関係にも変化が訪れます。

自分の好きなものへと連想し、弁護を引き受けたヨンウは一回り成長できたようです。そしてついに、ジュノに告白をするヨンウ。ジュノの反応が気になるエピソードです。

第10話

障害を持つ女性への準強制性交容疑で逮捕された、男性の弁護を担当するヨンウ。男性が女性のカードで買い物をしたため「愛し合っていた」という主張は受け入れられません。しかし、とうとう女性から「男性のことを愛している」という証言を得られたため、女性を証言台に立たせたヨンウでした。

障害を持つ女性と、彼女を愛しているという男性の話です。2人の関係を、自分とジュノの関係に見えてしまったヨンウの苦悩に心が痛みます。そして、ヨンウを引き抜こうとするスミの動きも活発化します。

第11話から最終話までのあらすじ

以下に『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の第11話から最終話(第16話)までのあらすじを紹介します。

第11話

「宝くじの当選金を山分けする」と約束した仲間に逃げられたと、男性とその妻がハンバダ事務所を訪れます。しかし、男性が妻を裏切りそうな素振りを、ヨンウは感じ取ります。一方、ミヌは「テサン事務所で働きたい」とテ・スミに持ち掛け、スミは「ヨンウを辞めさせること」を条件としました。

お金が特に重要視されるエピソードです。それでも特殊な方法で、妻へアドバイスを送るヨンウのアイデアには驚かされます。そしてミヌとスミの取引も加速します。

第12話

「ミル生命」の人事部長が「合併によるリストラは不当解雇」だと、女性社員2人に訴えられます。裁判が進む中、ミヌはヨンウに「ミル生命のリストラ案はハンバダが考えた」ことを告げます。さらにミヌは、内容を示した意見書とヨンウの名刺を、女性社員の弁護を担当している弁護士に送ってしまうのでした。

ヨンウを陥れようとするミヌの工作が過激になります。そして「弁護士は依頼人を信じる」というあり方について、改めて考えさせられるエピソードでもあります。

第13話

ヨンウが住んでいる家の大家と、その父親がハンバダ事務所に相談に来ます。「道路を通っただけで寺に拝観料を払わされた」というのです。一方、チョン弁護士は事務所で吐血します。そして裁判が始まると、苦しそうにチョン弁護士は倒れてしまいました。

チョン弁護士の過去が明らかになるエピソードです。またチョン弁護士の病状も心配になります。同時に、ヨンウとジュノの関係にも変化が訪れます。ヨンウはジュノとどう向き合うのかも注目です。

第14話

チョン弁護士はステージ3の胃がんだったことが判明します。一同は、チョン弁護士の思い出の味である「幸福ククス」の社長を探すことに。その最中、ヨンウはチョン弁護士の元妻と遭遇します。話の中で「自分はジュノを幸せにできるのか?」と悩み、ジュノと別れてしまいます。裁判には勝利したものの、チョン弁護士は寺に「自主運営できるよう手伝いたい」と申し出ることに。そしてククスをご馳走になると、味が「幸福ククス」に似ていることに気づきました。

この14話はさまざまなことが起きます。チョン弁護士の胃がん発覚から始まり、元妻との遭遇、ジュノとの別れなど、視聴者はつぎつぎと起こる出来事に、目が離せません。

第15話

チョン弁護士の手術は無事、成功します。一方ヨンウたちは、ハッキングで個人情報が流出し、3,000億ウォンの罰金を請求された通販会社「ラオン」の裁判を引き受けました。裁判が劣勢になる中、ラオンの代表が裁判中に青酸カリを飲む事態になります。裁判にはどうにか勝訴しますが、ヨンウはジュノから別れの理由を問われ、涙ぐんで答えます。

チョン弁護士の手術が成功したことに、視聴者は安堵するはずです。しかし、ヨンウがジュノに告げた別れの理由に、今度は涙します。そしてラオンの事件には、まだ裏があるようです。

最終話

ラオンにハッキングを仕掛けたのは、テ・スミの息子サンヒョンでした。サンヒョンは「警察に自首する」と言いますが、次期法務庁の長官候補であるスミは反対します。しかしサンヒョンはヨンウたちの元を訪れ、すべての真実を話します。

ラオン事件の真実が明かされ、ヨンウの説得に心が動かされる話です。ヨンウの言葉に、視聴者の誰もが共感するはずです。そしてヨンウは活躍が認められ、未来に希望が持てる終わり方となりました。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は、法廷ドラマを主軸としつつ、事件に関わる人物たちの心の動きが細やかに表現されたドラマでもあります。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』相関図

個性的なキャラクターたちが互いに関係し、主人公の出生の秘密や、それぞれの事件に大きく関わります。

物語が進む中で新たな関係となる人物もいるため、ドラマを見ていても飽きず、視聴者が引き込まれる要素となっています。

韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の原作は?

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」には、原作の小説やウェブ漫画はありません。脚本家が考えたストーリーでありながら、法廷場面や登場人物たちの人間関係にはリアリティがあります。

本作を見ることで、韓国の法廷がどのようなものか、実際の裁判を見るようにわかります。

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韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の登場人物・キャスト

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の登場人物は、実力を持った俳優たちが演じています。俳優たちの実力により、登場人物の個性がより際立っています。

主な登場人物とキャストは次のとおりです。

ウ・ヨンウ

(パク・ウンビン)

ハンバダ法律事務所にインターン入社した、新人弁護士です。自閉スペクトラム症を抱えていながら、ソウル大学を首席で卒業しました。また「一度見たものは忘れない」という記憶力を持っています。好きな物はクジラと、韓国海苔巻きのキンパ。自閉スペクトラム症という個性を抱えながらも、仕事に恋にと奮闘する彼女の姿は、周囲の人々の共感を得ています。

ヨンウを演じるパク・ウンビンは、5歳から子役として活躍している実力派俳優です。『ホジュン〜伝説の心医〜』『ストーブリーグ』といった有名な作品にも出演しています。また『恋幕』では「女性ながら男性として生きる王様役」という、難しい役を演じています。本作でも「自閉スペクトラム症を持つ弁護士」という難しい役を演じており、今後の活躍も期待の俳優です。

イ・ジュノ

(カン・テオ)

ハンバダ法律事務所の「訴訟チーム」で職員として働いています。親切で優しい性格から、ハンバダ法律事務所でも慕われる存在です。ヨンウの手助けをする中で、ヨンウの人柄や仕事姿勢に惹かれます。

ジュノを演じるカン・テオは、俳優グループ「5URPRISE」で活動していた若手俳優です。代表作に『ノクドゥ伝 花に降る月明り』『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』などがあります。幅広い演技で注目を集めており、韓国国内だけでなく、ベトナムといった海外でも人気です。

チョン・ミョンソク

(カン・ギヨン)

ハンバダ法律事務所で、いち早くシニア弁護士になった実力派です。当初はヨンウの入社に反対しますが、結果的にヨンウの上司を任されます。ヨンウの実力を認めるうちに、物腰が柔らかくなり、ほかの部下たちに対する態度にも変化が訪れます。

チョン弁護士を演じるカン・ギヨンは、『キム秘書はいったい、なぜ?』といったコミカルなドラマから『十八の瞬間』といった青春ドラマまで、幅広い演技が可能な俳優です。主演よりも助演者としての出演が多いものの、彼の存在があるからこそ成り立つドラマも多く、注目すべき俳優です。

クォン・ミヌ

(チュ・ジョンヒョク)

ハンバダ法律事務所の新人弁護士で、ジュノの友人兼ルームメイトです。ヨンウに対して異常なライバル意識を持ち、彼女を陥れるためにさまざまな妨害攻撃を行います。

視聴者の反感を買うミヌ役を演じるのはチュ・ジョンヒョクです。主な出演作には『トリガー』『ユミの細胞たち』などがあり、『ユミの細胞たち』では主演の友人役という、重要な役を演じています。本作でも「身内にいる敵」という役を演じているため、彼の存在に視聴者はハラハラします。

ハン・ソニョン

(ペク・ジウォン)

ハンバダ法律事務所の代表弁護士を務めます。弁護士業界で最高を誇っている「テサン法律事務所」を抜き、業界1位になることが目標でもあります。

ソニョンを演じるのは、舞台女優として経験を積んだペク・ジウォンです。『熱血司祭』『私たちの人生レース』などで、個性的な演技を披露しています。本作では「弁護士事務所の代表弁護士」という、重い役柄も見事に演じきっています。実力の確かな俳優です。

韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の制作スタッフ

韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の製作スタッフについて解説します。

 スタッフ名代表作
監督・演出ユ・インシク『浪漫ドクターキムサブ』
脚本ムン・ジウォンムン・ジウォン

ユ・インシク監督は『浪漫ドクターキムサブ』シリーズで知られています。医師や弁護士といった、難しい題材のドラマが得意です。ときどきコミカルでありながらも、視聴者を惹きつける世界観を生み出しています。

脚本を担当したムン・ジウォンは、映画『無垢なる証人』でも脚本を担当しています。登場人物の心情をリアルに表現する脚本は、本作でも存分に発揮されています。

韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の見どころ

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の最大の見どころは「特異な個性を持ってどう生きるか」という点です。

自閉スペクトラム症という個性を抱えて生きるヨンウ。「一度見たものは忘れない」という能力があるものの、一方で「人間関係を築くのが苦手」という側面も持ちます。

生きていくだけでも辛いはずですが、ヨンウは能力を職場に認められる、周囲の人々の温かな支えという幸運にも恵まれ、自分の人生を歩みます。

また注目すべきポイントとして下記が挙げられます。

  • 特異な個性を持っても恋はできる
  • 誰でも仕事は責任をもって行う必要がある

本作の中でヨンウはジュノと恋に落ちます。しかし自分の個性を理解していた彼女は、ジュノとの関係に悩みます。どんな人にとっても、恋人との関係を続けるには苦労がつきものです。しかしヨンウは、悩みと真正面から向かい合う強さを持っていました。

また特異な個性を持っていたとしても、就職したからには仕事に対して責任を持つ必要があります。

このことを、ヨンウは先輩のチョン弁護士から教わりました。仕事と改めて向き合い、真剣に取り組む姿勢は視聴者も見習いたくなるポイントです。

「特異な個性を持つ主人公」という、視聴者は感情移入しづらいと思われたテーマを、本作ではリアリティと温かみを持って表現したため、視聴者も共感できる作品となっています。

まとめ:(Netflix)で『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』を観てみよう

韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は、法廷ドラマでありながらも、特異な個性を持った主人公を魅力的に描いた作品です。

主人公はもちろん、周囲の人々の成長も実感できる本作にぜひ注目してみてください。

見終わった後は、あなたも周囲の人に対して優しく接することができるはずです。ぜひNetflixでその魅力を体験してみましょう。

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