コロナも落ち着き、韓国旅行を予定している方も多いと思います。
しかし、韓国旅行で心配なのが公共交通機関の利用方法ではないでしょうか?
そこで今回は、旅行でよく使う公共交通機関の利用方法を徹底解説します!
公共交通機関に乗る時の必需品
韓国の地下鉄やバスなどの公共交通機関に乗る時は『T‐moneyカード』というものが必須です!
日本の『Suica』や『PASMO』などのようなカードと同じで、サイズもコンパクトなのでお財布やカードケースに入れて持ち運ぶことができます。
また、様々なキャラクターが描かれたカードが多いので(特にカカオフレンズのキャラクターが人気!)、好きなキャラクターを選んでみてくださいね。
最近ではカード型ではなくキーホルダー型も大人気!こちらも様々なキャラクターの商品が発売されていますので、「いつもとは違うものがほしい!」という方はぜひチェックしてみてください。
☆どこで買えばいいの?
『T‐moneyカード』はコンビニで買うことができます。だいたいの駅にはコンビニがあるので、そこで購入すればOKです。コンビニ内に陳列されていることもありますし、見当たらない場合は店員さんに購入したい旨を伝えれば入荷しているカードを見せてくれますよ!
☆チャージの仕方は?
日本では改札前の切符売り場でチャージをすることが多いと思いますが、韓国も同様です。駅の改札前には必ずチャージするための機械が設置されていますので、その機械を使用してチャージすればOK。また、韓国語以外に日本語・中国語・英語にも対応していますので安心して利用することができますよ。チャージする時に紙幣は1枚ずつしか入れられないので、注意が必要です!
また駅だけではなく、韓国ではコンビニでも『T‐moneyカード』のチャージが可能です。店員さんに「チャージしたいこと」・「チャージしたい金額」を伝えれば簡単にチャージすることができますよ!
☆チャージ残高を確認するには?
上記でお伝えしたように、駅にあるチャージする機械を使用すればすぐに金額を確認することができます。しかし、バスに乗る前など駅に行かない場合にチャージされてある金額を知りたい時もありますよね?そのような時にはアプリを使用すればOK!
『韓国交通カード残高照会‐BucaCheck‐』というアプリではカードをスキャンするだけでチャージ残高を確認することができます。筆者も実際に使用しましたがとてもスムーズに使用することができました。無料で利用できますので、旅行に行く際にはぜひダウンロードしてみてくださいね。
☆2024年7月からお得なカード『気候同行カード(Climate Card)』が発売中!
2024年の7月から外国人向けに定額で地下鉄やバスが乗り放題になるという『気候同行カード(Climate Card)』が発売され始めました!
現在は30日券と短期券(1日・2日・3日・5日・7日)の2種類が発売中です。価格は1日券:5,000ウォン、2日券:8,000ウォン、3日券:10,000ウォン、5日券:15,000ウォン、7日券:20,000ウォン、30日券:62,000ウォンとなっており、定額制なので購入日にチャージするだけでOKなのが非常に大きなメリットになっています(カード自体は3,000ウォンで購入)。
ソウル市内を走る地下鉄・ソウル市内バス・マウルバス・深夜バスで利用することができますが(30日券はタルンイ(自転車)も利用可能)、ソウル地域外で下車したとしても不足分を払えばOKなので非常にお得に公共交通機関を利用することができますよ。
この『気候同行カード(Climate Card)』は地下鉄1~8号線の駅構内にある『顧客安全室』か金浦空港駅にあるコンビニ(GS25)と『顧客安全室』、ソウル観光プラザ観光情報センター、明洞観光情報センターなど、従来の『T-moneyカード』が購入できる場所よりは限られていますので注意が必要です。
最近ではコンビニ(GS25やCU、Emart24、セブンイレブン)でも購入が出来るようになっていますが、販売していないことも多いです。さらに仁川空港では残念ながら購入ができないので上記のような場所で購入してくださいね。
地下鉄の乗り方
韓国の地下鉄の乗り方はとっても簡単!日本の電車に乗る時と同じと思って大丈夫です。
駅に入り、『T-moneyカード』などを改札口にタッチ。駅によって改札の形は大きく変わりますが、扉などが閉まっていてもカードがしっかりタッチできれば開きますよ。
またスーツケースなど大きな荷物を持っている場合は、改札の端に幅が大きくとられた改札が必ずあるので、そちらを使用すればOKです。その後は日本のように乗車口の前に並び、電車が来たら乗れば完了です。日本と同様に基本的には下車する人が先。降りる人がいなくなったら乗り始めましょう。
☆乗っている時に気をつけること
電車の中は日本と同様に優先席があります。こちらは高齢者や傷病者などが座る席なので、具合が悪いときや怪我している時以外は座らないようにしましょう。
また韓国の地下鉄には妊婦さん専用席が存在します。普通の人が座る座席の一番端(その席だけはピンクカラー)はなるべく座らないようにしましょう。
また電車内で電話をするのは基本的にはOKですが、コロナ禍以降から非常に減ってきています。電話をする場合は小声で短くするのが良いでしょう。
☆1度しか乗らないとき…!
おそらく旅行の時は皆さん『T-moneyカード』を使用することが多いかと思いますが、「一度しか乗らないから切符を買いたい!」という方もいると思います。その場合は先程チャージする時に利用した機械を使えばOK。そちらで目的地を選択し、金額を投入すれば一回分の乗車券『一回用交通カード』が出てきます。その後目的地に到着したら改札出てすぐの場所に『保証金換金機』というものがありますので、そちらにカードを挿入。そうするとカードの保証金である500ウォンが返還されます。
バスの利用方法
バスは地下鉄よりも少し上級者向けですが、地下鉄では行けないようなところまで行くことができるので非常に便利な移動手段です。
☆乗り方
バス停に着いたらまずは乗りたいバスが何分後に来るか確認しましょう。だいたいのバス停には電光掲示板がついており、「何分後に到着する」というのがリアルタイムで確認できます(残念ながらマウルバスのバス停にはないことが多いです)。
バスが到着したら、前から乗りましょう。基本的に市内バス・マウルバスは『前乗り後ろ降り』なので、前の人に続いて前から乗車すればOKです。韓国のバスは乗車が終わるや否やすぐに発車するので、必ずつり革などにつかまってくださいね。
☆運賃の支払い方
バスは地下鉄とは違い『一回用交通カード』はありません。そのため、『T-moneyカード』か『気候同行カード』での利用が必須です。以前は現金での乗車も可能でしたが、現在は『カード専用車両』というものも増えてきており、現金では乗車できないことも多いのでカードを利用して必ず乗車しましょう!乗る際に1度、降りる際に1度カードをタッチすればOKです。
☆地下鉄とバスのW利用!
日本と大きく異なるメリットとして、韓国では地下鉄やバスの相互利用を推奨しています。そのため、乗り換え2回まで(地下鉄・バス関係なし)は30分以内であればなんと無料!上手く利用すれば非常にお安く・効率よく目的地まで到着することができますよ。このメリットを利用するには乗り換えが30分以内でなければならないので、地下鉄やバスを下車する時には必ずカードを改札にタッチすることを忘れないでくださいね。
【番外編】タクシーは?
公共交通機関ではないですが、価格改正があったとはいえタクシーは日本よりも安いので利用することが多いと思います。そこでタクシーを利用する際に注意すべきことをいくつかご紹介します。
①目的地はメモしておこう
最近の運転手さんたちは、かなり短い距離であってもカーナビを利用することが多いです。そのため、非常に有名な観光地でないかぎり目的地をメモしておきましょう。そのメモを運転手さんにお渡しすれば非常にスムーズに出発することができます。可能であれば韓国語で記入、難しければ英語という風にメモしておくと良いですよ!
②自分でも道を確認しておく
残念ながら最近もタクシーでのぼったくり被害が多いのが現実です。そのため、ぼったくり対策としても目的地までの地図を自分でも調べておき(GoogleMAPでもOK)、大きくルートから外れていないかを確認しながら移動するのがおススメです。また金額についてもある程度どのくらいになるのか事前に調べておき、大きなずれがないか下車する際には確認しましょう(特に深夜時の乗車は注意)。
③自分でやることが多い
日本のタクシーのように乗車・下車の際にドアは開きません。また、トランクに荷物を入れた場合、運転手さんによっては自分で降ろすように言われることもあるので、下車する際には忘れないようにして下さいね。
④代金の支払い方
目的地に到着したらメーターを確認し、代金を支払います。支払い方はカードが基本。現金でのやり取りはほぼありませんので注意してくださいね。またクレジットカード以外にもT-moneyカードでも支払うことができますので、タクシーは基本的に利用しないという方もいざと言うときのために多めにチャージしておくことをおススメします!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は韓国の公共交通機関の利用方法についてご紹介しました。
韓国は日本と同様に電車・バスの移動が非常に便利です。運賃の値上げをしたとはいえ、とても安価に移動ができるので旅行の際はぜひ有効利用してみてくださいね。