美容大国・韓国で人気の脂肪溶解注射。その理由は、豊富な種類、高い技術力、そしてリーズナブルな価格にあります。日本でも注目を集める脂肪溶解注射ですが、韓国ではさらに一歩進んだ施術が受けられます。今回は、韓国の脂肪溶解注射の魅力を余すところなくご紹介します。
旅行のついでに、憧れのボディラインを手に入れてみませんか?
韓国での脂肪溶解注射を検討している方はぜひ最後まで読んでくださいね。
脂肪溶解注射における韓国と日本の違い
韓国で行われている脂肪溶解注射と日本で行われている脂肪溶解注射の違いを以下の表にまとめました。
韓国 | 日本 | |
---|---|---|
種類 | ・脂肪溶解注射 ・ポッキ注射 ・CAT注射 | ・BNLS fat burn(BNLS ファットバーン) ・BNLS neo(BNLSネオ) ・BNLS ultimate(BNLSアルティメット) ・Kabelline(カベリン) ・Cincelar+(チンセラプラス) ・Neobella(ネオベラ) ・FatX ・FatX core ・MLM(新輪郭注射Ⓡ) ・LINE Fit(ラインフィット) ・MICHELANGELO(ミケランジェロ) ・Adipotrofin(アディポトロフィン) ・ALFOCHOLINE(アルフォコリン) ・Tiziano(ティツィアーノ) |
日本の脂肪溶解注射は製剤名がHPに記載されてるケースが多くみられました。
一方で、韓国は「脂肪溶解注射」や「小顔注射」等のメニュー名で記載しているクリニックが多いため、事前に製剤名が気になる方は問い合わせることをおすすめします。
脂肪溶解注射とは?
脂肪溶解注射とは、主に顔や体の気になる部分に薬剤を注入し、脂肪細胞を溶解させる方法です。別名「メソセラピー」とも呼ばれます。
溶解された脂肪は、血液やリンパの流れに乗って老廃物と一緒に排出される仕組みです。メスを使わないためダウンタイムが短いのが特徴です。
脂肪溶解注射で解消できる悩み
脂肪溶解注射では、以下のような悩みを解消できます。
- 顔や顎下の余分な脂肪
- 腹部や太ももなどの部分的な脂肪
- 二重あごやフェイスラインのたるみ
韓国脂肪溶解注射の種類
韓国の脂肪溶解注射には、以下のような種類があります。
- 脂肪溶解注射
- ポッキ注射
- Cat注射
脂肪溶解注射の主成分はデオキシコール酸です。薬剤の種類によって、このデオキシコール酸の濃度に違いがあります。
韓国では一般的な脂肪溶解注射とは別に、クリニックが独自開発した脂肪溶解注射が話題です。中でも、最近美容家やインフルエンサーに話題の「ポッキ注射」と「CAT注射」を紹介します。
日本の脂肪溶解注射では、以下のような種類があります。
- BNLS fat burn(BNLS ファットバーン)
- BNLS neo(BNLSネオ)
- BNLS ultimate(BNLSアルティメット)
- Kabelline(カベリン)
- Cincelar+(チンセラプラス)
- Neobella(ネオベラ)
- FatX
- FatX core
- MLM(新輪郭注射Ⓡ)
- LINE Fit(ラインフィット)
- MICHELANGELO(ミケランジェロ)
- Adipotrofin(アディポトロフィン)
- ALFOCHOLINE(アルフォコリン)
- Tiziano(ティツィアーノ)
韓国の脂肪溶解注射の方式と、日本の脂肪溶解注射の大きな違いは、使用される薬剤の種類にあります。
ここからは、脂肪溶解注射の種類について詳しく解説します。
種類1:脂肪溶解注射
脂肪溶解注射の種類は、主に脂肪細胞を破壊するデオキシコール酸の濃度や、腫れを抑える成分によって分類されます。濃度が高いほど脂肪減少効果は強まりますが、その分、腫れや痛みも強く現れることがあります。
そのため、デオキシコール酸の濃度とダウンタイムのバランスを考慮して注射の種類を選ぶことが重要です。
製剤名 | デオキシコール酸の濃度 | 特徴 |
---|---|---|
BNLS fat burn (BNLS ファットバーン) | 1% | 効果とダウンタイムのバランスがとれている |
BNLS neo(BNLSネオ) | 0.01% | 身体への負担が少なく、ダウンタイムが短い |
BNLS ultimate (BNLSアルティメット) | 0.02% | 小顔効果に加え、リンパの流れ改善や肌の引き締め効果あり |
Kabelline(カベリン) | 0.5% | 痛みや腫れが少ない |
Cincelar+(チンセラプラス) | 0.8% | 脂肪分解効果が高い |
Neobella(ネオベラ) | 0.5% | 顎下の脂肪減少に特化、Lカルニチンが脂肪を燃焼 |
FatX | 1% | 脂肪細胞そのものを除去し、短期間での脂肪減少を目指す |
FatX core | 1% | FatXの効果を保ったまま腫れや痛みを半分まで軽減 |
MLM(新輪郭注射Ⓡ) | 不明 | 輪郭を整える効果 |
LINE Fit(ラインフィット) | 1% | 顔の脂肪減少に効果的、脂肪溶解と脂肪分解の2つの作用 |
MICHELANGELO (ミケランジェロ) | 2.4% | 脂肪溶解効果と代謝促進作用、美しい輪郭を形成 |
Adipotrofin (アディポトロフィン) | 不明 | 脂肪分解と代謝を促進 |
ALFOCHOLINE (アルフォコリン) | 不明 | 医薬品として認証されている |
Tiziano(ティツィアーノ) | 不明 | 別名ペリカン注射とも呼ばれている、ペリカンのような顎やフェイスラインを改善 |
種類2:ポッキ注射
ポッキ注射は「プラデン美容整形外科」がオリジナルで行っている脂肪溶解注射の事です。脂肪層に薬剤を注入することで脂肪細胞を溶解し、汗や尿とともに体外に排出させ、痩せたい部分をすっきり見せる作用があります。脂肪細胞の数を減らしボリュームを少なくするため、リバウンドが起こりにくく、ダイエットをしてもなかなか痩せにくい部分にも効果を期待できることが魅力です。施術範囲は顔からボディ、脚まで全身に可能です。
種類3:CAT注射
CAT注射とは、Dr.ソンユナ美容クリニックが開発したオリジナルメニューで、その痩身効果の高さに韓国の芸能人が多く通うことでも話題になっている脂肪溶解注射です。通常、脂肪溶解注射にはステロイドが含まれる場合が多いですが、CAT注射にはステロイド剤は配合されておらず、FDA(アメリカ食品医薬品局)の認証を得た脂肪組織を破壊する成分が配合されています。脂肪細胞へアプローチし、数自体を減らして排出するので、効果は半永久的です。
脂肪溶解注射ダウンタイム中の症状と経過
脂肪溶解注射のダウンタイムでは、以下のような症状が出る場合があります。ダウンタイムとは、施術後から日常生活に戻るまでの回復期間のことです。
- 腫れや赤み
- 内出血
- 圧痛や軽い炎症
以上のような症状がある期間は、メイク・入浴・運動など行動に制限があるのが一般的です。医師の指示に従って過ごしましょう。
症状は一般的に1~2週間でおさまり、軽いメイクや日常の軽い活動は3日目以降に可能です。腫れや炎症が落ち着けば帰国が可能ですが、クリニックの指示に従い経過を見守りましょう。
ダウンタイム症状1:腫れや赤み
施術直後から数日間続きます。特に腫れが強い場合は症状が治まるまで、1週間程かかる場合があります。顔や顎下、体の部位によっても異なり、皮膚の薄い顔は特に腫れやすくなります。
ダウンタイム症状2:内出血
注射した部位全体に内出血が見られる場合があります。内出血は2週間ほどで目立たなくなり、完全に消失するまでには3週間ほどかかる場合があります。赤紫の色味から徐々に黄色味のある色へ変化していきます。
ダウンタイム症状3:圧痛や軽い炎症
施術後数日間、注射部位に軽い痛みや圧痛を感じることがありますが、通常は1週間以内におさまります。
脂肪溶解注射のリスク
脂肪溶解注射には、以下のようなリスクがあります。
- 感染や炎症のリスク
- アレルギー反応や薬剤への不耐性
- 希望通りの結果にならない
リスク1:感染や炎症のリスク
注射という特性上、施術後に感染や炎症を引き起こすリスクもゼロではありません。適切なケアが行われない場合、肌トラブルにつながることがあります。
リスク2:アレルギー反応や薬剤への不耐性
使用する薬剤に対してアレルギー反応を起こす可能性があります。特に過去に薬剤アレルギーの経験がある場合、慎重に対応する必要があります。
リスク3:希望通りの結果にならない
期待した効果が得られない、または思った以上に脂肪が減ってしまう場合があります。過度な期待や短期間での劇的な変化を望むと、満足できない可能性が高くなります。
韓国で脂肪溶解注射を受ける場合の費用
韓国で脂肪溶解注射を受ける場合の費用は、1アンプル5万ウォン~15万ウォン程度(5千円~1万5千円相当)です。体に注射する場合には、100万ウォン(10万円相当)ほどかかるケースもあります。
一方、日本で脂肪溶解注射を受ける場合の費用は、5万円~15万円程度です。
麻酔代が別途かかるケースもあります。
以下の表に、脂肪溶解注射の費用について韓国の相場と日本の相場をまとめました。
韓国 | 日本 | |
---|---|---|
脂肪溶解注射 ・顔:2アンプル ・太もも:10アンプル ・二の腕:4~6アンプル ・腹部:6~8アンプル ・ふくらはぎ:5~6アンプル~ | 1アンプルあたり 5万ウォン~15万ウォン (5千円~1万5千円相当) ・顔:2アンプル ・太もも:10アンプル ・二の腕:4~6アンプル ・腹部:6~8アンプル ・ふくらはぎ:5~6アンプル~ | 5万円~15万 ※1部位あたり |
ポッキ注射 | 6万6千ウォン(6千6百円相当)~ | ー |
CAT注射 | 70万ウォン~100万ウォン (7万円~10万円相当) | ー |
韓国で脂肪溶解注射をするメリット
韓国で脂肪溶解注射を受けるメリットは次のとおりです。
- 多彩な種類とカスタマイズが可能
- コストパフォーマンスが高い
- 高度な技術と実績
メリット1:多彩な種類とカスタマイズが可能
韓国のクリニックでは、脂肪溶解注射の種類が豊富にそろっており、個々の体質や目的に応じて施術がカスタマイズされやすいです。各クリニックが独自の配合や治療法を開発しているため、患者のニーズに合った最適な施術を受けることができます。
メリット2:コストパフォーマンスが高い
韓国では美容医療の競争が非常に激しいため、日本と比べて脂肪溶解注射の価格がリーズナブルです。同じような効果を期待できる治療でも、コストを抑えながら高品質な施術を受けることができます。
メリット3:高度な技術と実績
韓国は美容医療の先進国であり、医師の技術や経験が非常に高いのが特徴です。特に脂肪溶解注射の分野では、経験豊富な医師が多数在籍し、多くの症例をもとに高度な技術で施術を行ってくれます。
韓国で脂肪溶解注射をするデメリット
韓国で脂肪溶解注射を受けるデメリットは次のとおりです。
- 言語や文化の違いによるコミュニケーションの難しさ
- アフターケアの不安
- 滞在期間が必要
デメリット1:言語や文化の違いによるコミュニケーションの難しさ
日本語対応ができない場合、医師やスタッフとのコミュニケーションに支障をきたす可能性があります。これにより、自分の希望を正確に伝えられなかったり、施術の詳細や注意事項を十分に理解できないリスクがあります。
デメリット2:アフターケアの不安
施術後に問題や疑問が生じた場合、迅速な対応や適切なフォローアップを受けることが難しい場合があります。またクリニックへ訪問して対処する必要が生じた場合、時間的にも金銭的にも負担増加につながります。
デメリット3:滞在期間が必要
施術後にトラブルが起こった場合、滞在を延長しなければなりません。その場合の滞在費用が追加で必要になったり、休みの調整が必要になるケースがあります。
韓国で脂肪溶解注射を受けて失敗・後悔しないためのポイント
韓国で脂肪溶解注射を受ける場合に、失敗や後悔しないためのポイントは次のとおりです。
- 信頼できるクリニック選び
- 術前に十分なカウンセリングを行う
- 施術後の経過に注意し、帰国のタイミングを調整
ポイント1:信頼できるクリニック選び
脂肪溶解注射は施術者の手技によっても仕上がりが異なります。口コミや実績、医師の資格を確認し、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。価格だけでなく、安全性や技術力も重視しましょう。
ポイント2:術前に十分なカウンセリングを行う
施術のリスクや期待できる効果について、医師と十分に話し合い、自分に合った施術内容を理解したうえで決定することが大切です。疑問点をクリアにしてから施術に進みましょう。
ポイント3:施術後の経過に注意し、帰国のタイミングを調整
施術後すぐに帰国せず、一定期間経過を見守ってから帰国するのがベストです。術後の腫れや炎症など、予期せぬ反応が起きた場合に対応できるよう、帰国のタイミングには余裕をもたせて調整しましょう。
韓国で脂肪溶解注射を受ける場合の流れ
韓国で脂肪溶解注射を受ける場合、以下のような流れになるのが一般的です。
- 予約
- 問診
- カウンセリング
- 施術
- アフターケア
予約は公式LINEやインスタグラム、カカオトークなどから事前にしておくと、当日スムーズに施術ができるためおすすめです。
韓国で脂肪溶解注射がおすすめのクリニック
韓国で脂肪溶解注射がおすすめクリニックをより多く知りたい人は以下の記事も参考にしてください。
※内部リンク(ブログカード)
Dr.ソンユナ美容クリニック
「Dr.ソンユナ美容クリニック」は注射による肥満解消・ダイエット治療を得意とした、狎鴎亭(アックジョン)にあるクリニックです。特許を取得した脂肪分解注射「CAT注射」が大変人気で、多くの韓国の芸能人が通院することでも知られています。また、脂肪整形に加えて肌レーザー、スキンブースターなどを行なう顔のリフトアップ施術「CATCH YOUNGプログラム」も人気です。大学病院の肥満クリニックでの勤務経験のある兄妹のソン・ギヨン院長とソン・ユナ院長をはじめとした医療スタッフが患者一人ひとりに合わせた、効果的かつ身体に負担の少ない施術を行なってくれます。
プラデン美容整形外科
「プラデン美容整形外科」は、切らずに痩せたい、若返りたい、美肌になりたいという願いに寄り添った、脂肪溶解注射&プチ整形専門のクリニックです。特に独自に開発された、脂肪溶解注射「ポッキ注射」は目に見える効果があると口コミで話題を読んでいます。リーズナブルな価格での提供に加え、カウンセリングもじっくり行ってくれるため安心して施術が受けられると、日本からのリピーターも多くいらっしゃるようです。江南(カンナム)エリアの人気スポット「カロスキル」に近く、観光の合間の施術にも大変便利な立地ですよ。
ロリポップ美容整形外科医院
「ロリポップ美容整形外科」は脂肪溶解注射などの体型管理からプチ整形、アンチエイジング、美肌管理までを一か所でできるオールインワンの美容整形外科クリニックです。日本語コーディネーターが常駐しているため、コミュニケーションに不安のある方も安心してカウンセリングを受けることができます。幅広い施術メニューが揃っており、渡韓のついでに複数の美容施術を受けることも可能です。また、院内にタックスリファンドの機械が設置されていて、その場で税金の払い戻しを受け取れるのも、嬉しいポイントです。
まとめ:脂肪溶解注射にコストパフォーマンスを求めるなら渡韓を視野にいれよう
脂肪溶解注射にコストパフォーマンスを求めるなら渡韓を視野にいれた方が良いでしょう。韓国での脂肪溶解注射は、日本に比べて低価格で高い効果が期待できます。
また、韓国ではクリニックオリジナルの脂肪溶解注射が多数あるため、自分にあった注射を豊富な選択肢の中から選ぶことが可能です。
韓国は美容大国ならではの、高い技術力と豊富な症例があります。昨今はSNSから、理想の症例を見つけられる点もうれしいポイントです。しかし、脂肪溶解注射は製剤の成分や施術者の技術によって、ダウンタイムや効果に差が生まれやすい施術といえます。
費用だけでクリニックを選ぶのは危険です。医師の経歴や口コミなどを含め、多方面から情報収集を行い、慎重にクリニックを選びを行いましょう。
信頼できるクリニックで脂肪溶解注射を受けて、理想のボディラインを手に入れてくださいね。