韓国旅行でタクシーに乗ろうと思っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、韓国のタクシーの乗り方や注意すべきことなどを韓国在住経験ありの筆者が詳しくご紹介します!
韓国のタクシーとは?
韓国には日本と同様にタクシーが走っており、かなりの数にのぼります。また日本に比べると初乗りの料金が安く、気軽に乗れるのもポイント。
日本では「タクシーに滅多に乗らない!」という方も多いと思いますが、韓国では学生からお年寄りまで気軽に使う公共交通機関の1つです。
初乗り料金も安いので、うまく使えば地下鉄などの公共交通機関よりもお得に乗れることもありますよ!
タクシーの種類
実は韓国にはタクシーの種類が多々あります!
ここでは1つずつ詳しくご紹介します。
①一般タクシー
街中で見かけるオレンジ色のタクシーが一般タクシーとなります。
このタクシーはタクシー会社に所属しています。
②個人タクシー
主にシルバー色のタクシーが個人タクシーとなります(たまにオレンジ色もあり)。オレンジ色のタクシーと同等の車種を使用している場合が多いですよ。
個人タクシーの場合は会社に所属していないため、『개인:ケイン(個人の意味)』と書かれたステッカーを車体のどこかに貼っています。
③模範タクシー
黒色で他のタクシーとは異なる高級感が漂うタクシーです。
模範タクシーの運転手は名の通り、他の運転手の模範となるような優れた運転手しか乗れないタクシーとなっています。安定的なサービスは基本で、中には日本語が可能な運転手さんもいますよ。
その分、少し初乗りのお値段は高めで7,000ウォンに設定されています。
筆者は何度か乗ったことがありますが、毎回気持ちのいいサービスで安心して乗車することができました。
④インターナショナルタクシー
色はオレンジや黒と決まっていませんがソウル市が公認したタクシーで、日本語にも対応しています。
『インターナショナルタクシー』と車体に表記がされており、韓国語が出来なくても安心して乗車することが可能です。
ただし、インターナショナルタクシーを利用する場合には24時間前までに予約が必要なので注意してくださいね。
タクシーの運賃は?
一般タクシーと模範タクシーでは初乗りの料金と追加される秒数・距離が違うので注意してくださいね。
種類 | 初乗り料金 | 追加料金 | 深夜料金 |
---|---|---|---|
一般タクシー | 4,800ウォン/1.6㎞まで | 100ウォン/131m毎 100ウォン/30秒毎 | 午後10時〜午後11時・午前2時〜4時→20%の割り増し 午後11時〜午前2時まで→40%の割り増し |
模範タクシー 大型タクシー | 7,000ウォン/3㎞まで | 200ウォン/151m毎 200ウォン/36秒毎 | 午後10時〜午前4時→20%割り増し |
タクシーの乗り方は?
①タクシーを探す
駅には必ずタクシー乗り場が存在し、バス停近くにもタクシーが止まっている場合が多いです。流しのタクシーを捕まえるためには、日本と同様に手をあげてアピールしましょう。
タクシーのフロントガラスの上付近に下記表記があるので、確認しましょう。
『빈차(ピンチャ)』(赤色) | 空車なので乗り込みが可能です |
『예약(イェヤッ)』(緑色) | 予約されているタクシーなので乗車は出来ません |
②乗りこむ
タクシーが止まってくれたら、基本的には後ろの座席に乗りこみます。人数が多い場合は、助手席に乗っても大丈夫ですよ。
韓国は運転席が左側にあるので、助手席は右側となります。日本とは反対になっていますよ。
③行き先を伝える
一般タクシーの場合は日本語などに対応していない場合が多いので、韓国語でのやりとりになります。
聞き間違いなどを防ぐために、事前に韓国語で住所や電話番号などを書いておき、運転手さんに渡すとスムーズですよ。
④目的地までの地図を把握
ナビを使用し、目的地まで移動する運転手さんが多いのであまり心配は無いのですが、自分でも一応目的地までの距離や金額を確認しながら移動するのがおススメです。
⑤運賃の支払い
目的地に到着したら運賃を支払いましょう。韓国のタクシーは基本的に現金以外で支払います。
現金で支払うことも可能ですが、お釣りの持ち合わせがなかったり、運転手さんにあまりいい顔をされなかったりすることも多いので、現金以外で支払うことをおススメします。
また現金で支払ってもお釣りが小銭程度だった場合は、運転手さんがチップと勘違いして返してくれないケースもあります。
そのため、現金以外での支払いがおススメ。クレジットカード以外にもT-moneyカードなどでも支払うことが可能なので、多めにチャージしておくのもいいですよ。
⑥降りる
支払いを終えたら下車します。日本では自動でドアが開きますが、韓国は手動。忘れ物がないか確認したら、周囲の環境を見て自分のタイミングで降りましょう。
またトランクに荷物を入れている場合、運転手さんによっては「自分でとって」と言われることもあるので、忘れないようにしてくださいね。
ぼったくりに注意!
韓国のタクシーは残念ながら、まだぼったくりの被害に遭うケースがあります。
筆者も韓国語の出来る日本人のみで乗ったにも関わらず、ぼったくられてしまったことがあります…。慣れていない土地で乗ったため、土地勘がなかったことも原因の一つですが、乗ってから防止策をとらなかったことを反省したものです。
ぼったくりの被害に遭わないようにするためには、タクシーに乗ってからも気を緩めてはいけません。
- 遠回りをされる場合もあるので、乗ってからはGoogleマップなどで大幅に走行ルートがずれていないか確認しておきましょう。乗車時に予想金額も確認しておくとさらにgood。
また、メーターの上がり具合が変ではないかもしっかり確認しておいてくださいね。
【韓国タクシーの新常識】配車アプリを利用しよう!
最近は流しのタクシーが少なくなり、アプリで配車をお願いするパターンが増えてきました。
現地の韓国人だけではなく、現在では外国人旅行客の利用も増えてきていますよ。
配車アプリのメリットとは?
①外国語でのやりとりが不要
アプリを使用した場合はすでに運転手さんが目的地を知っているので、乗車した際に韓国語でやり取りをしなくてもいいんです。
聞き間違いなどを防ぐこともできますし、事前準備も必要ないので、旅行者にとっては安心ですよね。
②ぼったくりの被害を防げる
先ほど韓国のタクシーではまだぼったくりの被害があるとご紹介しました。
しかし配車アプリを使用すればそんな心配も無用です。アプリ内では所要時間やルート、予想運賃などが表示されていますので、ぼったくりされることはありません!
安心して乗ることができますよ。
③待ち時間が短縮
流しのタクシーを捕まえるには、外で待っていなければならないですよね。真夏や真冬の季節でなかなか掴まらないとなると、結構な重労働になったりします。
しかし、配車アプリはどこにいてもアプリを開けば利用が可能。運転手さんが近くに来るまで、屋内で待っていることも出来るんです!
とってもありがたいですよね。
配車アプリ「KAKAOTAXI」の使い方
様々な配車アプリがある中で、一番利用されているのが『KAKAOTAXI』。
日本人でも簡単に利用することが出来るので、以下で方法をご紹介します!
①アプリをダウンロード
ダウンロード後、画面の説明に沿って新規登録を行います。
カカオトークのアカウントを持っている場合は、アカウントの共有をすることも可能ですよ。
②タクシーを予約する
ホーム画面になったら画面中央・一番左のタクシーのマークをタッチしましょう。タップすると地図が表示され、現在地が表示されます。
現在地からタクシーに乗りたい場合は到着地だけを入力し、呼び出しをタップすればOKです。ただし日本語での検索はできないので、英語・韓国語での入力が必要です。
また目的地の場所が分かれば地図内からピン付けして到着地を決定することも可能なので、Googleマップなどで照らし合わせながら行ってもOKです。
☆韓国語表記の出し方
「韓国語での表示ってどうしたらいいの…?」と心配な方も多いかと思いますが、そんな時はアプリを使用すればOK。
コネスト地図では日本語で入力すると、該当する韓国語の表記も出してくれます。コネスト地図は地下鉄の乗り換え検索も出来るので、ダウンロードしておくと安心です。
③迎車してくれるタクシーを確認
出発地と到着地を入力すると予想所要時間と配車できるタクシーの種類が表示されます。
配車可能なタクシーの種類には、それぞれどのようなタクシーなのか説明がありますので、自分の希望するタクシーを選択しましょう。
その際に、タクシーの種類によって予想運賃も表示されていますよ。
④迎車してくれるタクシーが決定
希望のタクシーを選択し実際にタクシーが見つかると、迎えに来てくれるタクシーの運転手さんの名前とナンバーが表示されます。
タクシーが決定したら、その場で待機していましょう。
⑤タクシーに乗車
アプリに表示されているタクシーが来たら、ナンバーと運転手さんが合っているか確認します。問題なければそのまま乗りこみましょう。
アプリを使用すると便利なのが、目的地の住所を再度言わなくてもいいということ。すでに運転手さんが目的地を知っているので、再度説明する必要はありません。
⑥タクシーを降りる
目的地に到着したら、運賃を支払いましょう。
クレジットカードやT-moneyカードなどで支払うとスムーズです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は韓国のタクシーについてご紹介しました。
日本よりも安く乗ることができますし、目的地までスムーズに到着するのもメリットですよね。
韓国旅行の際には注意点に気をつけながら、上手に韓国のタクシーを利用してみてください。