ソウル旅行を何度もしている方であれば「そろそろ違う場所にも行ってみたい!」と思うことも多いはず。
そこで今回はソウル以外で魅力あふれる地方都市についてご紹介します。
ぜひ次の韓国旅行の候補にしてみてくださいね。
釜山広域市(プサン)
ソウル特別市に続き、韓国第二の都市である釜山広域市(以下プサン)は外せませんよね!
日本から一番近い韓国の都市でもあり、日本と気候が似ているのも大きな特徴です。
プサンは日本の関西地域に気候や人柄など、似ている部分が多いと言われている地域なんですよ。
韓国屈指のビーチを有し、韓国の方も夏のバカンスで訪れる程人気の都市です。
☆ビーチが最高!
プサンは『海雲台(ヘウンデ)』、『広安里(クァンアンリ)』と呼ばれる2大ビーチを有しています。
大まかに分けると『広安大橋(クァンアンデギョ)』と呼ばれる大きな橋の西側に『広安里(クァンアンリ)』、東側に『海雲台(ヘウンデ)』が位置していますよ。広安大橋はプサンのビーチを象徴するものでもあり、綺麗に見たい場合には『広安里(クァンアンリ)』がおススメ。
海沿いにはビーチを一望できるカフェやレストランが集まっていますので、ゆっくりしながら海を眺めることもできちゃいます。
☆テジクッパは必須!
プサンの名物といえば豚肉のスープに茹で肉が入った『テジクッパ』。
このクッパのなかにご飯をいれ、雑炊のように食べるのが一般的です。
ソウルでもおいしいテジクッパを食べることができますが、やはり本場の味は特別!先程ご紹介したビーチ周辺にはおいしいテジクッパ屋が乱立しています。お店によって多少味も違いますので、自分の好みの味を探してみるのはいかがでしょうか。
大邱広域市(テグ)
ソウル・プサンに次ぐ、韓国第三の都市である大邱広域市(以下テグ)。
プサンの北部である慶尚道に位置しています。韓国内で最も暑い地域として知られ、『韓国のアフリカ』との異名を持つ地域でもあるんですよ。
ソウルからはKTXで2時間ほどで到着できちゃいます。
☆タロクッパって知ってる?
プサンが『テジクッパ』であれば、テグは『タロクッパ』。
地元民に昔から愛されている郷土料理で、筆者も韓国料理BEST3に入るほどお気に入りの韓国料理です。
『タロクッパ』とは牛の足を煮込んだスープにネギや大根、牛の血の塊(ソンジ)を入れたクッパのこと。説明だけ聞くと味が想像しにくいかもしれませんが、牛の強いうま味と薬味が合わさってご飯が進む味なんです。
『ソンジ』とはレバーに似た味で鉄分も豊富。体にも良いことから『ヘジャングッ(酔い覚ましスープ)』としても愛されていますよ。
☆コプチャン横丁も外せない!
先程の『タロクッパ』と合わせて有名なのが『コプチャン(ホルモン焼き)』。
そしてこのコプチャンを楽しめる店舗がずらーっと並んだ場所が『コプチャン横丁』と呼ばれているんです。どのお店も食事の時間帯になると並ばないと入れない程人気!どれを食べても絶品なので、ホルモン好きの方は必須コースですよ!
江陵(カンヌン)
『江陵(以下カンヌン)』は江原道にあり、東海岸の都市を指します。
平昌(ピョンチャン)オリンピックが開催された都市としても有名。また、海に面しているため海水浴などバカンスに訪れる人も多い地域です。
こちらもソウル駅からはKTXを利用して2時間程。日帰りで行くこともできる都市ですよ。
☆韓国ドラマ『トッケビ』&BTSアルバムの撮影地
大人気韓国ドラマ『トッケビ』の重要なシーンが撮影されたのは『注文津防砂堤』。3つほど堤防があるのですが、実際に撮影したのは1か所のみなんです。ドラマの看板が立っているので見つけやすいですよ。
またBTSの『Spring Day』のジャケット写真撮影がされたのは『香湖海辺』。こちらも観光スポットとなっており、実際にBTSが撮影したバス停はフォトスポットとして実在しています。
☆女子にはたまらない!『POST CARD OFFICE』
『カンヌン駅』からバスで25分程の場所にある『POST CARD OFFICE』は、店名通りポストカードをメインとした雑貨店。郵便局をモチーフにしたデザインの商品がたくさんあり、ポストカード以外にもトートバッグやポスター、シールなど唯一無二の雑貨がずらりと並んでいます。なかなか他の場所では手に入らないデザインですので、雑貨好きの方はぜひ訪れてみてください。
慶州(キョンジュ)
「歴史といえばここ!」と言われる『慶州(以下キョンジュ)』。
慶尚北道に位置し、街には歴史遺産が溢れています。
「韓国の歴史を感じたい!」という方にはおススメのスポットです。
ソウルからはKTXで2時間程で到着することができますよ。
☆貴重な歴史遺産がたくさん!
キョンジュには歴史遺産が非常に多く、東洋最古の天文台『瞻星台(チョムソンデ)』やユネスコ世界文化遺産として知られる『仏国寺(プルグクサ)』、豪華な宮殿『東宮(トングン)と月池(ウォルチ)』などが有名です。
特に『東宮(トングン)と月池(ウォルチ)』は夜に行くのがおススメ!綺麗にライトアップされるので、神秘的な光景を見ることができますよ。
☆『サンパッ』を食べよう!
『サンパッ』とは野菜で様々なおかずを巻いて食べることを言うのですが、キョンジュはサンパッが非常に有名。特にキョンジュのサンパッはおかずの数がかなり多いんです!量もたくさんありますし、野菜で巻いて食べるのでヘルシー。様々な韓国のおかずを楽しむことができますので、キョンジュを訪れた際にはぜひ召し上がってみてください!
全州(チョンジュ)
全羅北道に位置する『全州(以下チョンジュ)』。
キョンジュと同様に歴史と伝統が今もなお受け継がれている地域です。また、韓国料理の味も絶品と言われている地域で、韓国料理の代表作『ビビンパ』はチョンジュから始まったとされているんですよ。
ソウルからはKTXと鉄道を使って3時間程。1泊以上の日程をおススメします!
☆『全州韓屋村(ハノクマウル)』に行くべき!
700の韓国の代表家屋が保存されている地域で、チョンジュの代表的な観光地です。
伝統家屋が並ぶだけではなく、お土産屋さんや伝統家屋を生かしたカフェ・レストランが軒を連ねていますよ。
また、韓国の昔の制服をレンタルできるお店もあり、昔の学生になった気分で遊ぶこともできます。
☆限定グッズがずらり!『カカオショップ』は必見
韓国で大人気のカカオキャラクター。
なんとチョンジュには韓屋作りの店舗があるんです。さらには、他では買えないチョンジュ限定グッズもたくさん!全部ほしくなっちゃうこと間違いなしですよ。
また、店舗入ってすぐのところではチョンジュバージョンのカカオキャラクターたちがお出迎え。フォトスポットにもなっているので要チェックです!
仁川(インチョン)
『仁川(以下インチョン)』は皆さんもご存じ、仁川国際空港がある地域のこと。
しかし、空港がある場所は島になっており、インチョン市庁などがある場所は少しソウル寄りに位置しています。そのため、なかなか旅行では訪れることが少ないと思いますが、実は観光スポットがたくさん!
ソウルからも近いので、韓国の方もちょっとしたお出かけで足を運ぶことが多い地域です。
☆『インチョンチャイナタウン』で中華料理を楽しもう!
『インチョン』は韓国ではよく食べられるジャージャー麺の発祥の地。
『インチョンジャージャー麺』として有名で、「おいしいジャージャー麺を食べたいときはインチョンに行く」と言われるほどなんです。『インチョンチャイナタウン』は横浜の中華街よりは規模が小さめですが、小さな脇道などにも中華料理屋がズラッと並んでいます。
中華料理だけではなく、オシャレなカフェやフォトスポットなどもたくさんあるので、十分楽しめちゃいますよ。
☆『ウォルミパダヨルチャ』は乗車価値あり!
『ウォルミパダヨルチャ』は観光用の列車ですが、1号線『インチョン駅』のすぐ近くに駅がありますので、移動が楽ちん。1人8,000ウォンで市内・海沿いを眺めることが出来ます。
また、途中下車できる駅が3つほどありますので途中で観光することも可能。電車内にはガイドさんが同乗しており、車外に見える建物などの説明をしてくれます(ただし韓国語のみ)!
浦項(ポハン)
慶尚北道の東海岸にある都市。初めて『浦項(以下ポハン)』という名前を聞く方も多いかと思います。
慶尚北道で唯一の大都市で、韓国有数の工業都市としても発展してきた場所です。最近では人気韓国ドラマ『海街チャチャチャ』の撮影地としても有名に!ドラマ好きの方もぜひチェックしてみてくださいね。
☆『虎尾串(ホミゴッ)』を要チェック!
『虎尾串(ホミゴッ)』はポハンにあり、韓国の最北端に位置しています。
そのため、韓国で最も早く日の出を見られるので、お正月には人が殺到!また海もとても綺麗なので、日の出とのコントラストも最高ですよ。また、海の中にある手をかたどった『相生の手』という彫刻も有名。海の中にある彫刻だけにフォーカスが当てられることが多いのですが、実は海に背を向けて見てみるともう片方の手の彫刻があるんです!見ずに帰ってしまう方も多いので、ぜひ両手の彫刻を確認してみてくださいね。
☆ムルフェ(水刺身)を堪能あれ
『ムルフェ』は水刺身のことで、ポハンの名産となっています。
海岸にはおいしい店舗がズラッと並んでいますのでそちらで海を眺めながら食べるのも良し。また『チュクト市場』と呼ばれるポハンで最もにぎわっている市場でも新鮮な刺身を食べることができますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は魅力あふれる地方都市についてご紹介しました。それぞれの地域にさまざまな特徴があり、唯一無二の魅力をはなっています。それぞれの郷土料理もどれもおいしい物ばかり。韓国国内はKTXが走っており、長時間乗らなくても到着することができますので、地方にも行きやすいと思います。
ぜひ次の韓国旅行では地方都市も候補に入れてみてはいかがでしょうか。