韓国ドラマ『愛の不時着』の配信情報｜あらすじ・キャストは？

韓国ドラマ『愛の不時着』は『梨泰院クラス』と並んで、第4次韓流ブームを巻き起こしたと言われる、大ヒットドラマです。

このドラマは、パラグライダー中のトラブルで北朝鮮に不時着した韓国の財閥令嬢が、身分を隠したまま北朝鮮軍の将校と恋に落ちるラブストーリーです。

対立を続けている国同士の国境を越えた愛の行方に、政治や相続問題が絡み合う『愛の不時着』の配信情報やあらすじ、キャストの詳細をご紹介します。

韓国ドラマ『藍の不時着』はどこで見られる？

韓国ドラマ『藍の不時着』は、Netflixで見られます。

Netflixは映画やドラマ、アニメなどの豊富なラインナップが用意されていて、韓国ドラマが数多く配信されています。

Netflixの作品は、次のデバイスでの視聴が可能です。

• スマートテレビ
• スマートフォン
• タブレット
• ストリーミングプレイヤー
• ゲーム機

ほとんどのテレビにはNetflixアプリが搭載されているので、登録すればすぐに見ることができます。また、Netflixのホームページからも視聴できるため、パソコン・スマホはアプリがなくても視聴可能です。

Netflixは登録制で、広告つきスタンダードプランなら月額790円で映画やドラマ、ゲームなど何千本もの作品の視聴ができます。ダウンロードも可能で、オフラインで時間や場所を気にすることなく楽しめます。

ぜひこの機会に、Netflixで『愛の不時着』を視聴してみませんか。

韓国ドラマ『愛の不時着』のあらすじ

韓国ドラマ『愛の不時着』のあらすじは以下の通りです。

パラグライダーを楽しんでいた韓国の財閥令嬢ユン・セリは、竜巻に襲われ北朝鮮に不時着してしまいます。そこで北朝鮮の軍人リ・ジョンヒョクに助けられます。韓国に戻れないセリは、身分を隠したままジョンヒョクの家で暮らすことになるのでした。

セリが韓国に戻るためにジョンヒョクの協力を得ているうちに、二人の間に愛情が芽生えていくのでした。

このドラマはセリとジョンヒョクの恋模様を軸に、韓国と北朝鮮の問題や、財閥の相続問題を描いた社会派ラブロマンスです。

ドラマ終了後に、セリ役のソン・イェジンとジョンヒョク役のヒョンビンが結婚したこともあり、主人公の恋の行方から目が離せません。

1話のあらすじ

クィーングループ財閥の令嬢ユン・セリは、2人の兄がいるにもかかわらず、会長である父にグループの後継者に指名されます。ファッションブランドのオーナーでもあるセリは、今後さらに成功が待ち受ける未来に胸を膨らませます。

翌日、セリは自身のブランドのスポーツウェアを試すために、パラグライダーで空を飛びます。しかし、突然大きな竜巻に襲われ、セリは気を失うのでした。

木の上で目を覚ましたセリは、北朝鮮の軍人リ・ジョンヒョクに助けられ、自分が韓国と北朝鮮の非武装地帯にいる事を知ります。非武装地帯は一般の立ち入りが禁止されている場所のため、セリは韓国に戻ろうと、急いでその場を逃げ出します。

夢中で駆け出したセリは、やっと村を見つけて家に帰れると喜びますが、そこは北朝鮮だったのでした。韓国とは逆方向に走っていたことに呆然とするセリの前に、最初に助けてくれた軍人ジョンヒョクが現れます。

セリの人物紹介と共に、韓国と北朝鮮の緊張した関係が描かれている回になります。隣り合う二つの国は、言葉も民族も同じに見えるのに、相容れない状況がある事が紹介されています。

2話のあらすじ

セリが辿り着いたのはジョンヒョクの住む村だったのです。驚いたジョンヒョクは、とっさにセリを自宅にかくまってしまいます。ジョンヒョクがセリを軍に突き出すかどうか迷っているところに、ジョンヒョクの部下ピョ・チスが、逃亡した韓国人女性が遺体で発見されたと報告に来ます。

セリに会ったチスや部下である部下達は驚きますが、存在が軍に知れると自分たちの失態にも繋がるため、チスを秘密裏に逃がす計画を立てるのでした。

セリとジョンヒョクの共同生活が始まる経緯がわかるエピソードです。一方で、ジョンヒョクは兄を失くしていて、その死には謎が隠されていることが分かります。兄の死の謎を究明するジョンヒョクの邪魔をするチョルガンも現れます。

3話のあらすじ

ジョンヒョクの弱みを握るため、彼の家の抜き打ち検査に来たチョルガンに、セリが発見されてしまいました。ジョンヒョクはセリのことを、自分の婚約者だと言ってしまいます。

セリとジョンヒョクは窮地を逃れ、部下達と共にセリを逃がす計画を練り、セリは船での脱出を図ります。第3国を経由して韓国に戻る大型船に乗るため、小舟に乗るセリを見送りに、ジョンヒョクも同行しました。ところが沿岸警備隊に見つかり、ジョンヒョクは恋人を装うためセリにキスをするのでした。

セリの帰国に邪魔が入りましたが、ジョンヒョクとセリの距離は縮まります。また、ジョンヒョクが率いる部隊・第5中隊の隊員とセリの交流が描かれています。

4話のあらすじ

恋人のふりをしたおかげで沿岸警備に捕まらずに済みましたが、セリの帰国は失敗に終わりました。船での脱出の目途がつかなくなったことに絶望したセリは、自力で帰国すると書置きを残し家を出ます。しかし、セリが持つ無線の電波が軍にキャッチされ、軍は発信元を突き止めるべく山に向かうのでした。それに気づいたジョンヒョクは山に向かい、危機一髪のところでセリと共にパラグライダーで逃れます。

帰国を願いながらもジョンヒョクと、その部下たちとの生活を楽しむセリの心の変化が感じられるエピソードです。一方で、セリを疑うチョルガンや、兄の死の調査を続けるジョンヒョクが描かれています。

韓国ではセリの失踪で後継者争いが起きていて、セリの死を望む2人の兄の姿に、セリ一家の冷たい家族関係が伺えます。

5話のあらすじ

ジョンヒョクに惹かれ始めたセリに、ジョンヒョクは婚約者がいることを告白します。ジョンヒョクには留学中のソ・ダンという婚約者がいたのでした。

ジョンヒョクは、国で大きな権力を持つ父に、ダンとの結婚を早める代わりにセリの帰国を認めてもらいます。

パスポートを作るためにセリとジョンヒョクは平壌へ向かいました。途中で列車が止まってしまい、ジョンヒョクとセリは他の乗客と共に野営することになります。焚火を前にジョンヒョクは、兄の死によってピアニストになれなかった悲しみをセリに語るのでした。

この回では、ジョンヒョクの兄ムヒョクの腕時計が質店で見つかります。また、ジョンヒョクとセリが平壌へ向かうことを知ったチョルガンが、2人の留守に第5中隊の隊員達を尋問するのでした。尋問に耐え、秘密を守った隊員たちとセリやジョンヒョクとの絆が垣間見れる回でもあります。

6話のあらすじ

平壌にパスポートを作りに来たスリは、詐欺師のク・スンジュンに出くわします。スンジュンはセリのかつての見合相手で、セリの兄セヒョンに詐欺を働き海外逃亡している身でした。

セリからスンジュンに「護衛」と紹介されたジョンヒョクは、親しげなスンジュンに嫉妬してしまいます。

帰国の日を迎え、セリは第5中隊の隊員グァンボムが運転する車で出発しますが、トラックに乗った武装集団に襲われてしまいます。そこへバイクに乗ったジョンヒョクが現れ、武装集団を撃退しますが、セリをかばって撃たれてしまうのでした。

スンジュンはセリが生きていることをセリの兄セヒョンに知らせていて、詐欺罪を帳消しにするのと引き換えに、セリを北朝鮮に永住させるよう指示されていたのです。さらにジョンヒョクの弱みを握りたがっているチョルガンに、セリの正体がバレてしまいます。それぞれの利害が一致することから、ジョンヒョクとセリを陥れる計画が動き出していたのでした。

7話のあらすじ

セリを乗せて空港に向かっていた車は武装集団に襲われ、運転していたグァンボムと、助けに来たジョンヒョクもケガを負ってしまいました。けが人の代わりに運転していたセリは、迷わず病院に向かうのでした。

セリのおかげで一命をとりとめたジョンヒョクですが、空港に行かなかったセリを非難してしまいます。しかし、医師と看護師からセリの自分に対する行動を知らされて、セリへの愛を感じるのでした。セリも無事だったジョンヒョクに深い愛を感じます。

ジョンヒョクとセリがやっとお互いの愛を確信する回です。しかし、ジョンヒョクの婚約者ダンとセリの見合い相手だったスンジュンはそれを許さず、2人それぞれを自分に向かせようとします。一方で、ジョンヒョクとセリが本当は過去に会っていた事実が発覚します。2人が北朝鮮で出会ったのは運命だったのか、物語の続きがさらに気になり始めるのでした。

8話のあらすじ

ジョンヒョクの婚約者ダンはセリが財閥令嬢であることを知り、ジョンヒョクに暴露します。しかし、それを知ってもジョンヒョクのセリへの愛は変わりませんでした。

スンジュンはセリを自分のものにしようと、セリを拉致します。それを知ったジョンヒョクはセリを救い出しに行くのです。

再会を果たした2人は二度と離れないことを誓うのですが、セリは謎の男たちに再び拉致されてしまいます。銃をつきつけられたセリは、ジョンヒョクに別れの電話をかけ、電話からは銃声が聞こえます。

拉致される前にセリは質店に行き、ジョンヒョクの兄の腕時計を手に入れていました。また、韓国ではセリの兄とスンジュンの悪事が父に発覚するのでした。

9話のあらすじ

チョルガンの差し金でジョンヒョクの家に家宅捜索が入り、口論になったジョンヒョクはチョルガンを殴ってしまいます。ジョンヒョクは逮捕され、面会にきたダンからセリを拉致したのが父チュンリョルであることを知ります。セリはジョンヒョクの実家に拉致されていたのです。

第5中隊の活躍で釈放されたジョンヒョクは、セリのいる実家に戻り再会を果たします。そして、2人が過去に出会っていたことをお互いに知ることとなるのでした。

再会した2人でしたが、セリは韓国に帰ることになります。第5中隊と共に非武装地帯へ行くセリとジョンヒョクは、境界線越しに別れのキスを交わすのでした。

10話のあらすじ

帰国したセリは、ジョンヒョクを忘れるかのように、精力的に仕事復帰を果たしていきます。

一方、セリを失って抜け殻のようになったジョンヒョクの前に、チョン・マンボクが現れます。マンボクはチョルガンにそそのかされて、恩人であったジョンヒョクの兄ムヒョクの暗殺計画に手を貸したことを告白するのでした。

マンボクの告発によって裁判にかけられたチョルガンは、刑を言い渡されますが、逃げだしてセリを殺しに韓国へ向かいます。それを知ったジョンヒョクもセリを守るため、韓国へ向かいます。

さらにチョルガンを捕まえるため、第5中隊とマンボクは韓国行きを命じられるのでした。

11話のあらすじ

セリと再会したジョンヒョクは北朝鮮と全く違うソウルの街で、ひとときの幸せな時間を過ごします。デパートに行き、ジョンヒョクの服を選んだり、食事をしたり普通のカップルらしいことをするのです。

しかし、セリはチョルガンに襲われてしまいます。

ジョンヒョクが助けに来るのですが、それがこの回のラストシーンで、事の詳細は明かされないまま物語は次回へと続くのでした。

12話のあらすじ

セリは自社の新しい部門のオープニングセレモニーに、ジョンヒョクをボディーガードとして同席させます。そこにマンボクと第5中隊がやってきて、驚きと感動の再会を果たします。

何も知らなかったセリですが、チョルガンを連れ戻すためにマンボク達が韓国に来たことを知ります。

この回はオープニングセレモニーや焼肉パーティー、セリの誕生日など、人の優しさが溢れるエピソードです。これまでのハラハラドキドキの展開から、ほっと一息つくようなストーリーです。そのせいもあり、これから何か悪いことが起こりそうな予感がしてきます。

13話のあらすじ

ひとときの平穏な時間を過ごしたジョンヒョク達の前に、チョルガンが現れます。チョルガンはマンボクの息子を人質にしてマンボクを脅し、セリの命が狙われます。ジョンヒョクと第5中隊が助けに来て、激しい戦いが繰り広げられるのです。

ジョンヒョクを狙ったチョルガンの弾が、セリの車に当たり、チョルガンはマンボクに撃たれそうになりますが逃げてしまいます。戦闘が終わり、ジョンヒョクに抱きかかえられたセリは崩れ落ちてしまいます。

果たしてセリは死んでしまうのでしょうか。アンハッピーエンドを思わせるシーンでこの回は終わるのでした。

14話のあらすじ

セリは病院に搬送されますが、意識が戻りません。ジョンヒョクはセリの無事を祈り続けます。意識を取り戻したセリにジョンヒョクは初めて「愛してる」と伝えるのでした。

ジョンヒョクもダンに自分の気持ちを伝え、ダンもそれに応えます。また、セリに冷たく当たっていたセリの義理の母親も、これまでの仕打ちを謝ります。

セリの兄セヒョンがセリを殺そうとしていたことがセリの父にバレて、セヒョンは父と母に激怒されるのでした。

逃げたチョルガンを見つけたジョンヒョクでしたが、警察と国家情報院に囲まれてしまいます。一瞬動きを止めたジョンヒョクに、チョルガンは銃口を向け、発砲音が響きました。

前話に続き、今度はジョンヒョクの安否がわからないままエンディングを迎えます。

15話のあらすじ

チョルガンは狙撃手に射殺され、ジョンヒョクは逮捕されます。第5中隊とマンボクも逮捕され全員国家情報院から聴取を受けます。

傷を負った体で無理をしたセリは敗血症で生死の淵をさまよっていました。

セリの兄夫婦から命を狙われたスンジュンは、ダンに婚約指輪を渡しつつも、ひとり海外逃亡することを決めます。しかしダンが誘拐されそうになり、救出に向かいます。銃撃戦になり敵を倒していきますが、スンジュンも撃たれてしまうのでした。

この回は、病室で心電図が止まった音で次回に続きます。それがセリなのかスンジュンなのか、いよいよ最終回へと続くのでした。

最終話のあらすじ

命を落としたのはスンジュンでした。逮捕されていたジョンヒョクは許可を得て、危篤状態のセリに付き添っています。

セリの意識が戻り、ジョンヒョクや家族が喜んだのもつかの間、ジョンヒョク達は北朝鮮に送還されることになっていました。

北朝鮮に戻ったジョンヒョクは軍を除隊して、もともとの夢だったピアニストになりました。セリは実業家を続けていて、精力的に事業を進めています。

数年後、スイスでパラグライダーをするセリの前にジョンヒョクが現れ、やっと2人は再会することができました。

2人が一緒になるということは、ジョンヒョクが家族を捨てるか、セリが家族と会社を捨てることを意味します。どちらも選択できない2人は、1年に2週間だけスイスで過ごすことにするのでした。

『愛の不時着』相関図

このドラマでは北朝鮮と韓国の2つの国の人々が登場し、それぞれが複雑に絡み合います。物語をより楽しむために、相関図で人間関係を整理しましょう。

主人公のジョンヒョクとセリを、それぞれ取り巻く人物達が接点を持ち、複雑に絡み合うことでストーリーをより見ごたえのあるものにしています。

韓国ドラマ『愛の不時着』の原作は？

韓国ドラマ『愛の不時着』に小説や漫画の原作はありません。脚本家パク・ジウンの完全オリジナルストーリーになります。

ロマンスを軸にすることで、韓国と北朝鮮の政治問題を分かりやすく描き、視聴者に没入感を与えてくれます。

韓国ドラマ『愛の不時着』の登場人物・キャスト

このドラマには多くの人物が登場し、それぞれのサイドストーリーが展開されます。

ここでは、主な登場人物とキャストについて詳しくご紹介します。

韓国ドラマ『愛の不時着』の制作スタッフ

韓国ドラマ『愛の不時着』の製作スタッフについて解説します。

	スタッフ名	代表作
監督・演出	イ・ジョンヒョ	イ・ドゥナ！
脚本	パク・ジウン	星から来たあなた

『愛の不時着』は、韓国初のドラマ制作スタジオ「スタジオドラゴン」が制作したドラマです。スタジオドラゴンは、ドラマの制作だけでなく企画や販売まで全て行う会社で、本作はスタジオドラゴンの完全オリジナル作品です。

脚本家のパク・ジウンさんは、『逆転の女王』が大ヒットして以降、『星から来たあなた』や『青い海の伝説』など、次々とヒット作を生み出しています。

韓国ドラマ『愛の不時着』の見どころ

韓国ドラマ『愛の不時着』の見どころは、ストーリーの中のいたるところに散りばめられた伏線です。主人公のジョンヒョクとセリのエピソードにはもちろん、周りを取り巻く人物達のサイドストーリーにも細かな伏線が隠されています。そして、その伏線は、ストーリーが進むにつれ次々と気持ちがいいほど回収されていきます。

物語冒頭、ジョンヒョクとセリのパラグライダーのシーンは、最終回に別のシーンとして登場します。また、アロマキャンドルやインドのことわざなど、2人の重要なシーンに出て来る伏線は数多く登場しているのです。

この伏線を見つけ出すために何度も見るファンが多いのも、この作品がヒットした理由と言われています。

まとめ：Netflixで『愛の不時着』を観てみよう

韓国ドラマ『愛の不時着』は、コロナ禍の外出自粛期間に大ヒットしたドラマです。多くの有名人がSNSなどで紹介したこともあり、日本国内でハマる人が続出しました。

北朝鮮と韓国の政治問題を、主人公のロマンスを通して分かりやすく視聴者に伝え、平和を願うメッセージが込められた作品でもあります。

まだ見ていない人はもちろん、見たことがある人は伏線チェックに、Netflixで視聴してみてはいかがでしょうか。