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「歳を重ねるたびに鼻先に丸みが目立ってきた」「団子鼻を細くシャープに整えたい」とお悩みではありませんか?
団子鼻を細くしたい、鼻先をスッキリ見せたいというお悩みを根本から改善できる施術として、「鼻尖形成術」があります。鼻先の丸み・厚み・広がりといった要因に直接アプローチでき、自然で立体的な鼻先へ整えられることから、韓国でも人気の施術の一つです。
本記事では、鼻尖形成で団子鼻によるボリューム感が緩和される理由や期待できる効果、切らない施術との比較をご紹介しています。「団子鼻を根本的に治したい!」とお悩みの方は、ぜひご参考ください。
鼻尖形成術とは?団子鼻がスッキリ見える理由
| 📝「鼻尖形成術」とは‥鼻先の丸みや厚みを改善し、高くシャープな印象に整える施術です。 |
鼻先の軟骨(鼻翼軟骨)を整えたり、余分な脂肪や軟部組織を切除したりすることで、丸く厚みのある「団子鼻」をスッキリと見せる効果が期待できます。
団子鼻に悩む方の多くは、鼻翼軟骨が外側に広がっていたり、鼻先に脂肪が多くついていたりする傾向があります。状態にあわせて適切な術式を選択することで、自然な高さと細さを持つ立体的な鼻先に整えられる点が、鼻尖形成術の大きな魅力です。
とくに、「鼻全体が大きく見える」「鼻の主張を抑えて顔の印象を変えたい」とお悩みの方に適しています。
韓国で鼻尖形成が日本人に人気の理由
韓国での鼻尖形成術が日本人に人気の理由には、「日本人には団子鼻の傾向が多い」という顔立ちの特徴も関係しています。日本人に多い丸みを帯びた鼻先や横に広がった小鼻は、可愛らしく親しみやすい印象を与える一方で、「鼻が低く見える」「正面から見ると丸く広がって見える」といった点を気にされる方も少なくありません。
また、鼻の形には遺伝だけでなく、長く暮らしてきた地域の気候も影響していると考えられています。寒く乾燥した地域では、冷たい空気を温め加湿して取り込むために鼻腔が狭く、鼻が高く細い傾向にあります。
一方で、日本のような温暖で湿気の多い地域では、空気の温度や湿度を大きく調整する必要がないため、鼻の穴がやや広く鼻先も丸みを帯びやすいとされているのです。
こうした日本人特有の特徴もあり、「鼻先をスッキリ整えたい」と考える方が、費用の手頃さや技術力の高い韓国で鼻尖形成を受けるケースが増えています。
まずは知っておきたい|切る鼻尖形成術の種類と特徴
鼻尖形成術には、複数の術式があり、悩みや理想とする仕上がりによって選択されます。
一般的にどのような切る鼻尖形成術があるのか、施術の特徴やおすすめの方とあわせてご紹介します。
軟骨縫縮
✅「軟骨縫縮」は、鼻翼軟骨を中央に寄せて固定することで、団子鼻や丸い鼻先をスリムに整える施術です。
広がりや丸みの原因となる鼻翼軟骨の幅を整えられるため、根本的な団子鼻の改善が期待できます。
なお、糸がゆるまない限りは半永久的な効果が見込めるため、「鼻先の丸みが気になる」とお悩みの方以外にも、「仕上がりを長く保ちたい」とお考えの方にも適しています。
<軟骨縫縮の施術の流れ>
STEP 01
鼻腔内を切開
鼻の内側を小さく切開し、鼻翼軟骨を露出させます。
STEP 02
鼻翼軟骨の固定
左右に広がっている軟骨を中央に引き寄せ、糸でしっかり固定します。
STEP 03
鼻腔内を縫合
形状を整えた後、切開部分を縫合して終了です。
<軟骨縫縮の施術概要>
| 施術時間 | 30~60分程度 |
|---|---|
| ダウンタイム | 7~10日程度 |
| リスク・副作用 | 痛み、腫れ、内出血、浮腫、感染 ※7日程度のギプス装着 |
軟骨移植(耳介軟骨移植)
✅「軟骨移植(耳介軟骨移植)」は、耳の裏から採取した耳介軟骨を鼻先へ移植し、鼻先の高さや角度を整える施術です。
下向きの鼻先や、低く丸い鼻先を改善し、自然にツンとした立体感を出したい方に選ばれています。
なお、軟骨移植には「耳介軟骨」と「肋軟骨」を使用するケースがあるものの、耳介軟骨は柔らかく加工しやすく、鼻先の微細なデザインに向いているため、鼻尖形成では耳介軟骨が使われることが一般的です。
<軟骨移植(耳介軟骨移植)の施術の流れ>
STEP 01
耳介軟骨の採取
耳の裏側を数ミリ切開し、必要量の耳介軟骨を採取します。
STEP 02
耳介軟骨の加工
採取した軟骨を、鼻先の高さ・向き・ラインにあわせて細かく成形します。
理想とする仕上がりや状態にあわせて、耳介軟骨を複数重ねて調整するケースもあります。
STEP 03
鼻先へ移植・縫合
鼻腔内を小さく切開し、形成した耳介軟骨を鼻先へ挿入していきます。
位置を丁寧に整えた後は、切開口を縫合して施術は完了です。
<軟骨移植(耳介軟骨移植)の施術概要>
| 施術時間 | 60分~120分程度 |
|---|---|
| ダウンタイム | 約10日前後 |
| リスク・副作用 | 痛み、腫れ、内出血、浮腫、感染 ※7日程度のギプス装着 |
軟部組織切除(脂肪除去)
✅「軟部組織切除(脂肪除去)」は、ボリューム感の原因となる鼻先の脂肪そのものを取り除く施術です。
脂肪の厚みが原因で鼻が丸く見えている方(団子鼻)に適しており、術後はシャープで引き締まった印象が期待できます。
また、一度取り除いた脂肪は基本的に再生されないため、仕上がりを長期間保ちやすいのも大きな特徴の一つです。軟骨移植や軟骨縫縮と組みあわせることも多く、鼻の形状を全体的に整えたい場合にも選択されます。
<軟部組織切除(脂肪除去)の施術の流れ>
STEP 01
切開
鼻腔内または鼻の穴の間を切開します。
※術式によって切開位置は異なります。
STEP 02
脂肪除去
厚みの原因となっている脂肪を適切な量除去します。
STEP 03
縫合
切開部分を縫合して施術完了です。
<軟部組織切除の施術概要>
| 施術時間 | 30~60分程度 |
|---|---|
| ダウンタイム | 5〜7日程度 |
| リスク・副作用 | 痛み、腫れ、内出血、浮腫、感染 ※7日程度のギプス装着 |
鼻中隔延長術
✅「鼻中隔延長術」は、鼻中隔軟骨を前方へ延長させることで、鼻先の長さ・角度・向きを細かく調整できる施術です。厳密にいうと鼻尖形成術の術式には含まれませんが、施術の相性が良く、併用されることも多い施術の一つです。
施術では、鼻の穴を隔てている壁に軟骨を移植し、不足している高さを補います。垂れさがった鼻(魔女鼻)でお悩みの場合は長さを延長して前方へ、鼻の穴が見えている場合(ブタ鼻)は下向きに整えるなど、比較的デザイン性の自由度が高いとされているのが特徴です。
また、日本では鼻腔内を切開する「クローズ法」や、皮膚の表面を切開する「オープン法」に分けられ、傷跡を考慮したクローズ法が好まれる傾向にあります。しかし、韓国ではより美しい仕上がりに近づけるため、術野範囲の広いオープン法の採用が主流となっているようです。
詳しくはこちらの記事でもご紹介していますので、あわせてご覧ください。
▶韓国の鼻中隔延長まとめ|上向き鼻・ブタ鼻を整える施術と料金相場を徹底解説
<鼻中隔延長術の施術の流れ>
STEP 01
移植軟骨の採取・加工
耳介軟骨または肋軟骨を採取し、仕上がりにあわせて形状を加工します。
STEP 02
切開・内部組織の露出
鼻の穴の間(鼻中隔)の中央を切開し、内部組織を露出させます。
STEP 03
軟骨の配置・縫合
加工した軟骨を前方へ延長するように配置し、鼻先の角度・長さが安定するよう縫合して固定します。その後、傷跡が目立たないよう丁寧に縫合して完成です。
<鼻中隔延長術の施術概要>
| 施術時間 | 60分~120分程度 |
|---|---|
| ダウンタイム | 10〜14日程度 |
| リスク・副作用 | 痛み、腫れ、内出血、浮腫、感染 ※7日程度のギプス装着 |
💡ここまでご紹介した鼻尖形成術は、繊細な技術を必要とするため、経験豊富な医師による施術が欠かせません。施術やクリニック選びで迷われた際は、以下の記事もご参考ください。
▶韓国で鼻整形が上手い名医&おすすめクリニック6選|失敗しない選び方も解説
韓国の鼻尖形成術の費用相場と日本との違い
鼻尖形成は、クリニックごとに採用している術式やデザイン方針が異なるだけでなく、施術を受ける国(韓国・日本)によっても費用相場に大きな差があります。韓国と日本それぞれの鼻尖形成の料金相場を比較しながら、費用が変わる理由についても解説します。
まずは韓国と日本の費用相場から確認していきましょう。
| 施術内容 | 韓国 | 日本 |
|---|---|---|
| 鼻尖形成 | 10万~50万円 | 20万~50万円程度 |
鼻尖形成は、軟骨移植や脂肪除去を同時に行うケースが多く、術式の組みあわせによって費用が大きく変わるため、費用相場は幅広い傾向にあります。単純な費用相場だけを見ると、韓国と日本で極端に大きな差があるわけではありません。
ただし、韓国では鼻尖形成を単独で行うケースは少なく、仕上がりを重視したセットプランの提供となっています。
| <韓国鼻尖形成術セットプランの一例> 🔸「団子鼻整形」=鼻尖形成+軟骨移植のセット 🔸オープン法+鼻中隔延長を組みあわせたプラン 🔸鼻先形成+小鼻縮小の複合デザイン |
上記のように、「鼻尖形成術」と記載されていても、実際には複数の施術が含まれたセット価格になっていることも多いため、総額で比較しても日本より割安に感じられるケースが多くなっています。
鼻尖形成術のダウンタイムと経過スケジュール
術後の過ごし方や体質、併用した鼻整形によって異なりますが、一般的に鼻尖形成術のダウンタイムは1〜2週間程度が目安です。
腫れは2〜3日をピークとして術後1週間程度、内出血が生じた場合は術後1週間から2週間程度かけて徐々に目立たなくなってきます。その後、組織が馴染むまでには1~3ヶ月の時間を要するため、完成目安は3〜6ヶ月程度が目安とされているのが一般的です。
また、術後は組織を安定させるために1週間程度のギプス固定が必要となります。ギプスを外すタイミングは状態によって異なるため、医師から指定された期間はしっかり着用するようにしましょう。
切らない鼻尖形成術(プチ整形)の選択肢
ここまで、切る鼻尖形成術について解説してきましたが、中には「ダウンタイムの時間が取れない」「メスを入れる施術は避けたい」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
鼻整形は美容整形の中でも施術方法が多様で、鼻先の厚みや団子鼻を改善したい場合でも、「切らない方法」で改善が期待できるケースもあります。
具体的にどのような施術があるのか、以下の5つに分けて解説します。
・ヒアルロン酸注入(鼻先フィラー)
・ハイコ鼻の糸リフト
・鼻の彫刻注射
・鼻先ボトックス
・鼻の脂肪溶解注射
ハイコ鼻の糸リフト
✅「ハイコ(HIKO)」とは、鼻専用に開発された韓国発の糸リフト施術で、切開せずに鼻先や鼻筋の形状を整える施術です。
専用の糸を鼻先や鼻筋に挿入し、内側から軟骨や軟部組織を支えることで立体感が生まれ、ツンと上向きの鼻へ近づけるのが大きな特徴です。
また、糸はPDO(ポリジオキサノン)という吸収性の糸が主に使用されているため、体内に残り続ける心配はありません。糸が溶けていく過程でコラーゲンが生成され、組織が繊維化しながら内部の「支え」として残るため、効果は約1年ほど持続するとされています。
韓国では相性の良いヒアルロン酸注入と併用し、ハイコで土台を整えながら、ヒアルロン酸注入で形状をさらに細かく整えていくケースも多いです。切らずに理想の仕上がりへより近づける方法を探している方に適している施術です。
鼻の彫刻注射
✅「鼻の彫刻注射」とは、脂肪分解作用のある成分に加えて、皮膚を引き締める成分などを複数配合した注射です。フィラーのように高さを足すのではなく、鼻先や鼻筋の輪郭を自然に整えてシャープな印象に見せたい方に適しています。
日本ではあまり聞き慣れない施術ですが、脂肪溶解・タイトニング(引き締め)・輪郭形成を一度に行えるとして、韓国ではメジャーな施術の一つです。もともとフェイスラインの輪郭調整に用いられてきた施術で、脂肪だけが原因ではない「丸み」や「厚み」にアプローチできる点が特徴です。
配合されている成分が皮膚の下で硬くなった繊維性の組織に働きかけ、柔らかくしながら不要なボリュームを減らすことで、鼻先がスッキリとした印象に整いやすくなります。「ヒアルロン酸では不自然な印象になる」「自然に鼻先を整えたい」とお悩みの方に適しています。
鼻先ボトックス
✅「鼻先ボトックス」とは、筋肉の動きを一時的に抑えることで、発達による肥大化または緊張してこりかたまった筋肉を和らげる施術です。
顔には複数の筋肉が密集しており、鼻中隔下制筋(びちゅうかくかせいきん)と呼ばれる鼻の穴の下にある筋肉には、表情を作る際に鼻を下へ引っ張ろうとする力が加わっています。日常的な表情の癖によって、この鼻中隔下制筋が過度に発達すると、笑ったときに鼻先が下に下がったように見えるのです。
鼻先ボトックスでは、主に鼻中隔下制筋へボトックスを注入することで、過剰に働いている筋肉の動きを緩和する効果が期待できます。「笑うと鼻先が垂れ下がって見える」「笑ったときだけ鼻が大きく見える」とお悩みの方に選択されるケースが多いです。
鼻の脂肪溶解注射
✅「鼻の脂肪溶解注射」は、デオキシコール酸を主成分とした薬剤を注入し、脂肪細胞そのものを溶解・分解した後、代謝を通じて体外へ排出させる施術です。脂肪細胞の数自体に働きかけるため、脂肪による厚みやボリュームが気になる部分をスッキリさせたい方に向いています。
脂肪を溶解するという点では、先ほどご紹介した鼻の彫刻注射と似ていますが、脂肪溶解注射は「脂肪細胞へのアプローチ」に特化しているのが特徴です。団子鼻の原因が鼻先にある場合、より効果を実感しやすい施術です。
「鼻先の丸みが気になる」「自然な変化で団子鼻を改善したい」といった方に選ばれることが多く、切らずに鼻先の印象をスッキリ見せたい場合に適しています。
なお、ここまでご紹介した切らない鼻尖形成術については、以下の記事で詳細を解説しています。「もっと詳しく施術を知りたい」「他の施術との比較表を見たい」という方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
▶【韓国鼻整形】ダウンタイムなしの切らない人気施術5選
団子鼻タイプ別|おすすめの施術パターン
具体的にどのような団子鼻のタイプにどの施術が適しているのかは、鼻先の丸みが生じている原因によって異なります。代表的な団子鼻のタイプごとに、一般的に相性の良いとされる施術を一覧でまとめました。
| 団子鼻のタイプ | 相性の良い施術 | |
|---|---|---|
| 脂肪タイプ | 鼻先の大きさが気になる方 | ・鼻尖形成/軟部組織切除(脂肪除去) ・鼻尖形成/軟骨縫縮(形状調整) ・鼻の脂肪溶解注射(脂肪除去) ・鼻の彫刻注射(脂肪除去・形状調整) |
| 骨格タイプ | 鼻先の幅が広い・鼻先が低い | ・鼻尖形成/軟骨移植(形状の調整) ・ハイコ(形状の調整) ・ヒアルロン酸注入(形状の調整) ・鼻中隔延長(角度調整) |
| 筋肉タイプ | 鼻先が下がっている方 | ・鼻先ボトックス(過緊張の緩和) |
ただし、鼻は複雑な構造をしているため、団子鼻に見える理由は一つとは限りません。脂肪・骨格・筋肉による要因が複雑に組みあわさっているケースもあり、正確な原因を見極めるには医師による診察が重要です。
上記の表はあくまで参考として、カウンセリングで自分の団子鼻のタイプを明確にしたうえで、最適な施術を提案してもらうようにしましょう。
韓国で鼻尖形成術を受ける際の注意点
韓国で鼻尖形成術を受ける際に注意したいポイントとして、鼻先を細くしすぎることで「ピンチノーズ」になるリスクが挙げられます。
ピンチノーズとは、鼻翼軟骨を過度に寄せたり、鼻先の組織を過剰に切除したりすることで、鼻先がつままれたように不自然に細く見えてしまう状態です。とくに韓国では「スリムでシャープな鼻先」を希望する方が多いことから、デザイン次第では細さを追求しすぎてしまうケースもあるといわれています。
そのため、「どこまで鼻先を細くするのか」といった点を術前に確認し、仕上がりイメージを医師とすりあわせて納得のうえで施術へ進みましょう。自分の骨格や鼻の構造を踏まえたうえで無理のない範囲でデザイン提案をしてもらうことが大切です。
また、韓国ではリーズナブルな価格設定が魅力ではあるものの、安すぎるクリニックには注意が必要です。医師の技術力が料金に反映されているケースもあるため、クリニック選びは慎重に行いましょう。
クリニック選びにおいて気を付けたいポイントについては、以下で詳しくご紹介しています。
まとめ|団子鼻を根本から改善するなら鼻尖形成術が最適
鼻尖形成術は、鼻先の丸みや厚みを改善し、立体的でシャープな印象へ整える施術として、団子鼻に悩む多くの方から選ばれています。術式も豊富で、状態にあわせて適切な方法を選べるため、根本的な改善が期待できる点も大きな魅力です。
また、韓国では技術力の高いクリニックが多く、鼻尖形成をはじめとした複合施術を組みあわせたデザインが主流となっているため、日本に比べて理想の仕上がりに近づけやすい傾向にあります。
ただし、クリニックによって技術力や料金設定、フォロー体制などは異なるため、信頼できるクリニックでカウンセリングを受けることが大切です。複数のクリニックへカウンセリングへ行き、説明に納得してから受けるようにしましょう。

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