日本から飛行機で約2〜3時間で行ける韓国は、毎年多くの観光客で賑わっています。
読者の中には、韓国旅行を検討中の方が多いのではないのでしょうか?
本記事では、韓国旅行を予定している方や行こうか迷っている方に、韓国のおすすめ穴場スポットをエリア別でご紹介します。「みんなと被りたくない」、「人が行かないような隠れた穴場スポットに足を運びたい」という方にはぴったりの記事になっています。
ぜひ本記事を最後までお読みいただき、旅行に行く際の判断材料にしていただけますと嬉しいです。
おすすめスポット~ソウル編~
▼ソウルって?
言わずと知れた韓国の首都ソウル。
ソウルは流行の最先端の街として、流行りのショップやレストランなど様々なお店を楽しめるスポットです🍴
韓国といえばソウルを連想する方も多いのではないのでしょうか?
初めての方にもそうでない方にもおすすめの旅行地と言えるでしょう。
1【漢江(ハンガン)】
何度か韓国へ旅行に行ったことのある方は、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
漢江は、韓国ソウルの都心部を横断する大きな川です。初めて訪れる方は、漢江の迫力に圧倒されること間違いなしです。漢江の周辺には、12箇所に大きな公園があり、多くのソウル市民の憩いの場となっています。
中でもおすすめしたいのは汝矣島(ヨイド)漢江公園です。汝矣島漢江公園は、特に多くの現地民や観光客で賑わっており、レンタサイクルや路上ライブ、屋台、デリバリーなど1日中楽しむことができる公園になっています。デリバリー文化が盛んな韓国では、「チキンのデリバリーといえば、漢江」と言えるほど、多くの人がデリバリーを楽しんでいます。公園内にはコンビニもあるので、コンビニで買ったカップラーメン、ビールと一緒にチキンを楽しむ“通“な遊び方をしてみてはいかがでしょうか。
レジャーシートを持参してピクニック気分を楽しんでみてくださいね。漢江は、「現地の人っぽい」遊びをしたい方には非常におすすめのスポットです!
2【望遠洞(マンウォンドン)】
望遠洞は人気観光地である明洞(ミョンドン)や弘大(ホンデ)からのアクセスも良く、観光客にはまだあまり知られていないおすすめスポットです。
ソウルの西部に位置する望遠洞には、韓国雑貨ショップやフォトジェニックなカフェなど、韓国の今っぽい雰囲気を楽しみたい方には刺さるスポットとなっています。韓国雑貨は、日本でも最近人気なので、興味がある方も多いのではないでしょうか。望遠洞には、様々なコンセプトの韓国雑貨店が軒を連ねています。自分の好みやスタイルに合わせたお気に入りの雑貨屋さんを見つけるために、望遠洞に足を運んでみるのも面白いかもしれないですね!さらに、望遠洞には望遠市場という地元民で賑わう市場もあり、ローカルな雰囲気を楽しみたい方にもおすすめです。
オールドとニューな雰囲気を同時に味わえる一石二鳥な観光地と言えるでしょう。
おすすめスポット~江原道(カンウォンド)編~
▼江原道って?
江原道は、韓国の北東部に位置するエリアで、海山を楽しむことができる自然豊かなエリアです。また、有名な韓国ドラマのロケ地にもなっており、毎年観光客が訪れるスポットとして人気を博しています。
ソウルからは韓国高速鉄道(KTX)に乗って2時間ほどなので、日帰りでも楽しめるおすすめ観光地です🛤️
1【江陵(カンヌン)コーヒー通り】
江原道の江陵エリアにある江陵コーヒー通りは、韓国の観光客にも非常に有名なスポットです。「コーヒー通り」という名前がついているだけあって、たくさんのコーヒーショップが軒を連ねています。海の目の前に店が並んでいるため、どこの店舗に入っても最高のオーシャンビューを楽しむことができます。
韓国といえばカフェをイメージする方も多いかと思いますが、江陵エリアにもたくさんのカフェがあります。綺麗な景色を一望できますので、ご自身のお気に入りのカフェを見つけて入ってみるのもいいかもしれませんね!江原道を一通り観光したのちに、「ちょっと疲れたし休憩したいな…」というタイミングでこのコーヒー通りでコーヒー休憩するというコースが個人的にはおすすめです◎
もちろんコーヒー以外にもエイドやカフェラテなど、韓国っぽいカフェメニューが豊富に用意されていますので、ぜひ美味しいコーヒータイムを楽しんでみてくださいね☕
2【江陵(カンヌン)中央市場】
こちらも江陵にある観光地で、毎年多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。
江陵中央市場といえば、タッカンジョンという韓国風の唐揚げが有名です。韓国語で「タッ」が鶏を、「カンジョン」がお菓子を意味しており、骨なしのチキンに甘辛いソースを絡めた定番の屋台グルメです。お店によってソースの味も様々ですので、友人や恋人とシェアしながら食べ比べをしてみても面白いかもしれないですね!タッカンジョンだけでなく、水産物や干物類など、ローカルフードもたくさん売っています。
現地の雰囲気を味わいながら、ぜひ食べ歩きをしてみてはいかがでしょうか。
おすすめスポット~釜山(プサン)編~
▼釜山って?
釜山は韓国第2の都市で、港町として栄えています。
日本からのアクセスも良く、ソウル以外の観光地といえば釜山を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?日本でいうところの大阪のような都市としてイメージしてもらうと想像しやすいかもしれませんね。
1【海東龍宮寺】
海の岩場に建てられているなんとも珍しいお寺がこの海東龍宮寺です🛕海のお寺として国内外から毎年多くの観光客が訪れています。真剣にお願い事をすれば、何か一つだけお願いごとを叶えてくれると言われています。
海の地形に沿って建てられているため、少し足場が不安定な箇所もありますが、大体1時間ほどでまわれるようになっています。海風とオーシャンビューを感じながら、ゆっくりと散歩するのも最高ですね◎
お寺までの道中に屋台も出ていますので、小腹が空いたら立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
2【甘川洞文化村】
おとぎ話の世界に入り込んだような気分になれる村がここ、甘川洞文化村です。
甘川洞文化村は、カラフルな壁画やアートオブジェ、家々が立ち並んでいて「韓国のマチュピチュ」とまで呼ばれています。山々に囲まれた集落となっていて、少し道に傾斜がありますので、訪れる際は歩きやすい格好で行くことをおすすめします。また、甘川洞文化村にはフォトジェニックなカフェや写真映えスポットがたくさんありますので、優雅な気分を味わいたい方にもおすすめです。
3【釜山タワー】
釜山タワーは、釜山の最高地点に位置し、市街地や海岸線を一望できる絶好の展望台です。特に夜景が美しく、ライトアップされた釜山の夜景を楽しめます。
タワーの周囲には静かな公園やカフェがあり、ゆったりとした時間を過ごすことができます。また、釜山タワーには植物園や文化体験村も併設されており、観光客だけでなく地元の方々にも愛される場所です。
釜山を訪れる際には、釜山塔で景色を楽しむ時間を過ごしてみてはいかがでしょうか🗼
おすすめスポット~済州(チェジュ)島編~
▼済州(チェジュ)島って?
済州島は韓国の最南端に位置する島で、韓国有数のリゾート地として知られています🌊
韓国のハワイと呼ばれるくらい自然豊かな場所として毎年多くの観光客が訪れています。日本でいうと沖縄をイメージしていただければ分かりやすいかもしれません。岩山や綺麗な海に囲まれた済州島では、マリンスポーツやハイキングなど、地形を活かした遊び方ができます。それだけでなく、済州島にはみかんや黒豚焼き肉など美味しい特産物もたくさんあります。
アジアのリゾート地を楽しみたいという方は、是非足を運んでみてくださいね⛰️
1【濟州城邑(チェジュソンジュク)】
濟州城邑は、済州島南部の海岸沿いに位置する歴史的な村落です。独自の文化や風景が残されており、特に伝統的な石造りの家屋が点在する景観が特徴です。
村落内には伝統的な漢方薬や工芸品を販売する店舗や工房があり、古くからの生活様式や文化を体験することができます。また、海岸線に面した景色がとても綺麗で、海と山に囲まれた静かな村落でリラックスした時間を過ごすことができます◎済州島の伝統的な文化と暮らしを味わいたいという方にはぴったりの場所ですね。
2【漢拏山(ハンナムサン)】
漢拏山は、済州島の最高峰であり、自然が好きな方や登山家に人気があります。
標高1950メートル以上あり、済州島の中心部に位置しています。周囲には豊かな自然と緑が広がっているのが魅力的です。登山道は綺麗に整備されており、四季折々の美しい景色を楽しみながら頂上を目指すことができるため、登山初心者にもおすすめです。特に春になると、山頂付近に多くの野生の花々が咲き、絶景を楽しむことができます。
四季折々の季節を感じながら登山をしたい方にはおすすめのスポットです。韓国で始めて登山にチャレンジするのも素敵な思い出になっていいかもしれないですね◎
3【オソルロックティーミュージアム】
済州島は良質な茶葉が栽培される地域として有名です。ここオソルロックティーミュージアムは名前の通り、お茶の博物館。伝統と現代が調和をなす空間です。建物自体がティーカップを連想させるようなスタイリッシュでモダンなつくりとなっています。
博物館と聞くと歴史的で厳格なイメージを持つ方もいるかもしれませんが、オソルロックティーミュージアムは室内もおしゃれで洗練された雰囲気となっています。中に入ると、素敵な緑茶の香りを感じることができます。ティーだけでなく、抹茶のアイスクリームや抹茶ロールケーキなど、様々なお食事を楽しむことができます🍰☕博物館内は、カフェだけなく、茶文化室や常設展示などもあり、「韓国のお茶」を五感で楽しむことができる空間となっています。
おすすめスポット~大邱(テグ)編~
▼大邱って?
ソウル、釜山に続く第3の都市として知られる大邱。
韓国の南東部に位置し、繊維業やりんごの産地として有名です。また、第3の都市だけあり、多くの韓国人観光客も大邱の街に訪れています。
ソウルや釜山も良いですが、一味違った観光地を訪れたい方は、ぜひ大邱でローカルな気分を味わってみてはいかがでしょうか?
1【東国(トンギュン)大学校】
東国大学校は、大邱市内に位置する代表的な歴史的遺産です。
新羅王国時代に建てられた韓国最古の仏教大学校であり、過去には仏教教育の中心地として栄えていました。ここ東国大学校には、たくさんの歴史的な建築物や仏教芸術作品が残されています。東国大学校を訪れれば、韓国の仏教の歴史に触れることができます🏫
観光を通して学びを得たい方におすすめのスポットです◎
2【ユンタク公園】
ユンタク公園は、大邱市内にある自然豊かな公園で、美しい風景が楽しめる場所です⛲️
公園内には芝生広場や散歩道があり、市民の憩いの場として親しまれています。特に春には桜が咲くので、人気の花見スポットとして知られています。また、公園内にはユンタク池や遊具が設置されており、家族連れやカップルにも人気のスポットです。
自然を満喫しながら、大邱の魅力を存分に感じることができるので、休憩スポットとして利用してみてはいかがでしょうか。
3【大邱美術館】
大邱美術館は、韓国の大邱市に位置する美術館で、豊富なコレクションとユニークな建築で知られています。
大邱美術館の建物は、近代的なデザインの中に伝統的な要素も感じられるつくりになっています。美術館内の展示品だけでなく、建物自体も一つの芸術作品として楽しむことができます。
展示品は、韓国の現代美術を中心に、さまざまなジャンルや時代の作品が展示されています。絵画、彫刻、写真、インスタレーションなど、多岐にわたる芸術作品が飾られています。常設展だけでなく、定期的に特別展も開催されていますので、国内外から多くの注目を集めています。
大邱市美術館の魅力は芸術作品だけではありません。散策やカフェでの休憩も楽しむことができます。美術館内にはショップも併設されているので、大邱美術館だけのオリジナルのアートグッズや書籍を購入することができます。
アートな世界を感じる旅をしたいなら、ぜひ大邱美術館を訪れてみてくださいね🖼️
おすすめスポット~慶州(キョンジュ)編~
▼慶州って?
慶州は韓国の南東部沿岸に位置する都市で、歴史文化都市として深く愛されています。日本でいうところの京都といったところでしょうか。
古くからの歴史もあり、新羅時代には新羅の首都として栄えていました。そのため、多くの歴史的な世界遺産や文化財があり、観光地としても人気があります。韓国の古き良き文化を楽しめる慶州は、外国人にはまだあまり知られていない穴場スポットと言えるでしょう。
1【金官伽倻王陵(キムガンガジャワンミョン)】
金官伽倻王陵は、新羅王国時代の7世紀に建てられた新羅最後の王である金官伽倻王の墓です。
慶州市内に位置し、新羅王朝の繁栄期を物語る貴重な遺跡です。王陵は大きな円墳となっており、周囲には美しい自然を感じられる大きな庭園があり、四季折々の風景を楽しむことができます。王陵の周辺には歴史的な遺物があり、新羅王朝の歴史と文化について深く学ぶことができます。
観光をしながら歴史を味わいたいという方にはおすすめです。韓国の時代劇ドラマのような世界を感じることができるかもしれません◎
2【龍谷寺(ヨンゴサ)】
龍谷寺は、新羅時代に建てられた歴史ある仏教寺院で、慶州の代表的な観光スポットの一つです。
寺院は静かな山間に位置し、緑豊かな自然環境に囲まれています。龍谷寺は仏教の修行場としての役割を果たしつつ、美しい建築や芸術作品が多数残されています。特に有名なのが、国宝に指定されている木造釈迦如来坐像(釈迦三尊像)です。この寺院では、韓国仏教の精神と文化に触れることができるのでおすすめです。
慶州の過去と現在が交差する場所である龍谷寺で、文化的な魅力を感じたい方はぜひ訪れてみてくださいね🛕
3【皇理団(ファンニダン)通り】
慶州の中心地に位置する皇理団通りは、新しい文化と古い文化が共存するモダンレトロな雰囲気のストリートで、若者にも最近人気のホットスポットです。
歴史的な建造物や文化財が数多く残されているなかで、韓国のおしゃれな雑貨屋さんや今っぽいフォトジェニックなカフェなど、「レトロ可愛い」を楽しむにはぴったりの観光地です。
韓国の古き良き歴史文化を体感できる場所として、歩いているだけで時代を超えた旅を楽しむことができます。
おすすめスポット~番外編~
▼番外編って?
ここまで紹介してきた観光地にプラスして、特に筆者がおすすめしたいスポットを紹介します!
1【非武装地帯(DMZ)】
韓国の非武装地帯(DMZ)は、朝鮮半島の南北を隔てる場所として知られています。1953年の朝鮮戦争の休戦協定に基づき、北緯38度線周辺に設定されたこの地域は、現在も南北朝鮮の間に厳重に管理された国境線が広がっています。
DMZは、多くの観光客や歴史愛好家が訪れる場所として知られています。DMZでは、冷戦時代の緊張感や現在の南北朝鮮の関係を垣間見ることができるだけでなく、自然の保護区としても重要な役割を果たしています。DMZ内には、複数のトンネルが掘られており、その中で最も有名なのが「第三のトンネル」です。1978年に発見されたこのトンネルは、北朝鮮が南進するために掘ったとされています。全長約1.6キロメートルに及ぶこのトンネルは、一部見学が可能です。他にもDMZ内には人気スポットがいくつかあります。
一風変わった観光地に足を運びたいという方はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
2【聖心堂(ソンシムダン)】
韓国の中心地、大田(テジョン)にあるパン屋さんです。1956年からある老舗パン屋さんとして、ミシュランガイドにも掲載されており、多くの観光客に人気があります。
大田は、韓国第5の都市で、様々な観光地や繁華街があります。そんな大田にある聖心堂で一番人気なパンがそぼろパンです。ほろほろの美味しいパンで、見た目はメロンパンのような形をしていますが、外はカリカリ、中はしっとりしていて、絶妙な調和を味わうことができます◎日本のメロンパンとはまた違った美味しさを楽しむことができます。聖心堂には、そぼろパン以外にもバリエーション豊富なパンが勢揃いしています。
韓国の香ばしいパンを、ぜひ大邱の街で味わってみてくださいね。
~まとめ~
本記事では、韓国のソウル、江原道、釜山、済州島、大邱、慶州、そして番外編として非武装地帯(DMZ)と大田のパン屋さん聖心堂を紹介してきました。
韓国の穴場スポットを中心に、筆者が本当におすすめできる観光スポットを厳選して紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
韓国に行くとなると、どうしてもソウルの中心地に偏りがちですが、韓国には隠れたおすすめスポットが沢山あります。もし本記事の中で紹介されている中で少しでも「ここ、いいかもしれない…!」と思う場所がありましたら、新しい旅のスタートとして、ぜひ一度足を運んでみることをおすすめします◎