INDEX
韓国旅行の楽しみといえば、グルメ巡りは欠かせませんよね。中でも明洞(ミョンドン)は多くの観光客に大人気のエリア。日本人の間でも定番の滞在先として不動の人気を誇っています。
今回はそんな明洞で食べられる「お粥」のお店をご紹介します。お粥は「朝一番にやさしいご飯が食べたい」「観光や空港に行く前に軽く朝食をとりたい」そんなときにぴったり。
この記事では、明洞で人気のおすすめお粥店をピックアップしてご紹介していきます。営業時間や人気メニュー、価格帯、アクセス情報まで、初めてでも安心して訪れられるように詳しくまとめました。是非参考にしてみてください。
明洞でお粥が人気の理由
韓国といえば焼肉やチキン、キムチなどパンチのある料理が注目されがちですが、実は昔ながらの定番として愛されているのが「お粥(죽/チュク)」。特に観光の中心地・明洞では、朝食としてお粥を選ぶ旅行者がとても多いんです。
その理由のひとつは、「朝早くから営業しているお店が多い」こと。明洞のお粥専門店の多くは朝7〜8時台からオープンしているため、ホテルのチェックアウト前や観光前に立ち寄りやすいのが魅力です。
また、旅先での疲れた胃にやさしいという点も見逃せません。野菜や魚介、アワビ、鶏肉などの具材がじっくり煮込まれたお粥は、滋味深くて栄養もたっぷり。朝の冷えた身体を中から温めてくれる、まさに韓国版の“癒しごはん”です。
さらに、明洞には観光客に慣れたスタッフが多く、写真付きメニューや日本語対応のお店も豊富。初めてでも気軽に注文できる環境が整っているため、「せっかくなら現地の朝食を楽しみたい」という旅行者にとって、安心してチャレンジできるグルメスポットとなっています。
明洞の人気お粥店ランキング【おすすめ5選】
明洞には、数あるグルメの中でも「お粥」に特化した名店がいくつも点在しています。観光客向けの有名店から、地元の人が足繁く通うローカル店まで、そのバリエーションは実に豊富。せっかくなら、味よし・雰囲気よし・アクセスよしの“ハズさない一杯”を選びたいですよね。
ここでは、明洞で特に人気の高いお粥店を厳選してご紹介します。それぞれの特徴をわかりやすくまとめたので、是非お店選びの参考にしてみてくださいね。
多味粥(タミチュク)
明洞の中心地に位置する「多味粥(タミチュク)」は、観光客にも地元の人にも愛されるお粥と伝統茶の専門店です。2022年には、同じ明洞エリア内の新築ビル4階に移転。大きな窓から明洞の街並みを一望できる、開放感あふれる店内で、ゆったりと食事が楽しめるようになりました。
お粥のメニューはなんと10種類以上と豊富で、魚介や野菜、鶏肉など、具材によって選べるのも魅力のひとつ。一番人気は「多味アワビのお粥」。アワビのうまみがしっかり溶け込んだスープに、ニンジンとネギのみじん切りがアクセント。ゴマの香ばしさもふんわりと広がり、優しいながらも深い味わいが楽しめます。
さらに、付け合わせとして提供される「自家製イカキムチ」も要注目。クセになる味わいで、「お土産に買って帰りたい!」という声が多く、実際にレジ横で販売されているこの商品は、リピーター続出の人気商品です。
| 住所 | ソウル特別市 中区 明洞2街 31-5, 4F (서울특별시 중구 명동2가 31-5, 4F) | 
|---|---|
| 営業時間 | 7:00~15:00 | 
| 定休日 | なし | 
| アクセス | 地下鉄4号線明洞(ミョンドン)駅 8番出口 徒歩2分 | 
香苑(ヒャンウォン)
明洞駅から徒歩すぐという抜群のアクセスを誇る「香苑(ヒャンウォン)」。看板メニューは、韓国産のあわびを肝ごと贅沢に使った「あわびのお粥」。濃厚でコク深い風味が特徴で、一口食べれば海のうまみがじんわりと広がります。セットで提供されるキムチやイカの塩辛、ナムルといった副菜も、お粥のやさしい味を引き立ててくれます。
香苑は一度コロナ禍の影響で閉店しましたが、2024年夏に近くの新しい場所へ移転し、再オープン。リニューアルした店舗で、より快適に食事が楽しめるようになっています。
| 住所 | ソウル特別市 中区 忠武路2街 61-9, 2F (서울특별시 중구 충무로2가 61-9, 2F) | 
|---|---|
| 営業時間 | 7:00~14:00 | 
| 定休日 | なし | 
| アクセス | 地下鉄4号線明洞(ミョンドン)駅 9・10番出口 徒歩1分 | 
瑞源粥(ソウォンジュッ)
明洞で35年以上にわたり愛され続けている老舗店「瑞源粥(ソウォンジュッ)」。観光客はもちろん、地元の常連客も通う実力派で、特にアワビ粥を求めて訪れる人が後を絶ちません。アワビ粥は、丁寧に炊き上げられたお米にアワビのうまみがじんわり染み込み、滋養たっぷりで体にやさしい味わい。まずは、具材を混ぜずにそのままスプーンですくって、素材の風味をしっかり楽しむのがおすすめです。
次に、卵・刻み海苔・ごま塩を混ぜれば、卵の黄身がとろりとお粥に溶け込み、まろやかで奥深い味わいに変化。最後は、付け合わせのイカの塩辛を少しのせて味にアクセントをつければ、飽きることなく一杯を楽しみきれます。
| 住所 | ソウル特別市 中区 忠武路2街 62-8, B1F (서울특별시 중구 충무로2가 62-8, B1F) | 
|---|---|
| 営業時間 | 月~土曜7:00~16:30、日曜7:00~14:00 | 
| 定休日 | なし | 
| アクセス | 地下鉄4号線明洞(ミョンドン)駅 9番出口 徒歩1分 | 
世宗(セジョン)カンジャンケジャン
明洞駅10番出口からすぐ、ランドマーク的存在の「世宗(セジョン)ホテル」のすぐ隣にある「世宗カンジャンケジャン」は、ワタリガニの醤油漬け(カンジャンケジャン)の専門店として知られていますが、実は朝からお粥メニューも提供しており、知る人ぞ知る“穴場”の朝ごはんスポットです。
お粥メニューは、アワビ粥をはじめ、エビ、牡蠣、野菜などバリエーション豊か。しっかりと具材が入り、ボリュームもあるので「朝からしっかり食べたい派」にもぴったりです。
立地も非常に便利で、明洞の中心地にありながら、ホテル裏の落ち着いた路地に位置しているため、観光前のひとときにも最適。朝食からランチ、ディナーまで営業しているので、時間帯を選ばず利用できるのも魅力です。
| 住所 | ソウル特別市 中区 忠武路2街 61-3 (서울특별시 중구 충무로2가 61-3) | 
|---|---|
| 営業時間 | 7:00~22:00(ブレイクタイム15:00~17:00) | 
| 定休日 | なし | 
| アクセス | 地下鉄4号線明洞(ミョンドン)駅 9・10番出口 すぐ | 
本粥(ボンチュク)&ビビンパ 明洞店
韓国全国に店舗を展開するお粥チェーン。初めて韓国でお粥を食べる人にもおすすめの有名ブランドです。メニューはなんと30種類以上と豊富で、特に日本人観光客に人気なのが「海鮮粥」と「アワビ粥」。海鮮粥にはエビ、牡蠣、タコ、イカなどが贅沢に入っていて、ひとくちごとに具材の旨みが広がる食べ応えのある一品です。アワビ粥はスライスされたアワビがたっぷり入り、見た目も豪華で栄養価も抜群。どちらも朝の一杯として満足度の高いメニューです。
お粥には、キムチ、牛肉の煮付け、イカの塩辛、大根の水キムチといった副菜がセットで付いてくるのも魅力。中でも、コクのある牛肉の煮付けとピリ辛のイカの塩辛は、お粥の優しい味とよく合い、箸が止まらなくなるおいしさです。
| 住所 | ソウル特別市 中区 明洞8ガキル 6 2F (서울 중구 명동8가길 6 2층) | 
|---|---|
| 営業時間 | 月~金曜9:00~21:00 土曜9:00~15:00 | 
| 定休日 | 日曜日 | 
| アクセス | 地下鉄4号線明洞(ミョンドン)駅 6番出口 徒歩3分 | 
明洞のお粥メニュー人気ランキング(メニュー別)
明洞にはたくさんのお粥専門店が軒を連ねており、朝から多くの観光客や地元の人々でにぎわっています。どのお店も魅力的で、さらにメニューの種類も驚くほど豊富。そのため、「せっかくなら人気メニューを試したいけれど、何を選べばいいかわからない…」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、特に支持されている定番のお粥メニューをジャンル別にご紹介します。どのメニューにもそれぞれの魅力があり、旅の気分や体調に合わせて選べば、明洞の朝ごはんがもっと楽しくなるはず。初めての韓国旅行でも安心して注文できるよう、それぞれの特徴やおすすめポイントも詳しく解説しています。ぜひ、自分にぴったりの“朝の一杯”を見つけてくださいね。
アワビ粥(전복죽 / チョンボッチュク)
韓国でお粥といえば、まず思い浮かぶのがこの「アワビ粥」。高級食材として知られるアワビを贅沢に使用し、その旨みをじっくりと引き出したスープは、滋味深く濃厚なのにクセがなく、食べやすさも抜群です。お店によっては、アワビの肝を加えることでさらに深みのある味わいに仕上げており、韓国らしいコクを楽しみたい方におすすめ。栄養価も高く、旅先で疲れた体を内側から癒してくれる“ごちそう朝ごはん”として人気です。リッチな気分で一日を始めたい方は、ぜひ一度試してみてください。
海鮮粥(해물죽 / ヘムルチュク)
エビ、イカ、牡蠣、タコなど、さまざまな海の幸がゴロゴロと贅沢に入った海鮮粥は、そのボリューム感と華やかさで観光客に大人気。具材それぞれのうまみがスープにしっかりと溶け込み、ひと口ごとに異なる食感と風味を楽しめるのが魅力です。海鮮の出汁が効いたお粥は満足感も高く、朝からしっかり食べたい人にぴったり。特に日本人の味覚にも合いやすく、「初めての韓国お粥体験」に選ばれることも多い定番メニューです。
野菜粥(야채죽 / ヤチェチュク)
やさしい味わいを求める方に根強い人気を誇るのが野菜粥。人参、ネギ、キノコ、ズッキーニなど、野菜の甘みや風味をしっかり感じられる一杯です。油っぽさや辛さがなく、胃にやさしいので、旅行中の食べすぎや体調が気になる時にもぴったり。ベジタリアンや健康志向の方にもおすすめできるメニューで、さっぱりとした朝食を求めている方にとってはベストな選択肢のひとつです。派手さはないけれど、素朴でほっとする味わいが心に残ります。
牛肉粥(소고기죽 / ソゴギチュク)
しっかり食べたい派の人におすすめしたいのが牛肉粥。細かくほぐした牛肉がたっぷりと入っており、肉のうまみがスープ全体にしみ渡った、コクのある味わいが特徴です。甘辛く味付けされた牛肉は、ほどよいパンチがありながらも、お粥との相性がよく、ご飯のやさしさと絶妙にマッチします。副菜がなくても満足できる一杯で、特に男性や朝からエネルギーをしっかり取りたい方に人気。おかず感覚で楽しめるのがうれしいポイントです。
かぼちゃ粥(호박죽 / ホバッチュク)
ほんのりと甘く、まるでスイーツのように楽しめるかぼちゃ粥は、女性を中心に人気の高いメニュー。韓国では古くから健康食として親しまれており、胃腸にやさしく、お腹をふんわり満たしてくれる一杯です。やさしい甘さの中に、かぼちゃ本来の自然な風味が生きており、食後のデザート代わりに楽しむ人も。お店によってはもち米や白玉団子が入っていることもあり、見た目にもかわいらしく、満足感があります。甘い朝食が好きな方にはぜひおすすめしたい一品です。
明洞お粥を楽しむコツ&おすすめの時間帯
明洞でお粥を楽しむなら、ただ食べるだけではもったいない!せっかくなら、現地ならではの“ちょっとしたコツ”を知っておくことで、満足度がぐっと高まります。
多くのお粥店では、キムチやイカの塩辛、牛肉の煮付け、大根の水キムチなどがセットで提供されるのが一般的です。これらの副菜は単なるおかずではなく、お粥の味わいをより引き立て、食べ進める中で“味変”を楽しめる重要なパート。たとえば、最初は何も加えずにお粥そのものの素材の旨みをじっくり味わい、途中から少しずつ副菜を加えていくと、食感や風味に変化が出て、最後のひと口まで飽きずに美味しくいただけます。
中でもおすすめなのが、ピリ辛で濃厚な味わいのイカの塩辛。やさしい味わいのお粥にちょこんと添えるだけで、一気に味にアクセントが生まれ、韓国らしい食の楽しさが広がります。お粥の中にほんの少し混ぜてみたり、一緒にスプーンですくって食べたりと、自分なりの“ベストバランス”を見つけるのも面白いポイントです。
また、明洞でお粥を食べるなら、訪れる時間帯にも注目したいところ。ほとんどのお粥専門店は朝7時〜8時には営業をスタートしており、観光前の朝食にぴったり。ただし、9時半を過ぎる頃からは、ホテルをチェックアウトする旅行客や朝からショッピングを始める観光客が増え、店内が混雑しやすくなってきます。
そのため、落ち着いた雰囲気でゆっくり朝食を楽しみたい方には、朝8時から9時半頃までの時間帯が狙い目です。開店直後に訪れれば、比較的空いていて、店内の好きな席に座れる可能性も高くなります。特に窓際の席に座れたときは、明洞の街並みを眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができるという特別感も味わえます。
さらに、明洞というロケーションの良さも、お粥朝食にぴったりな理由のひとつです。明洞はソウルの中心に位置しており、観光地へのアクセスはもちろん、空港リムジンバスの発着所や主要地下鉄の駅も近く、移動にも非常に便利なエリア。お粥を食べたあとにそのまま市内観光へ出かけたり、チェックアウト後に空港へ直行したりと、時間を有効に使いたい旅行者にとっては理想的な朝のスタート地点といえるでしょう。
お粥以外の明洞朝ごはんもチェック!
明洞で朝ごはんといえば、まず思い浮かぶのはやはり“お粥”。胃にやさしく、旅の疲れを癒やしてくれる定番メニューとして多くの人に愛されていますが、実はそれ以外にも明洞には魅力的な朝食グルメがたくさんあります。旅先では毎日違う味を楽しみたいもの。そんなときに役立つ、お粥以外の明洞朝ごはんをご紹介します。
たとえば、朝の明洞を歩いていると香ばしい匂いに誘われる「明洞トースト」は、地元感たっぷりの屋台グルメ。薄くスライスされたパンに、卵や千切り野菜をたっぷり挟んで焼き上げ、甘めのソースで仕上げたホットサンドは、シンプルながらクセになる味わいです。朝の短い時間でもサッと食べられる手軽さ、リーズナブルな価格、そして韓国ローカルの空気感まで楽しめる一品として、リピーターも多い人気メニューです。
もっとしっかり食べたいときや、温かい汁物が恋しい朝には「キンパ天国」もおすすめの選択肢。24時間営業のチェーン店で、朝早くからでもキンパ(韓国風のり巻き)、ラーメン、トッポッキ、スンドゥブチゲなどバラエティ豊かなメニューが楽しめます。日本のコンビニのような感覚で気軽に入れるお店なので、移動前やツアー出発前にも便利。特にキンパは持ち運びもしやすく、車中での朝ごはんや軽食としても人気です。
そして、しっかりとした栄養と温かさを求める方には「ソルロンタン」も見逃せません。牛の骨を長時間煮込んで作る白濁スープは、あっさりとしていながらもコクがあり、塩やキムチで自分好みに味を調整しながら楽しめます。ご飯をスープに入れて食べるスタイルは、朝食としてもぴったり。韓国では二日酔いや体調不良時にも食べられる“回復食”としても親しまれており、旅行中の疲れがたまった朝にはぴったりの選択肢です。
このように、明洞ではお粥だけでなく、バリエーション豊かな朝ごはんを楽しめるのが大きな魅力。毎日の気分や予定に合わせて、お気に入りの朝食を見つけてみてください。
お粥だけでなく、いろいろな韓国の朝ごはんを試してみたい方は、ぜひ「韓国 朝ごはん特集」もチェックしてみてください。
まとめ|明洞で朝からほっこり!お粥で韓国の味を満喫
明洞の街を歩けば、にぎやかなショッピングエリアのすぐ近くに、静かに朝の時間を楽しめるお粥の名店が数多く並んでいることに気づきます。早朝から営業しているお店も多く、観光前の腹ごしらえや、チェックアウト前のひと休みにぴったり。優しい味わいと素材の旨みが詰まった韓国のお粥は、旅の疲れを癒やし、体を内側からほっと温めてくれる存在です。
今回ご紹介したように、明洞には定番の有名店から地元感あふれる穴場まで、個性豊かなお粥専門店がそろっています。アワビや海鮮、野菜など、具材によっても味わいはさまざま。お店によって副菜や食べ方にも違いがあり、一度と言わず、何度でも楽しみたくなるのが明洞のお粥の魅力です。
「韓国らしい朝ごはんを食べてみたい」「失敗しないお店を選びたい」そんな方は、ぜひ今回のランキングやメニュー別の紹介を参考に、自分にぴったりのお粥を見つけてみてください。



 
							 
						 
						 
					 
					