日本でも人気のLE SSERAFIMを知りたい!その魅力やメンバーについて紹介

日本でも人気のLE SSERAFIMを知りたい!その魅力やメンバーについて紹介

LE SSERAFIMというグループをご存じでしょうか?

韓流のガールズグループですが、日本でも高い人気を誇ります。日本だけでなく海外にも積極的に進出していて、急速にファンを増やしている注目の存在です。

今回はLE SSERAFIMの人気の理由やメンバーそれぞれの個性について見ていきましょう。

LE SSERAFIMが人気の理由とは?

LE SSERAFIMは2022年5月にデビューした、5人組ガールズグループです。

SOURCE MUSICというHYBE傘下のレーベルからデビューを果たしました。すでに別グループで活躍していたメンバー中心の構成なので、デビュー当時からK-POPファンを中心に注目を集めています。LE SSERAFIMは「ル・セラフィム」と読みます。

恐れない姿勢に勇気がもらえる

LE SSERAFIMという言葉はアナグラムをベースに作られた造語です。「Imfearless」が基本となった言葉です。こちらの英単語は「恐れ知らず」という意味があります。世間の目を気にすることなく、信じた道を恐れずに突き進めという強い意味合いが込められています。

実際彼女たちのデビュー曲の中に「FEARLESS」というタイトルがあるほどです。過去にとらわれることなく、恐れずに突き進むという強い意志が込められています。親会社のHYBEの会長が名付け親で、以下の事務所内で期待されているグループかおわかりでしょう。

また公式ファンダム名はピオナです。こちらも「Fear not」からきていると言われています。つまり「恐れるな」、グループだけでなくファンも一緒になって、恐れずに今後の道を突き進んでほしいという願いが込められています。

日本人にとって親しみがある

LE SSERAFIMのメンバーの中には日本人メンバーも含まれています。同じ日本人のメンバーが海外を舞台に活躍していると思うと親近感があるでしょうし、感情移入もしやすいでしょう。

メンバーの詳しい紹介は別項で詳しく見ていきますが、たとえば日本人メンバーのサクラはHKT48で芸能界デビューを果たしました。アイドル好きの方であれば、知っている方も多いでしょう。その後彼女は韓国にわたり、別のグループでデビューしました。つまり彼女にとって今回のLE SSERAFIMは、3回目のデビューになるのです。

メンバーそれぞれにストーリーがある

LE SSERAFIMには「恐れるな」というメッセージが込められています。これに共感するファンが多いのは、メンバーそれぞれに物語があって、思い入れが強いことも関係しているでしょう。先ほど紹介したサクラのほかにも、メンバーそれぞれに物語があります。

たとえばユンジンは「プロデュース48」という韓国のオーディションプロジェクトに参加していました。しかし最終候補に残れずに、歌手の夢をあきらめかけたと言います。

またカズハはバレエをこれまで15年間も続けていたそうです。これまでのキャリアを捨ててまで、K-POPアイドルで夢をつかもうとしています。ウンチェは練習生として長く下積みを続け、初めてのデビューでこれまでに多くの涙を流してきました。このようにグループ総体だけでなく、メンバーそれぞれに異なるこれまでの道のりがあるので何とか応援したいという気持ちになるのでしょう。

マネしたくなるファッション

LE SSERAFIMは音楽だけでなく、ファッション界とも密接にかかわりながらプロデュースされている点も見逃せないポイントです。ランウェイのコンセプトを取り入れているため、ファッションモデルのような感覚も合わせ持っています。

とくに「EASY」のメディアショーケースでは、ランウェイを歩くようなパフォーマンスがありました。「LE SSERAFIM」を一つのブランドとして確立させたいという思惑もあるようです。

彼女たちの衣装を見てみると、その時々におけるファッション界の重要なキーワードのエッセンスを取り入れているのがわかります。ただ単にファッショントレンドを追いかけるのではなく、自分たちで独自のブランディングをしていこうとしているのです。

カバーしたくなるダンス

LE SSERAFIMの魅力は楽曲だけにとどまりません。ダンスにも定評があります。ダンスを見て、自分も真似てみたいと思う人も続出し、そこからどんどんLE SSERAFIMの魅力にはまっていく感じです。

たとえば彼女たちのナンバーに「EASY」があります。ダンスは名前のように「EASY(簡単)」ではありません。しかし彼女たちが踊ってみると、簡単でシンプルなような感じがしてしまいます。しかもトレンドもうまく取り入れているので「自分もやってみたい!」と思うわけです。

LE SSERAFIMのメンバー紹介

LE SSERAFIMの魅力として、メンバーそれぞれにバックグラウンドがあって、異なる個性を持っていることが挙げられます。ここでは現在の5人のメンバーと過去に脱退した元メンバーについて簡単に紹介しましょう。

サクラ

日本のアイドル好きの人にとっては「宮脇咲良」といったほうがなじみがあるかもしれません。2011年にHKT48のメンバーとしてデビューしてから10年超のキャリアを有しています。その後韓国でIZ*ONEの一員、そして今回のLE SSERAFIMと3回目のデビューになります。

彼女はグループの中では最年長です。日本時代から、プロ意識の高いアイドルでファンの間では「宮脇プロ」と呼ばれていたほどです。見た目をコンセプトに合わせて自由に変えられるところも彼女の持ち味です。IZ*ONE時代は要請のコンセプトに合わせてキュートなキャラクターでした。しかしLE SSERAFIMの一員になって、ガールクラッシュなコンセプトに合わせて、クールなキャラクターに変身しました。

一方で自分のことを「オタク」と呼ぶほど、ゲームやキャラクターが好きな一面もあります。編み物が得意で、グループのステージで着用する衣装を作ってしまう器用さも持ち合わせています。

キム・チェウォン

サクラ同様、チェウォンもIZ*ONE出身のメンバーです。彼女も今回のデビューに合わせて、イメチェンを果たしました。以前はサクラ同様キュートなキャラだったのですが、今回のデビューに合わせて黒髪のショートボブにヘアスタイルを一新しました。シックで以前と比較して大人っぽくなったため、一瞬彼女と気付かなかったファンも決して少なくありません。

IZ*ONEの時もダンスの激しさには定評があって、どれほど踊っても決して歌声もブレることがありません。グループを引っ張ってきた存在だったので、LE SSERAFIMでもパフォーマンスでほかのメンバーを引っ張るような存在になるでしょう。

デビュー当初は黒髪だったのですが、その後金髪のウルフカットに変身したこともありました。どのようなスタイルでもおしゃれにコーディネートできてしまうのも、彼女の魅力の一つです。

ホ・ユンジン

ユンジンは韓国のオーディションプロジェクトのProduce48に出演していました。番組内では「キリンちゃん」というニックネームをつけられたので、それで記憶している人も多いかもしれません。そのオーディションの中ではあと一歩でデビューするチャンスを逸してしまいました。

しかしその後元々所属していたプロダクションの練習生として下積みを続けていました。そしてようやく今回デビューを果たした苦労人のメンバーです。

メンバーの中でも、高い歌唱力を有していることで評価されています。LE SSERAFIMの中では主要なボーカルメンバーとして活躍しています。2022年の韓国の人気番組である「SBS歌謡祭」では「カルメン」というオペラの「ハバネラ」を歌って話題を集めました。元々ニューヨーク出身で英語が堪能なので、海外進出時の頼もしいメンバーです。

カズハ

サクラとともにLE SSERAFIMの日本人メンバーです。彼女はバレエの実績が豊富で、オランダに留学していたほどでした。しかし今回バレリーナのキャリアを捨ててアイドルになりました。

バレエのキャリアを生かしたダンスが、彼女の持ち味です。「Blue Flame」というナンバーの中で、その中でバレエのようなダンスを披露し話題になりました。また彼女のルックスは韓国で高い人気を誇ります。清楚系のビジュアルが受けて、コスメブランドのミューズに抜擢されているほどです。

長年バレエの経験があるだけあって、鍛え上げられた肉体も彼女の魅力です。バキバキに割れた腹筋は清楚系のルックスとのギャップがあり、たまらなく感じるファンも少なくありません。

ホン・ウンチェ

ウンチェはLE SSERAFIMの最年少メンバーです。デビューは15歳だったのですが、170cmの長身に大人びたルックスですでに完成されているという評価も見られます。見た目は大人ですが、中身は年齢相応のあどけなさや無邪気さを持っていて、そのギャップが魅力です。メンバーのそのキュートさにメロメロだと言います。

2023年には「ミュージックバンク」という韓国の人気音楽番組のMCに抜擢されました。こちらの番組のMCになるのは人気アイドルになるための登竜門と言われています。そこに抜擢されたので、いかに周囲の期待が高いのかおわかりでしょう。

彼女のニックネームとして「マンチェ」という呼び名があります。これは韓国語で末っ子を意味する「マンネ」と彼女の名前である「ウンチェ」を組み合わせた造語です。以下にかわいがられているか、このニックネームを見ればわかるはずです。

脱退したメンバーも

LE SSERAFIMはデビュー当初6人組のガールズグループでした。つまりすでに1名が脱退しています。

その脱退メンバーとは、ガラムです。デビュー曲である「FEARLESS」の歌いだしを担当するなど、グループの主力メンバーとして活躍するだろうと期待されていました。しかし2022年7月に脱退してしまいました。

キュートな顔立ちなので、デビュー当初から高い人気を誇るメンバーでした。ビジュアル系としての活躍が期待されていただけに、ファンの間では残念だという声がしばしば聞かれました。

LE SSERAFIMをこれから聞く人におすすめの楽曲とは?

LE SSERAFIMが人気の理由として、やはり楽曲は無視できないところです。

今までに話題のナンバーをいろいろと披露していますが、これからファンになろうと思っている人のためにおすすめの楽曲を5つピックアップしました。これから本格的にLE SSERAFIMの曲を聴こうと思っている人は参考にしてください。

FEARLESS

LE SSERAFIMのデビューアルバムの中に収録している曲です。デビュー曲の一つなので、やはり無視できないところでしょう。パンクをベースにしたオルタナティブポップな楽曲に仕上がっています。サビではフレーズが繰り返されるのでインパクトも強く、記憶しやすいナンバーに仕上がっています。

FEARLESSは人気ナンバーの一つで、MVは公開後1週間で再生回数は5,000万回を突破しました。2024年7月時点で実に再生回数は1億8,000万回を突破しているほどの人気ナンバーです。

Between you, me and the lamppost

「UNFORGIVEN」というアルバムの中に収録されているナンバーです。Between you, me and the lamppostはほかのアルバムと比較して、少し異なるナンバーなので人気になりました。ロック調のミディアムバラードで、シンプルな感じに仕上がっています。

Between you, me and the lamppostは、メンバーが作詞・作曲を担当しているのもおすすめの理由の一つです。ユンジンが作曲を手掛け、ほかのメンバーは作詞を担当しています。チームのカラーをより実感できるナンバーと言えるでしょう。洋楽のエッセンスが入っているので、常日頃洋楽を聞く人にとっては聞きなじみのあるナンバーかもしれません。

カラオケでも歌いたくなるナンバーです。音域もそこまで高くないので、だれでも歌いやすい楽曲と言えるでしょう。

ANTIFRAGILE

2022年10月17日にリリースされた、LE SSERAFIMにとってのセカンドアルバム、かつ初のカムバックです。カムバックはK-POPにあまり詳しくない人には知られていない言葉かもしれません。「活動再開」や「新アルバムの発表」といった意味合いがあります。

韓国のアイドルはオンシーズンとオフシーズンが日本のアイドルよりもはっきり分かれています。アルバムなど楽曲をリリースしてしばらくプロモーションしたら、次のアルバムの制作やパフォーマンスの練習のために準備期間に入り、そこからまた表に出るとカムバックになるわけです。準備期間はメンバーの露出がガクッと減ります。そこでカムバックとなると「やっと会える」とファンは盛り上がるわけです。

ANTIFRAGILEのアルバムの中に「ANTIFRAGILE」というタイトル曲が収録されています。ラテンリズムでガールクラッシュな感じのナンバーです。アルバムは初日だけでも40万枚超の売り上げを記録しました。これは前作の約2倍に当たる記録です。

EASY

EASYもカムバック曲に当たります。LE SSERAFIMのカムバックでは、毎回ティーザー映像が話題になります。EASYについても同様です。まずLE SSERAFIMならではのアニメのようなナレーションが取り入れられています。その他にプロセスの中でも決して簡単ではないところでも、LE SSERAFIMであれば簡単に見せられるといった演出が施され、話題になりました。

EASYは全体的にはポップソングのようなテイストのナンバーです。しかしヒップなエッセンスも随所に盛り込まれているのが特徴です。ダンスはメンバー自身も「これまでの楽曲の中でも最も難しかった」と言っているほどでした。しかしダンスを見ながら聞くことで、楽曲がより洗練されます。

Impurities

Impuritiesとは「不純物」を意味する言葉です。自らの欠点を受け入れて、不完全さを自覚することで祝福されるといった意味合いが込められています。不純物と聞くとあまり良いイメージを持たない人も多いでしょう。しかし不純物こそが、美しいものである必要であると考えたナンバーです。

LE SSERAFIMはImpuritiesを通して、個々の持つ弱さもその人の個性の一部であるとポジティブにとらえる強さを伝えようとしています。自己肯定感を高める楽曲で、ファンの間でも高い人気を誇るナンバーです。

MVも話題になりました。プロジェクションマッピングを導入することで、美しくてインパクトのあるビジュアルに仕上がりました。

まとめ

LE SSERAFIMは「恐れ知らず」といった意味合いが込められています。これまでもこれからも困難が待ち受けているかもしれません。しかしどのような困難でも、メンバーとファンが一体となって立ち向かっていくというコンセプトです。

LE SSERAFIMのメンバーはこれまでの歴史をそれぞれが有しています。そして異なる物語を突き進んでいるのも特徴の一つです。箱推しだけでなく、特定のメンバー押しになることでより強い思い入れも生まれるでしょう。