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韓国入国カードの書き方ガイド 現在の記入方法と入国手続きを解説

韓国入国カードの書き方ガイド 現在の記入方法と入国手続きを解説

韓国旅行の入国手続きでは、現在も「入国カード(Arrival Card)」の提出が必要です。

ただし、韓国政府はこの入国カードを2025年12月末で廃止することを正式発表しており、今後はオンライン手続きへ移行するようです。

本記事では

  • 今も必要な「入国カードの書き方(記入例あり)」
  • どこで入手できるか?
  • 入国審査の流れ

上記を分かりやすく解説します。

韓国入国カードの書き方

外国籍の人が韓国に入国する場合に、記入・提出する必要があるのが入国カードです。

以下の用紙の①~⑨までを英語で記入します。

記入する内容と手順を詳しくみていきましょう。

STEP 01

氏名

Family Nameに名字、Given Nameに名前を記入します。

STEP 02

性別

Male(男性)Female(女性)です。チェックを入れてください。

STEP 03

国名

国籍を「JAPAN」と記入します。

STEP 04

生年月日(西暦)

生年月日を記入します。
(例)1988年7月1日生まれ→19880701

STEP 05

職業

職業を記入します。
【記入例】
会社員:OFFICE WORKER
主婦:HOUSEWIFE
学生:STUDENT
パート・アルバイト:PART TIME JOB
無職:None

STEP 06

韓国の連絡先

滞在するホテル・知人宅・訪問する会社などから1つを選択して、住所と電話番号を記入してください。

STEP 07

入国目的

旅行は「Tour 観光」にチェックを入れます。

STEP 08

署名

パスポートと同じ署名で記入してください。パスポートが漢字なら、入国カードのサインも漢字で書きましょう。

途中でアルファベットを間違えるなどのミスをしてしまった場合は、二重線で消して書き直すよりも新しい用紙をもらう方が安心です。

機内の場合は客室乗務員に相談して、新しい入国カードをもらいましょう。

入国カードはどこでもらえる?入手方法まとめ

韓国の入国カードの入手場所は主に2ヶ所です。

  • 飛行機内
  • 到着空港

どちらで入手しても問題ありませんが、飛行機内でもらっておくと事前に記入ができて便利です。

それぞれの入手方法について、より詳しく解説します。

機内(最も一般的)

入国カードはアシアナ航空や大韓航空など、搭乗した飛行機内で入手できます。

以前は機内で配られていたのですが、オンライン化に向けて現在は配布は終了したようです。ただ、航空会社によっては、まだ配布が行われていることが確認できています。

対面での配布になるので、入国カードが欲しいことを客室乗務員に伝えてみましょう。

機内で取得していれば空港につくまでの時間で記入ができます。黒のボールペンで記入するので、機内で記入する予定なら持っておきましょう。

ミンファ

ボールペンは機内で借りられない場合もあるから、手荷物に入れておくのがおすすめだよ!

到着空港(仁川・金浦など)

韓国には複数の国際空港があります。到着空港でも入国カードが入手が可能です。

  • 仁川国際空港(ソウル)
  • 金浦国際空港(ソウル)
  • 金海国際空港(釜山)
  • 済州国際空港(釜山)

韓国の空港に到着したら、入国審査カウンター(イミグレーション)の近くを見てください。入国カードが置いてあるはずです。

空港によっては入国審査ブース付近に置いてある場合もあります。

機内で入手できなかった・寝てしまい書くタイミングがなかったときは、入国審査の手続き待ちの列に並んでいる間にサッと記入すればいいだけです。

韓国に到着してからでも、十分に入国カードに記入する時間はあります。

忘れた場合でも大丈夫

機内や空港で入国カードをもらい忘れてしまった場合でも、入国審査の前に空港職員が案内してくれるので焦らなくても大丈夫です。

忘れていたことを伝えて入国カードを用意してもらい、記入して提出しましょう。

入国カードの記入には時間がかからないので、案内されたタイミングで記載して提出しても大きなタイムロスにはなりません。

入国カード提出後の入国審査の流れ

到着して入国カードを提出したら、次は入国審査です。

韓国に限らず外国に入国する際には必要な手続きで、入国審査官がパスポートや入国カードをチェックします。目的や滞在期間などから入国の許可を判断するための審査です。

入国カード提出から入国審査の流れを見ていきましょう。

STEP 01

入国カードを提出

入国審査官に入国カードとパスポートを提出します。

STEP 02

パスポート・K-ETA確認

入国審査官にパスポートと入国カードを提出します。
日本を含む22の国と地域の国籍の方は、2025年12月31日までK-ETAの取得が免除されています。

STEP 03

顔認証・指紋の登録

入国審査官の指示に従い、顔写真と指紋を登録します。

STEP 04

手荷物受取

入国審査が終わったら、到着ロビーで荷物を引き取りましょう。

韓国の入国審査は1時間前後で終了します。

混み合っている場合は1時間半~2時間程度かかる場合もありますが、通常は40分~1時間程度です。

現在のルール(2025年末まで有効)

韓国ではオンライン化に向けての移行が行われている最中です。

今の時点で適応されているルールは、2025年12月末までとなっています。現在のルールで絶対に抑えておきたい重要なポイントは3つです。

  • 日本人は原則入国カードが必要
  • K-ETAの取得が免除されている
  • Q-CODEが廃止された

まず、日本人が韓国に入国するときは、原則入国カードが必要です。

飛行機や空港で取得して記入後に提出する方法と、事前に韓国の申告書作成公式サイトからオンラインで提出しておく方法が選べます。

K-ETAとはオンラインで申請・取得をする電子渡航許可制度です。

ビザ免除で韓国に短期滞在する外国人が対象ですが、日本人は2025年12月末までは取得が免除されています。2026年1月1日からK-ETAの取得が必要になる予定です。

また、Q-CODEという電子検疫情報システムへの登録は2023年7月15日に廃止されています。

健康状態質問書の提出が不要になったのです。ただし、提出義務が廃止されただけなので、以下に該当する場合は提出が必要になる可能性が高いです。

・コレラやMERSなど指定伝染病が発生している国・地域経由の入国
・咳や発熱の症状が出ている

指定地域経由での入国でなく日本からの入国だったとしても、咳や発熱の症状があればQ-CODEの提出を求められる場合があります。

ミンファ

Q-CODEは公式サイトから申請できるよ。
到着の3日前から申請が可能で、パスポート情報・フライト情報・韓国の滞在先などの入力も必要だよ。

K-ETAの申請方法については以下の記事で詳しく解説しています。

2025年12月末で廃止決定

2025年12月末で紙の入国カードを廃止することが、韓国法務部から正式に発表されています。

入国手続きを簡単にするため、デジタル化するための廃止です。

今後は完全オンライン化へ以降予定で、入国審査に必要な情報の申請はすべてオンライン手続きとなります。

よって、紙の入国カードの提出は不要になるのです。

2026年1月1日からはオンライン化されると覚えておきましょう。

まとめ|2025年末までは入国カード必須。今は書き方を覚えておけば安心

今回は韓国の入国カードの書き方や現在・今後のルールについて解説しました。

今の時点では入国カードは機内や空港内で入手した紙のカードで提出する方法と、スマホやパソコンから事前にオンラインで提出する方法のどちらも利用できます。

2025年末まではオンラインで提出をしていない人は、紙の入国カードは必須です。

今は書き方を覚えておけば対応できるので安心ですよ。