韓国ワーホリの生活費はいくらかかる?ワーホリ中の節約術もご紹介!

韓国ワーホリの生活費はいくらかかる?ワーホリ中の節約術もご紹介!

「韓国でワーホリをしたいけれど、生活費ってどれくらいかかるんだろう?」そんな疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。韓国は日本と似ているようで物価や生活環境が異なるため、事前にしっかりと情報を集めることが大切です。

この記事では、韓国ワーホリでかかる具体的な生活費の目安について詳しくご紹介します。また、少ない予算でも楽しく暮らせる節約術もあわせてご紹介します。これから韓国でのワーホリを考えている方は是非参考にしてみてください。

韓国の物価事情

近年、韓国でも物価上昇が進んでおり、一部の商品やサービスの価格が上がっています。特にカフェやデリバリーサービスは人気が高い一方で、日本と変わらない、あるいはそれ以上の価格帯になることもあります。そのため、出費を抑えるには、予算をしっかり管理しつつ、日々の消費を工夫する必要があります。

韓国の物価は、地方よりソウルや釜山といった都市部では高くなります。ソウルや釜山といったエリアでワーホリを予定している方は、十分な資金を用意しておくと、安心して生活ができるでしょう。

韓国ワーホリでの生活費の目安

韓国でのワーホリ生活を始めるにあたり、どれくらいの生活費が必要なのかは気になるポイントですよね。ここでは、住居費から食費、光熱費、通信費まで、生活にかかる主な費用を項目別にご紹介します。これを参考に、自分に合った予算を計画してみてください。

住居

韓国ワーホリでの住居選びは、生活費を左右する大きなポイントです。住む場所や住居タイプによって家賃が大きく変わるため、自分の予算とライフスタイルに合った選択をすることが重要です。

韓国で最も一般的な一人暮らし用の住居が「ワンルーム」です。日本のワンルームと似ており、キッチンやバスルームが1部屋の中に収まった構造が多いです。家賃相場は月額50万~100万ウォン(約5万~10万円)ですが、多くの場合「保証金(ボジャングム)」と呼ばれるデポジットが必要で、500万~1000万ウォン(約50万~100万円)と幅広い金額が設定されています。契約終了時には基本的に返金されますが、契約条件を確認しておくことが大切です。

「オフィステル」は、やや高級なワンルームのような物件で、セキュリティや設備が充実していることが特徴です。月額家賃は高めですが、家具や家電が揃っている物件が多いため、手ぶらで入居できる便利さがあります。家賃相場は、月額70万~150万ウォン(約7万~15万円)で、ワンルームと同じく保証金を用意しなければならない場合もあります。

節約したい人や、韓国の友人を作りたい人におすすめなのが「シェアハウス」です。複数人で一つの住居をシェアすることで、家賃を抑えることができます。共用スペースがあるため、交流の場にもなります。家賃相場は月額30万~50万ウォン(約3万~5万円)です。

「コシウォン」は、韓国独特の狭小賃貸物件で、基本的に個室を提供します。最低限の設備のみで、部屋が狭い分、家賃をかなり抑えられるのがメリットです。長期滞在向けには向かないこともありますが、短期間の滞在や節約したい場合には選択肢の一つです。家賃相場は月額20万~40万ウォン(約2万~4万円)です。

食費

上記でご紹介した通り、韓国の物価は年々上昇しています。外食は一回あたり10,000ウォン(約1,000円)以上かかるとみた方が良いでしょう。

食費を抑えつつ、韓国ならではの食文化を楽しむには、例えば、平日は自炊を中心にして節約し、週末に友人と外食を楽しむなど、外食と自炊のバランスを工夫するのがおすすめです。

以上を踏まえて、韓国での食費の目安は外食中心の場合は月20万~30万ウォン(約2万~3万円)自炊を取り入れれば10万~20万ウォン(約1万~2万円)程度です。

光熱費

韓国ワーホリ生活での光熱費は、電気代、ガス代、水道代の3つに分けられ、季節や住居タイプによって大きく異なります。電気代はエアコンや冷蔵庫などの使用にかかる費用で、夏場は特にエアコンを多用するため月2万~6万ウォン(約2,000~6,000円)程度が一般的です。

一方、ガス代は冬場に床暖房(オンドル)を使用することで大きく増加し、月10万~15万ウォン(約1万~1.5万円)に達することもありますが、夏場は調理にしか使わないため費用は数千ウォンで済むことが多いです。

水道代は比較的安価で、通常1万~2万ウォン(約1,000~2,000円)程度に収まります。夏は冷房の影響で光熱費が月5万~10万ウォン(約5,000~1万円)程度となり、冬は暖房を多用するため10万~20万ウォン(約1万~2万円)に達することが多いです。さらに、エアコンや家電の使用を効率的に行ったり、水を無駄遣いしないよう心がけることで、全体の光熱費を抑えることができます。韓国ワーホリ生活では月々約5万~15万ウォン(約5,000~1.5万円)の光熱費を見込んでおくと良いでしょう。

交通費

韓国の地下鉄やバスの基本料金は1回あたり約1,300~2,700ウォン(約130~270円)です。また、韓国のタクシー料金は日本に比べてかなり安価で、初乗り料金は約4,800ウォン(約480円)程度からスタートします。ただし、深夜料金が適用される時間帯(夜12時以降)には割増料金となるため、利用の際には注意が必要です。

韓国ワーホリ中の交通費は、住むエリアやライフスタイルによって異なりますが、月々の目安は5万~10万ウォン(約5,000~1万円)程度を想定すると良いでしょう。

通信費

スマートフォンの通信プランは、契約形態やデータ量に応じて選べます。ワーホリで短期滞在する場合、プリペイドSIMや短期契約プランを利用するのが一般的です。プリペイドSIMは初期費用が抑えられ、データ容量を自分で調整できるため、月額20,000~30,000ウォン(約2,000~3,000円)程度に抑えることができます。一方、長期滞在でデータ量を多く使いたい場合には、月額30,000~50,000ウォン約3,000~5,000円)定額プランを選ぶと良いでしょう。

また、韓国では多くのカフェや公共施設で無料Wi-Fiが利用可能なため、外出先でデータ通信量を抑えることも簡単です。住居にWi-Fiを設置する場合でも、インターネット回線の月額費用は約20,000~40,000ウォン(約2,000~4,000円)と比較的リーズナブルです。さらに、シェアハウスやゲストハウスではWi-Fiが共用で提供されていることも多く、個別に契約する必要がない場合もあります。

娯楽費

韓国ワーホリ生活をより充実させるために欠かせないのが娯楽費です。韓国はエンターテインメントが豊富な国で、映画やカフェ巡り、ショッピングから伝統文化の体験まで、多彩な楽しみ方があります。

映画鑑賞は韓国で人気の娯楽の一つで、映画館のチケット料金は約10,000ウォン(約1,000円)程度。週末や夜の上映は少し割高になることがありますが、平日の昼間は割引価格で観られることもあります。

カフェ巡りも韓国生活の楽しみの一つ。ソウルを中心におしゃれなカフェがたくさんあります。ソウルのカフェでのコーヒー1杯は約4,000~6,000ウォン(約400~600円)ほどです。

韓国ワーホリ中の娯楽費は月々約20,000~100,000ウォン(約2,000~10,000円)が目安です。予算内でうまく計画を立てつつ、韓国の豊かな文化やエンターテインメントを存分に楽しむことで、充実した生活を送ることができるでしょう。

韓国ワーホリでの節約術

韓国ワーホリ生活で日々の生活費を効率的に管理しつつ、賢く節約するための実践的な方法をいくつかご紹介します。

安いお店やサイトで買い物をする

韓国には、安価な商品を提供するチェーン店や地元の市場が数多くあります。特に、食品や日用品は大型スーパーや地元の市場で購入することで、コストを大幅に削減できます。また、オンラインショッピングサイトを活用するのもおすすめです。韓国のECサイト「クーパン」や「11番街」では、頻繁にセールや割引キャンペーンが行われており、まとめ買いやクーポンを利用することでさらにお得に買い物ができます。

クーポンを活用する

韓国では、クーポン文化が根付いており、多くの店舗やオンラインショップで割引クーポンが利用できます。特に、飲食店やカフェではアプリや公式サイトから割引クーポンを取得できることが多く、外食費を抑えるのに役立ちます。また、交通機関や観光施設でも割引クーポンを提供していることがあるため、事前に調べて利用する習慣をつけると良いでしょう。

中古取引アプリを利用する

生活用品や家具、家電を安く手に入れたい場合は、中古取引アプリ「タングンマーケット」を活用するのがおすすめです。これらのアプリでは、地元の人々が不要になった品物を出品しており、新品同様の状態のものが手頃な価格で手に入ることがあります。また、売却も可能なので、不要になったものを処分して現金化することもできます。シェアハウスや短期滞在の際にも便利です。

まとめ

韓国ワーホリの生活費は、住居費や食費、光熱費、通信費、交通費、娯楽費など、さまざまな要素によって異なりますが、月々の目安は約80万~150万ウォン(約8万~15万円)程度です。生活スタイルや滞在する地域によって費用は変動するため、自分に合った予算計画を立てることが大切です。

ワーホリ中は節約を意識する一方で、韓国の文化や人々との交流を楽しむことも忘れないでください。外食や娯楽を上手に取り入れながら、バランスの良い生活を心がけることで、経済的にも充実感のあるワーホリ生活を実現することができるでしょう。